「グレイトギフト」反町“藤巻”×波瑠“久留米”の凸凸コンビが動き出す。止まらない“ギフト感染”に2人はどう立ち向かうのか2024/02/08

　テレビ朝日系で放送中のドラマ「グレイトギフト」。「ラストマン-全盲の捜査官-」「マイファミリー」「TOKYO MER～走る緊急救命室～」（すべてTBS系）などを手掛けた脚本家・黒岩勉さんが、大学病院を舞台に描く完全オリジナルのサバイバル医療ミステリーだ。

　殺人球菌“ギフト”を巡って、明鏡医科大学付属病院の理事長・奥野信二（坂東彌十郎）、藤巻と同じく病理医の伊集院薫（盛山晋太郎）、そして先日放送された第3話でも新たな被害者が…。悩み葛藤する主人公・藤巻達臣（反町隆史）だが、悩める男のもとに、今夜もまた新たな悩みの種が降りかかることになりそうだ。

変人×変人の凸凸コンビ、ついに始動！暴君・白鳥の思惑に2人は…

　第3話では、白鳥稔（佐々木蔵之介）の暴走を止めるために、藤巻の同期であり、白鳥の腹心でもある郡司博光（津田健次郎）とともに動いていた藤巻。しかし、ふたを開けば、郡司は白鳥と共謀し、白鳥のライバルであった医学系大学連合会議の副議長・大泉篤（西岡德馬）を殺害。救うどころか、また新たな被害者を生み出してしまった。

　“ギフト”を見つけてしまったこと、そのギフトによって被害者が出続けていること、重い心臓の病気を患う妻・藤巻麻帆（明日海りお）を人質に取られたことで、ギフトを生み出し続けなければいけないこと、白鳥が連続殺人の犯人だと疑う神林育人（尾上松也）に真実を明かせないこと、神林もまた娘の琴葉（中島瑠菜）の主治医が白鳥であることで親として葛藤していたこと――さまざまな苦悩に直面し、自責の念に駆られたことで限界に達してしまった藤巻。もはや誰も信じることができない状況で、第3話ではこれまでとは違うラストが描き出された。

　「藤巻先生が好きだから、放っておけないんです」――これまでギフトを使った院内の連続殺人に興味を示す検査技師・久留米穂希（波瑠）からの突然の告白。変人×変人という組み合わせなだけあって「付き合っているんじゃないか」という都市伝説まであった2人。当然、藤巻もオドオドと戸惑いを隠せない様子だが、これには久留米の“ある思い”が隠れているようで…。それが明らかとなった時、このドラマの肝ともいえる凸凸コンビが動き出すことになりそうだ。

　一方、“謎の真犯人”が持ち込んだギフトの存在を知ったことで、それを悪用し、次々と院内改革を進める白鳥は、よりよい医療を実現していくべく藤巻と郡司を教授に任命する。ところが、藤巻のもとに、白鳥と郡司から“悪報”が。それは、政財界の大物が3人、立て続けに“急性心不全”で死亡したというのだ。「ギフトなのか…」…そう頭によぎった藤巻だったが、院外で広がり始めた“ギフト感染”に追い打ちをかけるかのように、藤巻が培養していたギフトが何者かによって盗み出されていたことも判明。白鳥と郡司から早急に犯人を捜すよう命じられた藤巻だったが、この事態がまた新たな展開を呼ぶことに…。

　さらに、ギフトをめぐる攻防戦以外の場面も見逃せない。「好きだから」と伝えたことで、藤巻と久留米の関係が気になり始める本坊巧（筒井道隆）や奈良茉莉（小野花梨）、手術が成功したことで元気を取り戻し、郡司と仲むつまじく話す麻帆の様子を影から見つめる看護師長・鶴下綾香（片山萌美）、第4話の予告映像で映し出されている彼らの動向がギフトにどう関わっていくのかにも注目していきたい。