Feature 特集

THE SUPER FRUIT全員で連ドラ初挑戦「サムギョプサルですが」で見せる新境地2025/09/10

海外ドラマバナー
THE SUPER FRUIT全員で連ドラ初挑戦「サムギョプサルですが」で見せる新境地

 9月11日にスタートするテレ東系の連続ドラマ「サムギョプサルですが」は、韓国のコンテンツ制作会社「VISUAL ANDWIT」とテレ東が初めてタッグを組み、オール韓国ロケで制作。出張先の韓国で、主人公がサムギョプサルに変身してしまうという奇想天外な展開のフェイクドキュメンタリー。

 本作でメンバー全員での連ドラ初出演を果たすのは、9月2日にメジャーデビューした7人組ボーイズグループ・THE SUPER FRUIT(小田惟真、堀内結流、田倉暉久、阿部隼大、星野晴海、松本勇輝、鈴木志音)。シュールな展開の中にもポジティブなメッセージが込められているなど、見どころたっぷりのドラマの魅力を、撮影エピソードを交えてメンバー7人が語ってくれた。

THE SUPER FRUIT全員で連ドラ初挑戦「サムギョプサルですが」で見せる新境地

──小田さん演じるテレビ局の新人ディレクター・惟真がサムギョプサルになってしまう物語です。かなりぶっ飛んだ展開ですね。

小田 「正直、ビックリしました(笑)。実は僕、恥ずかしがり屋の緊張しいで、気持ちを大きく表現するような演技は苦手なんです。台本を読んでみたらわりと大きく演じないといけない役柄で…。でも、僕はもともと韓国ドラマが大好きなので、自分がよく見ていた“あの感じ”を出すためにはしっかり頑張らないといけないと思って。台本をさらに読み込んで準備したら、台本が付箋まみれになってしまいました(笑)」

──今回、皆さんが演じる役の名前は本名と同じ。それぞれ自分に重なる面もあったりしますか?

小田 「僕が演じる惟真は、最初は少しネガティブだけど、ストーリーが進んでいくうちにポジティブになっていきます。その変化がすごくいいなと思ったし、どっちの面も僕に似ています」

──田倉さんと堀内さんは韓国出張に同行する惟真の友人役で、星野さん、松本さん、鈴木さん、阿部さんの4人は惟真の同僚のテレビ局局員役です。それぞれどんなキャラクターですか?

THE SUPER FRUIT全員で連ドラ初挑戦「サムギョプサルですが」で見せる新境地

田倉 「暉久は“頭が良さそうに見えるタイプ”で、知識はあるものの浅くて、ちょっとダサいところもあるんです(笑)。でも、友達思いのいい人物なんですよ。役割的には、サムギョプサルになっちゃう惟真をどうにかしたいと思い、一人で暴走している結流をなだめつつ、解決策を探していく。振り回されることが多い役でもあるのですが、実生活でも似たようなことがあるので演じやすかったですね。例えば、テンションが高い日のライブのMCや、長時間の移動の際には、メンバーに振り回されることがたまにあります(笑)」

堀内 「結流は、自分に似ている部分もあるキャラクターですが、自分では普段言わないようなセリフや、持っていない感情を表現するシーンもありました。最初は自分なりに考えて演じてみたのですが、監督からの指示を受けながら何度も演じるうちに、少しずつ“正解”に近づいていった感覚があります。『自分だけど、自分じゃない』という不思議な感覚に向き合うのは、難しかったです」

鈴木 「僕はテレビ局のディレクター役で、一見ふざけているように見えたり、ちょっとこびるようなキャラクターです。ふざけて踊るシーンがあるのですが、そこが自分の性格にとても合っているなと感じました。キャラクターと少し似ている部分もあって、演じていてとても楽しかったです!」

THE SUPER FRUIT全員で連ドラ初挑戦「サムギョプサルですが」で見せる新境地

星野 「はるもテレビ局の社員役を演じたのですが、実際に就職した経験がない中で、『もし自分たちが就職したら、こんな世界線なのかな』と想像しながら演じた部分もありました。役そのものは、ほぼ素の自分で演じることができたので、スパフルがテレビ局で働いている世界をリアルに想像できるかも。そういう目線で見てもらえると、いつもと違う新鮮なスパフルが楽しめて面白いと思います!」

阿部 「僕が演じた隼大は、みんなのことを見守っている優しい年上のキャラクター。僕と同じように、頼りがいがある人です」

一同 「お!?」

阿部 「演技をしたつもりはないので、等身大の僕が皆さんの目に映ってくれたらうれしいです」

田倉 「説明がどんどん苦しくなっているぞ(笑)」

阿部 「僕もテレビ局の社員役です。惟真が韓国に出張することになって、仲間としての絆が感じられる場面が多くあるんです。そんな場面を楽しんでもらえたらうれしいです」

松本 「僕も普段の自分に近い感じで演じることができました。隼大・晴海・志音との4人で、メンバー以外の役者さんと話すシーンもありましたが、自然なかけ合いができましたし。それでも、いつもの自分たちとは違う緊迫感があるシーンもあって、面白かったです」

THE SUPER FRUIT全員で連ドラ初挑戦「サムギョプサルですが」で見せる新境地

──7人全員でドラマ出演を果たした今回、撮影を通して、メンバーの新たな一面を発見することはありましたか?

阿部 「ロケ先のホテルでは、みんなで集まってセリフの練習をしたんです。その時、志音は真面目に真摯(しんし)に、“鈴木志音”という人間に向き合って練習していたんです。アドリブを生かすシーンもあったので、自分の出し方をちゃんと考えようとしていたのかな」

小田 「志音は真面目だから、役としてふざける時も最初はシリアスになっちゃって。その時メンバーが『いつもの志音のまま振り切っていいよ。ドラマの演技だけど、普段の内輪ノリで盛り上げた方がいいよ』とアドバイスしたんです。そしたら、本番はいつもの“鈴木志音”らしさ全開で演じ切って。とても面白いシーンになりました」

鈴木 「みんなにたくさん助けてもらいました」

田倉 「惟真は、怒る芝居の時もかわいいんですよ(笑)」

堀内 「てるの意見にめちゃくちゃ共感。道路で怒るシーンが、かわいかった(笑)」

小田 「どういうこと!? 怒っているのにかわいいって、演技できてないってことじゃん!(笑)」

田倉 「役とちゃんとリンクしていたよ(笑)。自信のない性格のキャラクターだから、どう感情を出して怒るかを試行錯誤していたんだよね。役としての惟真と、普段の惟真が垣間見える瞬間がかわいさの中にあった気がします」

堀内 「てるはセリフを覚えるのがめっちゃ早いんですよ。それに、外から得たものを自分の中に取り込んで、自分の表現として生かすのがうまくて。撮影中、監督からメンバーに『そのキャラクターはこういう雰囲気で』といった指導があったのですが、てるだけは『そのままでOK』と言われていました。てるっぽくなり過ぎず、ちゃんとキャラクターとして自然にハマっていて、尊敬しました」

小田 「最初の本読みの時に、監督が“MBTI”(※)を使ってキャラクター分析をしてくれたんです。その診断では、てるが演じるキャラクターは本人とは正反対のタイプだったのですが、演技としては、すごくハマっていて。真逆のキャラクターに自分らしさも入れて演じられている、てるの姿を見て、すごいなと思いました。メガネをかけていたのも普段のてるとは違う雰囲気で、面白かったですね(笑)」(※MBTI=韓国では主流の4種のアルファベットの組み合わせで結果が出る性格診断)

THE SUPER FRUIT全員で連ドラ初挑戦「サムギョプサルですが」で見せる新境地

阿部 「はるは自分が今どう映っているか、どうしたらより良く映るかを、直感的に感じることができるんです。第1話では『黒ひげ危機一髪』をするシーンがあるのですが、黒ひげ目線の撮影方法だったんです。その時のはるの表現がすごく上手で。日ごろ、TikTokもやっているし、自分と向き合う時間が長いからなんでしょうね」

田倉 「本読みの時に思ったのは、晴海はどんなセリフを言っても“晴海らしさ”がにじみ出るということ。台本には、晴海に近いセリフが書かれている部分もありましたが、そうじゃないセリフも自分のものにしちゃう。普段の一人称は“俺”じゃなくても、晴海が言うとそれが彼らしく聞こえる。役に寄せる必要がないので、すごいなと思いました」

小田 「僕も普段の自分に寄せながら役作りをしたんですが、はる兄(星野)はキャラクターを自分のものにするそのスピードがすごく早いんです。セリフだけ聞いても、“あ、これ、はる兄が言っている”ってすぐに分かる。それがすごくいいなって」

星野 「やば♡︎ うれしい」

松本 「隼大もいろんな人になれるタイプ。しかもそれが自然で、俳優・隼大も面白いなと思いました」

小田 「隼兄(阿部)は僕と似ている気がしました♡︎ 完璧主義というか、『このセリフ、自分だったらどうするんだろう』とか、正解を求めちゃうから役作りに時間がかかるんです。隼兄が裏でセリフを覚えているのを見ていたし、そういう努力が本番でブーストをかけるんですよね。心の底から笑って、楽しみながら演技をしている隼兄が見られてうれしかったです」

THE SUPER FRUIT全員で連ドラ初挑戦「サムギョプサルですが」で見せる新境地

鈴木 「勇輝もカメラが回った時のテンションがすごい。本番で見せる演技の振り幅もそうだし、オリジナリティーが抜群に出るんです。勇輝の明るい声を聞くだけで現場が明るくなるし、あのポテンシャルは自分も見習いたいですね」

阿部 「勇輝はしゃべらなくても存在感があるんですよ。表情だけでも何を訴えかけているのか分かるんです。画面越しでもそれが伝わるはずなので、表情にも注目して勇輝を見てほしいです」

田倉 「僕は基本的に結流と2人で行動をともにすることが多かったんですが、初日と最終日ではセリフの滑らかさが大きく変わりました。撮影は全部で10日ほどでしたが、その間で培われた余裕みたいなものが出てきたのかなって」

鈴木 「僕らが1月に経験した舞台では、芝居を前に出す必要があったんです。それに対して今回は、映像作品なので、演技をどんどん映像向きに調整していく必要があって。結流はそれをすごく早く習得していたかな。滑舌も良くなっていった気がします」

THE SUPER FRUIT全員で連ドラ初挑戦「サムギョプサルですが」で見せる新境地

堀内 「1、2週間でセリフを頭に入れなくちゃいけなかったので。それに加えて表現方法も考えなくちゃいけないし、韓国語も勉強しなくちゃで…」

小田 「6月上旬にこのドラマのお話をいただいて、6月中旬から撮影だったんだよね」

堀内 「そうそう。初日から長セリフがたくさんあって、とても焦っていたんですよ。初日は韓国側のスタッフさんが40人ぐらいいたし、とにかく緊張もしていて。でも、今思えば、それがいい緊張だったのかもしれない。それを乗り越えたから後半に向けてのモチベーションが高くなって、すごくいい演技ができたかなと思います」

──濃い10日間を過ごした韓国ロケで作り上げた「サムギョプサルですが」。ファンの皆さんに期待してほしい見どころは?

小田 「惟真がサムギョプサルになった後の展開を楽しみにしてほしいです。暉久と結流の2人は惟真が元に戻れるように奔走しますが、惟真はサムギョプサルになっているので(笑)、その場面の撮影には参加していないんです。惟真がいない間の物語がどんな映像になっているのか、僕自身楽しみですし、その間の展開も見どころです」

──ちなみに、韓国でサムギョプサル食べましたか?

田倉 「食べました。めちゃくちゃおいしかったです!(笑)」

THE SUPER FRUIT全員で連ドラ初挑戦「サムギョプサルですが」で見せる新境地

【プロフィール】
THE SUPER FRUIT(ザ・スーパーフルーツ)
9月にメジャーデビューした清純派7人組ボーイズグループ。メンバーは、小田惟真(アップル)、田倉暉久(オレンジ)、星野晴海(レモン)、堀内結流(メロン)、松本勇輝(ピーチ)、鈴木志音(グレープ)、阿部隼大(ココナッツ)。2021年10月1日結成。22年8月発売の「チグハグ」が話題を呼び、この曲の音源を使ったTikTok動画が11月までに12万本以上が投稿され、総視聴回数は12億回を超えている。

【番組情報】
木ドラ24「サムギョプサルですが」

テレ東系
9月11日スタート
木曜 深夜0:30~1:00(初回は深夜0:36~1:06)
動画配信サービス「U-NEXT」「Prime Video」で順次見放題配信。
広告付き無料配信サービス「ネットもテレ東」(テレ東HP、TVer、Lemino)でも見逃し配信。

【プレゼント】

THE SUPER FRUIT全員で連ドラ初挑戦「サムギョプサルですが」で見せる新境地

THE SUPER FRUITさんのサイン入り生写真を2名にプレゼント!

TVガイドWeb公式X(@TVGweb)をフォローし、下記の投稿をリポスト。
https://x.com/TVGweb/status/1965709083367092506

【締め切り】2025年10月8日(水)正午

取材・文・撮影/TVガイドWeb編集部

韓流バナー
海外ドラマバナー

この記事をシェアする

海外ドラマバナー

Copyright © TV Guide. All rights reserved.