「マッサン」エリーが帰ってきた! シャーロット・ケイト・フォックス「ばけばけ」で再び朝ドラ出演2025/10/10

NHK総合ほかで放送中の連続テレビ小説「ばけばけ」(月~土曜午前8:00ほか)で、イライザ・ベルズランドを演じているシャーロット・ケイト・フォックス。イライザは、レフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)の同僚で、アメリカで活躍する女性記者。聡明さと世界を飛び回る行動力を兼ね備えたパーフェクトウーマンだ。
髙石あかりが主演を務める「連続テレビ小説」第113作の同作は、ふじきみつ彦さんが小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)とその妻・セツをモデルに描く物語。明治という西洋化で急速に時代が移り変わるなかで、松江の没落士族の娘・松野トキ(髙石)と、縁あって松江で英語を教えることになった英語教師・ヘブンが出会い、文化や言葉の壁を越えて愛を育む。「怪談」を愛し、何げない日常を歩んでいく夫婦の姿を通して、埋もれていった人々の声をすくい上げる愛の物語。
物語の中でヘブンに日本行きを勧めるイライザという存在を、シャーロットがどう捉え、演じているのかを語ってくれた。
――今回、連続テレビ小説「ばけばけ」への出演が決まった時のお気持ちを教えてください。
「『マッサン』(2014年)、『べっぴんさん』(16年)に続き、また朝ドラに出演できてうれしいです。今回演じるイライザ・ベルズランドは、これまであまり演じたことがなかったような役なので、それを演じられるチャンスをいただけたことに対しても、すごくワクワクしました。今回は、5年ぶりにお芝居をすることになります。その間に出産をして母になったことで、私自身が変化している部分もあると思います。それが、お芝居の中でも生かせるのではないかと思っています」
――演じるイライザ・ベルズランドは、どんなキャラクターですか?
「イライザは、すごく努力できる人だという印象が一番強いです。特に環境に恵まれていたわけではなくて、自らの努力で仕事をつかみ、今の立場を得たような人。頭がよくて、知的だし、自立している強い女性だと思います。これから台本を読みながら、もっと彼女のことを知りたいと思っていますが、きっとチャレンジをすること、冒険することが好きな人なのだと思います。トミー・バストウさんが演じるレフカダ・ヘブンとの関係性も、とてもすてきです。この2人が、今後どうなっていくかも楽しみにしていてもらいたいです」

――トミー・バストウさんの印象をお聞かせください。
「今回初共演となるトミー・バストウさんは、本当にすてきなお芝居をされる方です。私は『SHOGUN 将軍』(24年/Disney+)を見ていたので、もちろんトミーさんのお芝居も見ていたんですけれど、今回一緒にお芝居をすることができて、やはり素晴らしい俳優だなと改めて思いました」
――久しぶりのNHK大阪放送局での撮影はいかがですか?
「久々のBK(NHK大阪放送局)はエレベーターに乗るだけでも懐かしく、いろいろな思い出がフラッシュバックして、マッサンの時に日本に来た頃の記憶がよみがえってきました。特に、『マッサン』を撮影していた1年間は、女優としてもすごく成長できた1年だったし、一人の人間としても、その後の人生で母になるための準備期間だったようにも思います。BKの皆さんには、本当に支えていただきましたし、今も私の日本の家族だと思っています」
――ご自身が演じるイライザを通して、どんなことを届けたいですか?
「私がイライザを演じることで、皆さんを笑顔にしたいです。子どもを産んでから特に感じるようになったことですが、すべてがドラマチックな展開のストーリーでなくても、日常の中にはいろんな人たちが生きているストーリーがいっぱいあって、それらに癒やされている部分もあるということ。『ばけばけ』は、それらが表現されている作品で、すごく共感できるし、すてきだなと思っています」

――視聴者の方へのメッセージをお願いします。
「物語の中で、イライザがどう皆さんを笑顔にするのかは、お楽しみということで(笑)。そして、日本の皆さんへ、まずは『ただいま!』と言いたいです。私の原点にもなっているこの場所に戻って来ることができたこと、ここでまたお芝居ができることに感謝しています」
【番組情報】
連続テレビ小説「ばけばけ」
NHK総合
月~土曜 午前8:00~8」15 ※土曜は1週間の振り返り
NHK BS・NHK BSプレミアム4K
月~金曜 午前7:30~7:45
文/TVガイドWeb編集部
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