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長野博&莉子が「119」メンバーに新加入!「視聴者の方にいい伝わり方ができたら」2025/12/24 10:00

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長野博&莉子が「119」メンバーに新加入!「視聴者の方にいい伝わり方ができたら」

 フジテレビ系では、1月3日に清野菜名主演のスペシャルドラマ「119エマージェンシーコール2026 YOKOHAMA BLACKOUT」(午後9:30)を放送。本作は、消防局の通信指令センターを舞台に、一本の電話で命をつなぐ“最前線”に立つ、指令管制員たちの“現実(リアル)”を描く完全オリジナルストーリーだ。

 連続ドラマの最終話から9か月後、年末に巻き起こる出来事を描く完全新作のスペシャルドラマ。司令課3係のメンバーが再び集結するほか、新キャストとして長野博莉子も登場。前作の圧倒的な世界観に飛び込むことになった2人に、作品への思いとそれぞれの役柄について話を聞いた。

──今回から新たにチームに加わったお二人ですが、前作のイメージや、どのような心境でチームに入ろうと思われましたか?

長野 「前作は、まるでドキュメンタリーのようなリアルなドラマという印象です。実際に起こりうるエピソードや、緊迫した現場の描写がとても印象的で。人の命と直接関わる場所だからこその緊張感もあって、ドラマだけどドラマじゃないような感覚でレギュラーシリーズを拝見していました。その中に飛び込むのは正直不安もありますけど、『皆さんの船に身を委ねよう』という気持ちで挑もうと思いました」

莉子 「私は“教科書のようなドラマ”だと思いました。通信指令センターの世界って、知りたいと思ってもなかなか触れる機会がないし、119番にかけることも人生で一度経験するかどうかの世界。私は役者として“伝えたいメッセージをお芝居を通して届けたい”という思いがずっとあったので、それが実現できるチャンスだと思い、大切に演じたいという心境でした」

長野博&莉子が「119」メンバーに新加入!「視聴者の方にいい伝わり方ができたら」

──撮影に入るにあたり、準備されたことはありますか?

長野 「先日、横浜の消防局を見学させていただきました。実際の現場の空気を知る機会は本当に貴重で、すごくありがたかったです」

莉子 「私も見学に行かせていただくまでは何も知らなかった世界なので、とにかく新しい学びばかりでした。日々吸収することが多いです」

──お二人がそれぞれ演じる役柄についての印象をお聞かせください。

長野 「僕が演じる関家(高規)は、さまざまな経験を経て司令課に来ています。いろんなものを咀嚼(そしゃく)しながら、“必要な情報を的確に伝える”という軸を持っていて、少しクールに見える面もありますね。でも、それは冷たさではなく“経験から導いた正しさ”で行動しているんです」

長野博&莉子が「119」メンバーに新加入!「視聴者の方にいい伝わり方ができたら」

──冷たく見えるけれど、本質は違う?

長野 「そうですね。冷静さの奥に、積み重ねてきた経験がある、というイメージです」

莉子 「私が演じる(綿貫)なずなは、とにかく自信がない子。監督から『今の若い子は電話を受けることに慣れていない』と伺って、まさにそれが現れているなと感じました。『すみません』が口癖で、もう司令課には数か月いるはずなのに周りの顔色を見てしまう。そういう姿は、今の若い世代が抱える不安や自信のなさが表現されているかなと思います」

──共感できる部分もありますか?

莉子 「すごくあります。周りの顔色を見てしまったり、誰かが代わりにやってくれないかなと思う気持ちって、少なからず持っているんじゃないかなと」

──では、お互いの印象や撮影現場で楽しみにされていることを教えてください。

長野 「今のコメントを聞いているだけでも、本当にしっかりされているなという印象です(笑)」

莉子 「いやいや、とんでもないです! 長野さんは、役柄はクールなのですが、実際にお会いすると全然違っていて。本当に柔らかい雰囲気の方だなと思いました」

長野 「共演者の皆さんとは全員初共演なので、お会いするのが楽しみです。あと、司令台の操作とセリフの連動があるのですが、正直未知の領域なので。混乱しそうな予感もしています」

長野博&莉子が「119」メンバーに新加入!「視聴者の方にいい伝わり方ができたら」

──操作は得意そうですか?

長野 「どうでしょう…(笑)。画面がたくさんあって、質問内容に応じて押す場所が決まっていたり、“書きながら話す”という動作もあるので、大変そうです」

莉子 「前作で指令管制員役だった見上(愛)さんも『一番大変だった』とおっしゃっていました。操作しながらセリフを言うのは私も不安です。でも、前作の皆さんがすごく仲良くて、待ち時間にゲームをされていたと聞いたので、その光景を実際に見られたらいいなと思ってワクワクしてます」

──指令管制員という仕事を知って、驚いたことや新たな発見はありましたか?

長野 「僕は今まで一度も119番にかけた経験がないのですが、混乱してパニックになって電話をしてくる方がたくさんいらっしゃるという話を伺った時、“指令管制員は常に冷静でいなければならない”と学びました。実際の現場を見せていただくことで、その大切さをより実感しました」

莉子 「“声と声だけでつなぐ”という仕事は、普段のコミュニケーションとは全く違う緊張感があるなと。伝える側も受ける側も“どうしたら正しく、迅速に伝わるか”を常に考えないといけないですし、その積み重ねが命に関わるんだと感じました」

長野博&莉子が「119」メンバーに新加入!「視聴者の方にいい伝わり方ができたら」

──それぞれが注目する、本作の見どころとは?

長野 「僕の役はぶれない人物ですが、清野さん演じる(粕原)雪との関わりを通して、昔の自分が顔をのぞかせる瞬間が垣間見られます。また、前シリーズをきっかけに“この仕事を知った”、“電話の伝え方を学んだ”という声が実際にたくさんあったと伺いました。このスペシャルドラマでも、視聴者の方にいい伝わり方ができたらいいなと思っています」

莉子 「前シリーズの世界観はそのままに、今回は“一人一人の悩みや成長”といった人間的な部分も深く描かれています。私自身も、既存の作品に参加させていただく中で周りの皆さんに助けていただきながら成長していく姿が、なずなと重なる部分が多く、リアルな感情で臨んでいます」

──最後に、放送を楽しみにしている視聴者へメッセージをお願いします。

長野 「人気シリーズが、お正月スペシャルとして帰ってきます。年末年始は119番の通報が増えると聞くので、そんな時期にこの作品へ参加できて非常に光栄です。実際に起こりうるストーリーの中で描かれるドラマなので、自分のこととして想像を膨らませながら楽しんでいただきたいです」

莉子 「お正月なので、ご家族や大切な方と見ていただきたいです。そして見終わった後に、『もし119をかけるならこうしよう』と知るきっかけになったり、今この瞬間も誰かを救うために動いている人がいることへ思いをはせていただけたらすごくうれしいです」

長野博&莉子が「119」メンバーに新加入!「視聴者の方にいい伝わり方ができたら」

【番組情報】
「119エマージェンシーコール2026 YOKOHAMA BLACKOUT」
フジテレビ系
2026年1月3日 午後9:30~11:40

年末イッキ見!『119エマージェンシーコール』
フジテレビほか
第1話、第2話:12月27日 午後1:30~3:55
第3話、第4話:12月28日 午前9:15~11:15
第5話、第6話:12月29日 午後4:00~5:50
第7話、第8話、第9話:12月30日 午後2:45~5:45
第10話、第11話:12月31日 午前9:50~11:50

取材・文/TVガイドWeb編集部

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