「修仲2」渡会(簡秀吉)の“重い愛”が帰ってきた! 勉強合宿で日置(藤本洸大)に一直線2026/10/24 07:00

藤本洸大と簡秀吉がダブル主演を務める、ABCテレビの連続ドラマ「修学旅行で仲良くないグループに入りました2」(土曜深夜1:00、関西ローカル)が、10月17日にスタートした。第1話「平凡男子、人生初恋人に悩む」では、恋人同士になった日置朝陽(藤本)と渡会紬嵩(簡)が高校3年生に進級。渡会の愛は相変わらず重め。1年ぶりに帰ってきた“修仲”に、まずは「おかえり」と言いたくなる初回だった。
シーズン1では、修学旅行で同じ班になったことをきっかけに距離を縮め、紆余(うよ)曲折を経て晴れて恋人同士になった日置と渡会。あれから2か月。3年生になった四天王を含めた5人は、日置が2組、仲里晴輝(福田歩汰/DXTEEN)と堀田颯斗(清水海李)が3組、渡会と守崎尚哉(桜木雅哉/原因は自分にある。)が5組と、三つのクラスに分かれた。
それでも休み時間になれば、自然と5人が集まってくる。渡会は守崎を置いて「1秒でも早く、日置に会いたくて」と2組へ向かい、仲里と堀田も合流。かつては“修学旅行で仲良くないグループに入った”日置が、今では当たり前のように4人と一緒にいる。そんな姿を見られるだけでうれしい。
恋人になっても“愛重め”、なのに不器用なモテ男

もちろん、渡会の日置への愛も健在だ。放課後には部活中の日置を迎えに来て、「何時間でも待つ。彼氏だから」。「部活中の日置もかっこいいね。好きだよ」と、相変わらず好意を惜しみなく口にする。
そんな渡会も、日置のことになると急に不器用に。帰り道、日置の手を意識し、少し迷ってからつなごうとしたその瞬間、日置が別の話を始めてしまい、あえなく失敗。何でもさらりとこなしそうな渡会が、好きな人の手一つ満足につなげない。このギャップがいじらしい。
話題は、1泊2日の勉強合宿へ。日置が参加すると聞けば「俺は日置と一緒ならどこへでも行く」。「また日置と一緒に寝れるかな?」と、すでに気分は修学旅行の続き。日置にクラスが違うと指摘されても、「そこは俺がなんとかする」とまったく諦めない。極めつきは、「楽しみだな。日置とバス。日置とご飯。日置とお風呂」。日置は「いや勉強しよ?」。この温度差が、実にこの2人らしい。
前作では、渡会から真っすぐに思いを向けられるたび、「どうして自分なんだろう」と戸惑うことも多かった日置。それが今では、渡会が会いに来ることも、髪に触れることも、愛情をぶつけてくることも、すっかり2人の日常になった。この2か月が、日置の中に安心感を育てている。
「誰ともしゃべらないで」に「善処します」、温度差が楽しい2人

第1話で存在感を見せるのが、日置の親友・辻谷萊空(山田健人)。新しいクラスでも日置を引き留め、バドミントン部では気兼ねなく声を掛け、当日は大量の荷物を抱えて日置にもたれかかる。四天王を前にしてもまったくひるまず、日置への接し方も遠慮なし。日置の普段の学校生活が見えてくる存在でもある。
そして勉強合宿当日を迎えると、渡会の思い描いたプランは出発前から崩れていく。バスはクラスごとに分かれていて、日置は仲里、堀田と同じ車両。渡会が「日置、一緒に座ろ」と誘った直後にその事実が判明するのだから、切ない。日置の「じゃあ、あとで」に「……うん」と返す渡会の、しょんぼりぶりが分かりやすすぎる。

車内では、日置と渡会の恋愛事情がそれぞれ別の場所で話題に。日置は「今までと変わんないよ」と特に悩みはなさそうだが、仲里から「恋愛って、付き合ったらそこでゴールじゃないからね?」とくぎを刺される。「両想いだからって、油断は禁物。向こうは不安でいっぱいかもよ」と続ける仲里の言葉は、この先の日置にじわじわ効いてくることに。
一方の渡会は「むしろ不安しかない」。授業中以外はほとんど会いに行き、毎日連絡もしている。それでも「365日24時間一緒にいても足らない」と言い、「全部、俺からだけど」とポツリ。日置を好きで仕方がない渡会の、少し心細い部分が顔をのぞかせる。

休憩先では、乱れた日置の髪を直し、5人で写真を撮れば「2人でも撮ろう」とうれしそうな渡会。守崎がその写真をSNSに上げようとすると、「日置の顔は隠して」と注文をつける。理由は、「日置がかわいすぎて、他のやつに見られたくないし……それに、俺みたいなのに見つかったら困る」。
その心配を証明するかのように、同じ2組の女子から「一緒に写真撮りたい」と声を掛けられたのは日置だった。女子が日置の隣に並ぼうとすると、渡会は間に入り、「写真、俺とじゃダメ?」。甘いささやきでさらりと阻止するあたりはさすがだが、堀田たちに嫉妬を見抜かれると、「俺だけが好きでいたい」と本音を漏らす。さらに「もっと自分がかわいすぎるっていう自覚を持って生きて」と日置に説教し、最後には「向こう着いたら、俺から離れないで」。

簡演じる渡会は、日置と一緒にいられれば一気に顔が明るくなり、離されれば露骨に落ち込み、誰かが近づけば嫉妬する。日置を中心にくるくる変わる表情から、渡会の気持ちが手に取るように分かる。
宿泊先に着けば、授業だけでなく、食事もお風呂も2組と5組は見事に別々。スケジュール表を前に「マジでありえない」と絶望する渡会に、仲里も「見て。渡会が絶望してる」と一言。とうとう日置に「このあともう誰ともしゃべらないで」とまで言い出してしまう。
それに対して日置は、「それはちょっと難しいかもだけど……善処します」。
「勉強しよ?」もそうだが、全面的に受け入れるでも、強く拒むでもない返しが、いかにも日置らしい。台本なのか、その場で生まれた言葉なのかと思うほど、藤本演じる日置にしっくりくる。渡会の熱量に引っ張られすぎず、かといって雑にあしらうわけでもない。その絶妙な受け方があるから、渡会の“重い愛”もほほ笑ましく見ていられる。
“史上最強の男 辻谷”ジャージで一変した空気

勉強中の日置も、「渡会、めちゃくちゃ落ち込んでいたな……」「なんでそんなに不安になるんだろう?」と考えている。休憩中には、恋人に会いに行くのも連絡するのもいつも自分からで、「私のこと、本当に好きなのかな」と話す女子生徒たちの会話を耳にし、自分と渡会の関係を思い返す。
日置が渡会の気持ちを何も考えていなかったわけではない。お風呂上がり、部屋に着替えを忘れた日置は、辻谷からジャージを差し出されると、「こんなの渡会に知られたら……」と一度は断ろうとする。渡会が嫌がることは分かっているのだ。ただ、自分が思っている以上に渡会が不安を抱えていることまでは、まだ実感できていなかったのかもしれない。
それでも辻谷に押し切られ、結局ジャージを借りることに。「部屋に戻るまでの間だけ」「渡会に見られないようにすれば」と歩き出した先で、よりによって渡会が待っている。胸には堂々と「史上最強の男 辻谷」の文字。
慌てて名前を手で隠す日置。そこへ辻谷が「ごゆっくり~」と日置の荷物を持って立ち去ってしまう。第1話を通して日置のそばにいた辻谷が、最後には渡会の嫉妬を決定的にする役目まで担う。
渡会に名前を見つけられた瞬間、空気が変わる。事情を説明し、「ごめん……怒ってる?」と聞く日置に、渡会は答えず、その手を引いて部屋へ。「日置は……俺がいつもどれだけ我慢してるか知ってる?」。ここで簡が見せる表情には、それまでやりとりの中で描かれてきた嫉妬とは違うものがある。自分のほうが日置を好きすぎるのではないかという不安や、離れている間に飲み込んできた思いまでが、その視線から伝わってくる。
藤本演じる日置も、それまでのマイペースさから一転。距離を詰めてくる渡会に戸惑い、すっかり余裕をなくしていく。普段は渡会の言葉をさらりと受け止める日置が、ここでは完全に渡会のペース。近づく距離とともに変わっていく2人の表情や目線に、こちらまでドキドキさせられる。

「待てない。彼氏だから好きにしていい?」。放課後には「何時間でも待つ。彼氏だから」と言っていた渡会が、ここでは「待てない」。第1話からここまで!? と心をつかまれたところで、続きは次回へ。なんともずるい終わり方だ。
守崎、仲里、堀田の存在も欠かせない。シーズン1から日置と渡会の恋を見守ってきた3人は、2人が付き合い始めた今、もう一歩近いところからその関係を支える側にもなっている。それぞれの性格をよく分かっているからこそ、ちゃかすだけでなく、必要な時には手を貸してくれる。そんな3人がそばにいるのも、この作品の魅力だ。
第1話で見えてきたのは、好きの大きさではなく、その伝え方の違いなのかもしれない。日置と渡会が、互いの思いをどう伝え合っていくのか。“付き合ってから”の2人を、これからも見守っていきたい。
第2話は夜明けの告白、そして18歳の誕生日デートへ
10月24日放送・第2話では、辻谷のジャージを着ていた日置に嫉妬した渡会が、「日置が思っている以上に、俺が日置のことを好きすぎる」と、自分の思いの大きさに葛藤する。

2人のギクシャクした雰囲気を察した守崎は、先生や生徒に交渉し、5人で過ごせる部屋を用意。昨年の修学旅行を思い出し、渡会にも笑顔が戻る。そこで仲里から「恋人同士でも、思っているだけじゃ伝わらない」と言われた日置は、渡会の不安に十分気付けていなかったことを振り返る。
翌朝、日置は夜明け前に渡会を連れ出し、自分も寂しさを感じていることを告白。「俺……渡会が思ってる以上に、渡会のこと好きだよ」と思いを伝え、2人は朝日の下であらためて気持ちを確かめ合う。

勉強合宿を終えると、今度は日置の18歳の誕生日。2人は動物園デートへ出かけ、日置は初めて恋人と過ごす誕生日の幸せをかみ締める。しかしその裏では、ある女性が渡会に近づいていて――。
【番組情報】
「修学旅行で仲良くないグループに入りました2」
ABCテレビ(関西ローカル)
※放送後、TVer・ABEMAで見逃し配信、FODで独占見放題配信。
文/斉藤和美
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