小栗旬、「豊臣兄弟!」の織田信長役に「シンパシーを感じる」主演・仲野太賀とのエピソードも2026/01/25 20:45

NHK総合ほかで放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(日曜午後8:00ほか)で、孤高のカリスマ・織田信長を演じる小栗旬。「天下布武」を掲げ天下統一を目指す。小一郎(のちの豊臣秀長/仲野太賀)と藤吉郎(のちの豊臣秀吉/池松壮亮)兄弟にとっては絶対的な君主だ。
大河ドラマ第65作で描くのは、戦国時代の真っただ中、強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の物語。夢と希望の下克上サクセスストーリーだ。主人公は天下人の弟・豊臣秀長。歴史にif(もしも)はないものの、「秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった」とまで言わしめた天下一の補佐役・秀長の目線で戦国時代をダイナミックに描く波乱万丈のエンターテインメントとなっている。脚本は、大河ドラマ「軍師官兵衛」(2014年)、連続テレビ小説「おちょやん」(20年)などを手がけた八津弘幸さんが担当している。
これまで多くの人が演じてきた信長。小栗の目にはどのように映っているのか。役作りで意識していることや今後の見どころについて聞いた。
――今回は数多くの俳優が演じてきた織田信長の役を務めます。
「僕が初めて見た信長役は、大河ドラマ『秀吉』の渡哲也さん。すごく怖くて、そのイメージが強烈に残っています。今回は具体的にキャラクターを固めず、脚本に描かれている信長を演じることを心がけています」
――「豊臣兄弟!」内での信長の印象を聞かせてください。
「『豊臣兄弟!』の信長は、非常に合理的で先進的な考えを持った人。しかし、その考えは周囲になかなか理解されず、『誰も自分のことを分かってくれない』という悲しみを心の奥に抱いています。その上、『信長としてこうあらねばならない』と自分で自分を縛ってしまうので、本来の自分と乖離(かいり)する振る舞いをしてしまう瞬間がたくさんあるなと感じます。僕もキャリアを重ねて、現場では後輩たちの前でちゃんとしようとしていますが、本当の自分とはやっぱりギャップもあって。そこは、信長にシンパシーを感じる部分ですね」
――家来である小一郎と藤吉郎の兄弟はどう映っていますか。
「主演の太賀くんが、どうすれば全員が納得できる世になるのかを模索し続ける“仲野・秀長”を、池松くんは、弟の小一郎を引っ張りながら出世にまい進する“池松・秀吉”を、それぞれ説得力をもって演じられています。小一郎には、今の時代にいてほしいリーダーの素質があると思います」
――大河ドラマの主演経験者として仲野さんには、なにか声掛けはされたのでしょうか?
「撮影当初から、現場を背負おうとする太賀くんの姿勢は十分伝わっていたので、『長期間の撮影なのでそんなに一人で背負わなくても大丈夫だと思う』とお話しました。また池松くんの存在も、太賀くんにとってすごく心強いと思います。2人がいいバランスで演じられているので、これからも大いに能力を発揮して、皆を引っ張っていってほしいです」
――仲野さんとのシーンで印象に残った場面はありますか?
「第4回(1月25日放送)で、信長が小一郎に『近習としてわしのそばに仕えよ』と言うシーンがありましたが、その時の太賀くんのお芝居には本当に感動しましたし、心を動かされました。その場にいた織田家家臣団の皆が刺激を受けた瞬間でもあったと思います」
――今後の見どころについて教えてください。
「今後、松永久秀を演じる竹中直人さんとのシーンがありますが、面と向かってお芝居するのは大河ドラマ『秀吉』以来、約30年ぶりでした。撮影現場で段取りをつけていた時、信長よりも小栗旬としての気持ちが先にあふれ出てしまって。あの時、秀吉だった竹中さんとまた一緒にお芝居できたことが感慨深かったです。また、市(宮﨑あおい)と信長の関係も見どころの一つです。市といる時の信長は、普段よりもリラックスした状態でいられているので、そこは意識して演じています。宮﨑さんは繊細に市を作り上げられていて、一つ一つの演技が心にしっかり届くので、一緒にお芝居をしていて楽しいです。今作の信長には、市の人生だけは守りたいという思いが強くあるので、2人の今後にも注目していただけたらと思います」
【番組情報】
大河ドラマ「豊臣兄弟!」
NHK総合
日曜 午後8:00~8:45ほか
NHK BSプレミアム4K
日曜 午後0:15~1:00ほか
NHK BS・NHK BSプレミアム4K
日曜 午後6:00~6:45
文/TVガイドWeb編集部
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