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連続ドラマW 松本清張「眼の壁」2022/06/13

番組情報

6月19日 スタート WOWOWプライム 毎週日曜 午後10:00~午後11:00

キャラクター紹介

  • 萩崎竜雄(小泉孝太郎)
    「ウキシマ電業製作所」経理課長。粉飾決算への加担を嫌い、大手メーカーを自ら辞めた正義感の強い男。手形詐欺に遭い、姿を消した上司の関野を助けるため動きだす。
  • 上崎絵津子(泉里香)
    政財界の著名人が通うクラブ「月世界」のホステス。萩崎が手形詐欺の真相を追う中で彼女の存在にたどり着くが、手形詐欺との関連は謎に包まれている。
  • 村木満吉(上地雄輔)
    「毎朝新聞社」社会部記者。萩崎とは高校時代の同級生で、共に新聞部に所属していた。政治家のスクープを狙っており、萩崎の真相究明に協力する。
  • 堀口勝(薮宏太)
    金融コンサルタントを名乗る男。窮地に立たされた「ウキシマ電業製作所」の関野に、手形交換という手法を提案。鮮やかな手口で2億円の手形を詐取し、姿を消す。
  • 関野徳一郎(甲本雅裕)
    「ウキシマ電業製作所」経理部長。萩崎の上司で父親代わりの存在でもある。取引先の倒産により資金難に陥った会社を救うために奔走するが、手形詐欺に遭い、失踪する。
  • 岩尾輝輔(金田明夫)
    与党代議士。
  • 田丸利市(加藤雅也)
    ベレー帽をかぶった謎の男。クラブ「月世界」で出会った萩崎に、これ以上の詮索は危険だと忠告する。
  • 山杉喜太郎(陣内孝則)
    「山杉商事」社長。取引のある「ウキシマ電業製作所」の関野を助けるため堀口を紹介する。

出演者

小泉孝太郎/泉里香/上地雄輔/薮宏太/甲本雅裕/金田明夫/加藤雅也/陣内孝則 ほか

スタッフ・音楽

原作:松本清張「眼の壁」(新潮文庫刊)/脚本:深沢正樹/監督:内片輝/チーフプロデューサー:青木泰憲/プロデューサー:井口正俊/プロデューサー:的場政行

概要

松本清張の傑作ミステリーを小泉孝太郎主演で連ドラ化。手形詐欺の真相とは?

2022年春ドラマガイド/連続ドラマW 松本清張「眼の壁」

1957年に発表された松本清張原作の傑作ミステリーを、バブル終焉期の1990年に舞台を移し、小泉孝太郎の主演で連続ドラマ化。経理課長・萩崎竜雄(小泉)が、手形詐欺に遭い失踪した上司の汚名をそそぐため巨悪に立ち向かう姿を、鬼気迫る展開で描き出す。事件の鍵を握るとみられる謎の美女・上崎絵津子に泉里香、萩崎に協力する高校時代の同級生で新聞記者の村木満吉に上地雄輔が扮する。ほかに、Hey! Say! JUMP・薮宏太、甲本雅裕、加藤雅也、陣内孝則が脇を固める。監督は数多くのクライム・サスペンス作品を手掛けてきた内片輝、脚本は深沢正樹が担当する。

記者会見情報

「連続ドラマW 松本清張「眼の壁」」会見

WOWOWプライムで放送の「連続ドラマW 松本清張『眼の壁』」の完成報告会に主演の小泉孝太郎、共演の泉里香、薮宏太、陣内孝則、内片輝監督が登壇した。松本清張原作の傑作ミステリーを、バブル終焉期の1990年に舞台を移し連ドラ化。経理課長・萩崎竜雄(小泉)が、手形詐欺に遭い失踪した上司の汚名をそそぐため巨悪に立ち向かう姿を鬼気迫る展開で描き出す。小泉は「最後まで読むと本当に苦しくなる役柄。僕が関わる人はみんなゾクゾクするような、一体何を考えているのか分からないような人たちばかり」と回想。第1話から苦しい作品になる覚悟を決めたそうで「役者としてやりがいもありました。完成した今はものすごく達成感と満足感に包まれています」と喜んだ。巧妙な手形詐欺で主人公らを翻弄(ほんろう)する堀口勝役の薮は「普段は経験できない役柄なので、変な言い方ですけど人をだますのは楽しいなと思えました」と手応えを得ていた。


苦しい作品で、親友役の上地雄輔に救われました(小泉孝太郎/萩崎竜雄)

「連続ドラマW 松本清張「眼の壁」」会見:小泉孝太郎/萩崎竜雄

まず台本をいただいて全5話を読んだ時に「苦しいな、萩崎」と思いました。最後まで読むと本当に苦しくなる役柄なんです。僕が関わる人はみんなゾクゾクするような、一体何を考えているのか分からないような人たちばかりで、まともなのは僕が演じた萩崎くらい。誰を信用したらいいのか、何を信じて進んでいけばいいのか、あの苦しさはなかなか味わえないものです。第1話から苦しい作品になる覚悟を決めました。役者としてやりがいもありました。完成した今はものすごく達成感と満足感に包まれています。素晴らしい作品と出合えたことを心から感謝しています。陣内さんは普段は優しい方ですが、劇中では怖すぎます。作品では途中から目を合わせるのも本当に怖くて、今だって陣内さんの方を向くことができないです(笑)。(萩崎の親友・村木満吉を演じた上地雄輔とは)3歳の頃に出会って夢を語り合った仲。その雄輔と親友役をやることに不安がありました。仲がいいからこそ、そこでお互いに甘えが出たら嫌だなと思って。でも結局、僕は雄輔の存在に救われました。撮影が終わってから初めて「雄輔、本当にありがとう」って心から言って、ご飯をおごりました(笑)。


ダンスシーンにドキドキ(泉里香/上崎絵津子)

「連続ドラマW 松本清張「眼の壁」」会見:泉里香/上崎絵津子

上崎絵津子はミステリアスで謎に包まれた女性。山杉社長(陣内)と堀口さん(薮)に囲まれた絵津子は強い女性で、賢くてうまく人生を生き抜いてきた強さがある。楽しみながら参加させてもらいました。ホステス役としての所作やダンスシーンもあるので、レッスンを受けて学ばせてもらうことが多かったです。細やかな動きや女性として美しく見せる振る舞い方は勉強になりました。ダンスはコツをつかむまでが難しかったので苦労しました。ダンスシーンでは小泉さんと本当に至近距離だったので、終始ドキドキしていました。


人をだます楽しさを味わいました(笑)(薮宏太/堀口勝)

「連続ドラマW 松本清張「眼の壁」」会見:薮宏太/堀口勝役

自分たちのHey! Say! JUMPでやっている番組でも、僕がうそをついてだませるかどうかという企画では、だいたいだませないんです。今回このドラマで詐欺師役というのが出た時に、Twitterでエゴサーチをしてみたら、“あの薮ちゃんが詐欺師なんてできるわけないじゃん”って。なにクソと、詐欺師役だってちゃんとできるんだぞってところを見せなければと思いました。(役作りでは)だますことに慣れつつ、どこか本当に詐欺をしたいって思ってやっているのか、そういうものが透けて見えたら面白いよねと監督がおっしゃっていたので、そこを大切にしながら演じていました。普段は経験できない役柄なので、変な言い方ですけど、人をだますのは楽しいなと思えました(笑)。


監督の演出で“怖く”なった(陣内孝則/山杉喜太郎)

「連続ドラマW 松本清張「眼の壁」」会見:陣内孝則/山杉喜太郎

思い起こせば10年以上前、代々木上原のそば屋さんで小泉孝太郎さんにお会いした時に、横にいたのがムロツヨシくんでした。その後、ムロくんはどんどん売れたのに腰がすごく低かった。僕のマネジャーが、やはり売れる人というのは腰が低いものだと言っていたので、今日から腰が低い俳優キャンペーンを実施します。今まで私は腰が高かったのかもしれないので、今後は腰を低くして、こんな素晴らしい話題作に参加させていただきまして、小泉孝太郎さんたちの共演に助けていただき、本当にありがとうございました。これからは腰の低い俳優として生きていきたいです。内片監督には細かく演出をつけられ、中華料理を食べるシーンで、上品に食べようと思っていたんですけど、もっと下品にやってくださいと言われて。さっき袖でそのシーンを見ていた(小泉、泉、薮の)3人が「怖かった」と言っていたので、監督の言う通りにやって良かったなって思いました。今回は自分の持ち前の透明感とか爽やかさを消して臨みました(笑)。その辺を見ていただけるとありがたいです(笑)。

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