「フェイクマミー」中村蒼、波瑠の初恋相手として登場! 向井康二との掛け合いの裏側も2025/10/31 07:00

TBS系で放送中の連続ドラマ「フェイクマミー」(金曜午後10:00)は、波瑠と川栄李奈がダブル主演を務めるファミリークライム・エンターテインメント。
東大卒のエリートながら転職に苦戦する花村薫(波瑠)と、元ヤンで現在はベンチャー企業社長のシングルマザー・日高茉海恵(川栄)。正反対の2人が、“母親なりすまし”という禁断の契約を結んだことから、思わぬ波乱が巻き起こっていく。
そんな本作で、茉海恵の一人娘・いろは(池村碧彩)が通う、名門私立・柳和学園小学校の教師・佐々木智也役を務める中村蒼。智也は、薫の中学時代の家庭教師であり、薫の初恋の相手でもある。一方で、「RAINBOWLAB」が展開する人気商品“虹汁”のファンで、旗艦店「Itteki」で茉海恵と出会い、「ササエル」の愛称で呼ばれている。

智也は、薫が書いた保護者面談記録票と児童調査票の筆跡の違いに気付き、さらに茉海恵がメモに残したおすすめスーパー「恵屋」の“恵”の字と児童調査票の筆跡に類似を見いだす。少しずつ2人の“秘密”に近づいていく智也は、今後どのように薫と茉海恵に向き合っていくのか。初の小学校教師役に挑む中村に、役作りや撮影現場でのエピソードを聞いた。
初の小学校教師役で“生徒と対等に”向き合う

――初めて小学校教師役を演じられていますが、実際に子どもたちとの撮影はいかがですか?
「本当の小学校さながらに、ワイワイとにぎやかな雰囲気です。教壇に立つ自分の姿を見ても新鮮で、不思議な感覚があります。撮影ではさまざまなトラブルが起こることがありますが、子どもたちは本番になるとお芝居にしっかりと集中してくれて、年齢的に難しいだろうなと思うこともやりきってしまう。その姿が本当に素晴らしいなと感じています」
――教師役を演じるにあたって、参考にされたことはありますか?
「自分の小学生時代の先生を思い返してみたかもしれません。怖い先生もいましたけど(笑)、自分が『いい先生だな』と感じた方は、あまり子ども扱いせず、対等に接してくれていた印象があります。今回演じるのは私立の小学校の先生なので、子どもと“生徒”としてではなく、“一人の人間”として向き合えたらいいなと思いながら演じています」
――以前、「智也とは共通点はない」とお話されていましたが、撮影が進んで変化はありましたか?
「そこはあまり変わっていないかもしれません。ただ、波瑠さんが演じる、柳和学園で会う薫さんや、川栄さんが演じる、『Itteki』で会う“まみえる”さんと接するシーンでは、少し笑顔が見えたり、フラットな状態で向き合っている感じがします。なので、そういう部分は自分と通じるところがあるかもしれません」
――「自分だけが感じる小さな幸せを持っているところは似ている」とも話されていました。中村さんご自身の“小さな幸せ”は?
「サブスク(サブスクリプション)で好きな作品を見ることです。あとは常にセリフを覚える作業があるので、『明日は休みです』という日は一切台本を読まないようにしています(笑)。その“読まない時間”が、つかの間の休息時間で僕にとってささやかな幸せです」
波瑠、川栄ら共演者との心地よい距離感

――撮影現場の雰囲気はいかがですか?
「年齢が近い方も多いので、和やかに進んでいます。これまでに共演したことのある方も多く、気兼ねなく話せる雰囲気が漂っています。特に波瑠さんとは10代の頃から何度かご一緒しているので、信頼関係の上で挑めている感覚があります」
――川栄さんの印象を教えてください。
「普段から無邪気に笑っていらっしゃる印象があります。お芝居では、子育てをしながら会社も支える社長というパワフルな役なので、対峙した時にそのエネルギーを感じます。すごくエネルギッシュで明るい方です」

――黒木竜馬役の向井康二(Snow Man)さんとは、いろはの“ニセパパ”として接する機会が多いですね。
「向井さんがいると、撮影現場が一気に明るくなります。物語の中ではいろはの“ニセパパ”として竜馬と関わることが多いのですが、副社長としての本来の姿を見る機会はまだなくて。それでも画面越しから、社長の右腕として支えるスマートさや頼もしさが伝わってきます」

――池村さんとはどのようにコミュニケーションを取っていますか?
「カメラが回っていない時は、学校の話を聞いたり、好きなものを聞いたりしています。お芝居になると自然に“いろは”になっていて、その切り替えが本当にナチュラルなのでうらやましく感じます。すごく明るいので、撮影現場の誰からもかわいがられています。波瑠さんや川栄さんたちは、さまざまな遊びをしているそうなのですが、僕とは会話が中心。僕に対して“先生”という意識があるのか、少し距離を置いて接してくれている気がします。その感じも役の関係性に近くて、ちょうどいい距離感だなと思います」
日常に寄り添うドラマとして、“生きる力”を届けたい

――「視聴者の方にとって、本作が日々の元気になれば」とお話されていましたが、特にどのようなシーンでそう感じられていますか?
「日高家は一見恵まれた家庭ですが、その家庭内では当事者にしか分からない悩みがある。柳和学園に通っている生徒たちにもさまざまな家庭があります。ママ同士が見えの張り合いをしている中で、それぞれが“見せない苦しみ”を抱えていると思うんです。ドラマが進むにつれて、そうした裏側が描かれていくので、『悩んでいるのは自分だけじゃない』と感じてもらえるのではないでしょうか。そして、波瑠さん演じる薫は、同調圧力にも負けずに自分の信じる道を切り開いていく人。そんな姿から、生きる力を受け取ってもらえたらと思います」
――第4話の見どころを教えてください。
「第1~3話で抱えていた智也の“モヤモヤ”という点たちが、第4話で少しずつ線になっていきます。彼なりに問題に立ち向かっていく回で、このドラマの最初の大きな山場になると思います。ぜひ楽しみにしてもらえたらうれしいです」

【番組情報】
「フェイクマミー」
TBS系
金曜 午後10:00~10:54
文/TVガイドWeb編集部
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