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終末期医療を描く「勿忘草の咲く町で」福本莉子&菅生新樹が初共演で同郷トーク! 安曇野ロケも2026/06/28 12:00

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終末期医療を描く「勿忘草の咲く町で」福本莉子&菅生新樹が初共演で同郷トーク! 安曇野ロケも

 福本莉子が主演を務めるプレミアムドラマ「勿忘草の咲く町で ~安曇野診療記~」(午後10:00)が、本日・6月28日からNHK BSで放送される。また、BSプレミアム4Kでは7月26日からスタートする。

 本作は「神様のカルテ」シリーズなどの人気作で知られる夏川草介さんの同名小説が原作。安曇野にある総合病院を舞台に、看護師と医師が患者の人生に向き合い、寄り添う姿を描いたヒューマンドラマ。

 福本が演じるのは、信州松本の国立大学の看護学部を卒業し、ナースとして安曇野にある総合病院の内科病棟で働く月岡美琴。新人研修医として赴任するのが菅生新樹扮(ふん)する桂正太郎だ。

 今回が初共演となる福本と菅生に2ショットインタビューを実施。終末期医療がテーマとなる難しい作品に臨む2人の心境から、お互いの印象、そしてロケ地となった長野県安曇野の思い出までたっぷり話を聞いた。

終末期医療を描く「勿忘草の咲く町で」福本莉子&菅生新樹が初共演で同郷トーク! 安曇野ロケも

――本作は、終末期医療という難しいテーマを扱っています。原作や台本を読んだ時の印象と、どのように役を演じていこうと考えていましたか?

福本 「原作を読んで素晴らしい作品だと感じました。私は、高齢者医療や終末期医療の現状をこの作品に携わるまで詳しく知らなかったので、原作や台本を読み込んで勉強させていただきました。私が演じる美琴は3年目の若手看護師で、自分の仕事をひたむきに頑張る姿が魅力的な部分であり、そんな彼女の芯の強さを表現できたらと思いました」

菅生 「まず台本を読んで、重いテーマではありますが、みんなが人生の中で必ず経験していく大事なテーマだと思いました。自分自身もこれから高齢者医療や終末期医療に向き合う機会が多くなっていくはずで……。僕らのような若い世代が今、この題材をやるからこそ意味がありますし、伝えていきたいです」

終末期医療を描く「勿忘草の咲く町で」福本莉子&菅生新樹が初共演で同郷トーク! 安曇野ロケも

――福本さんは正太郎を、菅生さんには美琴のそれぞれの役の魅力を教えてください。

菅生 「美琴は、正太郎にとって支えになる人物です。正太郎は、新人研修医ながら医者側の判断に意見し、葛藤する場面が多々あります。でも、美琴も同じ視点を持ってくれているので、意見交換もできて、いい相談相手になってくれています」

福本 「正太郎は、最初は『変わった研修医だな』という印象から始まります。医者としては異質ですが、人としては普通の感覚を持っているのが魅力的です。“延命”か“看取り”かという問題が最終話まで描かれていくのですが、正太郎は医者側の視点ではなく、1人の人間として指導医の谷崎先生(内藤剛志)に物申すシーンがあり、そういう芯の強さがあるんだなと感じました」

――美琴と正太郎には共通している部分があるんですね

菅生 「美琴も正太郎と同じく、自分がおかしいとか何か思ったことや疑問に思ったことは物おじせず、真摯(しんし)に向き合っていくので、そこは一緒かなと思います」

福本 「あとは、2人とも優しい性格です! 実は撮影前に、2人の根底にある優しさを大事にしようっていう話が演出家さんからあって……。正太郎の柔らかい雰囲気が、患者さんやそのご家族と向き合う中で、大事な部分になっています」

終末期医療を描く「勿忘草の咲く町で」福本莉子&菅生新樹が初共演で同郷トーク! 安曇野ロケも

――福本さんは、看護師という役どころですが、具体的にどんなことを意識していましたか?

福本 「第1話に登場する長坂さん(長野博)は働き盛りの年齢で、すい臓がんを患ってしまいます。がん発覚後、長坂さんのご家族との対話が中心になっていきますが、寝たきりや会話が難しい患者さんと接していくこともあります。それぞれの当事者が納得できる形にするために、看護師として一人一人に向き合う姿勢を大切にしました」

――役作りでは、どんな思いで取り組んでいましたか?

福本 「病院の上層部に歯向かうシーンがあるんですが、原作も読み返しながら、『美琴がどんな不満を募らせていったのか』、『実際に自分だったらどう思うんだろう』ということを考えながら演じていました。私たちは、この物語の中で生きている人物の1人ではありますが、現実世界に通ずることはたくさんあると思うので、他人事じゃないと感じました」

終末期医療を描く「勿忘草の咲く町で」福本莉子&菅生新樹が初共演で同郷トーク! 安曇野ロケも

――菅生さんは研修医役ですが、改めて作品を通して学んだことを教えてください。

菅生 「作中でもありますが、病院に行ったからといって、医師は自動販売機みたいに押したら出てくるわけではなく、医師も人間なんだと改めて思いました。医師だからできることがありますが、医師としてではない部分で考えるというのを意識していました」

――作品を通して、伝えたいことや意識していた点は?

菅生 「作品の中でも登場する“人生会議”(最後の医療について家族と話し合っておく仕組み)を、ドラマを通じて皆さんに知ってもらいたいです。それから、視聴者の皆さんにも身近に感じてもらいたいので、作品が重くならないように気を付けていました。患者さんとは真剣に向き合いながらも、美琴と正太郎の掛け合いのシーンは時間がゆっくり流れていくような作品になっていると思います」

――お二人がこの作品にかける気持ちが十分に伝わりました。今回が初共演ということですが、撮影現場での印象はいかがでしたか?

福本 「まずは、地元が同じ大阪だねって話で盛り上がりました。菅生さんはすごくフレンドリーでいろんな方と話されていて、いつもどこからか菅生さんの笑い声が聞こえてきて、楽しそうだなと思って見ていました」

菅生 「そうですね、僕はいろんな方に話しに行っていました!」

終末期医療を描く「勿忘草の咲く町で」福本莉子&菅生新樹が初共演で同郷トーク! 安曇野ロケも

――福本さんの印象はいかがでしたか?

菅生 「福本さんは、常に見守ってくれる感じがあって、現場を引き締めてくれる存在でした。印象的だったのは、監督とたくさん作品について話し合っていて……。その真摯に向き合う姿が、美琴と重なる部分で福本さんのすてきなところだと感じました」

終末期医療を描く「勿忘草の咲く町で」福本莉子&菅生新樹が初共演で同郷トーク! 安曇野ロケも

――すてきな関係性がうかがえました。他に共演者とのエピソードを教えてください

福本 「内藤さんも関西出身で、現場でも関西弁で話されているんです。私は、現場で出してしまうと、セリフに影響してしまうので、なるべく関西弁で話さないように気を付けていました。それでも、コテコテの関西弁の内藤さんに引きずられそうになっていました(笑)」

菅生 「それこそ僕は、最初の本読みの段階で、第1話で登場する患者の長坂さんの名前を正しいイントネーションで言えずに、本番前には何度も何度も言ってみて、ちょっと苦労をしました(笑)」

福本 「なんて言っていましたっけ?」

菅生 「(2人でイントネーションを確認しながら)自分は標準語だと思っていたのが違うことがよくあります」

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――方言で意外な苦労もあるんですね。そして、本作の注目の一つに長野県安曇野での撮影もありました。どのように過ごされましたか?

福本 「何度かに分けて合計で12日間くらい行きました。そばがおいしかったです。あとは、馬刺しもおいしかったです」

菅生 「行きたい神社があるって言っていましたよね、行かれました?」

福本 「行けなかったんですよ……」

菅生 「僕は、安曇野の市役所に、このドラマの展示があると聞いて、お邪魔してきました。あとは、おそばもいただきました。しかし、撮影中は、なかなかたくさんのところは行けなかったですね」

福本 「そういえば、水が北アルプス由来でした。東京だとは南アルプスの水ですもんね!」

菅生 「よく気が付きましたね、もっと気にしておけばよかったです」

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――新発見だったのですね、ロケの必需品はありますか?

福本 「私は枕を持参しました。おかげでキャリーケースの半分が枕で……(笑)。使い慣れた枕なので肩こりもなく快適でした」

菅生 「僕はカメラですね。第1話を撮影したサッカー場から見える北アルプスがきれいなんです。あとは、松本城で逆さ城の写真が撮れたのがよかったです」

――お二人の素顔が垣間見えました。最後に視聴者へ向けてメッセージをお願いします。

福本 「長野の大自然が美しいのはもちろんのこと、看護師や医師、患者さん、そのご家族、いろんな視点で味わえる作品になっていると思います。いずれ自分や、自分の大切な家族が迎える死について、どう向き合っていくかということを、この作品を通して皆さんと一緒に考えていけたらと思います。ぜひご覧ください」

菅生 「長野の自然を映像美として楽しんでもらいつつ、本作は手術の描写よりも、今後の治療方針であったり、患者さんとの対話がメインで描かれており、身近に感じられる作品になっていると思います。ただの医療ドラマでないところ、そして、そこにつながる人間模様もたくさんあります。あとは、ちょっとした恋もあるので、ぜひ注目してもらえたらと思います」

――作品を楽しみしております。ありがとうございました。

【プロフィール】
福本莉子(ふくもと りこ)
2000年11月25日生まれ。大阪府出身。16年、第8回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリと集英社賞をダブル受賞。2018年に、映画「のみとり侍」でスクリーンデビュー。主な出演作は、ほかに「消えた初恋」(テレビ朝日系/20年)、「トリリオンゲーム」(TBS系/23年)「ストロボ・エッジ」(WOWOW/25年)などがある。また、主演を務める映画「時給三〇〇円の死神」が今年10月に公開される。

菅生新樹(すごう あらき)
1999年8月26日生まれ。大阪府出身。2022年より俳優としての活動を開始。「凋落ゲーム」(フジテレビ系/23年)で初主演を務め、その後の出演作には、「下剋上球児」(TBS系/23年)、連続テレビ小説「おむすび」(NHK総合/24年)などがあり、連続ドラマW 池井戸潤スペシャル「かばん屋の相続/芥のごとく」(WOWOW/25年)や「人は見た目じゃないと思ってた。」(テレ東系/26年)では主演を務めた。また、「俺たちの箱根駅伝」(日本テレビ系/26年)に駅伝ランナー役で出演が決まっている。

【番組情報】

終末期医療を描く「勿忘草の咲く町で」福本莉子&菅生新樹が初共演で同郷トーク! 安曇野ロケも

プレミアムドラマ「勿忘草の咲く町で~安曇野診療記~」
NHK BS
6月28日スタート
日曜 午後10:00~10:45
BSプレミアム4K
7月26日スタート
日曜 午後10:00~10:45

取材・文/S.Kirinuki

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