Feature 特集

齊藤京子、復讐ドラマで難役に挑戦「中身は55歳、見た目は25歳」全身整形で若返る母を熱演2025/09/26 19:00

齊藤京子、復讐ドラマで難役に挑戦「中身は55歳、見た目は25歳」全身整形で若返る母を熱演

 フジテレビ系では10月7日から、齊藤京子水野美紀がダブル主演を務める火ドラ★イレブン「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(火曜午後11:00=カンテレ制作)がスタート。

 幼稚園のママ友いじめが原因で娘を亡くした55歳の母・篠原玲子(水野)が、全身整形で25歳の篠原レイコ(齊藤)に生まれ変わり、娘を死に追いやったママ友グループに“新米ママ”として潜入する、衝撃の復讐(ふくしゅう)エンターテインメント。齊藤は、見た目は25歳でありながら、中身は55歳という複雑な役どころに挑戦する。本作で復讐ドラマと母親役、ともに初挑戦となる彼女が、意気込みや見どころなどを語った。

齊藤京子、復讐ドラマで難役に挑戦「中身は55歳、見た目は25歳」全身整形で若返る母を熱演

──企画を聞いた感想をお願いします。

「まず、タイトルに衝撃を受けました。ダブル主演を務めさせていただく水野美紀さんと同一人物を演じるのですが、私は全身を整形した後の役ということも含めて、『どういう内容なんだろう?』というところから始まって、原作を読んだ時も、どんどん謎に包まれていったのですが、最後まで読んで、『こういうことだったんだ』と納得しました」

──55歳の女性を演じることに難しさは感じていますか?

「中身は55歳だけど、見た目は25歳ということなので、水野さんと呼吸を合わせられるか不安ではありますが、精いっぱい頑張ります。見た目は自分と同年代の女性だけど、中身は55歳というところを意識しながらお芝居をするのは難しそうですよね」

齊藤京子、復讐ドラマで難役に挑戦「中身は55歳、見た目は25歳」全身整形で若返る母を熱演

──レイコを演じるに当たって準備したことは?

「水野さんにお会いして、55歳くらいの方の“あるある”みたいなものを教えていただきました。本当に腰が痛いとか、スマートフォン(以下、スマホ)を見る時は目とスマホの距離がかなり離れているとか。スマホを見るシーンもあるので、そういうことを意識しようと思います。また、すごく体力が落ちてきたともおっしゃっていたので、そういう部分も少し出しながら、25歳を装うお芝居をするのは、楽しみでもあります」

──複雑な役ですが、意識していることは?

「レイコの姿から切り替わって水野さんが演じる玲子になる瞬間があるんですけど、その時のたたずまいや感情は、水野さんにお聞きして共有しながらやっていけたらなと思います。同じ人物ということ忘れないように頑張りたいです」

──水野さんとお会いして、どのような印象を受けましたか?

「俳優さんとしてもすてきな方だなと思いますし、バラエティーではユーモアのある方というイメージもあります。今回、ご一緒させていただくと聞いて、とても光栄でした。初めてお会いした時、水野さんがご自身のことを、『現場を1分でも早く巻きたい人』とおっしゃって現場を和ませていたので、それに付いていきたいなと思いますし、ダブル主演として私も頑張りたいなと感じました」

齊藤京子、復讐ドラマで難役に挑戦「中身は55歳、見た目は25歳」全身整形で若返る母を熱演

──齊藤さんからご覧になってレイコはどんな人物だと思いますか。

「原作を読んだ時も台本を読んでも、感情移入をしてしまいました。レイコがやっていることはクレイジーな復讐だったとしても、そこに至った背景を考えると、つい応援したくなるようなキャラクターです」

──演じる上で参考にされた人物や作品は?

「原作のレイコを参考にしました。レイコのビジュアルを見たら、今の髪の長さと一緒だったので良かったなと感じましたし、原作ファンの方にも、より愛していただける作品を作れたらなと思います」

──原作を最後まで読んでどういうお気持ちになりましたか。

「いわゆる悪役が、分かりやすく悪い感じでしっかりムカっとするのですが、そんな悪役たちに復讐するシーンはスカッとするので、客観的に見ていて『その調子!』といった気持ちになりました。『最後はそうなるんだ!』というところに衝撃も受けました」

齊藤京子、復讐ドラマで難役に挑戦「中身は55歳、見た目は25歳」全身整形で若返る母を熱演

──原作を読んだ方のレビューを見ると『もっと復讐した方がいい』と、レイコの甘さを指摘する人もいるみたいですが。

「そうやって、皆さんレイコに感情移入しているんですね。ママ友たちが本当に強烈なので、ドラマでも、レイコの感情に共感できるんじゃないかなと思います。毎回、復讐が終わると、レイコが不敵な笑みを見せるんですけど、それも気持ちいいなと。それまでは、ずっと悲壮感が漂っていて疲れきって見えるかもしれないのですが、復讐後は、見たことのない表情になる感じも含めてスカッとします!」

齊藤京子、復讐ドラマで難役に挑戦「中身は55歳、見た目は25歳」全身整形で若返る母を熱演

──レイコの復讐していく行動は理解できますか? 例えばご自身が同じ状況になった場合どうされますか。

「本当に大切な人を亡くしてしまって、その原因がママ友たちだったら、その一人一人に合った方法で復讐するのはナイスだなと思いながら読み進めました。自分がそういう状況になったらというのは想像できないぐらい大きな出来事ですが、レイコの行動も仕方がないように思います」

──初めての母親役ですね。

「わが子のように接しようと思っても、経験がないので不安ではありますが、本当に愛していと思っています。普段、自分と20歳年下の方とコミュニケーションを取ることもないので、この機会を大切にしたいです。長い期間ずっと一緒にいたり、ママと呼ばれたりすることも初めてなので、楽しみながらやっていきたいです」

齊藤京子、復讐ドラマで難役に挑戦「中身は55歳、見た目は25歳」全身整形で若返る母を熱演

【プロフィール】
齊藤京子(さいとう きょうこ)
1997年9月5日生まれ。東京都出身。日向坂46の元メンバー。卒業後、ドラマや映画で活躍。現在、テレビ朝日系でヒコロヒーとともにトークバラエティー番組「キョコロヒー」でMCを務めている。

【番組情報】
「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」
10月7日
カンテレ・フジテレビ
火曜 午後11:00~11:30

取材・文/松下光恵



この記事をシェアする


Copyright © TV Guide. All rights reserved.