特捜９ final season2025/04/24
番組情報
あらすじ（第4回 4月30日放送）
休暇中の由真（深川麻衣）は旅行先で、車が燃料切れになった出張帰りの青柳（吹越満）と矢沢（田口浩正）と鉢合わせする。民宿の女将・奈緒子（西原亜希）に紹介された居酒屋で、クラウドファンディングをしたという村の温泉の共同浴場管理者・福元（尾関伸次）と出会った青柳らは、翌朝、その温泉の湯船に浮かぶ福元の遺体を発見する。直樹（井ノ原快彦）らも東京の海で見つかった遺体の捜査をする一方、由真は村の少年・芳雄（森優理斗）と住人の事情を探る。
キャラクター紹介
- 浅輪直樹（井ノ原快彦）
警視庁捜査一課特別捜査班の班長。警部。主任から班長に昇格した。かつての係長・加納倫太郎（渡瀬恒彦）の薫陶を受け、弱者に寄り添い、手柄とはほど遠い地道な捜査も厭わない。共感力に長けており、仲間を誰よりも思いやり、そしてその活躍を見守ることができる特捜班のリーダー。 - 村瀬志保（羽田美智子）
警視庁捜査一課特別捜査班刑事。警部補。特捜班の長女的存在で、メンバーを温かくまとめ、直樹を支えている。一方で、行動力と決断力は誰にも負けていない。捜査支援分析センター（SSBC）副所長・村瀬健吾の妻で、車いす生活の夫を支えつつ、自らの仕事にも妥協しない。 - 青柳靖（吹越満）
警視庁捜査一課特別捜査班刑事。警部補。浅輪が班長になったことで主任へと昇進した。反骨精神の持ち主で予定調和が大嫌い。弱者を食い物にする反社会勢力は絶対に許さない。不器用な面がありながら、捜査や取り調べでの刑事技量は高い。恋人の垣内妙子と同居している。 - 矢沢英明（田口浩正）
警視庁捜査一課特別捜査班刑事。巡査部長。おおらかな性格で、変わり者の青柳と長年コンビを組んでいる。普段は調整役に回ることが多いが、特捜班きっての人情家で温かい心の持ち主。妻の早苗は人気漫画家。 - 三ツ矢翔平（向井康二）
警視庁刑事部捜査支援分析センター（SSBC）所属の分析官。事務畑出身で刑事経験はないが、特捜班との出会いで刑事への思いが芽生え始めた。明るく、お調子者の性格だが、副所長の村瀬からも高く評価されるほどに仕事は超優秀。特捜班からのむちゃなオーダーにも期待以上に応える。 - 高尾由真（深川麻衣）
警視庁捜査一課特別捜査班刑事。巡査。品川署から異動してきた。最初は自由過ぎる先輩たちに戸惑ったものの、真面目な性格と持ち前の負けん気、なにより直樹をはじめとする特捜班メンバーの影響を受け、自分でも気付かないうちに殻を破って成長している。 - 浅輪倫子（中越典子）
直樹の妻で洋菓子職人。9係の係長だった加納の実娘で、かつては亡き母を苦しめた父を恨むが故に警察官を嫌っていたが、父と和解し、父の部下であった直樹と結婚した。昼間はカフェで働いている。 - 早瀬川真澄（原沙知絵）
関東監察医務院に勤務する監察医。司法解剖の実務派プロフェッショナル。付き合いの長い特捜班のことを、家族のような気持ちで応援している。志保とはプライベートでも仲が良い。
出演者
井ノ原快彦／羽田美智子／吹越満／田口浩正／向井康二／深川麻衣／中越典子／原沙知絵 ほか
スタッフ・音楽
脚本：徳永富彦／監督：細川光信／監督：田村孝蔵／ゼネラルプロデューサー：大川武宏／プロデューサー：川島誠史／プロデューサー：森田大児／プロデューサー：土井健生
主題歌：20th Century「ネバギバ ～Never Give Up!～」
井ノ原快彦主演「特捜９」がついにファイナル！ メンバーたちの最後の雄姿に注目
井ノ原快彦演じる特捜班の班長・浅輪直樹が毎回起こる事件に挑み、登場人物との心の交わりや人間ドラマを描いてきた「特捜９」シリーズの集大成版。「警視庁捜査一課9係」から続く「特捜９」の総括となり、シリーズの魅力をさらに進化させ、古くからのファンはもちろん、新たな視聴者も引きつける。個性強めな特捜班メンバーも続投となり、小宮山志保（羽田美智子）、青柳靖（吹越満）、矢沢英明（田口浩正）、「season5」から登場の高尾由真（深川麻衣）、そしてSnow Man・向井康二演じる、捜査支援分析センター（SSBC）所属の分析官・三ツ矢翔平らが、最後までチームとして奮闘する。
記者会見情報
テレビ朝日系の連続ドラマ「特捜9 final season」の座談会＆囲み取材会が開催され、主演の井ノ原快彦と共演の羽田美智子が登壇。進行役の大川武宏プロデューサー曰く「長く続いているシリーズなので、記者さんと近い座談会のような感じに」というコンセプトで、前作よりこの形で開催しているのだそう。渡瀬恒彦主演の「警視庁捜査一課9係」から19年。今回でシリーズの終了が決まっているため、これまでの思い出など貴重なエピソードが語られた。また、シリーズが終わると聞いてどう思ったかと大川Pに聞かれた井ノ原は「『最後ですよ』と伝えられてスタートできるって、こんなに幸せなことはない」と晴れやかな表情に。トークの後はメッセージボードの前でフォトセッションが行われ、ボードに掲載された視聴者からのメッセージを読んだ井ノ原と羽田が、「皆さん（ドラマを）ちゃんと見てくださっているんですね」と感慨深げに感想を伝え合っていた。
僕は、渡瀬恒彦さんやスタッフの皆さんに育てていただいたと思っています（井ノ原快彦／浅輪直樹）
「警視庁捜査一課9係」season1が始まる当初、松本（基弘）プロデューサーから「刑事にも事情があることを描いていきたい。だから、いわゆる刑事もののドラマに出ていない人を多くキャスティングした」と言われて。僕はそれまで刑事ものをやったことがなかったけれど、その話を聞いて、「チャレンジしてみよう」と思ったことを覚えています。ワンクールだと思っていたら、それが19年続いて。だから、最終シリーズは原点に戻ろうということになりました。“刑事だって人間だ”というコンセプトに立ち戻りたいという話を、現場でもしています。僕は間違いなく、渡瀬（恒彦）さんやスタッフの皆さんに育てていただいたと思っています。脚本家の方も承知の上だと思いますが、お互い俳優として「ここはこうやろう」「こうしたほうがいいよ」と言った話し合いが現場であるのですが、それが認められるって、ほかの現場ではなかなかないこと。それぞれの意見を“愛”だと思って受け止めることって、今のご時世、難しいことですから。出演者、スタッフの心意気や気持ちが画面に映っている作品だと思います。
形を変えながらもそれが19年も続くって、生命力のある作品だなと感じています（羽田美智子／村瀬（小宮山）志保）
「9係」から20作目。最後の年ということで、始まる前からみんな気合十分で、ずっと応援し続けてくださった皆さまに、また今年初めて見てくださる方たちに、分かりやすい面もありながらメモリアルな作品として（届けられるよう）頑張っています。私がかつて出演していた「おかしな刑事」のロケ先で、「今度、若い刑事たちの群像劇を作ることになりました。渡瀬さんが係長で…」という話をプロデューサーがしているのを聞いたんですね。そこに私も女性刑事として加わることになったんですが、「刑事のプライベートを描くドラマはあんまりないけれど、刑事にだって人生があるから」とおっしゃっていて。形を変えながらもそれが19年も続くって、生命力のある作品だなと感じています。本当に、奇跡のような愛のある現場なんです。台本を読めば理解できるけど、それを“音”にすると分かりにくいことも多々あるんですね。そこで「こんなふうにしたらどうですか」と提案すると、すぐに「いいね」と臨機応変に対応してもらえる。最終シリーズとなる今作も、「何ができるだろう」という打ち合わせを何回もしています。どうかいい形で視聴者の皆さんに届きますように。
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