Feature 特集

<町田樹 独占インタビュー>「町田樹のスポーツアカデミア」が衛星放送協会オリジナル番組アワードで最優秀賞作品賞を受賞!2022/07/25

 BS、CS(有料多チャンネル)で放送されたオリジナル番組の中から、優れた番組や企画を表彰する「第12回衛星放送協会オリジナル番組アワード」の授賞式が7月21日に都内で行われ、「町田樹のスポーツアカデミア【特別編】~アーティストとアスリートの身体・精神論~ 音楽家 反田恭平」(J SPORTS)が番組部門「文化・教養」で最優秀賞を受賞しました。

町田樹のスポーツアカデミア」は、元フィギュアスケーターで現在は國學院大學の助教を務める町田樹さんが、テーマに沿ってスポーツを多角的に分析する教養コンテンツ。昨年に続き2度目の受賞となる今回は、2021年の「ショパン国際ピアノコンクール」で2位に輝いた反田恭平さんをゲストに迎え、アーティストとアスリートの共通点について解説しつつ、反田さんの“身体と精神”に深く迫っています。

 授賞式には、町田さんが登壇。審査員を務める放送作家・石井彰さんは「スポーツと音楽、アスリートとアーティスト。ちょっと聞くと交わらないと思うものですが、町田さんが反田さんの“スポーツ魂”、アスリート的な感性を次々と引き出していて、知的好奇心をかき立てられるだけではなく、体まで動かしたくなるような素晴らしい番組でした」と絶賛しました。

 番組制作に携わる株式会社ジェイ・スポーツ 編成制作本部 編成部の鈴木絢さんは「今までJ SPORTSにはなかった番組ということで立ち上げ当初は少し不安がありましたが、町田さんをはじめとした多くの方のご尽力によって魅力ある番組にできたと思っております」とコメント。

 そして、町田さんは「『町田樹のスポーツアカデミア』は、今年で3年目を迎えたスポーツ教養番組です。私が元フィギュアスケート競技者で、現スポーツ科学の研究者ということもありまして、実践者的観点と研究者的観点、その両方を大事にしながらスポーツを多角的に探究していくというのがメインコンセプトです」と番組を紹介。そして「反田さんとの対談によって、フィジカルやメンタルのみならず、教育やビジネスにおいても、スポーツとアートの間には数多くの共通項が見いだせることが明らかとなりました。番組を通じて、アスリートとアーティストとの交流はもちろん、スポーツ界とアート界のコラボレーションや情報交換がいかに重要で革新的であるかをお伝えすることができ、大変うれしく思います」と喜びを表しました。

 そのほか、「連続ドラマW 東野圭吾『さまよう刃』」(WOWOWプライム)、「フランス中継 恋しいパリ 第2部」(NHK BSプレミアム)、「希林と裕也~トリックスター夫婦による昭和平成史」(NHK BSプレミアム)、「食が好き!旅が好き!~お取り寄せ#居酒屋新幹線~」(チャンネル銀河)が各番組部門で最優秀賞作品賞を受賞。「24時間まるごと 坂本浩一の特撮アクション 特別番組」がグランプリに輝きました。

 そして、受賞式を終えた町田さんに、お話を伺いました!

―最優秀賞作品賞を受賞されました。昨年の審査員長賞に続き、2年連続の受賞になりますね。あらためて感想をお聞かせください。

「昨年の受賞を励みに番組制作に力を入れてきましたが、まさか今年も賞をいただけるとは…予想もしていなかったことなので、初めに聞いた時は耳を疑いました。そして今日、審査員の皆さまの講評を聞き、とてもうれしく思いました。どうしてもこのような教養番組はマス(大衆)向けではないというか、バズるような番組ではありません。そんな中でも『町田樹のスポーツアカデミア』の意義や革新性を評価くださったということは、とても励みになりますし、今後も番組が存続していくための強い追い風になると思います。本当に感謝しております。賞の名に恥じぬよう、これからも面白いことをやっていきたいと思っております」

――テレビ番組としての「町田樹のスポーツアカデミア」の意義をどう捉えていますか?

「やはりテレビというメディアが持つ影響力は、大きいと感じています。“探究すべき課題に取り組み成果を出して発表する”という一連のプロセスにおいては、研究でもテレビ番組でも違いはなく、あくまで成果のアウトプットが論文なのか放送なのかというメディアの違いだけです。しかし、時と場合に応じて的確にメディアを選択しながら、アウトプットの手段を工夫することで、届く相手が変わってきます。私が普段研究者として執筆している論文は学術界向けであり、一般社会にはどうしても届きにくいので、「町田樹のスポーツアカデミア」はテレビというメディアを通じて多くの人に重要な情報を発信できる、とても貴重な場だと思っています。また、衛星放送は、視聴率が重視される地上波よりもコアなターゲットに向けて濃密な情報を届けられるという強みがあります。この強みを最大限に生かすような番組制作を心がけてきましたし、それが今回の受賞につながったと思っています」

――今回グランプリを受賞した「24時間まるごと 坂本浩一の特撮アクション 特別番組」は、「ウルトラマン」「仮面ライダー」「スーパー戦隊」の特撮3大ヒーローを手掛けた坂本監督にまつわる番組です。町田さんの思い出のヒーローを教えてください。

「私にとってのヒーローは、ウルトラマンですね。私が幼少期の頃は新作が作られていない時期もありましたが、幼稚園から小学校の高学年くらいまで、再放送を含めてさまざまなウルトラマン作品を見ていました。特にデフォルメされたウルトラマンのキャラクターがかわいくて好きで、小さい頃はお弁当箱やそれを包むクロス(小風呂敷)など身の回りのいろいろなグッズがウルトラマンでした。それにデフォルメしたウルトラマンは絵の才能がなくても描けるので、授業中や休み時間にノートにウルトラマンを描いていたという思い出もあります(笑)」

――最後に、まだ番組を見たことがない方へ向けて番組のPRを願いします。

「『町田樹のスポーツアカデミア』が、これまでにない唯一無二のスポーツ番組であることは確かです。それはなぜかというと、私が強みにしている実践者的な観点と研究者的な観点、この二つの視点からスポーツにまつわるさまざまな問題や論点についてアプローチできるからです。スポーツを知的に考える、楽しむことができる番組になっていますので、興味が湧いた方はぜひご覧になってください」

 J SPORTS 4では7月25日に、最新話「町田樹のスポーツアカデミア #9 【Dialogue:研究者、スポーツを斬る】 秩父宮記念スポーツ博物館・図書館」(午後6:00)をオンエア。町田さんが国内随一のスポーツアーカイブ機関である東京・秩父宮記念スポーツ博物館を取材し、収蔵品や保管状態を見学しながら学芸員の方々と対談。スポーツアーカイブの現状と展望を伝えながら、収集の難しさや不足する映像資料、デジタル化の可能性などの問題に切り込みます。

 さらに、9月5日には受賞作「町田樹のスポーツアカデミア #7 【特別編】 ~アーティストとアスリートの身体・精神論~ 音楽家 反田恭平」(午後10:00)もJ SPORTS 4で放送予定。

 なお、授賞式の模様は、BSスカパー!(9月1日 午後7:00)とJ COM プレミアチャンネル(9月2日 午後7:00)で放送されます。こちらも要チェックです!

【番組情報】

「町田樹のスポーツアカデミア #9 【Dialogue:研究者、スポーツを斬る】 秩父宮記念スポーツ博物館・図書館」 
J SPORTS 4 
7月25日 午後6:00~7:00 ほか

【第12回衛星放送協会オリジナル番組アワード 番組部門 文化・教養 最優秀賞受賞作品】
町田樹のスポーツアカデミア #7 【特別編】 ~アーティストとアスリートの身体・精神論~ 音楽家 反田恭平
  
J SPORTS 4 
9月5日 午後10:00~11:30(予定)

「グランプリ決定!衛星放送・オリジナル番組アワード!受賞作品はこれだ!」 
BSスカパー! 
9月1日 午後7:00~ ほか 
J COM プレミアチャンネル 
9月2日 午後7:00~ ほか

【最新雑誌情報】

「TVガイド特別編集 KISS&CRY「TVガイド特別編集 KISS&CRY 氷上の美しき勇者たち Vol.45」 
(表紙・巻頭特集/宇野昌磨選手)
発売中 
https://honto.jp/netstore/pd-book_31798855.html



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