岡山天音「『ひらやすみ』の世界で過ごせた時間はすごく特別」いよいよ明日最終回2025/12/03 23:00

12月4日に最終回を迎えるNHK総合の夜ドラ「ひらやすみ」(月~木曜夜10:45)で主人公・生田ヒロトを演じる岡山天音が、第5週の撮影を振り返りつつ視聴者へメッセージを送った。
漫画家・真造圭伍さんの同名コミックが原作の同作は、阿佐ヶ谷の平屋一戸建てに住む主人公・ヒロトと、いとこの小林なつみ(森七菜)、そして周囲の人々の姿を優しく描き出す物語だ。2023年「手塚治虫文化賞」マンガ大賞にノミネートされ、2024年にはイタリアで開催された「ルッカコミックス&ゲームズ」で最優秀連載コミック賞を受賞するなど国内外で高く評価されている。

いよいよ明日、最終回を迎える同作。ノンキな自由人・ヒロトを魅力的に演じきた岡山が、あらためて演じてみての感想や共演者の印象を語った。
――第5週を演じてみていかがでしたか?
「ヒロトは割とフラットに過ごしていることが多いのですが、(野口)ヒデキ(吉村界人)にいろいろ動きがあって、それに呼応して普段と違うイレギュラーな時間を彼も過ごすという週でした。普段の『ひらやすみ』とは温度が違っていたので心に残っています。ヒデキと2人で釣り堀に落ちるシーンはとても楽しかったです。釣り堀の池に落ちる経験はそうないので(笑)。吉村界人くんはお芝居の扱い方がとても独特で、一緒にお芝居をしていても刺激的。彼が演じるヒデキと、自分がヒロトとして対峙(たいじ)するというのはとても印象深いシーンになりました」


――共演の森七菜さんの印象を教えてください。
「森さんとお芝居するのは初なのですが、これまでの出演作を目にする機会は何度もあり、独自性がかなりあって面白いと感じていました。今回、ヒロトとなっちゃん(なつみ)というとても近い距離感で演じられたわけですが、“生き物感”があるというか、本当に何が飛び出してくるか分からない。勉強させていただいています。とてもエキサイティングな現場になりました」

――吉岡里帆さんの印象を教えてください。
「吉岡さん演じる(立花)よもぎさんとは、本当にピンポイントでしか絡みがなかったのですが、自分が原作から感じていた“よもぎさん”のイメージから、さらにいろいろな要素が乗っかっているように思いました。キャラクターの魅力がさらに拡張されているというか、立体的なよもぎさんになっている。そこは吉岡さんだけが乗せられた魅力だと思います。また、あらゆる物事に対する吉岡さんの姿勢やまなざしが卓越していて、衝撃を受けました。そばでお芝居させていただいて、背筋が伸びるといいますか、自分にはまねできない真摯(しんし)さを感じます」

――明日が最終回の放送となります。視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
「ドラマは週1放送が主流な中で、月〜木に15分ずつ放送するこの『夜ドラ』という枠、そして『ひらやすみ』は、ルーティンを終えたあと、1日の最後に見ていただくにはすごくぴったりな作品だと思っています。忙しい人はつい見過ごしてしまうような“日々の輝き”“世界のきらめき”のようなもののありかを教えてくれるドラマなんじゃないかなと。そんな『ひらやすみ』の世界で過ごせた時間は自分にとってもすごく特別で、そのかけらを皆さんにも味わっていただけていたらと思います。最後までご視聴いただければうれしいです」
なお、番組公式ブログでは撮影エピソードやキャストのコメントなどが随時更新されている。詳しくは、https://www.nhk.jp/g/ts/KZ5YJ87J38/blog/bl/py3OQGMGay/まで。
【番組情報】
夜ドラ「ひらやすみ」
NHK総合
月~木曜 午後10:45~11:00
文/TVガイド編集部
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