大橋和也「君がトクベツ」で語るLiKE LEGEND愛! メンバーにスカウトしたいのは…?2025/09/15 17:00

畑芽育と大橋和也(なにわ男子)がダブル主演を務めた大ヒット映画の“その後”を描く完全新作ドラマ「君がトクベツ」(MBS=火曜深夜0:59、TBS=火曜深夜1:28、初回のみMBS=深夜1:04、TBS=深夜2:03)が、9月16日よりMBS/TBSドラマイズム枠で放送スタートする。原作は「ヒロイン失格」などで知られる幸田もも子さんによる人気少女コミック。映画では描ききれなかったエピソードが、完全オリジナルストーリーとして描かれる。
物語は、過去のトラウマからイケメンが苦手な陰キャ女子・若梅さほ子(畑)と、国民的アイドルグループLiKE LEGEND(ライクレ)の絶対的センター・桐ヶ谷皇太(大橋)の恋の続きに加え、黒髪クールガイ・遊馬叶翔(木村慧人/FANTASTICS)と国民的女優・七瀬えみか(矢吹奈子)のじれったい恋模様や、個性豊かなライクレメンバーの素顔と絆にもスポットを当てる。
LiKE LEGENDのリーダーであり、仲間からも厚い信頼を寄せられる桐ヶ谷皇太を演じる大橋。皇太としての在り方や役作りの難しさはもちろん、現場で築かれたLiKE LEGENDメンバーとの絆や、撮影後も続く交流エピソードまでたっぷりと話を聞いた。
ほぼ本人!? 桐ヶ谷皇太役で感じた“自分に近い役柄だからこその難しさ”と恋愛観の違い
――映画公開時、皇太役はご自身にも近い役柄とおっしゃっていましたが、演じる上で難しかった部分はどこですか。
「難しかったのは、自分に近い役柄だからこそという部分ですね。大橋和也+桐ヶ谷皇太の考え方で動かなくてはいけなかったので、二重で同じような思考をしなくてはいけなかったんです。その中で“ちょっと違う部分”を見つけるのが難しかったです。もちろん違いがあるからこそ役になりきれる部分もありますが、ほぼ一緒やったから…。改めて感じた違いは、ファンの皆さんに対しての愛や、LiKE LEGENDのリーダーとしての在り方、愛され具合は、皇太の方が圧倒的にすごいということ。僕にとっての理想像が皇太なんです。だから自分より少し大げさに表現する必要があって、その絶妙なバランスを取るのが難しかったです」
――では逆に、皇太を演じていて、“自分だったらこうはしないな”と思う瞬間はありましたか?
「僕は、『俺の彼女が…』なんて外では絶対言わないですね。そこは皇太とは違いますね」

――ドラマでは、叶翔とえみかのカップルも描かれます。さほ子と皇太、それぞれの恋の進み方を見て、どちらがいじらしいと思いますか。
「僕はさほ子と皇太のうぶな感じ、頑張りもすごくいいなと思いますけど、漫画で読むと叶翔とえみかのじれったさが好きですね。言葉には出さないけれど、モノローグで気持ちが描かれていて、『思ってもいないことを言っているのに、心の内ではめっちゃ好き』という裏の感情が見えるところ。漫画ならではの描き方で、現実ではなかなか伝わらないことも分かる。その部分が見えると、叶翔とえみかの恋模様は面白いなと思います」
――叶翔役の木村さんのお芝居を見ていて、「これは女の子がキュンとするはず」と思った瞬間はありますか。
「叶翔が『抱くぞ、おら!』って言うシーンです。なかなか言える言葉じゃないですし、僕もあのシーンはキュンとしました。実際に言われたら『えっ…抱かれんの!?』って思いますね(笑)」

――皇太はそこまで“男”なタイプではないですよね。
「そうですね。映画では壁ドンがありましたけど、今回のドラマでは“男”の部分も結構見られると思います。恋も仕事も全力で成就しようとする姿が描かれているので、そこは楽しみにしてほしいです」
アドリブ連発&素の笑顔も! ドラマならではの裏側エピソード

――映画のシーンから続く場面も多いですが、ドラマ化にあたり意識したことはありますか。
「『ドラマやから』といって、改めて何かを意識するということはなかったですね。ただ、自由度はドラマの方が高いなと感じました。ほぼ毎話、必ずアドリブがありましたし。また、映画からドラマに続く場面も多いので、特に大きな違いはないですね。映画の裏側が見られる感覚です」
――覚えているアドリブを教えてください。
「1話では皇太の家に、さほ子が来てハンバーグを作ってくれるシーンがあるんですけど、その時、油がはねて僕が『アツ!』と言ったところから先は、全部アドリブでした。かなり長めにアドリブを続けていて、お互い素で笑っています。笑顔の種類で分かると思うんですが、さほ子も自然な笑顔になってしまっているんです。即興のアドリブが続く中、カットがかかるまできちんと芝居を保つ畑さんは、さすがでした」
――さほ子というキャラクターをどう見ていますか。
「素直で、表情がすごく豊かですよね。映画でもたくさんの表情を見せてくれました。過去のトラウマがあるから、人の言葉をすぐ鵜呑み(うのみ)にしないじれったさも魅力です。そんな彼女が、皇太に出会ってトラウマから解放され、人を好きになることができるようになる。その成長と、自分をオープンにできるようになる姿がすごく愛らしいし、ほのぼのすると思います」
――キュンキュンシーンの中で「こういう女性のしぐさに弱い」というものはありますか。
「さほ子の見た目は僕にとってドンピシャです。後ろで髪を結んでいる姿が好きで、しかもきっちりじゃなくて、適当に結んでいる感じがいいですね。あと、眼鏡も。それから、日記じゃなくて“戒めノート”にいろいろ書いているのもギャップとしていいなと思います。全部読んでみたくなります。そういうギャップに弱いですね」

撮影後も続くLiKE LEGENDとの深い絆と仲間愛

――撮影後もLiKE LEGENDのメンバーと連絡を取っていますか。
「めちゃくちゃ連絡しています。グループでも個人でもよく連絡します。昨日は慧ちゃん(木村)から連絡がありましたし、全員からも来ましたね。なる坊(大久保波留/DXTEEN)も『お誕生日おめでとうございます。ご飯行きましょう! 待てません』みたいなメッセージをくれて。みんなかわいいんですよ。慧ちゃんは急に電話をかけてきて、『何?』って聞いたら『和くん大好き!』って(笑)。本当に甘え上手なんですよ。柔ちゃん(山中柔太朗/M!LK)はしっかりしているけどお笑いも好きで、ちょっとボケたりもする。みんなツッコミタイプが多い中で、ボケ担当ですね。なる坊はもう弟、プリちゃん(NAOYA/MAZZEL)は乙女…プリンセスやから(笑)。『やだ〜』っていう感じでかわいいんです。それぞれキャラが全然違って、一緒にいると本当に楽しいので、また集まりたいです」
――芸能活動歴が長い大橋さんだからこそ、キャリアの違いからリスペクトされる場面もあったのでは?
「なる坊は、僕と仕事をする前から知ってくれていて、好きやったって聞いてすごくうれしかったです。TikTokも撮ってくれるし、僕らの曲が出たらすぐ反応してくれる。そういうところがかわいいし、よしよししてあげたくなります。プリちゃんは“よしよし”というより、わが道を行くタイプ。ずっとしゃべって盛り上げてくれるので、いてくれると場が明るくなります」
――なにわ男子のライブを見に来てくれたことも?
「全員来てくれましたよ。慧ちゃんと柔ちゃん、なる坊が一緒に来てくれたんですけど、その時にうちわを持ってくれていて、さらに左手にはピンクのハート型の何かがあったんです。『なんやろ?』と思ったら、“君がトクベツ”って書いてあって、ちゃんと宣伝してくれていたんです。みんなグッズを持って、いっぱいアピールしてくれて、すごくうれしかったです。僕もなる坊のパフォーマンスを見に行ったことがあります。プリちゃんと一緒に行って、ずっと『なる坊ー!』って叫んでました。周りからもかなり見られていました(笑)。そうやって関係も深まっています」

――LiKE LEGENDのメンバーで集まった時、一番盛り上がった話題は何でしたか。
「『誰の家に集まるか』という話になって、『じゃんけんで決めよう』と盛り上がったんですけど、その直後に撮影が始まってしまって、その場ではじゃんけんできてないんですよ。なので、次に集まった時にやりたいです。打ち上げみたいな感じで。僕の家に来てもらうのは…いやですね(笑)。何をされるか分からないし、みんな暴れ回りそう。でもじゃんけんは拒否権なしなので、負けたら仕方ないです。僕的にはなる坊の家に行ってみたいです。あまり人を呼んだことがないらしいし、不思議ちゃんでもあるので、どんな生活をしているのか気になります」
――LiKE LEGENDをパワーアップするために、なにわ男子から1人スカウトするなら?
「LiKE LEGENDにはトークの回し役がいないので、だいちゃん(西畑大吾)ですね。今は僕が回さなきゃいけなくなるんだけど、僕は回しが得意じゃないので、だいちゃんに回してほしいです」
――LiKE LEGENDの今後のパフォーマンス披露の予定は?
「やる気はあります! また(同系の)『CDTVライブ!ライブ!』に出演したいです。新曲も作ってほしいんですけど…今は予定がありません! バラード調でも歌だけでもいいですし、慧ちゃんは普段ダンスパフォーマンス担当なので、歌う姿はこのグループでしか見られない。それも面白いと思います」

【プロフィール】
大橋和也(おおはし かずや)
1997年8月9日生まれ。福岡県出身。B型。なにわ男子のメンバー。2021年に「初心LOVE(うぶらぶ)」でCDデビュー。25年6月に映画「君がトクベツ」の桐ヶ谷皇太役でダブル主演を務めた。本作では、映画のその後を描く。ドラマ「リベンジ・スパイ」(テレビ朝日系)でも主演を務めた。
【番組情報】
ドラマ「君がトクベツ」
9月16日スタート
MBS
火曜 深夜0:59~1:29
初回のみ 深夜1:04~1:34
TBS
火曜 深夜1:28~1:58
初回のみ 深夜2:03~2:33
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