Feature 特集

古川雄大、念願の悪役に苦労も「入れ墨を前乗りして7時間ぐらいかけて入れた」 馬場ふみかと「恋と弾丸」にW主演!2022/10/27

古川雄大、念願の悪役に苦労も「入れ墨を前乗りして7時間ぐらいかけて入れた」 馬場ふみかと「恋と弾丸」にW主演!

 古川雄大さんと馬場ふみかさんがダブル主演を務めるドラマ「恋と弾丸」(MBSほか)が10月27日よりスタートします。原作は、2018年より小学館「プレミア Cheese!」で連載をスタートし、1~11巻で累計500万部目前の大人気コミックで、ヤクザ×女子大学生という相反する世界で生きる2人が、超運命的な出会いを果たしお互いにひかれ合い、死と隣り合わせの状況で禁断の愛を育んでいく、史上最高に危険でシビレるほど甘い“烈愛”ラブストーリーです。

 勝ち気で、はっきりとした性格の女子大生・ユリ(馬場)は、ありのままの自分を愛してくれる彼氏を探していた。ある日、友人と参加したパーティーで怪しい集団に絡まれ、違法ドラッグ漬けにされそうになったところを、間一髪のところで、ヤクザ・桜夜組の若頭・桜夜才臣(古川)に助けられる。恐ろしくも美しい桜夜に助けられたユリは、“決して深入りしてはいけない人”だと気づきながらも、お礼がしたいと桜夜組の事務所を訪ねることに。そこで、ユリを待ち構えていたのは…!? 常に命を狙われる危険な恋人と、誰にも言えない禁断の恋が始まります!

 初回を直前にTVガイドwebでは、ダブル主演の古川さんと馬場さんにインタビュー。ドラマの見どころはもちろん、演じる役と原作への思いや、ドラマの内容にちなんで運命的な出会いをしたものなどについてたっぷりとお伺いしました。

古川雄大、念願の悪役に苦労も「入れ墨を前乗りして7時間ぐらいかけて入れた」 馬場ふみかと「恋と弾丸」にW主演!

――まず、お互いが演じる役について教えてください。

古川 「僕が演じる桜夜才臣は、とても強くて心(しん)があり、暴力的な部分もありながらすごく紳士的な人です。それがユリと恋愛をしていく過程で、さらにいろんな表情を見せていく人物かなと思います」

馬場 「ユリは普通の女子大生なんですけど、桜夜さんと出会い恋に落ちてしまう。その恋に戸惑いながらも、桜夜さんへの気持ちが止まらない。そこから桜夜さんと過ごす時間が増えていくにつれて、心(しん)の強い女の子になっていくという感じです。普通だったらビビってしまうような相手だと思うんですけど、ユリは自分の意思をしっかり伝えたり、ちゃんと目を見て話すことができるという、とても強さのある女の子だなと思います」

――演じてみていかがでしたか?

古川 「元々ヤクザみたいな悪い役をやりたいなと願っていたのでうれしかったです。ただ実際に演じてみると、普段、貴公子のような役を舞台とかでやらせていただくことが多かったので、ヤクザみたいな悪役を演じるのは慣れとか免疫がなかった分、難しかったです。桜夜は結構名言のセリフが多くてどう言おうか悩みましたが、監督に相談しながら徹底的にご指導いただきました。あと、入れ墨を7時間ぐらいかけて入れたのは、毎日ではないですけど大変だったなと思います。一見、悪に見える男が純愛をしていくギャップは面白いなと思いながら、演じさせていただきました」

馬場 「前乗りして入れ墨を入れられていましたもんね(笑)。私も大変だったなと思います。元々原作を読んでいたので、ユリの目の強さみたいなものがすごく魅力的で、桜夜さんにはっきり『好きだ』って伝える時の目の輝きがすごくすてきだなって思っていたので、そこはすごく意識しながら演じました」

古川雄大、念願の悪役に苦労も「入れ墨を前乗りして7時間ぐらいかけて入れた」 馬場ふみかと「恋と弾丸」にW主演!

――演じる役との共通点はありますか?

古川 「周りから『ギャップがあるね』と言われているところが共通しているかもしれないです。桜夜もユリとの恋愛を通して、いろんな弱さや嫉妬心など、普段見せそうにない姿をどんどん見せていく人だと思うんですけど、僕も周りの人からよく“クールだね”と言われることがあって、本当はそんなことなくて、家では割と子どもっぽい部分が多い方だと思います。なので、ちょっと表向き頑張っているタイプです(笑)」

馬場 「私は結構違うかなとは思っています。ユリのように真っすぐな強さみたいなものはあまり自分が持っていない部分ですし、思ったことをはっきり言うみたいなことも得意ではないので、違う部分が多いのかなと思っています」

古川 「いや、結構共通している部分があると思うけどな~。周りに左右されず、自分をしっかり持っているところとか」

馬場 「うそ~(笑)。ありがとうございます!」

――逆にお互いの役に対して、魅力的だなと感じる部分はありますか?

古川 「ユリに『奇麗だ』っていうセリフがあるんですけど、そこを間違えて『かわいい』って言っちゃいそうになるぐらい、すごくかわいらしい部分がありつつ、ヤクザに強く立ち向かっていく姿はとても魅力的だなと感じています。普通の精神ではヤクザと恋愛するって難しいと思うんですけど、そこに立ち向かっていく強さはすてきだなと」

馬場 「やっぱり桜夜さんが真っすぐ愛を伝えてくれるところですかね。最初にユリと会って、戸惑いながらも俺はほれているんだ、ひかれているんだみたいなことを真っすぐに言われることってなかなかないことだと思うので、そういう部分が魅力的だなと思います」

古川雄大、念願の悪役に苦労も「入れ墨を前乗りして7時間ぐらいかけて入れた」 馬場ふみかと「恋と弾丸」にW主演!

――本作は人気少女漫画をドラマ化したものになりますが、演じる上で意識されたことはありますか?

古川 「原作の桜夜は名言のようなセリフをバチバチに決めているので、とにかく格好をつけたりとか、ちょっと恥ずかしいなっていうところでもしっかり決めたりと、監督とも話し合いながら桜夜という人物を作りました。あと、原作でもあるように、ドラマでもベッドシーンが結構ある中で、どうあればより美しく見えるかという部分は、普段はあまりモニターを見ないのですが、今回は確認して監督とお話ししながら細かくご指導いただき、徹底的にそのシーンは撮りました」

馬場 「原作ありきの作品って難しいなと思いつつも、原作と同じようなシーンもあるので、そこは毎日台本と原作を照らし合わせながら、このシーンのこの時はこういう体勢なんだとか、こういう表情をしているんだとか都度自分で確認してやっていました」

古川 「あれ、これどうだったけ?とか考えていると、馬場さんがここはこうでこうだよって毎回教えてくれました」

馬場 「原作がすごく好きなので。撮影中も3周ぐらい読んでいました(笑)」

――そんな中で、原作ものに出演することにプレッシャーはありましたか?

古川 「原作の認知度がとてもある中で、すごくこの作品を愛している人がいる。たぶんそれぞれのイメージが結構出来上がっているような気がしますし、やっぱり演じる上でそういうプレッシャーは大きかったです」

馬場 「私もありますね。もちろん、すごく人気の作品ですし、自分も好きな作品だったので。とはいえ、全く同じようにやれば納得するのかという点に関しては、それはまたちょっと違うのかなって自分の中では思います。そこら辺は、正直難しいところですよね。ドラマはまた少し違う感じになっていると思いますし、表現の仕方も違うので、ドラマはドラマとして楽しんでいただけたらいいなと」

古川雄大、念願の悪役に苦労も「入れ墨を前乗りして7時間ぐらいかけて入れた」 馬場ふみかと「恋と弾丸」にW主演!

――お二人は舞台「シラノ・ド・ベルジュラック」(2022年)で共演されていますが、今回ドラマでは初共演とお伺いしました。

古川 「そうなんです。舞台の時も相手役だったんですけど、その時は全く結ばれない役で、一方的に振られ続けるお話でした。だから、今回はちゃんと結ばれる役で良かったなという感じです(笑)。舞台の時も感じたんですけど、すごく格好をつけない、飾らない役作りをされている印象で、それが今回の現場でもすてきだなと思っていました」

馬場 「実は舞台で共演した時は、稽古中以外ほぼお話できなかったんですよ(笑)。古川さんのセリフがとんでもない量だったということもあり…。なので、古川さんといえば、稽古場の端っこに座って炭酸水を飲みながら、ずっと台本を読んでいたというイメージがあります。でも、今回の作品でプライベートのお話まで普通にできるようになって、イメージはすごく変わりました。すごくキャストの方やスタッフさんなどとコミュニケーションを取られている姿を見て、意外とオープンな人なんだなと思いました」

古川雄大、念願の悪役に苦労も「入れ墨を前乗りして7時間ぐらいかけて入れた」 馬場ふみかと「恋と弾丸」にW主演!

――桜夜とユリが運命的な出会いを果たすドラマの内容にちなみ、これまでに運命的な出会いをしたものや人はいますか?

古川 「今の仕事をする上で、ミュージカルに出合ったというのは僕の人生で大きいことでした。元々、ミュージカルは遠い存在だと思っていたからこそ、運命的な出合いでした」

馬場 「私はこの作品の原作に出合ったことですかね。以前、別の作品でもご一緒したプロデューサーに約2年半前、『この作品、すごく面白いんですよ』って言っていたら、今回出演させていただけることになり、出合うべくして出合ったのかなと思います」

古川雄大、念願の悪役に苦労も「入れ墨を前乗りして7時間ぐらいかけて入れた」 馬場ふみかと「恋と弾丸」にW主演!

――貴重なお話をありがとうございました! 最後に初回を楽しみにしている方々へ向けて見どころも含めてメッセージをお願いします。

古川 「見どころはたくさんありますが、皆さんにこのドラマを伝えたいのは“恋をしましょう”ということです。この先どうなるか分からない中で、恋をしないと人生がもったいないと思いますし、とにかく恋に臆病になっている人には背中を押せる作品になっています。もちろん、恋に限らず、人生においても桜夜とユリの恋愛を通して何かにトライする力をもらえるんじゃないかなと思います。それをどこかで感じていただけたらうれしいです」

馬場 「演じている私たちだけでは分からない魅力がたくさん詰まっている作品だと思っていますし、日常からかけ離れた異空間みたいなドラマになっています。ぜひ楽しんで見ていただけたらいいなと思います」

――ありがとうございました!

古川雄大、念願の悪役に苦労も「入れ墨を前乗りして7時間ぐらいかけて入れた」 馬場ふみかと「恋と弾丸」にW主演!

【プロフィール】

古川雄大(ふるかわ ゆうた)
1987年7月9日生まれ。長野県出身。かに座。A型。主な出演作に、ミュージカル「モーツァルト!」(2018年、21年)、「ロミオ&ジュリエット」(13年、17年、19年)、映画「モエカレはオレンジ色」(22年)、ドラマでは、「女の戦争~バチェラー殺人事件~」(テレビ東京系)、「私の正しいお兄ちゃん」(FOD・フジテレビ系)などがある。現在、ミュージカル「エリザベート」にトート役として出演中。


馬場ふみか(ばば ふみか)
1995年6月21日生まれ。新潟県出身。かに座。AB型。主な出演作に、映画「劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-3rd Season」(2018年)、「AWAKE」(20年)、ドラマ「コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」「やんごとなき一族」(ともにフジテレビ系)、「深夜のダメ恋図鑑」「3Bの恋人 絶対に付き合ってはいけない男たちと危険な恋物語」(ともにテレビ朝日ほか)、「ねぇ先生、知らないの?」(MBSほか)などがある。23年公開予定の映画「ひとりぼっちじゃない」に出演。

【番組情報】

ドラマ特区「恋と弾丸」
10月27日スタート
MBSほか
木曜 深夜0:50~1:20
※ディズニープラスで見放題独占配信
※TVer、GYAO!、MBS動画イズムで見逃し配信

取材・文/村谷美和(TBS・MBS担当) 撮影/蓮尾美智子 ヘア&メ-ク/唐澤知子、阿部美咲、伊東真美 スタイリスト/石橋万里、狩俣成美
衣装協力(馬場ふみか)/ジャケット¥72,000、カットソー¥37,000、スカート¥37,000(すべてピンコ)



この記事をシェアする


Copyright © TV Guide. All rights reserved.