終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―2025/10/28
番組情報
あらすじ(第4回 11月3日放送)

こはる(風吹ジュン)が倒れた。付き添った樹(草彅剛)は救急車の中で意識不明のこはるから「俊さん」と呼ばれて手を握られる。真琴(中村ゆり)と共に病院に駆け付けた利人(要潤)は、樹が遺品整理人だと知ると冷たい視線を向ける。一方、海斗(塩野瑛久)たちは、お笑い芸人を目指していた故人の大輔(川合諒)の部屋へ。すると、彼の父の博貴(六平直政)が、遺品の中からお笑いに関する物を排除していた。
キャラクター紹介
- 鳥飼樹(草彅剛)
遺品から汲み取った故人の思いを遺族に伝える遺品整理人。商社マンとして忙しく働いていた5年前に妻を亡くした後、遺品整理人となり、小学一年生の息子・陸(永瀬矢紘)を育てながら、遺品整理会社「Heaven’s messenger」に勤める。会社の仲間たちと共に、時に孤独死した方の特殊清掃や遺品整理から、依頼主と直接向き合う生前整理まで、さまざまな事情を抱えた.家族に寄り添っていく。 - 御厨真琴(中村ゆり)
御厨ホールディングス次期社長の妻。最近、絵本作家としてデビューしたばかり。母一人娘一人の貧しい家庭に育つ。大学時代の親友・御厨彩芽(月城かなと)との縁で、裕福な御厨家に嫁ぐも、御厨家の価値観になじめず戸惑う。多忙な夫とは心通わず、後継ぎと期待される子どもにも恵まれず、居場所のない中、誠実で優しい樹に心を救われ、強く引かれていく。 - 久米ゆずは(八木莉可子)
「Heaven’s messenger」の新人遺品整理人。人とのコミュニケーションが苦手で、パーカーを目深に被って殻に閉じこもる。嗅覚障害のため、ゴミ屋敷や孤独死現場も新人ながら即戦力として活躍する。 - 矢作海斗(塩野瑛久)
「Heaven’s messenger」の遺品整理人。他社含めて現場歴10年のベテランで、現場慣れしている。会社のムードメーカーで涙もろい人情家だが、ここぞという時は男気を発揮する。 - 御厨利人(要潤)
御厨ホールディングスの専務で真琴の夫。大企業・御厨ホールディングスの長男として、幼い頃から父・御厨剛太郎(村上弘明)から帝王学を学び、常に特別扱いされて育つ。 - 森山静音(国仲涼子)
出版社に勤める、真琴の担当編集者。絵本作家である真琴の作品に魅力を感じている。 - 波多野祐輔(古川雄大)
フリーライター。御厨ホールディングスを嗅ぎまわる一方、自殺した息子の件で「Heaven’s messenger」社長の磯部に接触を試みるなど、不審な行動をとる。 - 御厨彩芽(月城かなと)
御厨家の長女。御厨ホールディングスの広報全般を取り仕切る、やり手の広報部長。真琴の大学時代からの親友で、御厨家の中では、唯一真琴が信頼し、頼りにしている存在。 - 磯部豊春(中村雅俊)
「Heaven’s messenger」の社長。10年前に29歳だった一人息子の文哉を自殺で亡くす。一人暮らしだった文哉の部屋に遺品は残されておらず、その痛みから遺品整理会社を設立した。 - 鮎川こはる(風吹ジュン)
真琴の母親で、清掃会社に勤める清掃員。膵臓(すいぞう)がんで余命3か月の宣告を受ける。未婚で真琴を産み、清掃の仕事やパートを掛け持ちしながら、なりふり構わず働いて真琴を育ててきた。
出演者
草彅剛/中村ゆり/八木莉可子/塩野瑛久/要潤/国仲涼子/古川雄大/月城かなと/中村雅俊/風吹ジュン ほか
スタッフ・音楽
脚本:高橋美幸/演出:宝来忠昭/演出・プロデューサー:三宅喜重/プロデューサー:河西秀幸/プロデューサー:三方祐人/プロデューサー:阿部優香子
草彅剛主演! 心優しい遺品整理人の心温まるヒューマンストーリー

草彅剛が主演を務めるオリジナルドラマ。カンテレ制作の草彅の主演ドラマは、「いいひと。」(1997)に始まり、「僕の生きる道」(2003)、「僕と彼女と彼女の生きる道」(04)、「僕の歩く道」(06)、「37歳で医者になった僕~研修医純情物語~」(12)、「神様のベレー帽~手塚治虫のブラック・ジャック創作秘話~」(13・単発ドラマ)、「銭の戦争」(15)、「嘘の戦争」(17)、「罠の戦争」(23)と、単発ドラマも含めると10度目。“僕シリーズ”や“戦争シリーズ”に携わったスタッフが集結する今作で、“遺品整理人”に草彅が挑戦する。
記者会見情報

遺品整理を軸に物語が進むヒューマンドラマの制作発表会見に、主演の草彅剛、共演の中村ゆり、八木莉可子、塩野瑛久、小澤竜心、要潤、国仲涼子、古川雄大、月城かなと、中村雅俊、風吹ジュンが登壇。11人もの個性豊かな出演者がひしめく中、場を取り仕切って次々と話題を振っていたのは草彅。司会者が「主演でいらっしゃるのに完璧な司会でありがとうございます」と舌を巻くと、「クロストークですから、僕だけしゃべるわけにはいかないです」と使命感に燃えていた。共演陣とのエピソードを次々と明かしていく草彅が笑ったのは、遺品整理人・高橋碧役の小澤とのエピソード。撮影現場で草彅からダンスバトルを持ちかけたものの、結果は惨敗。「今度、今のダンスを教えてください」と小澤にお願いする一幕も。そんなアットホームな会見を締めたのも草彅で、「僕たちの一体感が伝えられたんじゃないかと思います」とチームワークに胸を張った。
悲しみのそばでは誰かが優しさを生む、そんな気持ちが芽生えたドラマです(草彅剛/鳥飼樹)

このメンバーの中で主人公を演じるってすごいですね。本当にうれしい限りでございます。今回でカンテレのドラマで主演をやらせていただくのが8回目ですが、パッションがあふれるお芝居が多かった「戦争シリーズ」に比べると、今回はすごく温かくて見やすい作品だと思います。これまでと違うステージでのお芝居ができたんじゃないかと感じています。僕が「終幕のロンド」を通して皆さんに届けたいことがあるとすれば、人生において一番価値があることの意義です。いつもそばで笑ってくれたり泣いてくれたりする人がいることってすごく価値があるんだなということを、この作品を通して感じることがとても多かったです。生きていれば悲しいことももちろんありますが、悲しみのそばでは誰かが優しさを生んでくれる。そんな気持ちがたくさん芽生えたドラマです。心が温かくなる作品ですので、ぜひ期待してください。
イタリア人かと思うくらいの紳士な剛さんが現場を明るくしてくれました(中村ゆり/御厨真琴)

剛さんは、私が学生の頃からテレビで見ていた大スターですが、いい意味でイメージが違いました。とても明るくて、剛さんがいらっしゃるだけで現場が華やかになるんです。ずっとふざけているんですよ、これもいい意味で(笑)。細かいツッコミをいろいろ入れてくださって、笑いの絶えない現場でした。何よりもレディーファーストで、こんなにも紳士な男性が日本にいるのかと思うぐらいの気遣いがあるんです。私が子役の子に「吹き出物が出ているよ~」と指摘された時に、「コラコラ、女優さんにそういうことを言うもんじゃないよ」と優しく諭してくださって。「この人はイタリア人か?」と思いました(笑)。そんな現場で撮影したこのドラマ、完成した第1話を見て、とても素晴らしい作品になっていると感じました。その魅力をたくさん伝えていけたらいいなと思います。
草彅さんが現場を明るく引っ張ってくださったので、撮影に行くのが楽しみでした(八木莉可子/久米ゆずは)

いろいろな愛の形を描いた作品になったと思います。“死”について扱う重たい部分もありますが、草彅さんが現場を明るく引っ張ってくださったおかげで、撮影に行くのがとても楽しかったです。草彅さんのお誕生日に扇風機をプレゼントしたのですが、いつもその扇風機の話をしてくださるんです。プレゼントをそこまで喜んでいただいたことってあまりなかったので、そんなに気に入っていただけたと思うととてもうれしいです(笑)。
回を増すごとに重要な役割を果たす役を演じました(塩野瑛久/矢作海斗)

矢作海斗を演じました。回を増すごとに重要な役回りを果たす役だと思います。物語としては、久米ゆずはのキャラクターが変わっていく様子に注目していただけたらうれしいです。また、高橋碧との関係も見てもらえたらいいなと思います。碧を演じる小澤くんは、ダンス動画を見せてもらったら、キレッキレでカッコよくて。いつかそれを生で見たいですね。楽器を弾いて、踊って、というところを見てみたいです(笑)。
口下手な子ですけど、人に愛されるいい役だと思っています。(小澤竜心/高橋碧)

僕は今回、初めてドラマに出演させていただきました。主演の草彅さんがリラックスされていたので、とてもアットホームな雰囲気の現場でした。蒼は口下手な子ですけど、人に愛されるいい役だと思っています。
お芝居をするのが苦しい役でしたが、現場はとても仲が良かったです(要潤/御厨利人)

僕が演じたのはどこか冷たい夫で、(妻役の)中村さんとはいろいろギクシャクしてしまいます。すごく卑劣な言葉を言う役でもあるので、中村さんと一緒にお芝居をするのが苦しかったです…。でも、現場ではとても仲良くやっております。本当に素晴らしい作品になってますので、皆さん、ぜひお楽しみください。
最後には「そうだったのか」と納得していただける役だと思います(国仲涼子/森山静音)

第1話から「なんだこの女性は」と感じさせるような怪しい役を演じています。でも、彼女は、目的や何かしらの思いがあって登場しているので。いろいろな方向に展開が向かっていきますし、最後には「そうだったのか」と納得していただける役になっていると自分では思っています。なので皆さんにも、森山静音の真意を探りながら見ていただけたらうれしいです。
伝わるはずのない思いが伝わる、温かさを感じる新しいドラマです(古川雄大/波多野祐輔)

遺品整理人という、いまだかつてスポットが当たったことのない職業をフィーチャーするという、魅力的なドラマに仕上がっています。伝わるはずのなかった思いが伝わっていく、そんな温かさを感じる新しいドラマだと思います。僕が演じる役は説明セリフが多くて結構緊張していたんですけど、草彅さんが現場を温かくしてくださって。おかげでとても助けていただきました。
素晴らしい皆さまに多くの感情を引き出していただきました(月城かなと/御厨彩芽)

御厨家の濃いの皆さまの中で楽しんで演じることができました。家族写真を撮るシーンでは、「なんて濃い写真だ」と思いました(笑)。役どころとしては結構難しくて、私にとっては挑戦がたくさんありましたが、素晴らしい皆さまに多くの感情を引き出していただきました。中でも、私の人生で要さんの妹を演じることがあるなんてという驚きもありつつ、大御所のお二人(中村、風吹)に緊張していて。でも、とても優しく私の演技を受け止めてくださいました。草彅さんとは敵対する役ですが、私の演技を温かく受け止めてくれてありがたかったです。
個性的な役者に古びた俳優たち、“マリアージュ”のような感覚がぜいたくでした(中村雅俊/磯部豊春)

僕は、草彅くんが働く遺品整理会社の社長を演じさせていただきました。台本を読んでとてもドキドキしたのですが、エピソードを積み重ねていくのかなと思いきやサスペンスであり、かつラブストーリーでもあるという。とても面白いドラマだと思い、お話を受けさせていただきました。それにしても、草彅剛という男はヘンなヤツでね。スタッフが言う「次、本番行きます」という指示を主役の本人が言うんですよ。とにかく異常に元気で、みんなをよく引っ張ってくれる。非常にいい主演だと感心しました。ほかにも、遺品整理会社の社員たちはみんな個性豊か。そして別の方向を見ると、僕も含めて古びた俳優たちがいっぱいいる(笑)。そんな“マリアージュ”のような感覚がある、非常にぜいたくなドラマにだなとほほ笑ましく見ていました。
「こんなふうに余命を過ごすことができるのか」という学びのある役でした(風吹ジュン/鮎川こはる)

とても学びの多い役でした。余命3か月という設定と聞き、寝てばかりなのかなと想像しながら台本を読んだんです。でも、「あ、これ、私が思っていたものと全然違う」と感じる内容だったんですね。「こんなふうに余命を過ごすことができるのか」という、ちょっと意外なストーリー展開もあります。もしかしたら、今、私の役と同じ状況にいらっしゃる方が観たら「そんなはずはない」と思われるかもしれませんが…。考え方や心の持ちようで、新しい出会いも生まれるかもしれないですし、日々というものは本当に変わっていくものなんだなと思いました。3か月の命でしたけど、本当に楽しい経験になりました。ぜひ、角度を変えながら見ていただけたらいいなと思います。
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