ささきいさおが「鶴瓶のええ歌やなぁ」に登場。響き渡る「宇宙戦艦ヤマト」はじめ名曲の数々に感動2026/04/13 12:00

笑福亭鶴瓶さんと八木亜希子さんがゲストと語らい、名曲に隠された秘話やプライベートまで“歌”と“人生”を深掘りする大人のトーク&歌謡番組鶴瓶のええ歌やなぁ」(BS11 毎週木曜午後8:00)。ささきいさおさんをゲストに迎えた4月16日の放送の見どころ、聴きどころをたっぷりご紹介します。
昨年デビュー65周年を迎えた“アニソン界の大王”ささきいさおさんが来店。SFアニメの金字塔「宇宙戦艦ヤマト」主題歌をはじめ、昭和の少年少女の胸を熱くさせたアニソンの名曲の数々を披露します。

83歳になった今なお精力的にライブステージに立ち続けるささきさんですが、昨年1月には大病を患い、歌うこともすぐにはままならぬ状態に。そこから奇跡的な回復を遂げたばかりか、若い頃と変わらぬ豊かな声量と美声にはMC2人もただただ驚愕(きょうがく)するばかりでした。
スタジオトークでは唯一無二のバリトンボイスを確立させるまでの苦労や、切磋琢磨(せっさたくま)したアニソン御三家の絆、名曲の誕生秘話など、日本が世界に誇るアニソンの神髄に迫る貴重なエピソードが明かされます。
トークここが見どころ1
盟友にしてライバルだったアニソン御三家

1970年代に巻き起こった第1次アニソンブームをけん引。やがて水木一郎さん、子門真人さんとともに“アニソン御三家”と称されるようになったささきさんですが、「そもそも当時はアニソンを歌う男性歌手がその3人しかいなかった」と振り返ります。
さらに「宇宙戦艦ヤマト」主題歌は、もともと子門さんが歌う予定だったという秘話にMC2人もびっくり。「子門さんの仕事だいぶ取ったんとちゃいますか」とちゃちゃを入れる鶴瓶さんに、「僕も結構、子門さんに取られていますから(笑)」と、本当は歌いたかったという特撮ソングを明かします。
現役で歌い続けるアニソン御三家がご自身だけになった今、「次の世代にも聴き継いでもらいたい」と盟友たちとの思い出をしみじみ語ります。
トークここが見どころ2
沖縄民謡から「たいやきくん」まで、ヤマト主題歌誕生の紆余(うよ)曲折

フルオーケストラによる重厚なサウンドとささきさんの低音ボイスが見事に融合した「宇宙戦艦ヤマト」主題歌。地球を救う旅立ちの決意や別離、希望、愛がつづられた歌詞も心を揺さぶる、言わずと知れた不朽の名作です。
ところが、ささきさんの最初の印象は、「変な歌だなあ」というものだったそう。というのも、レコーディング前に渡された楽譜の記号が間違っており、そのまま歌ったところ「沖縄の歌みたいな感じ」になってしまったのだとか。
そもそも子門さんが歌うはずだった「ヤマト」主題歌ですが、「キーを下げたい」というプロデューサーの意向からささきさんに白羽の矢が。日本の軍艦をモチーフにした作品だけに「日本語を明瞭に歌える」ことも条件で、「子門さんは『ヤマト』を『イャアムゥアトゥオウ』って歌っちゃったらしいんですよね」と「およげ!たいやきくん」でもおなじみの“子門真人節”でヤマトを再現。沖縄民謡風の“とにかく明るいヤマト”とともに、名曲の意外なアレンジ(?)でMCの2人を大笑いさせます。
トークここが見どころ3
愛のあるイジリと圧巻の歌唱力で継承する盟友の楽曲
「マジンガーZ」でおなじみのアニソン界の帝王・水木一郎さんとは若い頃から晩年まで数多くのステージを共にしてきた盟友ですが、ささきさんが先輩。ライブではしばしば「お前は、足は短えのに話は長えな」と、ささきさんが水木さんにツッコミを入れることもあったそう。そんな愛のあるイジりを「水木の奥さんも喜んで、お通夜でも語り継いでほしいと頼まれました」と“大王”と“帝王”の絆を明かします。
2022年12月6日に水木さんが亡くなってからは「誰かが歌い継がなければ忘れ去られてしまう」と、水木さんの楽曲をライブで披露する機会も増えているといいます。また「ヤマトも誰かに歌い継いでほしい」と次世代にバトンをつなぐ思いも語りますが、「なかなかキーの合う歌手がいない」のが悩みどころ。鶴瓶さんの「まだまだ歌いなはれ」という一言にうなずく視聴者は多いはずです。
トークここが見どころ4
伝説の特撮エンディング曲の決め手はプレスリーの息遣い!?
幾多のアニソンや特撮ソングを歌ってきたささきさんですが、主題歌よりもエンディングテーマのほうが「お気に入りが多い」そう。番組の“顔”として勢いが必要なオープニングテーマに対し「エンディングは余韻を漂わせるなどの冒険できるから」というのがその理由。「秘密戦隊ゴレンジャー」のエンディングはエルビス・プレスリー風に歌ったことを明かします。
独特の息遣いを盛り込んだその歌唱に「子ども番組にしては色っぽすぎるのでは」と奥さまから指摘されたと笑うささきさん。「でも落語家も色気は大事ですよね」と水を向けると、鶴瓶さんも深く賛同していました。
SET LIST

「宇宙戦艦ヤマト」1974年
作詞:阿久悠 作曲:宮川泰
初期代表曲の一つ。オリジナル版のインパクトが強いためか、人気や知名度のわりにカバーする歌手が少ないことでも知られます。
○「プロデューサーからは『哀愁を込めて』、宮川先生からは『勇敢に』という真逆な注文に何パターンもレコーディング。喉も疲れ果てた頃に『その悲壮感がいい』とOKが出たという実に苦労した曲です」(ささきさん)
○「この声や。やっぱりヤマトはささきさんの歌じゃないと」(鶴瓶さん)
○「夫がこの曲を聴くたびに涙を流すんです。男子は余計、胸に迫るものがあるのかもしれないですね」(八木さん)
「銀河鉄道999」1978年
作詞:橋本淳 作曲:平尾昌晃
ヤマトに続いてミリオンセラーを記録。持ち前のバリトンボイスで壮大な宇宙ロマンと旅情を歌い上げ、視聴者を作品の世界に誘いました。
○「作曲の平尾さんはロカビリー時代の先輩です。注文もあまりなく自由に歌わせてもらえたのは、ヤマトのヒットのおかげもあったのかもしれません」(ささきさん)
○「あの頃はみんなメーテルにほれていましたね。僕もあんな美女どこにおるんやってしばらく探しました」(鶴瓶さん)
「秘密戦隊ゴレンジャー」1975年
作詞:八手三郎 作曲:渡辺宙明
スーパー戦隊シリーズ第1作のエンディングテーマ。ささきさんは堀江美都子さんとともに本作の主題歌も担当しています。
○「特撮ソングもたくさん歌いましたね。実写でそこで生きて戦う者たちの悲哀や情感に、アニソンとはまた違った歌いがいがありました」(ささきさん)
○「ウッチャンナンチャンのナンチャン(南原清隆さん)が替え歌を歌っとったのを覚えていますわ。『ナンバラバンバンバン』って」(鶴瓶さん)
「行け行け飛雄馬」1977年
作詞:東京ムービー企画部 作曲:渡辺岳夫
鶴瓶さんリクエスト曲のTVアニメ「新・巨人の星」主題歌。MCの2人もノリノリで腕を振って大合唱となりました。
○「通常、ソロとコーラスは別々に吹き込むのですが、みんなで歌ったほうが盛り上がるということで一緒に録音しました。そのためカラオケではコーラスの向こうに僕の声も交ざっているんです」(ささきさん)
○「ほんま大きな声やね。カラオケでも消せなかったんやろうな」(鶴瓶さん)

「おまえに」1972年
作詞:岩谷時子 作曲:吉田正
“魅惑の低音”と称されたムード歌謡歌手・フランク永井さんのカバー。ささきさんは、本作の作曲家・吉田正さんの遺作「雪の慕情」もオリジナル歌唱しています。
○「フランク永井さんは歌のお手本。吉田先生に直談判してレッスンをつけていただいたこともありました。アニソンとは違うジャンルを番組で披露できてうれしいです」(ささきさん)
○「名曲やなあ。そしてこれを歌いこなせるささきさんもさすがや」(鶴瓶さん)
「ゲッターロボ!」1974年
作詞:永井豪 作曲:菊池俊輔
数多く歌ってきたロボットアニメ主題歌の中から八木さんがリクエスト。
○「軽くでいいので歌っていただければとリクエストしたところ、全力で歌っていただいて……恐縮です」(八木さん)
○「軽くって失礼やろ!」(鶴瓶さん)
○「いやいや。僕の歌はなかなか軽く歌えるのがないんですよ(笑)」(ささきさん)
「君の青春は輝いているか」1987年
作詞:ジェームス三木 作曲:三木たかし
テレビアニメ「超人機メタルダー」主題歌で、作詞は大河ドラマも多数手がけた脚本家・ジェームス三木さん。中川翔子さんなどアニソンファンから熱い支持を受ける名曲です。
○「お説教がましいと感じる人がいるかもしれない歌詞ですが、それだけに鼓舞されるものがあるんでしょうね。昨年行われたジェームス三木先生をしのぶ会で配られた小冊子にこの歌詞が印刷されていて、それだけこの歌詞を大切にされていたんだなと思いました」(ささきさん)
After Talk ささきいさお

──本日は7曲も生歌唱。スタジオに響き渡る声量と変わらない歌声に、鶴瓶さんが何度も「口パクじゃないですよね」と首をひねっていました。
「僕の歌は口パクで合わせるほうが難しいんです(笑)。ましてやあんなに(MCの)間近で歌うわけですから、なかなかごまかしは利かない。これだけたくさん歌わせてもらえる番組も滅多にないですし、光栄な1日でしたね」
──収録を終えて、特にどの歌が印象に残っていますか?
「やはり1曲目の『ヤマト』は国歌斉唱みたいなもので、コンディションがよくないと歌ってはならないという気持ちがあるんです。そういう意味では今日は声がよく出てよかったですね。本当は最後の曲が一番歌うのがキツい曲だったんですけど、1曲目から飛ばしすぎました(笑)。ライブでも最後に重い歌を持ってきて、ヘトヘトになることはよくあるんですけど」
──今年も恒例のライブイベント「スーパーロボット魂」の出演が控えています。大病を経験されてなお、ステージで歌い続けていらっしゃるその原動力はどこから来るのでしょうか。
「いっぺん死にかけてから余計に感じるのは、自分の力で歌っているというよりは、誰かがエネルギーを注いでくれているということなんです。その誰かというのは、先祖だったりするのかもしれないけれど」
──今日のトークでも、「ヤマト」主題歌を授けてくれたのは海軍主計総監だった曽祖父かもしれないとおっしゃっていましたね。
「そうですね。それからやっぱり聴いてくれる人たち。今日も『ヤマト』を全力で歌い切れたからもういいやと思ったんですけど、鶴瓶さん、八木さんがノリノリで聴いてくれたおかげで最後までエネルギーを保つことができました。今はもう1曲1曲歌えることに感謝しかないですね」
After Talk 笑福亭鶴瓶&八木亜希子

──まずは、ささきさんの生歌唱を間近で聞かれて、いかがでしたか?
鶴瓶 「1曲目からびっくりしましたよ、あのパワフルな歌声に。収録前に(ささきさんの)奥さんから聞いたんですけど、(大病を患った)去年初めごろにはもう歌えないんじゃないかって時期があったって。そんな信じられます?」
八木 「しかもあの頃にテレビから流れてきた歌声そのままで。私は結構リアルタイムのアニソンも多かったので、ソファの隣で聴きながら、時が巻き戻っていくような感覚がありました。『これって現実?』みたいな」
──特に心に響いた“ええ歌”はどの曲でしたか?
八木 「私はつい最近も劇場版の最新作を見ていたこともあって、やっぱり『宇宙戦艦ヤマト』ですね。壮大な曲と歌詞、そしてささきさんの歌声というまさに三位一体の曲だということを、生で聴いて改めて実感しました」
鶴瓶 「最後の『君の青春は輝いているか』もよかったよね。83歳のささきさんが青春を問うからこそ励まされるものがあって。作詞がジェームス三木さんというのも驚きました。あの頃、アニソンはほんまにすごい人たちが書いてはったんやなと」
──最後にささきさん登場回の見どころを教えてください。
鶴瓶 「見どころって、あのささきいさおが生で歌うんですよ。これ以上の見どころはありますか」
八木 「あえて言うならば、ささきさんの生歌唱をお聴きになったことのない方にはぜひご覧いただきたいですね。83歳の今もステージでファンを熱狂させているその理由がきっと分かると思います」
鶴瓶 「存在そのものが生きる力って、ああいう人のことを言うんやろうね。そんな人をお呼びして、あれだけたっぷり歌ってもろて。『ええ歌やなぁ』を超えて、ほんまに『ええ番組やなぁ』って自画自賛させてもらいます」
【番組情報】
「鶴瓶のええ歌やなぁ」
BS11 毎週木曜 午後8:00~8:57
※ささきいさおゲスト回は、4月16日放送
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