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「俺たちバッドバーバーズ」中島歩&草川拓弥、異色バディ演じる2人の関係性は「ボケとツッコミ」2026/02/06 18:00

「俺たちバッドバーバーズ」中島歩&草川拓弥、異色バディ演じる2人の関係性は「ボケとツッコミ」

 阪元裕吾さんが脚本・監督を務め、テレビ東京とタッグを組んだ「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」に続く、2度目のオリジナル連続ドラマ「俺たちバッドバーバーズ」(金曜深夜0:42)が現在放送中。中島歩草川拓弥がダブル主演を務め、“理容室”を舞台に、新感覚のアクションコメディーを描いている。

 主人公は中島演じる元美容師の日暮歩と、草川演じる理容師であり“裏用師(リヨウシ)”という裏の顔を持つ月白司の異色バディ。真夏に挑んだ撮影の日々を振り返ってもらったほか、互いの印象や関係性、阪元監督とのエピソードなどを語ってもらった。ドラマ中盤以降の見どころ、“食”にまつわるこだわりの話題なども。

――お二人は今回が初共演となります。劇中はもちろん、記者会見時なども名バディぶりを披露していましたが、お互い第一印象はいかがでしたか? また、今のお二人の関係性を言い表すなら?

草川 「最初は怖かったです(笑)。読み合わせの時に初めてお会いしたのですが、その段階からキャラクター設定のお話をはじめ、作品の構成、2人の関係性に対する思いなどを熱く語ってくださって。それがうれしかったのと同時に気が引き締まりましたし、現場に入る前からあそこまで熱く語る方とはこれまでお会いしたことがなかったので、いろいろな意味で“怖い!”と(笑)」

中島 「言い訳なのですが……面白い作品にしたいけれど、僕の意見を押し付けてはいけないし、草川くんからもいろいろアイデアを聞けたらいいなと思って、初対面からズケズケ話しかけてしまったんです。その結果、怖がらせてしまったという」

草川 「今となれば、あの瞬間がなかったらここまでいい作品にはならなかっただろうなと思います。今の関係は……中島さんがどう思われているか分からないのですが、僕としてはうまく“ボケとツッコミ”が成り立っているかなと。ツッコむのも“怒られたらどうしよう”と少し怖いですが(笑)、すごく優しい方なので、いつも広い心で受け止めてくれます」

中島 「怒らないよ(笑)。草川くんは初対面の時からとにかく真面目で、しっかり作品に向き合ってくれる方なのだろうなと思ったのですが、まさにその通りでした。それこそボケとツッコミじゃないですが、僕は撮影中、割と自由にやりたい放題でふざけていたのですが、草川くんはそんな僕の手をしっかり引いてくれて(笑)」

「俺たちバッドバーバーズ」中島歩&草川拓弥、異色バディ演じる2人の関係性は「ボケとツッコミ」

――撮影時以外も“ボケとツッコミ”のような会話を繰り広げていたのでしょうか?

草川 「撮影がない時はそんなに……」

中島 「繰り広げていないよね」

草川 「はい。中島さんは切り替えがすごいんです。今は落ち着いていますが、日暮になると本当に人が変わって」

中島 「ね。怖いよね(笑)」

草川 「今日コメントを撮ったのですが、久しぶりに日暮の声を出したそうで、早い段階で“声が枯れそう”と言っていて(笑)。当時、それくらいの熱量を持って日暮を演じていたのだなとあらためて敬意を感じました」

中島 「そうなんです。なので、カメラが回っていない時は静かにしていて」

草川 「充電されていましたよね」

中島 「暑くて具合が悪かったのもある(笑)」

草川 「確かに。暑さとの戦いも大変でした」

――今後アクションシーンがどんどん本格化していくのも見どころの一つです。撮影中、苦戦したシーンなどを教えてください。

中島 「大変だったのは、やっぱり暑さ。アクションシーンを撮影する場所が屋上の時があって、逃げ場もなかったので、このシーンは特に大変でした」

草川 「日陰がなかった上に、床が白かったので照り返しもすごかったんです。あと、お借りしていた理容室のエアコンが、人の出入りが多くてあまり機能しなかったので、もう普通に立っているだけで汗が……暑さとの戦いが一番大変だったかなと思います(笑)。朝から晩までハードなシーンが続く日も多かったので、エネルギーを充電しつつ、カメラの前でそれを発散して、ということの繰り返しでした」

「俺たちバッドバーバーズ」中島歩&草川拓弥、異色バディ演じる2人の関係性は「ボケとツッコミ」

――それでは、逆に楽しかったことを挙げていただくと?

中島 「撮影の前に“段取り”というお芝居を作っていく工程があるのですが、僕はこの時間が楽しかったかな。みんなでいろいろアイデアを持ち寄って、“こうしよう、ああしよう”と話している時間が面白かったです」

草川 「中島さんがいつもいろいろな提案をしてくださって。僕もそれに乗る形で、“それが来た時に何ができるかな”と考えながらやっていました。阪元さんも僕らのアイデアに“いいですね”と乗ってくださる方で、すごくやりやすい環境でお芝居ができていた感覚があります」

――中島さんは主演として、積極的にアイデアを出そうと意識されていたのでしょうか?

中島 「それもありますが、作品を面白くしたいというのと、どの部署からもアイデアが出てきたらいいなと思って。現場で思い付くことというのは、台本を何倍も膨らませることにつながりますし、思い付いたことをとにかくやってみることで、最も効果的なものを生み出したかった。制作に対しての僕の取り組み方を試したかった、というのもあります」

「俺たちバッドバーバーズ」中島歩&草川拓弥、異色バディ演じる2人の関係性は「ボケとツッコミ」

――現在、第4話まで放送され、新感覚のバディの奮闘ぶりが大きな話題を呼んでいます。お二人は完成した映像を見た時にどう感じられましたか?

草川 「いい意味で大丈夫かな、と(笑)。深夜にこんなにカロリー高いものをお届けして……」

中島 「皆さん眠れなくなっているんじゃないかな」

草川 「放送が金曜日で良かったなって思います」

中島 「次の日ゆっくり寝られるからね(笑)」

草川 「たぶん皆さん“これはなんだ?”と、一度咀嚼(そしゃく)する必要があると思うんです。このバディもそうですが、他のキャラクターも個性や癖が強過ぎて、普通の人がいないので(笑)。でも、それがうまくまとまっているのが不思議なんですよね」

中島 「想像以上に面白くなっていて、僕自身、同じ回を何回も見ちゃったり。はやったらいいなと思っているので、ぜひよろしくお願いします」

――阪元監督らと撮影に臨んだ日々の中で、印象に残っている言葉やディレクションがあれば教えてください。

草川 「今回のアクションはキャラクター寄りといいますか、見せることを意識しているので、“月白ムーブ”や“必殺技”があって。伏線的に、理容室での何げないシーンや会話劇が始まる前などにも、少しアクションの動きを入れているんです。そういう細かいところは阪元さんのアイデアで、“この先の展開でこの動きをする予定があるから、ここでちょっと入れてみない?”と。伏線にもなりますし、面白みがあってすてきだなと思って、このご提案をいただいた時はすごくワクワクしました」

「俺たちバッドバーバーズ」中島歩&草川拓弥、異色バディ演じる2人の関係性は「ボケとツッコミ」

――草川さんは阪元監督と「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」ぶりのタッグとなります。本作における監督との撮影の日々はいかがでしたか?

草川 「テストや本番の時、モニターを満面の笑みで見ている阪元さんを見るとすごく救われるといいますか。“あなたがその顔で見てくれているなら、もう怖いものはないな”と思えるんです」

中島 「実はあれが一番の演出かもね。阪元さんを喜ばせるためにやっている気になってくるというか」

草川 「阪元さんはなかなか言葉でたくさん伝えるタイプではないので。でも、段取りの段階から誰より笑って楽しまれている姿を見ると、ご自身が書かれた脚本を僕らがよりいいものにできているのかなとうれしさを感じますし、“さらにやってやるぞ”という気持ちが芽生えます」

――今後、中盤以降で注目してほしい見どころを教えてください。

中島 「風磨(原田琥之佑)と3人の関係も楽しくなってきます。風磨イジりみたいなところもそうですが、日暮は裏用師の仕事に油が乗ってくる頃ですね」

草川 「風磨イジりしかり、(4話で)風磨をうちに引き取るシーン、実は台本と全然違う流れでしたよね。風磨にもいろいろセリフを変えてもらったりして……それを今ふと思い出しました」

中島 「そうだ。あと、シチュエーションがどんどん幅広くなっていくよね。芸能界編が登場したり。3~4話に登場した坪倉(由幸)さんのベタな悪党しかり、今後もゲストの皆さんが出てくるシーンは面白いこと間違いなしです」

草川 「あと、月白が日暮を巻き込んでいるはずなのに、気付いたら逆に巻き込まれていることも(笑)。中盤は特に、芸能界編ではそういうシーンが登場するかなと思います」

中島 「日暮が走り出すよね、割と」

草川 「そうなんですよ。日暮は自ら戦うことは一旦置いておいて(笑)、とにかく守りたい、救いたい一心で何も考えずに猪突(ちょとつ)猛進するので。そういうてんやわんやも中盤の面白さだと思います」

中島 「だんだん2人の関係性が出来上がってくるしね」

草川 「もう一つキーになるのは“食”じゃないですか? (2話では)カップ焼きそばの下にロールキャベツが入っていたりもしましたが(笑)。“食”がこの後にもつながっていくので、食事シーンにも注目していただきたいです」

「俺たちバッドバーバーズ」中島歩&草川拓弥、異色バディ演じる2人の関係性は「ボケとツッコミ」

――“食”で言うと、月白はカップ焼きそばを生卵に浸してすき焼きのように食べますが、お二人はご自身なりの“食”の楽しみ方はありますか?

中島 「カップうどんは、お湯を入れて10分ぐらい置きます」

草川 「ええっ!? ふにゃふにゃじゃないですか?」

中島 「確かにふにゃふにゃだけど、同時にふっくらしてくるからね。ちまたでもやられている食べ方で、決して僕が変わっているわけではないです」

草川 「僕はこれと言って何もなくて……。あえて言うなら、カレーをカツカレーにして食べられなくて、カツとカレーでそれぞれ食べたいタイプ。あと、食べ方のこだわりで言うと、サラダを一番最初に全部食べて、最後に納豆を食べます(笑)」

――お二人がこの作品に感じる魅力、視聴者の方に伝えたい思いとは?

中島 「物語もそうですし、キャラクターたちも遊び心にあふれているところ。いい意味でばかばかしくて、自由で、作品全体がのびのびしているところが魅力かなと思います」

草川 「日暮のセリフってすごくストレートなものが多くて、最近の時代にあまりない情熱を感じるんです。それを見た時に、クスッと笑って心が救われる人がいる気がしていて。ただただめちゃくちゃで面白いだけのドラマじゃないというのが、僕が実は届けたいところであり、受け取っていただきたいところでもあります」

「俺たちバッドバーバーズ」中島歩&草川拓弥、異色バディ演じる2人の関係性は「ボケとツッコミ」

――お二人の初対面時、作品のことや関係性のことなどを熱く語ったとおっしゃっていましたが、今振り返って思い描いた通りになりましたか?

中島 「僕、当時日暮と月白の関係性を思い浮かべた時に、うっとうしいお母さんと思春期の高校生男子みたいだなと思ったんです。それで、草川くんにも『お節介なお母さんと息子のイメージかな?』みたいなことを話していて。でも、いざ撮影が終わって振り返ると、男同士の友情、熱いバディを描けた感じがします」

草川 「そうですね。序盤の方はそれこそ母親と高校生のような感じですが、過去にいろいろなことを抱えていた月白が日暮と出会い少しずつ成長し、経験を重ねたことでバディになれたんじゃないかなと思います」

――最後に、月白は“300万円”で依頼人の乱れた人生を整え、髪を切るのが仕事です。お二人がご自身の人生を整えるなら、“300万円”で何をしたいですか?

中島 「腰痛を治したい(笑)。体を整えたいです。あと、エステもいいですね。300万円分の時間のエステ」

草川 「すごそう。オプションにオプションを重ねまくらないと(笑)」

中島 「何が起きるんだろう。300万円オプションを付けてみても、最後まで何が何なのか分からなさそう(笑)」

草川 「僕は他のところでもお話ししているのですが、サッカーが好きなのもあり、海外旅行に行きたくて。現地で観戦して、熱を感じたいです!」

「俺たちバッドバーバーズ」中島歩&草川拓弥、異色バディ演じる2人の関係性は「ボケとツッコミ」

撮影現場REPORTも到着!

 TVガイドWebでは、月白理容室での撮影にも潜入。千葉に実際に存在するレトロな理容室で撮影が行われていました。その日は早朝からポスター撮影を行い、本編撮影に突入。雨が降ったりやんだりと夏の台風の中、まずは月白のシーンからスタート。インタビュー内でも本人がおっしゃっているよう、何げないシーンであるはずが印象に残る足の動き、セリフのニュアンスなど、阪元監督と細かく微調整しながら進めていきます。カットがかかれば、モニターを見ている監督やスタッフ陣の元を訪れ、時にお菓子を食べながら楽しそうにおしゃべりしていた草川さん。ナナナとの撮影を楽しんでいたり、お芝居中の真剣なまなざしとの表情のギャップが印象的でした。
 続けて、日暮演じる中島さんも交えての撮影へ。当時まだ解禁前だったこともあり、ロングヘアの印象的な日暮のビジュアルに大きな衝撃が。当時、中島さんが出演していた「愛の、がっこう。」(フジテレビ系)でのビジュアルとは全くの別人で、これまでにないイメージにも関わらず、ぴったりと似合っている不思議さ、月白との対比にワクワク。短いセリフ一言でも、セリフがない動きだけのシーンでも、阪元監督と相談しながら少しずつシチュエーションを変えて何度もトライするなど、より面白いシーンを作ろうと挑む姿勢に、よりドラマへの期待値が高まりました。ご本人がおっしゃっているよう、撮影時以外はまったりお休みになり、エネルギーをためていたようです。
 同日中盤には、激暑ながら2人で何本も店の前を走るシーンも……。ただ、撮影中は2人とも笑顔で疲れを見せず、風磨役の原田さんが合流した時には、弟が来たかのようにニコニコうれしそうな表情を浮かべていました。
 今週放送の第5話からは“芸能界編”に突入。友人から芸能事務所のパーティーに誘われた日暮が、そこで目にした異様な光景とは…!? 今後のバディの活躍からも目が離せません。

【プロフィール】
中島歩(なかじま あゆむ)

1988年10月7日生まれ。宮城県出身。現在、ドラマ「探偵さん、リュック開いてますよ」(テレビ朝日系)にも出演中。4月27日に配信スタートするドラマ「地獄に堕ちるわよ」(Netflix)、2026年春公開の映画「ザッケン!」への出演を控える。

草川拓弥(くさかわ たくや)
1994年11月24日生まれ。東京都出身。超特急のメンバーとしても活躍。現在、ドラマ「ぜんぶ、あなたのためだから」(テレビ朝日系)、「東京P.D. 警視庁広報2係」(フジテレビ系)にも出演。

【番組情報】
ドラマ25「俺たちバッドバーバーズ」

テレ東系
金曜 深夜0:42~1:13 ※2月6日は深夜0:47~1:18

【プレゼント】

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【締め切り】2026年2月27日(金)正午

取材・文/TVガイドWeb編集部

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