連続ドラマW 1972 渚の螢火2025/10/27
番組情報
あらすじ(第3回 11月2日放送)
再びコザの売春婦が惨殺された。刑事部長の喜屋武(ベンガル)が捜査は所轄のみで当たるよう指示し、与那覇(青木崇高)は上層部の不可解な対応に不信感を募らせる。一方、高級サロン「サザンクロス」の影のオーナーを探る真栄田(高橋一生)は、沖縄屈指の実業家・川平(沢村一樹)の暗躍を知る。
キャラクター紹介
- 真栄田太一(高橋一生)
現金輸送車が襲われ行方を絶った事件の捜査に当たる、琉球警察の特別捜査班・班長。石垣島出身で、東京の大学に進学し琉球警察に入署したエリート。沖縄の出身でありながら、地元の署員からは「ないちゃー(本土の人間)」とやゆされ、自分が何者なのかアイデンティティーを問い続ける。 - 与那覇清徳(青木崇高)
琉球警察の刑事で、真栄田とは高校の同級生。沖縄を出て東京に行っていた真栄田のことをよく思っておらず、嫌悪をむき出しにする。玉城に声を掛けられ、対策室に入ることになる。たたき上げの刑事で独自で培った捜査ルートを持っている。 - ジャック・シンスケ・イケザワ(城田優)
日系二世。ベトナム戦争で負傷し、沖縄のCID(アメリカ陸軍犯罪捜査局)に配属される。真栄田ら特別対策室に協力し、事件解決に尽力する。 - 川平朝雄(沢村一樹)
川平興業の社長で、沖縄政財界に太いパイプがある沖縄の実業家。戦後の沖縄で事業を成功させ、政財界にも影響力を持つようになる。成功の影には、戦後、米軍から物資を略奪する、いわゆる“戦果アギヤー”だったといううわさもある。 - 玉城泰栄(小林薫)
琉球警察・刑事。定年を控えたベテランで鑑識など署内にも顔が利く。情に厚く、誰からも慕われる。真栄田とは付き合いが長く、真栄田が若い頃は玉城の妻に食べさせてもらっていたことも。
出演者
高橋一生/青木崇高/城田優/沢村一樹/小林薫 ほか
スタッフ・音楽
原作:「渚の螢火」坂上泉(双葉文庫刊)/脚本:常盤司郎/脚本:倉田健次/監督:平山秀幸/プロデューサー:高江洲義貴/プロデューサー:廣瀬雄
高橋一生の主演でおくる、本土復帰目前の沖縄で繰り広げられるクライムサスペンス

坂上泉さんの「渚の螢火」を高橋一生の主演で映像化したクライムサスペンス。1972年、本土復帰が目前に迫る沖縄で、現金を輸送していた銀行の車両が何者かに襲撃され、100万ドルが強奪される事件が発生。当時沖縄では、復帰に際し円ドル交換(米占領下ではドル紙幣を使用していたが、復帰に伴い円紙幣への交換が必要だった)が県政の重要事業と位置付けられており、琉球警察はこの件が日本政府やアメリカ政府に知られると重大な外交問題に発展しかねないと、これを秘密裏に解決する特別捜査班を編成する。そんな状況下で、復帰までの18日間を期限として事件解決に奔走する特別捜査班の班長・真栄田太一を高橋が演じる。
記者会見情報

WOWOWの「連続ドラマW 1972 渚の螢火」(日曜午後10:00、全5話、第1話無料放送)の完成報告会が開催され、主演の高橋一生、共演の青木崇高、そして監督の平山秀幸さんが登壇。この日の様子は、WOWOWのLINE公式アカウントでも生配信され、高橋と青木が本作への熱い思いを語った。さらに、琉球警察・特別対策室の新里愛子を演じた清島千楓から、本作出演及び高橋&青木との初共演を喜ぶビデオレターが到着。VTR内で起用された理由を問われた平山監督は「一生秘密にしておきましょう!」とニヤリとし、高橋は「真面目に作品に取り組まれている方で緊張しているように見えなかった。『本当に緊張していたのかな?』と感じました」と打ち明け、青木も「純度の高さが、まさに愛子ちゃんだった。堂々としたお芝居を見せてくれて素晴らしかった」と絶賛した。
今回の作品のフィルターを通して見る沖縄は、今までとは違う景色に映りました(高橋一生/真栄田太一)

原作と脚本には当時の社会的背景が緻密に描かれていて、それをどう映像に変換するのか考えなければいけませんでした。演じる上では真栄田太一が1972年の沖縄で生活していたことをいかに落とし込めるのかを意識して現場に入りました。沖縄は好きで旅行でよく行く場所ですが、今回の作品のフィルターを通して見る沖縄は、今までとは違う景色に映りました。当時を知る現地の方に話を聞くと物語が身近になっていきました。当時の情勢や当時に思ったことはそれぞれ千差万別。当時をどのように捉えて生きていかれたのかをいろいろな人に聞いたことで、リアリティーを持って伝わってきました。それが役に生かせたと思います。1972年当時の沖縄の背景が描き出される物語ですが、作品としては娯楽です。楽しんで見ていただければ何よりです。ロケが行われた1~2月に、まさかの寒波が到来して、空港を降りた瞬間に寒いではないかと…。衣装合わせの時とは話が違って、使い物にならないくらい薄手を用意してしまって困りました。撮影中、ずっと青木さんといて、撮影後も沖縄を一緒に回って楽しかったです。
この顔なので8割くらいは与那覇清徳のキャラクターが仕上がっているのかな…(笑)(青木崇高/与那覇清徳)

沖縄の時代背景をセリフで言うので、さまざまな事件を調べて自分の言葉として言えるようにしなければいけませんでした。与那覇清徳はキャラクター的に熱量の高い人間なので、熱を持って突っ走って、時に空回りしながら演じました。沖縄の知り合いは痛快キャラが多いので、そんな彼らのエッセンスを抽出してキャラクターを作っていきました。この顔なので8割くらいは仕上がっているのかな…(笑)。沖縄は極寒で、『こんなに寒いわけないだろ…』と思うくらいに寒かった。ホテルでストーブを用意してもらうほどでした。ロケの合間に、おいしいしゃぶしゃぶ屋さんにも足しげく通いましたし、ステーキも食べに行きましたね! 楽しい時間を過ごさせていただきました。個人的なことになりますが、祖父が1972年当時の沖縄にいました。そう考えると自分も縁があったのかなと思いつつ、本作に携われてうれしいです。
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