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竹財輝之助☆アジア地域で大反響の「東京男子図鑑」で主演!2020/04/15

東京を舞台に、金と仕事と女に奮闘してもがく東京男子の20年間を描いたドラマ「東京男子図鑑」。アジア地域で先行配信されて既に大反響を巻き起こしている本作が、4月30日からいよいよ関西テレビで放送される。主人公の佐東翔太を演じるのは、2018年の主演ドラマ「ポルノグラファー」(フジテレビほか)のブームをきっかけに、日本のみならずアジアで大ブレーク中の竹財輝之助。波乱に満ちた翔太の20年間を演じた竹財に、役作りや翔太というキャラクターへの思い、共演者について聞いた。

── 出演が決まった時のお気持ちは?

「まさか主演を務めさせていただけるとは思っていなかったので、“ありがたいな”というのが一番ですね。あとは、監督が松本(佳奈)さんというのがうれしかったです。ドラマ『デザイナー 渋井直人の休日』(テレビ東京ほか)や、それ以前の映画もすてきな作品だったので…。それに、今回のような男子を20年間追う物語にあたって、女性の監督が頭に立ってくださったことも素晴らしかったですね。男性とは違う視点で見てくれるので…」

── 監督はどういった演出をされる方でしたか?

「自由な演技を尊重してくれる方でしたね。流れの中で撮っていって、アドリブでやったことを『それ、面白いね』と生かしてくれたり。『ああしてください、こうしてください』と言われたことはそんなになかったです」

── 確かに、作品を拝見して、皆さんの掛け合いが自然だと感じました。

「そうですね。今回は、本当にキャストの皆さんにも助けられたなと思っています。お芝居が魅力的な方たちばかりで個性を発揮されていましたし、引っ張ってくださいましたし、すごく楽しい撮影でした」

── 撮影はどれぐらいの期間で行われたのですか?

「3週間…1カ月弱ぐらいですね」

── そうなんですか! その中で同じ人物の20年間を演じるのは大変ですよね。

「逆に撮影期間がギュッと短かったので、共演者との関係も密になりましたし、お芝居も途切れることなく集中して演じられました。スタッフさんがすごく頑張ってくれていましたね。本当にタイトなスケジュールで、朝の8時まで撮影して、13時ぐらいから始まる日もありました。役者陣がそうだということは、スタッフさんはもっと寝ていないはずなので、すごく大変だなと。素晴らしいスタッフとキャストに恵まれました」

── 竹財さんは作品に出ずっぱりだったので大変でしたよね。

「そうですね。でも、毎日セリフをしゃべらせていただいたことはとてもありがたいです!」

── 1人の人間の20歳から40代までの20年間を演じる上で心掛けていらっしゃったことは何ですか?

「細かいことはいっぱいありますが、まずは見た目。メークさんがすごく頑張ってくれて助けられました。僕は、役を作る時、結構外見から入るんですよ。どんな筋肉の付き方をしているか、とか。だから、体重も徐々に増やしたりしました。あとは、セリフのテンポや間、声のトーンも色々と変えました」

── そうだったんですね。第1話では本当に20歳の大学生に見えました。

「ホントですか? だとしたらうれしいです。大学の同級生の役の子が、本当に20歳ぐらいだったんですよ。だから、“これはキツいな!”って思って(笑)。でも、そのおかげで、“これぐらいの年齢の子ってこういうテンポでしゃべるんだ”というふうに参考にしながらお芝居ができました」

── 以前のインタビュー記事で、「役作りをする時は経験から作っていく」というお話をされていましたが、今回はいかがでしたか?

「翔太が大学生の時の1997年から物語が始まるんですが、翔太と自分自身の年齢が結構近いので、自分の大学生活を思い出すことで劇中の時代背景を理解することができました」

── 翔太の性格についてはどう捉えていますか?

「チャラチャラしていますよね! ちなみに、僕も学生時代はチャラかったし、翔太よりひどかったかも(笑)。ただ、翔太のようなマウンティング行為はしないので、そのあたりは“翔太、クズだな”と思いながら演じていました(笑)。それから、翔太は裏腹なことしか言わなくて、たぶん本当は弱い人間なんだろうなとも感じました。本当の部分をごまかすというか、本音を言うのが恥ずかしいというか…。自分を知られるのがあまり好きじゃないから、笑ったり違うことを言ってごまかしているんじゃないかなって。そう思いながら演じたところを、仕上がりを見たら監督がくみ取ってくれていたので、深読みしてくださる視聴者の方々には翔太の本当の姿に気付いていただけるかもしれません」

── 翔太の軽薄さは、自分を守る鎧であるということですね。

「だと思いますね。だから、本当はたぶんそこまでクズじゃないと思います。自分が演じたから愛着があるというのもありますけど(笑)」

── 劇中にはさまざまな女性が登場しますが、誰が一番印象的でしたか?

「やっぱり、(市川由衣演じる藤崎)瑠璃子ですね。翔太の職場の後輩で、ちゃんと翔太という人間を見てくれる子なので。ほかの女の子たちは上昇志向が強くて、良くも悪くも翔太に似ていますよね。人生のどん底に落ちた翔太を支えてくれる瑠璃子の存在は、演じている僕も精神的にキツかったので本当に癒やしになりました」

── 市川さんとの共演はいかがでしたか? 共演回数は多いものの、今回のようにガッツリ絡む機会はなかったそうですが…。

「そうですね。今回が5回目の共演になります。しかも、由衣ちゃんのことはプライベートでも知っているんですよ。旦那さん(戸次重幸)と仲がいいので…。知っているからというわけでもないのですが、一緒に演じていてやりやすかったので助かりました。由衣ちゃん自身も、瑠璃子と同じでちゃんと相手の人間性を見てくれて、セリフをなぞらないで言葉として投げかけてくれるんです。だからこそ、翔太がひかれる女性をすてきに演じてくれました」

── 翔太が就職した一流商社の同僚・小島(落合モトキ)のキャラクターもよかったですね。

「落合くん、よかったですね~! ただ、翔太の立場から見ると、出世争いの相手である小島にはムカつきましたけど(笑)。“のらりくらりやりやがって…!”と思っていました(笑)」

── (笑)。劇中にはイソップ寓話の「アリとキリギリス」の例えも出てきますが、竹財さんご自身はアリとキリギリス、どちらのタイプですか?

「僕はどちらでもないですね。『ウサギとカメ』のウサギみたいにラクしたいです(笑)。キリギリスほど遊ばないし、アリほど働くこともしないし、ふわふわしている雲みたいな人間です(笑)」

── 竹財さんは熊本から上京されていますが、その時は翔太のようにギラギラした野心のようなものはなかったですか?

「東京への憧れとか、“一旗揚げてやる”みたいな思いは全然なかったんです。ただ、伊勢谷(友介)くんに会いたくて東京に出てきただけだったので(笑)。俳優になるつもりもなかったですから」

── これという目標があったわけではなかったんですね。

「そうなんです。ふわふわしているでしょう?(笑)。伊勢谷くんと共演するっていう目標だけはありましたけど、それだけでしたね。のらりくらりしながら、何とか壁を乗り越えながらここまで来たという感じですね」

── 熊本に帰りたいと思うこともありますか?

「仕事がなければ今すぐ帰りたいと思うこともありますよ(笑)。自然が好きなんでしょうね。東京は無機質で、何もない人には何も起こらないし、何かある人には何かを与えてくれる街だなと思います」

── そんな東京の中で一番好きな場所というとどこですか?

「お台場の潮風公園ですね。最近は行っていないんですけど、バイクに乗っていた時はよく行っていました。工場の夜景がすごく奇麗なんですよね。クレーンがキリンみたいで…。ああいう所でボーッとするのが好きですね」

【プロフィール】

竹財輝之助(たけざい てるのすけ) 
1980年4月7日熊本生まれ。おひつじ座。O型。BL漫画を実写化した主演ドラマ「ポルノグラファー」(フジテレビほか)が大ヒット。真夜中ドラマ「女ともだち」(BSテレ東)に出演中。

【番組情報】

「東京男子図鑑」
4月30日スタート
関西テレビ
木曜 深夜0:25~0:55
※関西テレビドーガ、TVerほかでも配信

アジア地域で先行配信され大反響を巻き起こした、東京男子・佐東翔太(竹財)の20年間の物語。千葉・浦安の実家から都内の有名大学に通う翔太は、恋人の香須美(花影香音)に慣れた感じでブランドショップの高額の服を勧められ、劣等感を抱き…

●「東京男子図鑑」公式サイト https://www.ktv.jp/danshi-zukan/
●「東京男子図鑑」公式Twitter https://twitter.com/Tokyoboy_2020

取材・文/高瀬純 撮影/蓮尾美智子 
ヘア&メーク/菅野綾香(ENISHI) スタイリング/大石裕介 
衣装協力/サルトーレ、パラブーツ

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