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升毅、「ブギウギ」で演じている大熊社長は「本来の自分とは真逆の人物です」2023/10/24

升毅、「ブギウギ」で演じている大熊社長は「本来の自分とは真逆の人物です」

 10月2日からNHK総合ほかでスタートした連続テレビ小説「ブギウギ」。大正の終わりごろ、大阪の下町にある小さな銭湯の看板娘で、歌って踊るのが大好きな天真らんまんな女の子・花田鈴子が、小学校を卒業し、歌劇団に入団。さまざまな困難に見舞われながらも大スター歌手への階段を駆け上がっていく物語だ。そんなヒロイン・スズ子(趣里)が所属する梅丸少女歌劇団(USK)の親会社である梅丸の社長・大熊熊五郎役の升毅が、役柄への思いや作品の見どころを語った。

 本作への出演が決定し「今回は、ヒロインのモデルが笠置シヅ子さんということで、自分が幼いころから見聞きしていた人物ということもあり、勝手に親近感を持っていました」という升は、「趣里さんのお芝居を見ながら本人の姿が目に浮かぶという、これまでにない面白い体験でした」と撮影を振り返る。

 自身が演じている大熊について「一言で言うなら大きな人物です、台本を読んでそう感じましたし、実際に演じて、会社のことや社員のこと、関わっている人間全体をしっかり考えている人間で、社長としての在り方、存在感があります。大熊ですから、名は体を表していますね(笑)。涙もろい部分もあるのですが、そこは見せずに厳しい決断を下していかないといけません。本来の僕は顔にすぐ出るし、口にも出すし、全然ドンと構えていません(笑)。大熊は本来の自分とは真逆の人物ですね。なので自分だったらこうするだろうということの反対をやればいいので、そういう意味で役作りのイメージに役立ちました」と役柄を分析。

升毅、「ブギウギ」で演じている大熊社長は「本来の自分とは真逆の人物です」

 そんな大熊を演じるにあたり「昔の人は現代の人よりも落ち着いていますよね。時代的にも、時代劇とまではいかないけれどそれに近いので、感情を表情に出さずに、ゆったりと動くことを心掛けました」と意識したという。また、印象的に残っているシーンを問われると「ラインダンスを見た時は本当に驚きました! 最初は何もできなかった団員たちが、稽古をしてここまで来たという成長の過程を目の当たりして、震えました。非常に高い完成度でした」と絶賛。

升毅、「ブギウギ」で演じている大熊社長は「本来の自分とは真逆の人物です」

 最後に、視聴者に向けて「ご覧になる方々の中には笠置シヅ子さんを実際に知っている方もいれば、全く知らない方もいらっしゃると思います。僕らよりもっと上の世代の方々には非常に懐かしんでくださると思いますし、全く知らない人たちにも、ブギっていいなときっと思ってくださると期待しています。このドラマをきっかけに、またブギが流行しそうな気もするし、昔の大シンガーがこういう曲を歌っていたんだということに注目していただきたいです」と呼びかけた。

【番組情報】

連続テレビ小説「ブギウギ」
NHK総合
月~土曜 午前8:00~8:15ほか ※土曜は1週間の振り返り
NHK BSプレミアム・NHK BS4K
月〜金曜 午前7:30〜7:45ほか

NHK担当/kizuka



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