Feature 特集

ICExの俳優コンビ・志賀李玖&阿久根温世が「Da-Da-Da」収録楽曲やMVの制作裏話を語る2025/12/10 18:00

U-NEXT
ICExの俳優コンビ・志賀李玖&阿久根温世が「Da-Da-Da」収録楽曲やMVの制作裏話を語る

 スターダストプロモーション所属の8人組ダンスボーカルユニット・ICEx。結成から約2年でネクストブレイク必至、12月10日にニューシングル「Da-Da-Da」をリリースした。表題曲は、彼らの先輩である草川拓弥超特急)が主演するドラマ「地獄は善意でできている」(フジテレビほか)の主題歌も担当。楽曲、ビジュアル共にこれまでにないダークな世界観を表現し、新たな一面を発信している。

 そんなICExから、俳優としても活躍する志賀李玖さん&阿久根温世さんにインタビュー。「Da-Da-Da」収録楽曲の解説や注目してほしいポイント、MVやビジュアルのこだわりなどを聞いた。さらには今年行ったツアーの思い出やグループの強み、今後の夢などの話題も。

――まず、「Da-Da-Da」収録曲について教えてください。1曲目の「Da-Da-Da」はどのような楽曲になっていますか?

阿久根 「すごくかっこ良くて、今までのICExにはなかった楽曲です。歌の部分とラップの部分で歌い分けをしていて、そのギャップも魅力なのかなと。また、先輩の(草川)拓弥くんが主演している『地獄は善意でできている』の主題歌も務めさせていただいているので、リスペクトも込めて歌唱しました」

志賀 「そうですね。この楽曲はドラマの世界観に沿って、ちょっと危ない、ダークな一面を表現したいというのが一つのテーマとしてあって。サビもデンジャラスな雰囲気で、今まで見たことのない僕らの一面を感じていただけると思います。間奏にはこれまであまりなかったダンスブレイクがあったり、バチバチに決められる曲でもあります!」

――初回盤Aの2曲目「Under Water」は?

阿久根 「おしゃれな楽曲で、僕はサビの歌詞が特に好きです。『Cruel Love Cruel Love』と歌っているのですが、この部分はいろいろな解釈ができて。僕たちのファンネームが“COOLer(クーラー)”と言うのですが、『クーラー、クーラー』とも聞こえるんですよね。そういう遊び心も詰まっているので、細かいところまで注目して聞いていただけたらうれしいです」

志賀 「洋楽チックなおしゃれさがあるよね。前回のシングルからラップパートが増えて、表現の幅が広がったからこそできるようになった楽曲だと思います」

――初回盤Bの2曲目は「Drive in my Tokyo」です。

阿久根 「曲の雰囲気的には『Under Water』と通じる部分を感じますが、ラップのパートしかり、実はそれぞれ歌い方を結構変えていて。1人ひとりの歌い方の違いみたいなものをつかんでいただける曲でもあるのかなと思います。あと、僕はそれこそドライブしている時にこの曲を聞きたいですね」

志賀 「確かに。歌詞に『レインボーブリッジ』とか『渋谷駅』とかが出てきて、東京の情景が思い浮かぶよね。夜中にリラックスしながら聞ける雰囲気の曲で、リリースされたら実際に車を運転しながら聞いてみたいです。(車をお持ちなのですか?という質問に)実家にはあるのですが、僕自身はまだ持っていなくて…いつか東京でも運転してみたいです!」

――通常盤の2曲目「ロボハ」はいかがでしょう。

志賀 「今回、シングル全体的に暗闇やダークな感じがテーマになっているのですが、その中で『ロボハ』はポップでかわいい楽曲。真夜中に動き出すロボットがテーマになっていて、間奏に8ビットというサウンドがちりばめられてたり、キャッチーな楽曲になっていると思います」

ICExの俳優コンビ・志賀李玖&阿久根温世が「Da-Da-Da」収録楽曲やMVの制作裏話を語る

――全4曲の中でご自身の「ここに注目して!」という“推し”ポイントを教えてください。

志賀 「僕は『Da-Da-Da』のサビ前です。『こっち来いよ』というセリフを担当させていただいているのですが、これまでこういうパートはやったことがなかったのですごくうれしいです。ライブなどでアレンジしてできたらいいな、と思っています。…皆さん、湧いてください!(笑)」

阿久根 「僕は『Da-Da-Da』のラップパートです。ICExでラップを取り入れるようになってからラップを担当させてもらうことが多いのですが、これまでとは違う、ダークな感じを意識した歌い方をしていて。僕もライブなどで徐々にアレンジしていきたいなと思っているので、今後の変化にも注目していただきたいです」

――表題曲「Da-Da-Da」は、これまでになかったクールでハードなダンスも魅力の一つです。パフォーマンスにおける見どころは?

志賀 「間奏のダンスブレイクは激しいサウンドに合わせて踊っているのですが、ちょっと遊び心のある音なども入っていて。ただ激しいだけでなく、緩急をつけて抜いていたりとグラデーションがあるんです。1曲を通して、見どころ盛りだくさんだと思います」

阿久根 「もう見どころしかないよね。これまでもバチバチに踊っている曲はあるのですが、それをさらに超えて、もうずっと踊りっぱなし。最後までカッコ良く歌って踊れるのかという心配もありつつ(笑)、早く皆さんに披露したい気持ちでいっぱいで、すごく難しいけれど楽しい曲です」

――先日MVも公開されました。公開から約10日で再生回数150万回超えを記録、「パフォーマンスのレベル高過ぎ」「ビジュアルだけでバズる」など多くの称賛の声が寄せられていますが、注目ポイントを挙げていただくと?

志賀 「これまでのMVはリップ(歌唱)やお芝居をするシーンが多かったのですが、今回はダンスメインでいろいろな角度から撮ってもらっています。あとは、ダンスブレイクが終わった後、“バンバンバン”と撃つ音に合わせて僕がミラーを踏みつけるようなシーンもあって。完成した映像はまだ見ていないのですが(※取材時)、クオリティーの高いMVになっていると思います」

阿久根 「まずはやはりダンスを見ていただきたいのと、りっくん(志賀)も言っていたようにカメラワークがすごいんです! 撮影中、テストの時の映像を見せてもらっただけでもすごくきれいで、迫力があって感動しました。僕ら自身も完成が楽しみですし、皆さんにも早く見ていただきたいです」

――ビジュアル面においても、ブラック基調のダークなイメージで、ICExの皆さんの新たな一面に出会えました。こだわった点があれば教えてください。

志賀 「みんなメイクやカラコン、ネイルをしているのと、髪形もそれぞれが攻めていて。衣装もそうですが、いつものICExとは全然違う感じで楽しかったです。僕、CDのジャケットでは青色のカラコンをしているのですが、MVでは茶色のカラコンをしているのと、黒色のネイルもおしゃれで気に入っていて。特に、ネイルは普段やらないので、撮影をきっかけに挑戦できたことがうれしかったです」

阿久根 「ビジュアルはもう全部こだわっているよね。あと、僕のラップパートもスタッフさんと話し合って、いろいろな角度から何度も撮っていただいていて。その後、僕を含めて4人で踊っているシーンもあえてちょっとラフに踊ってみたり、試行錯誤して作っていけたことがすごく楽しかったです」

ICExの俳優コンビ・志賀李玖&阿久根温世が「Da-Da-Da」収録楽曲やMVの制作裏話を語る

――今年、8~9月にはメンバーの皆さんの出身地を巡るツアー「ICEx Third Concert Tour 2025 “BOKUNCHI”」を開催されました。ツアー中、印象に残っている思い出はありますか?

阿久根 「僕、お話ししたいことがあるんですけど」

志賀 「どうぞ(笑)」

阿久根 「僕、愛知でのライブ中に、最近買ったお気に入りのネックレスが飛んで行ってしまって…。しかも、頑張って買ったやつで、まだ1か月くらいしかたっていなかったんです。ライブが終わるまで飛んで行ったことに気が付かなくて、アンコールくらいで“やばい! どこ行った?”と(笑)。終わってからメンバーみんなに探してもらって、スタッフさんにもご迷惑をおかけしたのですが…なんとファンの方が届けてくださったんです! その優しさに感謝していますし、本当にうれしかったです。あのまま見つからなかったら本気で泣いていました(笑)」

志賀 「良かったね(笑)。このツアーはそれこそ“みんなの地元に帰る”というコンセプトだったのですが、各地でそれぞれの名物を食べられたのが幸せでした。普段お仕事で地方に行っても日帰りで帰ることもあって、あまり堪能できないのですが、今回はゆっくりご飯を食べられましたし、ケータリングにもいろいろな名物が用意されていて。毎回食事が楽しみでした」

――その中でも、特に記憶に残ったおいしいグルメは?

阿久根 「僕は大阪で食べたお好み焼きです。元々大好きなので」

志賀 「僕は愛知の時に行った名古屋の中華料理屋さん。もう何を食べても全部おいしくて感動して…。しっかりメモしました(笑)。また名古屋に行った時には必ず行きたいですし、皆さんにも“ここに行ったらいいよ”とお伝えしたいぐらい。普段から食べるのが好きで、食事にも興味があるので、このお店に出合えて良かった~と思いました」

ICExの俳優コンビ・志賀李玖&阿久根温世が「Da-Da-Da」収録楽曲やMVの制作裏話を語る

――ICExが結成されて約2年が経過しました。振り返って、こういうところが進化できたなと思う部分を教えてください。

志賀 「今年4月から7月にかけて、『ICEx Fight!! -Five Games Battle-』という、メンバーが4人ずつに分かれての対決企画をやったんです。内容としては、5番勝負で勝ったチームが楽曲を配信リリースできるというもの。曲の制作もそうですが、それぞれの勝負における演出や衣装、その他全てどうしたら相手に勝てるか、YouTubeの再生回数を伸ばせるかなど、自分たちで全部考えて取り組んで…。1人ひとりが意見を出し合い、最終対決のライブの場ではそれぞれがベストを披露できましたし、この企画を通じて成長できた部分が大きいと思います」

阿久根 「みんな自分の意見を言うようになったよね。提示されたことをきちんとやるのはもちろん大切ですが、COOLerが何をしたら喜んでくれるかを一番知っているのは僕らなので。自分たちのやりたいこともスタッフさんにお伝えしながら物事を進められるようになったので、そこはグループとして成長できた部分かなと思います」

――結成からここまで、メンバー間で関係性の変化はありましたか?

志賀 「そんなに変わらないんじゃない?」

阿久根 「うん。いい意味で変わっていないよね」

志賀 「最初の頃から、割と言いたいことを言い合えているチームかなと思います」

――お二方は、グループにいる時はどのような立ち位置なのでしょうか。

阿久根 「りっくんは愛されキャラです。いい意味で精神年齢が低いんですけど(笑)、僕はバカになって遊べないタイプなので、そこがうらやましくもあって。誰とでもわちゃわちゃできる、面倒見のいいお兄ちゃんのような存在なので、みんなりっくんに寄っていくんです。メンバーの中では年上なんですけど、かわいいところがあるので近づきやすいのかなと思います」

志賀 「そうかな? でも、温世もバカをやる時はやるし、仕事の時は真面目で、すごく切り替えが上手。メンバーを俯瞰(ふかん)で見ることができる存在です」

――今のICExならではの強みや特色はどのような部分ですか?

志賀 「いろいろありますが、オフでの仲の良さ…? 何するにしても8人で集まって、話し合ったりして。何人かで集まるとかもなく、全員で何かしていることが多い気がします」

阿久根 「確かに、それを聞いちゃったら仲がいいところかもしれない(笑)。他のグループのことは分からないのですが、こんなに一緒にいるグループはあまりいないんじゃないかなと。プライベートで遊ぶ時もみんなで集まるので(笑)、本当に仲がいいなと思います」

ICExの俳優コンビ・志賀李玖&阿久根温世が「Da-Da-Da」収録楽曲やMVの制作裏話を語る

――ICExでの活動と並行して、お二方は俳優としても活躍されています。志賀さんは1月スタートのドラマ「DREAM STAGE」(TBS系)にご出演、阿久根さんは現在放送中のドラマ「セラピーゲーム」(日本テレビ)に出演中ですが、どのような思いで両立に挑んでいるのでしょうか。

志賀 「俳優業というのは、作品を通して多くの人に知っていただける機会でもあるので、そういうチャンスを一つも逃さずにつかんでいきたくて。何事もグループに貢献したいという気持ちが大きいです」

阿久根 「僕は、実は元々役者がやりたくて事務所に入ったんです。その中でICExと出会って、いろいろなお仕事をさせていただいているのですが、役者としても活躍するというのが一つの夢でもあって。僕ももちろんICExに還元していきたいですし、純粋にお芝居をすることが大好きなので、今後もずっと両立していきたいです」

――最後に、今後ICExの皆さんが目指していること、メンバーの皆さんでやりたいことを教えてください。

志賀 「僕らが夢として掲げているのは国立競技場で、そのために今いろいろな活動をさせていただいていて。来年パシフィコ横浜でのライブが決まり、一歩ずつその夢に近づいているところなので、必ずCOOLerと一緒にかなえたいです。そして、メンバーのみんなとはもうずっと『旅行に行きたいね』と話していて…ちょっといい温泉に行きたいなって。あと個人的には、せっかく人数が多いので、みんなで何かスポーツをやりたいです」

阿久根 「僕も同じく、目指すのはみんなと夢に掲げている国立競技場。ただ、グループとしての夢だけでなく、メンバー1人ひとりの夢もかなえていきたいです。あと、僕もどこかの節目で、みんなとカメラなしの超プライベート旅行に行きたいなって。個人的に行きたいのは、食べ物がおいしそうな北海道か大好きな韓国! 海外の方が人目を気にせずにいろいろ楽しめると思うので、機会があれば海外に行きたいです」

ICExの俳優コンビ・志賀李玖&阿久根温世が「Da-Da-Da」収録楽曲やMVの制作裏話を語る

【プロフィール】
志賀李玖(しが りく)

2004年5月20日生まれ。福島県出身。B型。1月スタートのドラマ「DREAM STAGE」(TBS系)に出演。

阿久根温世(あくね はるせ)
2005年4月13日生まれ。大阪府出身。A型。現在放送中のドラマ「セラピーゲーム」(日本テレビ)に出演中。

【取材裏話】
最後の質問にて「みんなでスポーツをやりたい」と語ってくださった志賀さん。ただ「サッカー以外」を熱望されており、阿久根さんからは「勝ちたいだけやん!」と爆笑ツッコミが。(※その理由は「Da-Da-Da」初回盤AのBlu-rayをチェック)なお、撮影中に『2人でお話ししている感じで』とリクエストしたところ、志賀さんが阿久根さんのブレスレットを突然外し始める場面も。2人でわちゃわちゃ楽しそうに笑い合っている姿が印象的でした。

ICExの俳優コンビ・志賀李玖&阿久根温世が「Da-Da-Da」収録楽曲やMVの制作裏話を語る

【リリース情報】
ニューシングル「Da-Da-Da」

2025年12月10日発売
購入はこちら:https://www.jvcmusic.co.jp/ICEx/Da-Da-Da/

【プレゼント】

ICExの俳優コンビ・志賀李玖&阿久根温世が「Da-Da-Da」収録楽曲やMVの制作裏話を語る

志賀さん&阿久根さんのサイン入り生写真を1名にプレゼント!

TVガイドWeb公式X(@TVGweb)をフォローし、下記の投稿をリポスト。
https://x.com/TVGweb/status/1998682266126504160?s=20

【締め切り】2026年1月7日(水)正午

取材・文/TVガイドWeb編集部

U-NEXT
U-NEXT

この記事をシェアする

U-NEXT

Copyright © TV Guide. All rights reserved.