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ヒロミ×LITTLE×ファンキー加藤 第2回「八王子魂Festival&Carnival」への思いを語る2025/05/13 17:00

「八王子魂 Festival&Carnival2025」ヒロミ&LITTEL&ファンキー加藤

 「八王子魂 Festival&Carnival2025」が、6月14・15日の2日間、東京都八王子市のエスフォルタアリーナ八王子にて開催される。

 2021年に発足した「八王子を盛り上げる会」が主催の「八王子魂 Festival & Carnival」は、「八王子で音楽やお笑いを織り交ぜたエンターテインメントフェスを!」をテーマに、八王子市出身のヒロミがアンバサダーを務め、23年11月に初のイベントを開催。音楽ライブとお笑いのステージが繰り広げられた。2回目の開催となる今回は、ヒロミがスペシャルアンバサダーに就任し、八王子市出身のLITTLEKICK THE CAN CREW)とファンキー加藤FUNKY MONKEY BΛBY’S)がアンバサダーを務める。そんな3人が前回の様子を振り返るとともに、今年の見どころやイベントにかける思いを語った。

――2回目のフェスが決定したお気持ちを聞かせてください。

ヒロミ 「2年前、『とりあえず一回フェスをやってみよう』という軽い感じから始まったフェスで、2回目は全く考えていなかったんです。でも、自分たちがすごく楽しかったのと、LITTLEと加藤を含めた八王子の皆も、ファンの皆さんも、またやりたいという思いが強かった。僕はもうおじさんですし、元々僕の職業の中にはフェスの運営はなかったので(笑)、やってみて大変さも楽しさも分かりました。八王子はアーティストも多いので、皆さんが盛り上がっていくのが一番。LITTLEと(ファンキー)加藤も、実はそんなに若くはないのですが(笑)、八王子を引っ張っていくには彼らの意思がないと難しいと感じたので、2回目は2人にフェスをけん引していってもらう形になりました」

LITTLE 「前回の開催から少し時間が空いたので、いつも八王子にいる僕は、『次はいつ?』と聞かれることも多く、市民の皆さんの期待を日々浴びていました。どうにか実現の方向にいけたらいいなと、ずっと思っていたら、ヒロミさんが2回目の開催を後押ししてくれて、僕らに『一生懸命頑張れよ』と言って肩をたたいてくれたので、今回、実現に至って最高にうれしいですね」

ヒロミ 「でも、僕に決定権は何もないですからね(笑)」

ファンキー加藤 「決定権がないと言っても、ヒロミさん抜きでの八王子フェスはなかなか難しいんですよ。LITTLEくんが言ったように、八王子の市民の皆さんからは1回目が終わった後、『楽しかった! また次も!』というネクストを期待する声が多く届いていまして、2回目に関しては俺とLITTLEくんが、どちらかと言ったら先導切ってヒロミさんに『お願いします。やりましょう!』と言って一緒に参加していただいた感じです。なので、2回目の開催が決定して、心からうれしく思っています」

「八王子魂 Festival&Carnival2025」ヒロミ&LITTEL&ファンキー加藤

――八王子の市民からはどのような声が寄せられたのでしょう。

ファンキー加藤 「例えば、1回目の木梨憲武さんのステージや、一流のミュージシャンの皆さんのライブを、わが町・八王子で見ることができたことに、感動してもらえたみたいです。大きなフェスとかは、東京でも少し離れた場所で開催されることがほとんどなので、八王子のアリーナで行われることに市民の皆さんは喜んでくださいましたね」

ヒロミ 「僕自身、八王子にそんなに行くことはないんですよ…」

LITTLE・ファンキー加藤 「えっ!? 先週も行ったじゃないですか」

ヒロミ 「でも、同級生とかから、『またやらないのか?』と聞かれたり『またやってよ』と言われたりするので、今度は彼らを(ステージに)出してやろうかなと思って(笑)」

ファンキー加藤 「いやいや、それはやめようかなと思っているんですけど(笑)。ヒロミさんのお友達枠、すごい空気になりそうですから」

――そうすると、LITTLEさんとファンキー加藤さんのお友達の中にも「出たい!」という人が現れそうですね。

ファンキー加藤 「出たいと言って出られるもんじゃないんですよ(笑)。ただ、八王子の若い後輩ミュージシャンたちがいっぱいいる中で、一つの目標になればいいかなと思っていて…。『八王子フェスに参加できるように頑張るぞ』と思ってもらえるきっかけにはなったんじゃないかなと思います」

「八王子魂 Festival&Carnival2025」ヒロミ&LITTEL&ファンキー加藤

――豪華なメンバーが集結するフェスは、ファンにとってはたまらないですが、逆に皆さんが前回苦労した点や、次の開催に向けて不安な点はありますか。それとも、楽しみの方が大きいのでしょうか。

ヒロミ 「前回は2日間あって、出演メンバーは八王子出身だったり、八王子とは関係ないけど、僕らとつながりのある人たちが多かった。なので、『皆さん、八王子に来てくださってありがとうございます』という気持ちで、イベントがなるべく盛り上がるようにと思っていました。あと芸人さんがスベらないようにと。僕は、そっちの気持ちの方が分かるのでね。音楽はどうやっても盛り上がるのですが、その合間のバラエティー班が胸を張って(ステージ袖に)帰ってくるのか、それともちょっと下を向いて帰ってくるのかということがすごく気になりました。けど、ほぼほぼ、全員が胸を張って帰ってきて、元気よく『ありがとうございました!』と。その一言で、盛り上がったかどうかというのを感じ取りました。芸人さんたちはシビアなので、自分たちのネタが合わなかったなとか、僕らには分からない何かがあるんですよ。だけど、『楽しかった!』と言いながら戻ってきてくれて。だいたいは、ウケないと早めに終わるんですけど、みんなちゃんとやっていましたからね。僕はそれが一番気になっていたので、合間のネタをやってくれる芸人たちがどんな感じかというチェックをしたり、あっちこっち行ったりで忙しかったです。加藤2日目しか会場にいなくて、ちょっとそれが問題だったという話がいまだにあるんですけど…(笑)。僕は、本当にいい年齢なので、関われるのは、あと何年もないと思うので、若手の彼らが八王子のエンターテインメントを引っ張っていく感じにならないとと思っていて。僕も、テレビで『八王子、八王子』と騒いでいますけど、ファンモンが八王子出身を売りにして、八王子をメジャーにしたのは多分ファンモンですし、彼らが引っ張って行く姿が一番美しいなと思っているんですよ」

LITTLE 「前回、特に不安だなと思うようなことはなかったです。とにかく、芸人の皆さんのステージがめちゃめちゃ豪華だったのと、その間にサブステージとかで地元の人たちが活躍するような場所も作ってあって、アーティストと芸人が転換する時間を含めて、観客の皆さんがめちゃめちゃ楽しんでくださって、そこの満足度がすごく高すぎたなと…」

ファンキー加藤 「通常、ライブのフェスってミュージシャンが歌って、次のアーティストが出るまでの合間って休憩時間なんですよ。ステージを転換しているので、それぞれがライブで盛り上がった体をクールダウンさせたり、水分をとったり、トイレに行くとか。本来だったら休憩で体を休める時間だけど、芸人の皆さんがあまりにも面白すぎて、その場から動けないというね。だから、フェスの時間中、ぶっ続けでお客さんがずっとそこにいらっしゃる状況だったので、今回も体調だけはくれぐれも気をつけていただきたいですね。疲れを感じたらしっかり休むことも大切だよということをお客さんに伝える必要があるぐらい、満足度の高いイベントだったと思います」

――では、今回の注目ポイントを教えてください。

ヒロミ 「なんと、マッチ(近藤真彦)さんと山本淳一さんに出演してもらうことになりました!」

ファンキー加藤 「通常のフェスだったらなかなかありえないですよね」

ヒロミ 「グッドモーニングアメリカとか、ニューロティカとかが発表された後、氣志團と湘南乃風、遊助も発表されました。前回も湘南乃風と遊助が来てくれて、今回はそこに氣志團も入るので盛り上がるしかないでしょうね。山本淳一は何をするのかな?(笑)」

ファンキー加藤 「ちゃんとステージで、往年のヒット曲をやっていただけると聞いています」

ヒロミ 「あの曲を一人で?」

ファンキー加藤 「はい、それは八王子フェスならではです!」

――今回も、ここでしか見ることができないコラボも期待できそうですね。

ヒロミ 「氣志團とか湘南乃風もそうだけど、みんなそういうスタイルの人たちだから、何かしらあるかもしれないですね。俺はなんとなく全部に絡みますけどね(笑)」

「八王子魂 Festival&Carnival2025」ヒロミ&LITTEL&ファンキー加藤

――八王子の魅力をこれまでもたくさん発信されていらっしゃいますけれども、ここだけは外せないということがあれば、ぜひアピールしてください。

LITTLE 「実際、『八王子の魅力はこれ!』と言えないところが難しいですよね」

ヒロミ 「そうだなー。実は、八王子フェスなんだけど、結構神奈川勢が多いんだよね(笑)。いつか、本当に八王子出身の人たちだけで、バンと集まるのもやってみたいね」

ファンキー加藤 「八王子の魅力としては、高尾山とか八王子ラーメンとか、いろいろあるんですけど、やっぱり、この八王子魂フェスというのを八王子の大きな魅力というか、売りの一つとしてやっていきたいな」

LITTLE 「フードコートには、八王子に本当にある地場のお店が集まっているので、そこで魅力を感じてもらえると思うので、楽しんでください!」

ファンキー加藤 「おいしいもの多いです!」

LITTLE 「本当の願いを言えば、(八王子以外からくる方は)八王子駅周辺にホテルを取っていただけたらいいね。会場が八王子駅からちょっとだけ離れたところなので。フェスの後も、ホテルに戻って八王子を楽しんでもらえれば。」

ヒロミ 「八王子ってね、大きいんですよ。ま、立川の方がすごいんですけどね」

ファンキー加藤 「ちょっと、それ言わないでくださいよ(笑)」

LITTLE 「でも、立川の方がすごいよね」

ファンキー加藤 「立川の方がすごいんですけどね…。会場は本当にちょっとのどかなところなので、そこだけで判断されるとちょっと心外な気がします」

ヒロミ 「でも、会場の目の前が狭間駅でしょ。アクセスは最高よ」

ファンキー加藤 「高尾山もそこから見えるし」

ヒロミ 「あとね、高尾山が近いから空気がいいですからね。高尾山に朝登って、フェスに来てもらって、フェス飯も楽しんでもらうというのもありです!」

「八王子魂 Festival&Carnival2025」ヒロミ&LITTEL&ファンキー加藤

――フェスに向けて体力をつけたり、新しく何かに挑戦したりしていることがあれば。

ファンキー加藤 「4月から、FUNKY MONKEY BΛBY’Sで、地元の八王子のみを巡る『FUNKY MONKEY BΛBY’S 桑の都ツアー「全八(ゼンパチ)」』を開催中ですけど、ファンモンとして、八王子のライブハウス二つとホール二つで弾けます。全国ではなくて、全八王子ツアー。で、その勢いのまま八王子魂フェスへと思っているので、25年の上半期は、愛すべき地元に全パワーを注いでいこうかなと。だから、ファンのみんなにも全八ツアーからの流れで八王子魂フェスを楽しんでもらえるように一生懸命頑張ろうと思っています」

ヒロミ 「僕は自分のライブの内容を一生懸命考えます。他にも『誰か出てくれないかな?』とキャスティングを考えたり、どんなことやろうかなと。まず、そこをなんとか作り込まなきゃいけないなと。2日間あるんですよ、僕。でも、僕が2日間出るということは、可能性的にはうちのママ(松本伊代)が出ますよ(笑)」

――前回の反省会で名前が挙がった、北島三郎さんや松任谷由実さんにはお声掛けするのでしょうか。

ヒロミ 「北島さんとユーミン(松任谷)には会ったことないので、どうにもなんないんです。でも、ユーミンの実家・荒井呉服店に行ってみようかな…」

ファンキー加藤 「菓子折り持ってね(笑)」

ヒロミ 「北島さんご本人はいらっしゃいませんが、北島兄弟として、北山たけしさんと大江裕さんが出ますから」

LITTLE 「僕はKICK THE CAN CREWがほとんどライブをしていなくて、フェスとかもお声がけいただくんですけど、なかなか出場するまで進むことがない中、八王子フェスだけはめちゃめちゃ早めから直接メンバー全員に電話をしてスケジュールを押さえてきました。このフェスに俺がめちゃめちゃ気合を入れているということは、メンバーもよく分かっていると思うので、そこに向けて今全音楽魂をここに注ごうと思っています」

ヒロミ 「KICK THE CAN CREWは、前回来てくれた時に、MCUさんが森口博子のファンだから、森口に会えたのがすごくうれしかったって、森口に会えるから来たみたいなことを言っていたよね(笑)」

LITTLE 「廊下で、僕が『ヒロミさん、MCUが森口博子さんのファンで…』って声を掛けたじゃないですか。あれを伝えたことが、MCUからこんなに喜ばれると思わなくて、あの後、何日かずっと喜んでくれていました」

ヒロミ 「本当のガチファンだったね。そりゃそうだよね、子どもの頃に見ていたテレビの中の人と、本当に会えることってなかなかないからね(笑)」

――出演者にとっても楽しみがある感じですね。

ヒロミ 「今回は、本当にそんな感じですよ。マッチになかなか会える人っていないでしょ」

LITTLE 「なかなか音楽の現場で会えないですよね」

ヒロミ 「マッチに会ったことある?」

LITTLE・ファンキー加藤 「ないですね」

「八王子魂 Festival&Carnival2025」ヒロミ&LITTEL&ファンキー加藤

――最後に、来場を予定されている皆さんへメッセージをお願いします。

ヒロミ 「第2回、八王子魂を開催します。八王子出身もいますし、そうでない方もいらっしゃいますけど、いろいろなメンバーが、とにかく八王子でフェスをやって盛り上げてくれますので、ぜひ見に来てください!」

LITTLE 「フェスって、お客さんと一体になって盛り上がる空気を作っていくのが楽しい。今回の出演者も八王子に愛がある人たちが多くて、お客さんも皆さん愛があるので、多分他にない、ここでしか見られないステージを見ることができて、そのうねりの中で楽しめると思うので、来たら絶対楽しんでもらえると思います」

ファンキー加藤 「普段、敵対視しているんですけど、今回ばかりは町田市民と立川市民の皆さまにもぜひ八王子へ来ていただければ(笑)」

ヒロミ 「敵対視しているのは彼だけです(笑)」

ファンキー加藤 「あれぇ」

ヒロミ 「僕は本当に町田も立川も大好きですし、立川は本当に今もすごいですからやっぱりね、本当にちゃんと負けを認めるところは認めないと」

ファンキー加藤 「そういうことです。これを機に、皆さんと仲良くできたらいいなと思っておりますので、ぜひとも遊びに来てください!」

【プロフィール】

「八王子魂 Festival&Carnival2025」ヒロミ&LITTEL&ファンキー加藤

ヒロミ
1965年2月13日生まれ。東京都出身。A型。86年、B21スペシャルを結成してブレイクを果たす。近年は、個人として番組MCやコメンテーターなど様々な分野で活動中。また、DIYの名手としても番組等で活躍している。


LITTLE
1976年5月7日生まれ。東京都出身。AB型。97年結成のヒップホップグループ・KICK THE CAN CREW(LITTLE、KREVA、MCU)のリーダーを務める。そのかたわら、98年からソロ活動も開始するほか、さまざまなアーティストとのコラボも。


ファンキー加藤
1978年12月18日生まれ。東京都出身。A型。04年、3人組グループ・FUNKY MONKEY BΛBY’S(ファンキー加藤、モン吉、DJケミカル)を結成。13年の解散後、ソロ活動を開始し、現在は、モン吉とFUNKY MONKEY BΛBY’Sとして活動中。

【イベント情報】

「八王子魂 Festival&Carnival2025」


「八王子魂 Festival & Carnival 2025」
日程:6月14・15日
会場:エスフォルタアリーナ八王子(東京都八王子市狭間町1453-1)
出演:(両日)ヒロミ、ファンキー加藤、LITTLE
■魂ステージ
14日:梅田サイファー/北島兄弟(北山たけし・大江裕)/KICK THE CAN CREW/グッドモーニングアメリカ/湘南乃風/SKRYU/T.N.T/ニューロティカ/ヒロミ
15日:氣志團/近藤真彦/CENT/ヒロミ/FUNKY MONKEY BΛBY’S/フラチナリズム/山本淳一/遊助
■カーニバルステージ
14日:AMEMIYA/Everybody/コロコロチキチキペッパーズ/スリムクラブ/ニューヨーク/原口あきまさ/ハリウッドザコシショウ/レイザーラモン
15日:鬼越トマホーク/くまだまさし/ジョイマン/テツ and トモ/はなわ/レインボー
■∞(無限)ステージ
荒井優希/イチバンロック/THE ERIC MARK’S/shoka/トランヂスター/Dugout/Nanao/necozeneco/ NOEL FRAISE/未完成少年/LITTLE WONDERS/LUCY/ろどりげす ほか
※梅田サイファーは、スケジュールの都合により、R-指定を除くメンバーで出演
※∞(無限)ステージの出演者の出演日は、後日公式サイトにて発表

■チケット情報 
1F スタンディング(1day):¥11,000(税込)
1F スタンディング(2days 通し):¥20,000(税込)
2F 指定席(1day):¥13,200(税込)
2F 指定席(2days 通し):¥24,400(税込)
購入はイープラスほかにて。
【問い合わせ】DISK GARAGE

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【締め切り】2025年6月10日(火)正午

取材/松下光恵・YOONHEE PARK 文/松下光恵 撮影/尾崎篤志



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