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「25時、赤坂で Season2」宇佐卓真、駒木根葵汰との共演シーンで感慨「エモーショナルな感情に」2025/10/14 19:00

「25時、赤坂で Season2」宇佐卓真、駒木根葵汰との共演シーンで感慨「エモーショナルな感情に」

 駒木根葵汰さん×新原泰佑さんのダブル主演でおくる、水ドラ25「25時、赤坂で Season2」(水曜深夜1:00)がテレ東系で放送中。原作は「on BLUE」で連載中の夏野寛子さんによる人気同名作で、芸能界を舞台に俳優同士が紡ぐ甘く切ないラブストーリーの続編だ。

 今作で描かれるのは、秘めた思いを通わせ、晴れて恋人同士となった羽山麻水(駒木根)と白崎由岐(新原)のその後。2人の恋人関係に波乱を呼び起こす事件が勃発するのみならず、原作でも人気を博す“舞台編”に突入する。そんな今作で、前作に続いて佐久間はじめを演じる宇佐卓真さんにインタビュー。羽山の同期である佐久間だが、演じる駒木根さんと宇佐さんにも、通じる部分があるという。

――ついにSeason2が始まりました。今作における佐久間の見どころはどのような部分になっていますか?

「佐久間自身の悩み、コンプレックス的なことは前作でも描かれていたと思うのですが、Season2でも芸能界における自分のポジションに葛藤したり、それだけでなく人の悩みを聞いたり、自分の意見を言ったりするシーンもあって、より共感できる部分が多かったです。実際に芸能界で活躍する俳優さんたちが何を思っているのか、そういうことも感じていただけると思います」

――前作に続く劇中劇「昼のゆめ」のシーンでは、佐久間演じる哲平、山瀬一真(南雲奨馬)演じる大和のラブシーンも。

「前作での佐久間は読み合わせのシーンぐらいしか劇中劇の演技をする描写がなかったですが、今回はついに哲平を演じるシーンが登場して。哲平と大和の関係、他のキャスト陣の関係も含めて、より楽しんでいただけると思います。“舞台編”にも突入しますし、そういう意味で言うと、僕であり佐久間の演技力の幅のようなところも皆さんにお見せできたらうれしいです」

――前作を経て、あらためて佐久間の魅力をどのような部分に感じますか?

「周りをきちんと見られるところが大きいと思います。このお仕事をしていると、それぞれにぐっと集中しないといけない瞬間があるのですが、佐久間はそういう時も周りのことが見えていて。でも決して手を抜くこともなく、そういうところは人としても尊敬しています」

――俳優仲間が多く、明るくムードメーカー的な存在の佐久間。宇佐さんが演じる上で、難しさを感じることはありますか?

「当初、普段の僕はテンションがそんなに高くないので、難しいのかなと思っていました。でも、芸能界が舞台ということに加えて、羽山と佐久間の関係のような感じで、葵汰と僕も17~18歳ぐらいから友達なんです。そこにコミュニケーション能力が高い新原と、普段はポンコツな弟・南雲がいて(笑)、そんなに口数が多くない僕もこの現場では明るくいられる。カメラが回っていない瞬間も佐久間でいよう、と思っているのもあるかもしれませんが、それを意識せずとも自然にできるといいますか。周囲の皆さんが佐久間を演じやすい環境を作ってくれていると思います」

「25時、赤坂で Season2」宇佐卓真、駒木根葵汰との共演シーンで感慨「エモーショナルな感情に」

――皆さんの仲の良さ、チームワークの良さは随所から伝わってきます。

「前作の時は、それこそ“カメラが回っていない瞬間も佐久間でいてほしい”というお話があったので、ギアを入れてみんなと話していた部分もあったんです。ただ、今回はSeason2ということで、すでにそれぞれとの関係値が出来上がっていましたし、新キャラクターである黒木蛍太役の(夏生)大湖とも別の作品で共演していたので、すごく居心地のいいテンション感で撮影ができて。それもありがたかったですね」

――宇佐さんから見て、駒木根さんと新原さんは主演としてどのような存在ですか?

「お芝居に懸ける気持ち、情熱みたいなもののベクトルが合っているのかなと感じていて。全然違う性格の2人だなと思う瞬間はありますが、この『25時、赤坂で』という作品においては同じ方向を向いているのが、すごくすてきだなと思っています」

――今回佐久間を演じる中で、これまでと変化を加えた部分はありますか?

「佐久間のキャラクターは割ともう前作の時につかめていたのもありましたし、そこから新しくどうこうしようというのは、監督方からも特にお言葉をいただくことはなくて。ただ、物語を進めるためのスパイスになるようなセリフもある中で、台本に書かれているからではなく佐久間だから言っている、自然に聞こえることを意識してやっていました。こういう役回りだからこそ、自然体でいることを大切に臨んでいます」

――今作の序盤において、お気に入りのシーンを挙げていただくと?

「1話で『昼のゆめ』の顔合わせのシーンがありましたが、実はそのシーンの撮影でクランクインだったんです。僕自身としても、久しぶりにキャスト、スタッフさんの皆さんと会えたのがうれしくて、すごく高揚感に包まれながら撮影した記憶があります。佐久間であり、宇佐であり…どこか半分半分の気持ちでやっていたこともあり、あそこは序盤におけるお気に入りのシーンですね」

――撮影を経て、思い出に残っているシーンを一つ教えてください。

「今後、羽山と2人きりで話すシーンがあるのですが、そこはぜひ見ていただきたいです。羽山と佐久間の関係あってのシーンであり、葵汰と宇佐ならではの空気感でもあるので、楽しみにしていただきたいなと。その日の撮影は、待ち時間などもなんだか少し特別な感じがしましたね。これまで葵汰と昔を振り返ることはあまりしてこなかったのですが、その日は“もうこんな歳になったね”みたいな会話をしたりして、エモーショナルな感情を味わいました」

――前作を振り返っていただいて、思い出に残っているシーンと言うとどのシーンが思い浮かびますか?

「1話の羽山、白崎、佐久間で休憩中に会話をしているシーンですね。そこで白崎くんからストレートに自分の意見を言われて、佐久間はきょとんとしてしまうのですが、あの時に『25時、赤坂で』の世界に入った感覚に陥ったんです。これがまさに原作で読んでいた世界だと。なので、あそこで白崎くんと会話を交わした瞬間は今でも覚えています」

「25時、赤坂で Season2」宇佐卓真、駒木根葵汰との共演シーンで感慨「エモーショナルな感情に」

――本シリーズのみならず、「被写界深度」(フジテレビ)などさまざまなドラマで活躍されている宇佐さん。俳優業をやる上で大切にしていることは?

「人それぞれあると思うのですが、僕の場合は演じるキャラクターに近しい境遇、似たような感情を持っている方が共感してくれたらいいな、というのはどの役を演じる時にも思っていますし、大切にしています。佐久間で言えば、芸能人の方のみならず、皆さんの職場や学校に新たな存在がやってきた時に、少しの焦りと共にその人の成長を近くで見守れるうれしさ…佐久間と似た感情を感じたことがある方って、きっとたくさんいらっしゃると思うんです。そういう方が佐久間を見た時に、“この表情なんか分かるな”とか“こういう時って気使うよね”とか、何かちょっとでも共感していただけたらうれしいです」

――宇佐さんは俳優業のみならず、音楽活動、さらには日々配信も行われていますが、どのような思いで臨まれているのでしょうか。

「元々曲を作ったり、歌ったりということは趣味の範囲でやっていたのですが、ついに今年グループ(ONSENSE)としてデビューさせていただいて。でも、もうある程度俳優や芸能人として、“宇佐卓真”というものが作られた後の挑戦で、それこそこの職業に夢やリスペクトをすごく持っているからこそ、絶対に適当にはできないなと。僕自身、この年齢で新しいことを始めることへの不安はもちろんありますが、まずは全部本気でやってみようと思っています。2足…いや3足のわらじ、加えて趣味もたくさんあるので、今後わらじは何足も履くことになるかもしれませんが(笑)、それぞれ相乗効果で上に引っ張り上げていけたらいいなと思いながら頑張っています」

――最後に、作品名の“25時”にかけてナイトルーティンを教えてください。

「何か作品に入っている時は、次の日に撮る分の台本を覚えるまで読んで、夜にも関わらずブラックコーヒーを飲みます(笑)。次の日がどれだけ早くても、コーヒーが好きで飲んでしまって…。当然寝られない日もあるんですけど、分かった上で飲んでいるのでいいんです(笑)。そして、次の日の入り時間にもよりますが、時間に余裕があったら1時間なり30分なり、少しでも配信をすることを心がけています。ここ2か月ぐらいはほぼ毎日やっているんじゃないかな。というのも、僕らのお仕事って、応援してくださる方に何か供給できる機会が何か作品に出るとか、こういう取材を表に出していただく時くらいで、なかなか思いをお返しできないんです。なので、なるべく配信しようという気持ちでやっていたら、いつの間にか趣味になっちゃいました!」

【プロフィール】
宇佐卓真(うさ たくま)

2000年4月11日生まれ。福岡県出身。近作はドラマ「25時、赤坂で」(テレ東/24年)、「ひだまりが聴こえる」(テレ東/24年)、「人違いから始まる恋もある スペシャル版」(テレ東/24年)、「被写界深度」(フジテレビ/25年)など。メンズグループ・ONSENSEのメンバーとしても活動中。

【番組情報】
水ドラ25「25時、赤坂で Season2」

テレ東系
水曜 深夜1:00~1:30

【プレゼント】

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取材・文/TVガイドWeb編集部

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