風間俊介「ピクサーの世界展」日本初上陸に興奮!“逃してなるものか”の360度没入体験2026/03/09 10:00

「フォトスポットというより、観光」。スペシャルサポーターに就任した風間俊介は、「ピクサーの世界展」をそう言い切る。
世界7か国9都市を巡回し、累計350万人以上を動員してきた没入型体験イベント「ピクサーの世界展(Mundo Pixar Experience)」が、3月20日、日本・東京に初上陸。会場は東京・豊洲のCREVIA BASE Tokyoで、「トイ・ストーリー」「カーズ」「モンスターズ・インク」「インサイド・ヘッド」「ファインディング・ニモ」「リメンバー・ミー」など、13種類以上のピクサー作品セットが3500m²超の空間に広がる。
幼い頃からディズニー作品に親しみ、ピクサーへの愛も深い風間。彼が口にするのは、単なるスケールの話ではない。「カールの家に入るなら、“お邪魔します”になると思う」。その言葉の端々に、作品世界を大切にしてきた風間ならではの視点がにじんでいた。
――スペシャルサポーターへの就任、まずその第一声を聞かせてください。
「就任した、というよりも、ちょっと別の角度になってしまうんですけど、このお話をいただいた時に、まず、『ピクサーの世界展』が日本に来るという話に狂喜乱舞しました。皆さんよりも一足先にその朗報を聞いて、うらやましくて仕方がなかったんです。あの『ピクサーの世界展』が日本に来ることが確定したという事実に、とにかく大喜びしていました」

――ファンとして喜ぶ気持ちの一方で、サポーターとして届けたいことは何でしょうか。
「多くの人に魅力を伝えたいという気持ちはもちろんあります。ただ、もうみんなピクサーが大好きじゃないですか。だからこそ、『ピクサーの世界展』が開かれていることを『知らなかった』という人が日本中に一人もいないようにしたいと思ったんです。もちろん諸事情で会場に来られない方もいらっしゃるとは思うんですが、『開催されている』ということや『開催期間がいつまでなのか』といった情報を、誰もがきちんと知ることができるような伝え方ができたらいいな、と」
――ブラジルなど海外での開催映像や写真もご覧になっていたそうですね。どんなところに「これはすごい」と感じましたか?
「最大級の展示規模とスケールで、ブラジルのピクサーファンの方々が発信していた映像や写真が、あまりにもすご過ぎて。『なんだこれは』と思っていました。日本に来てくれないかな、と願い続けていましたね。今の自分が、あの頃の自分に『大丈夫、大丈夫。落ち着きなさい。ちゃんと日本にも来ますよ』って教えてあげたいです(笑)」
――そもそも、風間さんとピクサー作品の出合いはいつ頃ですか?
「最初に見たのは1998年公開の『バグズ・ライフ』だと思います。当時は、ディズニーが徐々にコンピューターグラフィックスを導入し始めていた時期で、スポット的にCGが使われていました。そんな中で、フルCGの作品というのはとても新鮮でした。『バグズ・ライフ』も素晴らしかったですが、やはり世の中にその力を知らしめたのは『トイ・ストーリー』だと思います」
――「トイ・ストーリー」のどんな部分が、特に衝撃でしたか?
「当時はテレビゲームなどで3D表現はありましたが、どこか滑らかさに欠ける時代でした。それなのに、『トイ・ストーリー』では、あれだけ滑らかな表現ができるんだということに衝撃を受けました。今は多くの作品でコンピューターが使われる時代になりましたが、ずっと3Dや立体表現にこだわり続けてきたのがピクサーです。今回の展示では、その世界に自分たちが入り込み、キャラクターを360度から見たり、自分自身が立体的な世界に囲まれたりすることができる。それは作品の中に入っていく喜びでもありますし、『ピクサーは昔からこれをやってきたんだよね』という意義を、改めて体感できる機会になるんじゃないかと思っています」

――実際に会場に入ったら、まずどの作品世界に飛び込みたいですか?
「大前提として、全部なんですけど(笑)。その中で挙げるなら、『カールじいさんの空飛ぶ家』と『レミーのおいしいレストラン』ですね。特に『カールじいさんの空飛ぶ家』は、どうやら家の中に入れるらしいと聞いていて。カールとエリーの思い出が詰まったあの家に入れるなんて、どう表現したらいいのか……」
――「家に入る」という体験は、ほかの展示とはまた違う感覚がありそうですね。
「人の家に入るって特別なことじゃないですか。家主が『どうぞ』と招いてくれないと入れない場所。しかもカールにとって、家に人を招くというのはきっと本当に特別なことだと思うんです。だから、ほかの展示は『わぁ~』と入っていける感覚かもしれないけど、カールの家は、きっと『お邪魔します』っていう体感がある。作品の中のセットというより、“家を訪ねる”体験になるんじゃないかと。それがすごく楽しみです」
――アンディの部屋やレミーの世界など、“サイズ感”が変わる体験への期待はいかがでしょう。
「『トイ・ストーリー』ではアンディの部屋に行ける。自分たちが、おもちゃのサイズになって、360度アンディの部屋に囲まれる体験ができるのは最高ですよ。世界のパークでもアンディの部屋を体験できる場所はありますが、あそこまでのスケールではない。そういう意味でも楽しみですし、『レミーのおいしいレストラン』の世界に『レミーのサイズ』で入れるというのも、ないわけではないけど、そんなに多くはない体験です。だからこそ、レミーの世界もめちゃくちゃ楽しみにしています」
――「ピクサーの世界展」ならではの面白さはどこにあると思いますか?
「フォトスポットって、今までもいろいろあったと思うんです。でも多くは、いわば180度。カメラを向けた側だけで完結するものがほとんどでした。今回の『ピクサーの世界展』は、自分の背中側まで360度すべてが作品なんです。完全にその世界に包まれる。これは、ある種“観光”に近い体感だと思っています。観光地に行った時って、カメラを向けていない側も含めて、世界観に浸れますよね。それと同じ感覚。フォトスポットというより、“その世界を観光する”体験です」
――その“観光”の記録として、写真もたくさん残したくなりそうですね。
「そうなんです。写真との相性が良すぎるんです。ただポーズを取って撮るのではなく、その世界の登場人物と同じような行動ができるかもしれない。例えば、カールの家のソファに座るとか、アンディの部屋でおもちゃみたいにベッドの柱に寄りかかるとか……。もちろん、むちゃは絶対に駄目ですけど(笑)。でも、キャラクターたちと、“共に行動したらこうなるよね”という瞬間を写真に残せる可能性がある。旅に出て写真を撮り、あとで見返して思い出になるように、この世界を“旅した証”として残せる。それが1、2作品だけでもすごいのに、何作も体験できる。これは、逃してなるものか、と強く感じています」

――これまでも、ファンはすでにさまざまな没入体験をしてきていると思いますが、それでも今回の期待値が高い理由はどこにあると思いますか?
「まずはスケール感ですね。僕はファンタジーが大好きなんですが、同時にすごくリアリストでもあって。この世界に魔法がないからこそ、魔法を作ろうとする人たちの努力が素晴らしいと感じているんです。日本は土地の確保も簡単ではないですし、一角だけでも素晴らしいフォトスポットを作ること自体が本当に大変で、いとおしいことだと思っています。その中で、『フォトスポット』ではなく、360度その世界を現実に持ってくるというスケール感。これはなかなか体験できるものではありません」
――この体験を、誰と共有したいですか?
「これを読んで、今、僕の話にすごい勢いでうなずいてくださっている方がいたら、その人たちと一緒に、とは思いますけど……。正直、行った後に絶対に“経験した人”と話したくなると思うんですよ。ちょっと公の場で使う言葉じゃないかもしれないですが、『やばかったよね』というトーンで(笑)。一緒に行くかどうかよりも、体験したあとに語り合える人がいることのほうが大事かもしれない。1年後でも、10年後でも、『あれは、やばかった』って言い合える体験になると確信しています。その日のために、感想を全部脳に刻みつけておきたいですね」
――一度では収まらない、リピートしたくなる体験になりそうですね。
「きっと、帰ってきてから反省するんです。『あの時、あれがやれたはず』って。でも1度でもいいですし、2度、3度でもいい。実際にその世界の中に入ったら、予定していたことが真っ白になる人もいると思いますし、逆に予定していなかったことをしたくなる人もいる。でも、1回だけという人の気持ちも分かる気がするので、そこは自由でいいと思います」
――最後に、開催を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。
「本当に最大規模の展示が待っています。これまで作品の世界に行って写真を撮る体験はあったかもしれません。でも、このスケール感はなかなか来ない。イベントって、いつも『まだ大丈夫かな』と思っていると、最後に『あっ』となるんですよね(笑)。だから、今これを読んだ時点で計画を立て始めるのがおすすめです。みんなで、最高にありがたくて、最高に幸せな体験を、感謝しながら享受したいですね!」

【展覧会概要】
「ピクサーの世界展」あなたが夢見た物語の世界へ
[開催期間]3月20日~10月12日
[開館時間]午前10:00~午後8:50 ※最終入場 午後7:00
開催日により、午後10:50まで延長 ※最終入場 午後9:00
休館日:各チケットサイトカレンダーにてご確認ください。
[開催場所]CREVIA BASE Tokyo(クレヴィアベース トーキョー)
〒135-0061 東京都江東区豊洲6-4-25
※詳細は公式サイトまで。
取材・文/斉藤和美
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