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「修学旅行で仲良くないグループに入りました」藤本洸大&簡秀吉が“青春”な撮影裏話を告白2025/10/18 12:00

「修学旅行で仲良くないグループに入りました」藤本洸大&簡秀吉が“青春”な撮影裏話を告白

 人気青春小説を実写ドラマ化した「修学旅行で仲良くないグループに入りました」(土曜深夜1:00、関西ローカル)が、10月18日にABCテレビでスタート。平凡な男子高校生・日置朝陽&一軍スター高校生・渡会紬嵩の“修学旅行”から始まる学園格差ラブストーリーを描き、藤本洸大簡秀吉がダブル主演を務める。

 日置(藤本)は仲のいい友だちとクラスが離れ、修学旅行の班決めで一人ぼっちに。そんな時、声を掛けられ共に同じグループになったのが、渡会(簡)ら“四天王”と呼ばれるイケメン集団で…。ダブル主演を務める藤本さん&簡さんに、互いの印象や演じるキャラクターの魅力、“四天王”キャスト・桜木雅哉原因は自分にある。)、福田歩汰(DXTEEN)、清水海李との撮影裏話などを聞いた。

――まず、それぞれ演じる日置と渡会に感じる魅力を教えてください。

藤本 「日置はひと言で言い表すならピュア。でも、意外とさっぱりしている部分もあって、その二面性が魅力なのかなと思っています。友達や家族の前ではさっぱりしているけれど、四天王の前ではピュアさが見える…そのあんばいを自分なりに考えながら臨んでいるので、ぜひその二つの顔を楽しんでいただけたらうれしいです」

 「渡会は一見クールで、何を考えているか分からないミステリアスな人物なのですが、実はすごく寂しがり屋。加えて、日置に対してはド執着、ド嫉妬をする重たい一面もあり(笑)、そこのギャップが魅力だと思っています」

「修学旅行で仲良くないグループに入りました」藤本洸大&簡秀吉が“青春”な撮影裏話を告白

――本作のオファーを受けた時の心境はいかがでしたか?

藤本 「僕はまさか自分が主演をやらせていただけるとは思っておらず、心の準備ができてなかったのですごくびっくりしました。ただ、不安と共に“やってやろう”と自分の中に炎がついて。日置に対する情熱を持ちつつ、彼のピュアさ、フレッシュな感じを表現できたらいいなと思いました。その後、原作も読ませていただいたのですが、これまでこういう男の子同士の純愛ストーリーを読んだことがなかったのもあり、すごく面白かったです。表現がストレートな部分が多いのと、展開が気になってどんどん読み進めてしまって。なにより、“日置くん、かわい過ぎるだろ!”と。僕もピュアと言っていただくことはありますが(笑)、ここまで純情な子はなかなかいないと思いますし、どう演じようかとずっと考えていました」

 「僕自身は普段からBLドラマを見るのが好きで、さらには高校生役をやるのも夢の一つだったんです。なので、オファーをいただいた時はうれしい気持ちでいっぱいでした。あと僕、BLドラマに出てくる“恋人に対して重めな彼氏”が好きなのですが、どちらかというと渡会もそういうキャラクターじゃないですか。なので、そこにもテンションを上げつつ(笑)、原作がある作品なので、しっかり役作りをして渡会らしさを出していけたらいいなと思っていました」

――今回、初共演となるお二人ですが、第一印象はいかがでしたか? 撮影を経て、変化した部分があればそれも教えてください。

 「僕はまず宣材写真を見ました(笑)。そしたらすごくかわいくて、懐いてくれる感じの子なのかなと思ったんです。でも、いざ会ってみると自分をきちんと持っていて、10代とは思えないぐらい落ち着いてしっかりしていて、そこのギャップにやられました」

藤本 「やられたんですか(笑)。僕も最初は宣材写真を見たのですが、その時から絶対に仲良くなれると思いました。簡さんは京都出身、僕も兵庫で関西人同士というのもあり、最初から何の不安もなくて。ただ積極的に来てくださるタイプかと思っていたら、最初の頃は意外と慎重で…(笑)」

 「“人見知り秀吉”が出ちゃって(笑)」

藤本 「そんなキャラクターが(笑)。でも、最初の頃に僕がメークしている時など、控え室から顔を出してくれたり、距離を縮めようとしているのが分かって、すごく優しい方だなと思って。そこから現場を重ねていくと、どんどん子どもっぽい部分が見えてきて、今では僕よりピュアじゃないかなと思うくらい(笑)。いつもワクワクしていて、いろいろなことに反応されるんです。しっかりしている方で深い話もいろいろさせていただいて、すごく魅力的だなと思います」

「修学旅行で仲良くないグループに入りました」藤本洸大&簡秀吉が“青春”な撮影裏話を告白

――簡さんは藤本さんのどのような部分を“10代とは思えない”と感じたのでしょうか?

 「まずは現場でのたたずまいですね。学園もので年齢が近い俳優さん方も多い中で、10代だとおちゃらけてしまう子もいると思うんです。でも、洸大くんは常に集中していますし、落ち着いているので」

「修学旅行で仲良くないグループに入りました」藤本洸大&簡秀吉が“青春”な撮影裏話を告白

――藤本さんが、逆に簡さんのことを“ピュアだな”と感じた瞬間は?

藤本 「先日、2人で古着屋に行ったんです。僕のお気に入りのお店があって、そこに一緒に行ったのですが、“これ、買おう! これ、かわいい!”とめちゃめちゃはしゃいでいて…。大人買いしていました!(笑)」

 「かわいいアイテムがたくさんあったんです。実は古着は元々あまり好きじゃなかったのですが、それをきっかけにすごく興味が湧いて。昨日も1人で同じお店に行ってきました!(笑)」

「修学旅行で仲良くないグループに入りました」藤本洸大&簡秀吉が“青春”な撮影裏話を告白

――それぞれ演じるキャラクターと似ているなと感じる部分はありますか?

 「僕は似ている部分はないかもしれないです。“四天王”感もないですし…(笑)。好きな人に対してあまり好意を見せられず、ガツガツいけなくて、学生時代はめちゃくちゃ回りくどいやり方をしたことも(笑)。友達に協力してもらって、友達伝いで…みたいな。なので、スマートな渡会とは全く違いますね(笑)」

藤本 「恋愛面のアプローチで言うと僕は絶対に自分から告白したいので、そこは日置とは違うかなと。何事も自分から行動して得たいタイプです」

 「あえて似ているところを挙げるなら…寂しがりやなところですかね。僕、結構インドアで普段家に1人でいることも多いのですが、“おもんないな。誰かとしゃべりたいな”と思う時もあって。そういう時は人が多いご飯屋さんとかに行きます。そこで誰かと話すわけではないのですが、“人間を見たい”という思いで(笑)」

藤本 「僕はさっぱりしているところかな。実は今まで共演者の方と遊びに行くことがなくて、簡さんと古着屋に行ったのが初めてだったんです。現場で話し合いをしながらきちんとやれる、そういう関係性を保つことを意識していて。日置も周囲とそういう距離感の取り方をしているように感じています」

「修学旅行で仲良くないグループに入りました」藤本洸大&簡秀吉が“青春”な撮影裏話を告白

――実際に修学旅行の班決めをする時など、日置のように一人ぼっちでいる人がいたらどういう行動に出るタイプですか?

藤本 「僕は100%誘います。学生時代、実際に“友達がいない”と言っていた子がいて、修学旅行の年に初めて同じクラスになり、どういう子なのか気になって班に誘ったことがあって。修学旅行の夜、その子と恋バナをしたりして、それがすごく楽しかったんです。しかも、卒業式の時にその子が“人と関わるのも悪くないな”と言ってくれて、ジーンときてうれしかった…というエピソードがあります(笑)。自分がその場にいやすくなるように話しかけるというのもありますが、僕自身そもそも人に興味があって。その子のことも“何に興味があるんだろう”と、自分とは違う価値観だからこそ気になって話しかけました」

 「僕も結構ガツガツいっちゃうかもしれないです。人見知りの方の懐に入るのが大好きなので(笑)。人見知りしている子がいたら、自分から“一緒にトイレ行こう”という感じで声を掛けたり。僕も誘われたらうれしいので、まずは一緒に何かをしようと誘います」

「修学旅行で仲良くないグループに入りました」藤本洸大&簡秀吉が“青春”な撮影裏話を告白

――まだ撮影に入って数日とのことですが、今後の撮影において楽しみにしているシーンを挙げていただくと?

 「みんなで遊園地に行くこと! 僕自身はお化け屋敷やアトラクションが苦手であまり乗れないのですが、四天王と日置が遊園地で一緒に遊んでいる空気感を想像しただけですごくワクワクします」

藤本 「僕もお化け屋敷やアトラクションが苦手で…不安が大きいです(笑)。(撮影で)遊園地に行くと決まった時に、スタッフさんが“撮影の前に1回乗ってみよう”とおっしゃっていて、冗談かもしれないですが、すごく怖いです(笑)。あと、修学旅行での枕投げや寝る前の雰囲気はもちろん、文化祭のシーンも楽しみだなと。僕にとって、文化祭は学生時代に一番楽しかった思い出なので、懐かしさも感じそうです」

「修学旅行で仲良くないグループに入りました」藤本洸大&簡秀吉が“青春”な撮影裏話を告白

――“四天王”キャストの皆さんのお人柄についてもお話を聞かせてください。まず、守崎尚哉役の桜木さん。

 「僕は雅哉とは約4年ぶりの共演なのですが、当時まだ彼は中学生だったので、3月で20歳になると聞いて驚きました。すごく成長している部分もあり、いい意味で変わらない部分もあり。またこういうふうにお仕事で会えてうれしいですし、結論かわいいです(笑)」

藤本 「ですね(笑)。今回のキャストの中で唯一の同い年なのもあり、最初から仲良くしたいなと思っていました。すごく面白い方で、僕はタメ語で話しているんですけど、雅哉はなぜかずっと敬語で…なぜだろうと(笑)。もう仲も良いのに敬語が抜けないみたいで、そういう部分も含めてかわいらしいんです。末っ子感があって、まさに守崎のようなキャラクターですね」

――仲里晴輝役の福田さんはいかがでしょうか。

藤本 「“かわいい”一択です(笑)。現場で多分一番かわいいんじゃないですか?」

 「うん。いつも瞳が輝いていて、キラキラしていて…。歩汰とは同い年なんですけど、僕とは違っていて、“なんでこんなにキラキラしているんだろう?”と思います。かわいいいしかない!」

藤本 「しかもあざとくない、何のいやみもないかわいさなんですよ。もう湧き出ているんですよね、歩汰さん自身から。日置のかわいさとはまた違う種類で、“かわいい”を証明しているような存在です(笑)。役ともリンクしていると思います」

――それでは、堀田颯斗役の清水さんは?

 「清水くんはマッチョなお兄ちゃん(笑)。そして、堀田はムードメーカーなのですが、現場でも実際にムードメーカーです」

藤本 「頼れるマッチョなお兄ちゃんですよね(笑)。現場の空気もそうですが、僕らが盛り上がっている時に締めてくれる存在でもあります」

「修学旅行で仲良くないグループに入りました」藤本洸大&簡秀吉が“青春”な撮影裏話を告白

――“四天王”キャラクターの中から、お2人が推しを選ぶなら?

 「これはもう一択!」

藤本 「僕も一択ですね。せーので答えます? せーの!」

藤本 「守崎!」 「仲里!」

 「えっ、マジ!?(笑)」

藤本 「マジですね(笑)」

 「僕、仲里みたいな“かわいい子犬系”が好きかもしれないです、昔から。ああいうキラキラしたかわいい子がいたら“推し”になりますね」

藤本 「確かに仲里は本当にかわいいです、それは認めます(笑)。でも、守崎にも魅力があって、いい意味で敬語なのに敬語じゃないように聞こえるんですよ。原作でも出てくる表現なんですけど、そこに“沼る”といいますか。ひょうひょうとしていて、敬語故に本心が読めなくて揺さぶられる、すごく気になる存在で。僕が“推し”を選ぶなら守崎かもしれないです。この“沼”な感じが(笑)」

「修学旅行で仲良くないグループに入りました」藤本洸大&簡秀吉が“青春”な撮影裏話を告白

――それぞれ、現場での立ち位置やキャラクターも役に近い部分がある?

藤本 「劇中とほとんど同じです。一つだけ違うのは、簡さんが清水さん相手にキャンキャンやっていること(笑)」

 「確かに(笑)。清水くんはお兄ちゃん感があって…」

藤本 「そこだけ渡会と違った一面が見えるなと思います。ほかは結構同じじゃないですか?」

 「うん。でも、まだ撮影が始まって数日なので、これからどうなっていくのかなっていうのもあります。でも、現状は立ち位置的には役とあまり変わらない感じですね」

藤本 「あと歩汰さん、かわいいんですけど、たまに変なことしますよね」

 「たまに小ボケを挟んでくるんですよ(笑)」

藤本 「僕らだけに見せる一面といいますか、大人の方には見せていない顔があって(笑)。そこも面白いんです」

「修学旅行で仲良くないグループに入りました」藤本洸大&簡秀吉が“青春”な撮影裏話を告白

――もし5人で“修学旅行”に行くならどこに行きたいですか?

 「ディズニーかな。ディズニーならアトラクションも大体乗れるので(笑)、ディズニーに行きたいですね。みんなでキャラクターのカチューシャをして、制服を着て行ってみたいです。制服ディズニー!」

藤本 「僕、修学旅行であるテーマパークに行ったのですが…すごく苦い思い出があるので、できればテーマパークは避けたいです(笑)。なのでみんなで旅行に行くなら、沖縄とか。ずっと行きたくて行けていないところなので、いつか行けたらいいなって。ただ僕、泳ぐのも苦手なので、外に出たら駄目なのかもしれません(笑)」

「修学旅行で仲良くないグループに入りました」藤本洸大&簡秀吉が“青春”な撮影裏話を告白

――最後に、いよいよ放送を迎えるこのドラマの見どころを教えてください。

藤本 「まずは何も考えずに、恋の素晴らしさを感じていただきたいです。恋愛って人が変わるきっかけの一つになると思いますし、この青春ストーリーと共に学生時代の思い出がよみがえることもあるのかなと。そして、誰しも生きている中で孤独を感じる瞬間があると思うのですが、そういう時に誰かに救われる幸せ、それを日置に重ねて共感していただけたらうれしいです」

 「高校生ならではの青春、恋愛の距離感といいますか、そういう部分を魅力的に描けたらいいなと思いながら臨んでいます。そのメインとなるのが僕ら演じる日置と渡会で、ぜひ2人の恋模様にキュンキュンして、毎週楽しんでいただけたらいいなと思っています」

「修学旅行で仲良くないグループに入りました」藤本洸大&簡秀吉が“青春”な撮影裏話を告白

【プロフィール】
藤本洸大(ふじもと こうだい)

2005年10月6日生まれ。兵庫県出身。近作はドラマ「スメルズ ライク グリーン スピリット」(MBS/24年)、「スノードロップの初恋」(フジテレビ系/24年)、「なんで私が神説教」(日本テレビ系/25年)、「低体温男子になつかれました。」(TOKYO MX/25年)など。

簡秀吉(かん ひでよし)
2002年10月23日生まれ。京都府出身。近作は「仮面ライダーギーツ」(テレビ朝日系/22年)、ドラマ「好きやねんけどどうやろか」(読売テレビ/24年)、「君とゆきて咲く〜新選組青春録〜」(テレビ朝日ほか/24年)、「伝説の頭 翔」(テレビ朝日系/24年)など。

【番組情報】
ドラマ「修学旅行で仲良くないグループに入りました」

ABCテレビ(関西ローカル)
2025年10月18日スタート
土曜 深夜1:00~1:30
※放送後、TVer・ABEMAで見逃し配信、FODで独占配信

「修学旅行で仲良くないグループに入りました」藤本洸大&簡秀吉が“青春”な撮影裏話を告白

取材・文/TVガイドWeb編集部

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