「家族の幸せが自分の幸せ」坂井真紀「豊臣兄弟!」で、“藤吉郎(池松壮亮)ラブ”な母・なか役2026/01/11 20:45

NHK総合ほかで放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(日曜午後8:00ほか)で、豊臣兄弟の母・なかを演じている坂井真紀。夫を早くに亡くし、女手一つで二男二女を育てる。息子たちの異例の出世に喜びやとまどいを感じながらも温かく見守り、天下人となった秀吉が関白に就任すると「大政所(おおまんどころ)」と称されるようになる人物だ。
仲野太賀が主演を務める大河ドラマ第65作で描くのは、戦国時代の真っただ中、強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡。夢と希望の下剋上サクセスストーリーだ。主人公は天下人の弟・豊臣秀長(仲野)。歴史にif(もしも)はないものの、「秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった」とまで言わしめた天下一の補佐役・秀長の目線で戦国時代をダイナミックに描く波乱万丈のエンターテインメントとなっている。脚本は、大河ドラマ「軍師官兵衛」(2014年)、連続テレビ小説「おちょやん」(20年)などを手がけた八津弘幸さんが担当している。
“藤吉郎ラブ”という母の視点や、兄弟を本当の兄弟のように見せる仲野&池松壮亮の空気感など、坂井は家族シーンの温度を「最後まで大切にしたい」と語る。
――なかという役柄をどうとらえていますか?
「なかは、本当に温かくて強く、そして優しい女性。『こんなお母さんがいたらいいな』と自然と思える人物です。これまで多くの名だたる俳優さんが演じてこられた役なので、正直なところ意識もしましたし、『自分で大丈夫だろうか』という不安もありました。ですが、制作統括の松川(博敬)さんから、『今までの“なか”は意識せずにやりましょう』という言葉をいただき、背中を押していただきました。八津さんが書いてくださる『豊臣兄弟!』の“なか”を、スタッフの皆さんと共に作り上げていけたらと思っています。なかは、どんなに身分が高くなっても、『家族の幸せが自分の幸せ』と感じられる人だと思います。だからこそ、家族を包み込む温かさは、最後までぶれずに大切にしていきたいです。こんなに長い時間、一人の人物を演じるのは初めての経験で、もしかしたら、一生に一度の機会かもしれません。なかという人物にどっぷり浸かり、大切に演じきりたいと思っています」
――藤吉郎と小一郎、それぞれの息子への思いは?
「藤吉郎(池松)は、よく言えば瞬発力がある、悪く言えば暴走機関車のような子。でも人たらしな魅力があって、本当に目が離せません。なかは、藤吉郎びいきで、監督からも『“藤吉郎ラブ”でやってください』と言われています。池松くん演じる藤吉郎がとても魅力的なので、しっかり“藤吉郎ラブ”でやらせていただいています(笑)。もちろん、小一郎(仲野)のことも同じくらい大切に思っています。兄とは対照的に冷静で、一歩引いて周りを見られる、家族思いの子。なかにとっては、気持ちが揺れた時に立ち返れる存在で、『この子がいてくれるから大丈夫』と思わせてくれる息子です」
――仲野さんと池松さんの兄弟ぶりについてお聞かせください。
「お二人は本当に仲がよく、まるで本当の兄弟のようです。池松くんは引っ張ってくれる一方で、少しいたずらっ子な一面もあって、静かなトーンで面白いことを言ったり、鋭いツッコミを入れたりします(笑)。そんな池松くんに、太賀くんは本当に弟のようについていっている印象です。お芝居の場でも、『ここはこうしようか』など、二人でしっかり話し合いながら、良いシーンにするために現場を引っ張ってくれています。まさに『豊臣兄弟!』を体現しているお二人だと感じます。太賀くんとは今回で3度目の共演ですが、画面越しでも実際に一緒に演じていても、“温度”が伝わってくるお芝居をされる方。演技のキャッチボールがとても楽しいですね」
――娘たちや家族のシーンの雰囲気はいかがですか?
「とも(宮澤エマ)は、私よりもしっかり者で、家族をまとめてくれる頼れる存在。あさひ(倉沢杏菜)はのびのびとしていて『末っ子らしい』という言葉がぴったりなかわいらしい子です。家族のシーンは、太賀くんも池松くんも『癒やされる』と言ってくれていて、だからこそ、外での戦いのシーンがどれほど大変だったのか、そして、あの時代を生き抜くこと自体がどれほど過酷だったのかも伝わってきます」
【番組情報】
大河ドラマ「豊臣兄弟!」
NHK総合
日曜 午後8:00~8:45ほか
NHK BSプレミアム4K
日曜 午後0:15~1:00ほか
NHK BS・NHK BSプレミアム4K
日曜 午後6:00~6:45
文/TVガイドWeb編集部
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