橋本環奈と三浦翔平が語る「天久鷹央の推理カルテ」の魅力とは? ある出来事で意気投合も?2025/05/20 17:00

テレビ朝日系で放送中のドラマ「天久鷹央の推理カルテ」(火曜午後9:00)。本作は天医会総合病院の統括診断部に所属する天才医師・天久鷹央(橋本環奈)が、同部に赴任してきた小鳥遊優(三浦翔平)とバディを組み、数々の「診断困難」とされる病気や、警察でさえ解き明かすことのできない謎を解き明かしていく医療ミステリーだ。
今回、不可解な謎や病気を解き明かしていく天才医師・天久鷹央を演じる橋本さんと鷹央の相棒である小鳥遊優を演じる三浦さんにインタビューを敢行。お気に入りの話や撮影中のエピソード、作品の魅力などを聞いた。

――2人が演じる鷹央と小鳥遊優の魅力を教えてください。
橋本 「鷹央は運動神経が悪くおっちょこちょいなところもあるけれど、謎を解決していく時は頼れる診断医で、その格好良さやギャップが魅力的なキャラクターだと思います。そこが実写化により原作よりも生身の人間として生き生きと描かれていると思います」
三浦 「小鳥遊は鷹央先生をとても気にしていて、いいバディ感を生んでいる優しいキャラクターです」

――ご自身と共感できる部分はありますか?
橋本 「鷹央と似ていたら、ぶっ飛びすぎていろいろな意味で問題かと…(笑)。1度見ただけで全部覚えちゃうような天才ですし、本当にビジュアルだけですね。(27歳の)女性なのに)子どもに見える27歳の女性と言われるシーンがありますけど、そこだけは共通しています」
三浦 「僕も空間把握能力が高いので、そこは小鳥遊と共通している点だと思います」

――撮影現場の印象深いエピソードはありましたか。
橋本 「第2話のすぎ花粉に囲まれたシーンの撮影かな」
三浦 「あれはやばかった(笑)」
橋本 「全員が鼻声で話すシーンの時はひどかった(笑)」
三浦 「御殿場でね。あれはひどかったね」
橋本 「あたかも花粉を吸収しに行くというくらいで大変でした。印象深いエピソードと言ったらまずその時のことになりますね。」
三浦 「そうだね。天候にも恵まれているし。事件っていう事件もないかな。大幅に遅刻した人もいないしね」
橋本 「いないですね。(遅刻した人を)いじりたいです」
三浦 「撮影がどんどん進んでいく感じだよね」
橋本 「分かります。止まらない列車みたいで本当に頑張って乗りこなさないと乗っていられないというか、すぐ落ちそうなぐらいテンポが速いですね」
三浦 「事件という事件はないですね」

――「天久鷹央の推理カルテ」の原作やアニメなどで好きなエピソードを教えてください。
橋本 「原作でも好きでアニメでは泣いてしまった、ドラマでは第5話の小児科病棟のエピソードです。少しコミカルな描写が少なくなって重たくなるエピソードですが、鷹央らしさを感じられる話になっています。対人関係を苦手とする鷹央が子どもが相手でも一人の人間として相対していて、だからこそ鷹央が苦労して。他の人から見たら簡単なことかもしれないけど、鷹央はうまく向き合えなくて、正直なところが感じられてとても好きなエピソードです」
三浦 「僕も小児科病棟の話かな。子を持つ親としての視点で見ても、8歳の子どもが白血病になっているのは見ていてつらいです。ドラマを通して医者でも救えない病気があるというのを認識できればいいなと思います」

――最後に視聴者へメッセージをお願いいたします。
橋本 「どんな年齢層の方でも楽しめる作品だと思います。実際、原作の知念実希人先生の作品も大人の方は勿論(もちろん)、学生の読者も多くて小学生でも楽しめる作品だと言われているのも頷(うなず)けます。難しい言葉や病名も万人が理解できるよう描写されていると私も読んだ時に感じました。その原作の良さがドラマでもしっかり表現されていると思います。病気や症状の説明を鷹央が説明している時に字幕が出てきたりアニメーションや絵で伝えたり、子どもたちも楽しめる魅力のある中で、ミステリーとしても深みのある作品だと思います」
三浦 「医療とミステリーの新しい切り口のドラマで2度楽しめる作品。で、原作者の知念先生も太鼓判を押してくれています。実際にある病気の診断のシーンもあり、勉強にもなるので見てください」
――ありがとうございました。
【番組情報】
「天久鷹央の推理カルテ」
テレビ朝日系
毎週火曜
午後9:00~9:54
【プロフィール】
橋本環奈(はしもと かんな)
1999年2月生まれ、福岡出身。主な出演作は映画「キングダム」(19年)や映画「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」(19年)、映画「今日から俺は!!劇場版」(20年)、映画「カラダ探し」(20年)、「おむすび」(24年/NHK)など。「警視庁いきもの係」(17年/フジテレビ系)で三浦翔平と共演している。
三浦翔平(みうら しょうへい)
1988年6月生まれ、東京出身。主な出演作は「警視庁いきもの係」(17年/フジテレビ系)や映画「親のお金は誰のもの 法定相続人」(23年)、「やわ男とカタ子」(23年/テレ東)、大河ドラマ「光る君へ」(24年/NHK)など。
テレビ朝日担当/S・A
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