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小野花梨が大河ドラマ「べらぼう」クランクアップ「ふくの人生は、ハッピーエンド」2025/08/17 20:45

小野花梨が大河ドラマ「べらぼう」クランクアップ「ふくの人生は、ハッピーエンド」

 NHK総合ほかで放送中の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜午後8:00ほか)で、ふく(うつせみ)を演じる小野花梨が、本日・8月17日放送の第31回をもってクランクアップを迎えた。吉原から足抜けし、愛する人との子どもを授かったふくの物語が、ついに幕を閉じる。

 横浜流星が主演を務める「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は、親なし、金なし、画才なし…ないない尽くしの生まれから、喜多川歌麿や葛飾北斎などを見いだし、“江戸の出版王”として、時代の寵児(ちょうじ)になった“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜)の生涯を笑いと涙と謎に満ちた物語。脚本は、大河ドラマ「おんな城主 直虎」(17年)、ドラマ10「大奥」(23年)など数多くのヒット作を手がけてきた森下佳子さんが担当している。

小野花梨が大河ドラマ「べらぼう」クランクアップ「ふくの人生は、ハッピーエンド」

 吉原の松葉屋で座敷持ちの女郎・うつせみとして生きていたふくは、小田新之助(井之脇海)と出会い、足抜けを果たす。その後、農民として暮らしていたが、浅間山の噴火の影響で流民となり、蔦重(横浜)の世話になりながら、新之助との間に赤ん坊(とよ坊)を授かった。

 第31回「我が名は天」では、江戸市中が利根川の決壊により大洪水となる中、蔦重が新之助やふくを気にかけ、米などを差し入れようと深川を訪れる。そんな中でふくは悲劇的な最期を迎えることとなった。

小野花梨が大河ドラマ「べらぼう」クランクアップ「ふくの人生は、ハッピーエンド」

――ふくという役柄を演じきってみていかがでしたか?

「ふくの人生は、ハッピーエンドだったと思います。愛する人と足抜けして、生き延びて、子どもを授かって、すごく希有なハッピーガールだったと思うんです。だからいろいろ辛いことありましたけど、私はとっても幸せだったなと思います。一つ大きな無念があるとすれば、とよ坊も一緒に亡くなってしまったことがあまりにも悲しいなと思いますね。これでとよ坊が新さんと共に生き残ってくれて、2人の未来を願えるんだったらどこかで諦めもついたかもしれません」

小野花梨が大河ドラマ「べらぼう」クランクアップ「ふくの人生は、ハッピーエンド」

――ふくにとって新之助はどのような存在でしたか?

「新さんは本当にずっと愛してくれていたので、横にいて不安な気持ちになることがあんまりなかったです。そういう意味では、新さんなら自分がいなくなっても大丈夫だと思って死ねたんじゃないかなと勝手に思います。もちろんお別れは悲しかったと思いますが、最後の最後まで2人は思い合っていて、それだけはずっと揺るぎなかったということが、私は脚本の森下佳子さんから大きなプレゼントをいただいたなと思っています」

【番組情報】
大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」
NHK総合
日曜 午後8:00~8:45ほか
NHK BSプレミアム4K
日曜 午後0:15~1:00ほか
NHK BS・NHK BSプレミアム4K
日曜 午後6:00~6:45

文/TVガイドWeb編集部



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