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小芝風花、亀梨和也の意外な一面に「ちょっとかわいらしいというか、おちゃめな部分に癒やされています」──「大奥」【放送直前インタビュー】2024/01/18

小芝風花、亀梨和也の意外な一面に「ちょっとかわいらしいというか、おちゃめな部分に癒やされています」──「大奥」【放送直前インタビュー】

 小芝風花さんが主演を務める連続ドラマ「大奥」(フジテレビ系)。本作は、さまざまな人間の思惑、嫉妬、憎悪、悲哀が渦巻く“女の社会の縮図”=大奥で、たった一つの愛を得ようともがく女性たちの闘いを描いていきます。小芝さんは、亀梨和也さんが扮(ふん)する第10代将軍・徳川家治と愛のない政略結婚を強いられた主人公・五十宮倫子を演じ、同局制作のドラマ初主演を果たします。

 初回放送を目前に控え、朝から生放送番組をジャックしてきた小芝さんと亀梨さんに、ロケを行っている京都でのエピソードや、第1話の推しシーンなどを伺いました。

──いよいよ今夜スタートとなりますが、今の率直な思いをお聞かせください。

小芝 「ドキドキしています。今までの『大奥』シリーズを見て、楽しみに待っていてくださっている方も、『大奥』を初めて見るという方もいらっしゃると思うので、それぞれからどういう反応が返ってくるのか、ドキドキしています」

亀梨 「約20年ぶりに制作をする『大奥』にお声がけいただいたことは、非常に身が引き締まりますし、僕にとっては初めての時代劇なので、足を引っ張らないようにしたいなという思いがあります。突き進んでいけば、きっといい作品になるだろうと思える現場の空気感があるので、しっかりそこに向き合える体と気持ちを持って撮影に臨みたいなと、あらためて感じております」

──京都での撮影はいかがでしょうか?

小芝 「セットやお着物は豪華ですし、本物のお寺で撮影させていただいたりするので、景色の素晴らしさとお着物の豪華さが、見ていて本当にワクワクします。すごくぜいたくな時間を過ごさせていただいています」

亀梨 「小芝さんがおっしゃったように、撮影環境として恵まれているんですよね。時代劇に特化した場所で撮影ができているので、スタジオのセットはもちろん、ロケーションなど、ちゃんと生っぽさを感じながら立たせてもらえていることが非常にうれしいです。現代劇よりも圧倒的に準備や撮影の労力がかかっているので、時代劇を撮影すること自体がすごくぜいたくな作業なんだなと。そんな作品に参加できていることは幸せだなと感じています」

──京都での撮影は大変だと思いますが、合間などで息抜きはできていますか?

小芝 「この前、初めてオフの日があったので、お買い物に行きました。作中で、懐紙入れ(茶道の道具を持ち運ぶためのポーチ)を並べるシーンがあったんですけど、そこで使った懐紙入れがすごくすてきで。『これはどこに売ってるんですか?』と聞いて行った生地屋さんで何個か買って、台本カバーを作りました!」

亀梨 「自分で作ったの!? すごい!」

小芝 「ミシンを一番遅い速度にして作りました(笑)」

亀梨 「すごいね! 今度見せてください。僕は、京都でギョーザ屋さんに行きました。偶然見つけたお店だったんですけど、めちゃくちゃおいしかったです」

──それでは、現代劇との違いや、難しさを実感したことについて教えてください。

小芝 「所作やたたずまいは違っても、感情は現代の人と何も変わらないので、そこのギャップをいかにナチュラルに埋めていくのかが難しいです。所作も、この時代にとっては日常のことなのでナチュラルにしつつ、お芝居を続けないといけないですし。所作指導の先生が、細かく丁寧に教えてくださるので、難しいけど頑張れています」

亀梨 「言葉遣いですね。普段使わない言葉なので頭に入ってきにくくて。『されるやもしれぬな』なんて言わないじゃないですか?(笑)。『おらんな』とか『だな』といった“な”で終わるセリフが多くて、それに僕は結構手こずっています」

──「大奥」という世界に入って感じた、作品の魅力はどういった部分でしょうか?

小芝 「女性同士の争いや陰謀もありますが、本作は“愛”をテーマにしているので、男女の愛や子どもに対する愛など、いろんな愛の形が出てきます。最初に見て『嫌だな』と思う人でも、話が進むにつれて、大奥という世界で人生を歩んできたから、こういう思いで生きているんだな、というのがちゃんと浮き彫りになっていくので、分かれば分かるほど切なくなっていくんですよね。 台本を読んでいるだけで苦しくなります。今までの『大奥』で一番切ない物語だと思います」

亀梨 「これまでの『大奥』では語られていない、家治のバックボーンも一つのキーになると思います。意地悪や権力争いも、それぞれのキャラクターが抱えているものや立場があるからなんですよね。あとは、物事の本質は誰かが話す言葉や行動だけでは判断できないものなんだなということを、すごく感じる作品です。今日ここに至るまででも、全員にそれぞれのストーリーがあるわけじゃないですか。そういったことを考えさせられることが、大きな魅力なんじゃないかなと思います」

──ところで、撮影を通して知った、お互いの意外な一面はありますか?

小芝 「お仕事の時はキリッと大人でクールなんですけど、先輩に失礼かもしれませんが…ちょっとかわいらしいというか、おちゃめな部分があります。撮影現場で亀梨さんがカイロを1枚も貼っていなくてプルプル震えていて。『今日寒いのに、なんで貼らないんですか!?』って聞いたら『大丈夫』って強がっていて(笑)」

亀梨 「寒くて震えているんじゃなくて、なんか震えちゃう」

小芝 「それは寒いんですよ!(笑)」

亀梨 「小芝さんは本当にしっかりされていますし、現場を華やかに彩ってくださっています。いつも笑顔なんですが、ピシッと自分の意見をはっきり言う姿を見て、座長としてご自身の責任を全うされている方だなと感じました。僕自身、しっかりとサポートできる部分はできる限りしたいなと思っている矢先、ガタガタ震えて気を使わせてしまって申し訳ないです(笑)」

小芝 「(笑)。癒やされています」

──小芝さんの座長ぶりが素晴らしいということですね!

小芝 「『私の背中についてこい』というタイプではないので、ハードな撮影現場でも楽しく円滑に進められたらいいなと思っています。一つの作品を作る仲間として楽しくお仕事をしたいので、スタッフさんや共演者の方とのコミュニケーションを大事にすることを意識しています。あとは、先輩がいらっしゃるとすぐに甘えます(笑)。座長だから『どっしりいなきゃ』とか『みんなを引っ張らなきゃ』ということはあまり考えていないです」

亀梨 「きっと、自分が『こうありたい』という気持ちよりも、周りの方たちに向ける思いというのを現場のみんなも感じています。だからこそ“この作品のために”というところにつながっていると思うので、おのずと向かう先をちゃんと統一させてくれるような存在です」

──本作では豪華絢爛(けんらん)な衣装も見どころですよね。

小芝 「時代劇の経験はありますが、打ち掛けを着る機会があまりなかったので、着物の重さにびっくりしています。刺しゅうがたくさん施されていて、着ていてとてもテンションが上がります!」

亀梨 「僕も華やかなお召し物を着させていただいているので、気分が上がっています。この時代の人たちは、毎日本当に大変な作業をされていますよね。僕にとって初めての時代劇が将軍で、しかも『大奥』という、なかなか経験できないことを経験させてもらっています。たまに、男性キャストは僕だけなのかなって(笑)」

小芝 「ハーレム状態ですよね(笑)」

亀梨 「やっぱりね…圧はすごいですよ(笑)。ある種女子校あるあるみたいな感じなのか分からないですけど、カットがかかった瞬間に、みんなで一斉に正座を解除する姿とかは見ていて面白いです(笑)」

──作品は“愛”がテーマとなっていますが、それぞれのキャラクターとしてはどういった“愛”をテーマに置いて演じられていますか?

小芝 「倫子という人間は、どんなに虐げられたとしても『みんなが自由に笑えるようになったらいいのに』と思える人です。だから、人に対して愛情深いというか真っすぐなんです。上様(家治)に対しても小細工することなく、真正面から向かっていってます」

亀梨 「将軍ではあるんですが、いろんな事情を抱えている中で、本来自分がこうありたいということがなかなかできなくてつらいです。倫子と家治は、今の立場でなければ出会っていないけれど、逆にこの立場でなかったらこんなに複雑なことはなかったと思うんです。それがこの物語の切ないところではないでしょうか。それぞれの立場がある故に、心だけでは解決できないんですよね」

小芝 「さらに、そこに陰謀とかが絡み合ってくると、なかなか本人同士の話では済まなくなってすれ違いの繰り返しですよね。恋って難しいです」

──最後に、今夜放送の第1話での推しシーンを教えてください!

小芝 「家治が手紙を破った後の、上様と安田顕さん演じる田沼意次の会話のシーンです。上様は、最初会った時は蛇のような目をしていますし、何を考えているか分からないのですが、そのシーンで少し印象がふわっと変わるところが好きです」

亀梨 「現場での体感以上に、倫子がすごくたくましい印象を受けました。あとは、僕も手紙を破くシーンは印象に残っています。家治が、彼女に対してどう心を開いていくのか?という肝にもなっていますし、物語のスタートとしても大きな意味があると思っています」

小芝風花、亀梨和也の意外な一面に「ちょっとかわいらしいというか、おちゃめな部分に癒やされています」──「大奥」【放送直前インタビュー】

【番組情報】

「大奥」 
1月18日スタート 
フジテレビ系 
木曜 午後10:00~10:54(初回は75分スペシャル)

フジテレビ担当/M・M



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