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ついに完結した「ゲーム・オブ・スローンズ」。ソフィー・ターナーとメイジー・ウィリアムズの“姉妹”が振り返る2019/11/25

 2011年に全米で放送が始まってから19年に完結するまで、世界を魅了し続けたスペクタクル・アクション「ゲーム・オブ・スローンズ」。架空の大陸を舞台に、一つの玉座を巡って複数の名家が戦いを繰り広げる大作ドラマで、北部の領主であるスターク家に生まれながらも波乱の人生を送るサンサとアリアの姉妹を演じたソフィー・ターナーとメイジー・ウィリアムズがインタビューに応じ、撮影現場の様子やそれぞれの役柄、お気に入りのエピソードなどについて語った。対照的な性格のサンサとアリアは全く異なる生き方をしてきたが、「ゲーム・オブ・スローンズ 最終章」(19年)では、手を携えて領地と一族のため、“死者”の軍団から生者を守るため、厳しい戦いに挑んでいく。

若い女性がそうであるように、サンサとアリアも自分自身を見つけた

── お二人の友情についてお聞きしたいのですが、もう10年もずっと友人でいらっしゃいますよね? どのようにして始まったのでしょうか?

メイジー 「『ゲーム・オブ・スローンズ』のケミストリー・オーディションで初めて会ったの。それまでに既に2人、サンサ役の候補者とオーディションをやっていて、彼女たちもよかったけれど、ソフィーの番になったら私の世界が変わったわ」

ソフィー 「そうなの?」

メイジー 「意気投合したの。そのシーンはすごくよくて、私たちの間には素晴らしいケミストリーがあった。とにかく楽しかったわ。それがきっとカメラ越しにも伝わっていたはずよ」

ソフィー 「そんな感じだったわね」

メイジー 「それが私たちの友情の始まりだった」

── 撮影最終日はいかがでしたか? ご自分が演じるキャラクターにお別れを言うというのはどれだけつらいものだったのでしょうか?

ソフィー 「とてもつらかったわ」

メイジー 「そうね。ケータイで最終章の撮影最後の数日間の写真を見てみると、とても懐かしいものね。最高に楽しい日々で、昨年はロケ地のアイルランドで素晴らしい夏を過ごせた。今回の撮影は長時間にわたる過酷なものだったけど、最後の数週間、数カ月間は最高のお天気に恵まれ、誰もが明るい気分になったわ」

ソフィー 「懐かしいわね。私は泥や雨が恋しく感じるようになったほど」

メイジー 「衣装を着て汗だくになるとか、ね」

ソフィー 「そうそう、汗だくになって臭くなっちゃう。馬のフンが背中一面に付いたりするんだもの(笑)」

メイジー 「凍えるかと思うほど寒いこともあったけど、あそこまでの環境に身を置くというのは、撮影でしかないものよ」

ソフィー 「控室は輸送用のコンテナだったの」

メイジー 「その中に座っていると、ダヴォス役のリアム(・カニンガム)がやって来て『中でたばこを1本吸わせてくれ』と言うから、みんなで『だめ!』と言ったりしたわ(笑)」

── 演じていて楽しかったのはどんなシーンですか? お二人にとって全シリーズの中の最も気に入っているエピソードは?

メイジー 「第六章の第10話(『冬の狂風』)ね。サーセイがセットを爆破するシーンが大好きよ。まるでイントロのようなんだけど、そうではなくて、エピソードの半分もの長さなの。瞬きをする間に30分も経っていて、あっという間になくなってしまう。その世界に没頭できるの。それから音楽も最高ね。それまではストリングスやドラムが中心に使われていたけど、あの回で初めてピアノが使われたのよ」

ソフィー 「私のお気に入りのエピソードは『ブラックウォーターの戦い』(第二章・第9話)ね。私の生涯を通してあのような戦いのシーンは見たことがなかった。これまでのどんなものとも違っていた。エピソードの監督を務めたミゲル・サポチニクの物の見方はとてもユニークで、どのシーンもすべて大好きなの」

メイジー 「それは、『落とし子の戦い』(第六章・第9話)じゃないの?」

ソフィー 「ああ、そうね。『落とし子の戦い』だったわ。“戦い”が多すぎて…(笑)。私が言っているのは『落とし子の戦い』の方よ。ただただ、見事に撮影されたと思うの。演出も、キット(落し子=ジョン・スノウ役のキット・ハリントン)の演技も何もかもが素晴らしいわ」

── シリーズを通して、サンサとアリアは興味深いキャラクターに成長しましたね。お二人も役柄と一緒に成長していったのではないかと思いますが、女優としてこのようなキャラクターの進化をどう思いますか?

ソフィー 「10年間も同じ役を演じる機会なんて、ほかにある? 得がたい経験だったわ」

メイジー 「若い女性がそうであるように、サンサとアリアも自分自身を見つけていった。それはすてきなことよね。アリアは痛い目に遭って学んだと思う。サンサもそうだったわね。(剣術が得意な)アリアは“戦い”はエキサイティングで楽しいものだという考えだったけれど、そのことに永遠に影響されるの。戦うことへの好奇心こそ、彼女のよいところだったけれど、そのせいで純粋ではいられなくなってしまった。純粋さこそがアリアが人々から愛される理由だったのに…。私はずっと自分自身の一部をアリアに投影しようとしてきたの。彼女のようなキャラクターを演じることは、今後はたぶんないでしょう。自分のやってきたことをとても誇らしく思うし、きっと彼女のことが恋しくなるでしょうね」

ソフィー 「サンサはシリーズを通して大きな変貌を遂げたと思う。世界をバラ色のレンズを通して見ていたような、世間知らずで純粋な女の子から、囚われの身となり、いいように操られ、家族を奪われた。その結果、強く、何事にも屈しない、誰とでもやり合える女性になった。そしてこの“ゲーム”において、最も巧みに人を操ることができるようになったの。彼女のストーリーを演じることができて光栄だったわ」

──「ゲーム・オブ・スローンズ」が終わってから、お二人はどうされていたのですか?

メイジー 「私はサイコスリラーの作品に出演したの。私のお気に入りのジャンルだからね。怖いけど複雑な物語で、いい作品なのよ。キャラクターの描かれ方がとても興味深いんだけど、キャラクターがよく描かれていれば、どんなジャンルでも出演したいわ。共演者と一緒にとてもマジカルなものを作っていくことができるから。でも、少しお休みをもらうのもいいものね。髪を伸ばせることもとても気に入っているわ」

ソフィー 「私もスリラーは好きよ。そして、私もオフを楽しんでいるわ。これはとても重要なことで、過去10年間、ずっとこの作品に出演してきて、オフの時期に別の仕事を探そうとしてきたれど、今、オフをもらえて、普通のスケジュールで普通の生活ができて、平凡な日常を送ることができることがうれしいの。そういう経験が、後に役者として自分の糧になると思うからね。実はちょうどある作品のプロデューサー兼主演を務めることを決めたばかりなの。まだ、あまり話せないけれど、とても興味深い作品よ。すべての要素が詰まっていて、それぞれが素晴らしいの。とても興奮しているわ」

【プロフィール】

ソフィー・ターナー Sophie Turner 

1996年2月21日生まれ。イギリス・ノーザンプトンシャー出身。幼い頃から地元の劇団に所属し、2011年「ゲーム・オブ・スローンズ」のサンサ役で女優デビュー。マーベルコミック原作の人気シリーズ「X-MEN:アポカリプス」(16年)でジーン・グレイ役に抜てきされ、ジーンが主人公の「X-MEN:ダーク・フェニックス」(19年)に主演。19年5月に兄弟バンド「ジョナス・ブラザース」のジョー・ジョナスと結婚。

メイジー・ウィリアムズ Maisie Williams

1997年4月15日生まれ。イギリス・ブリストル出身。2011年「ゲーム・オブ・スローンズ」のアリア役で女優デビュー。「ヒート・ストローク」(13年)で映画デビュー。Netflixオリジナル映画「iBOY」(17年)、映画「メアリーの総て」(17年)などに出演。16年に「ゲーム・オブ・スローンズ」のプロモーションで来日した際には「子どもの頃から日本に来てみたいと思っていた」と日本好きをアピールしていた。ソフィーとは私生活でも仲がいい。

【番組情報】


「ゲーム・オブ・スローンズ〈第一章~最終章〉」
ルーレイ コンプリート・シリーズ 12月4日発売 42,727円+税
DVDコンプリート・シリーズ 12月4日発売 34,545円+税


「ゲーム・オブ・スローンズ 最終章」
ブルーレイ コンプリート・ボックス 12月4日発売 11,818円+税
DVDコンプリート・ボックス 12月4日発売 10,000円+税
DVD Vol.1~5 レンタル中

発売・販売/ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
※R-15:本作には、一部に15歳未満の鑑賞には不適切な表現が含まれています。

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