鈴木仁×押田岳が作り上げた、大人のラブストーリー「お前のほうからキスしてくれよ」の世界2026/10/20 18:00

鈴木仁と押田岳がダブル主演を務めるドラマ「お前のほうからキスしてくれよ」(月曜深夜0:45、関東ローカル)が、フジテレビで放送中、FODで独占見放題配信中。やまやでさんの同名漫画が原作で、美形でクールな経理マン・上野(鈴木)×社交的な営業部のエース・神田(押田)という、正反対な2人のじれったくてもどかしい“両片思いラブストーリー”を描く。
そんな“おまキス”で、初共演を果たした鈴木と押田。それぞれのキャラクターや物語を作り上げた日々を振り返ってもらったほか、撮影を経て感じた互いの魅力などを聞いた。撮影の裏側や心に残ったシーン、お互いにプレゼントを贈り合うなら……な話題なども。
それぞれに上野と神田をどう演じたのか?
――本作はやまやでさんのデビュー作であり、人気BL漫画が原作ですが、出演決定時はどのようなお気持ちでしたか?
鈴木 「主演を任せていただけるのはありがたいですし、人気作品ということで、素直にうれしかったです。原作を読んで、この2人のキャラクター性、2人が関わるからこそ起こる内情の変化、2人が混ざり合うことで生まれる化学変化など、すてきな作品だなと感じて、どうドラマ化していこうかと。監督と早くお話ししたいな、どういう世界観で作っていけるかなと撮影を楽しみにしていました」
押田 「僕、テレビドラマで主演を任せていただくのが初めてなんです。これまでBL作品はたくさん出させていただきましたが、主演を務めるのは初めてで……シンプルにうれしかったですし、光栄でした」
――お二人とも撮影前に原作を読まれたそうですが、どういう印象を抱きましたか? また、どう演じようと考えていたのでしょうか。
鈴木 「上野は基本的に無表情だけれど、たまに“ポンっ”と違う表情が出てくる。これをコメディーにするなら面白くできるけれど、リアルな世界観に寄せるとなると、どうこの変化を差別化しようかなと。やりすぎてしまうと上野らしくなくなってしまうし、フラットに表現した方がきれいだろうな……と考えていたら、監督も『その方向で』とおっしゃって。表情の変化なども含めて、ギリギリのところを探しながらやっていこう、と思いました」
押田 「個人的にこういう現実味のあるお話といいますか、いい意味で想像ができて、どこか身近に感じられるお話が好きで。この作品は、その中で恋愛模様も展開していきますが、仁とならやれるんじゃないか、とワクワクした記憶があります。実際、仁はいつも僕の想像を超えてくるものを持ってきてくれて、たくさん助けてもらいました」
鈴木 「僕はキャラクターとはいえど、人間として、上野としてこの世界に立っていたい思いが強くて。役作りといえるほどのものではないですが、ポケットに手を突っ込まず、スーツが似合う立ち居振る舞いをしていたら、大枠の上野としての形、第一印象がつかめる気がしたんです。そうしたら自然と背筋も伸びるし、所作もきれいになるし、時には高圧的な感じにも見せられる。1個1個決めていくというよりも、大枠の上野を作り上げれば、それに伴って自然といろいろ出てくる気がして」
押田 「僕も同じ感じです。原作の印象的なシーンで“こんなことをしていたな”など、そういう抽出の仕方はしますが、どの作品もトレースに重きを置いてしまうと自分がやる意味がないし、リアルさが消えてしまうので。神田との共通点のような部分を探していく作業だけして、あとは仁のお芝居や現場の雰囲気に合わせて変えていく。そのぐらいの余白は空けていこうと思っていました」

初共演の2人が第一印象からの変化を語る
――お二人は今回が初共演となります。制作発表時にもその仲の良さを感じましたが、お互いに第一印象からの変化はありましたか?
押田 「仁は『MEN’S NON-NO』の印象が強くて、クールで上野っぽいイメージだったんです。でも、いざ会ってみたら気さくに話してくれるし、かわいいし、人懐っこくて……すごくいい人だなと」
鈴木 「僕は全然想像がつかなかった(笑)。なので、どんな方なのだろうと思いながら顔合わせに行ったのですが、初対面の時点で“大丈夫だな”と安心できて。もちろん、コミュニケーションを取って関係性を組み立てていきましたが、それを作業的にせずとも、自然と距離を縮められた感覚があります」
――それぞれ上野と神田を演じる中で、「分かるな」「自分と似ているな」と感じる瞬間はありましたか?
鈴木 「あったかな……。でも、僕もちょっとした“自分ルール”はあるかも」
押田 「そこじゃない?」
鈴木 「うん。僕も直感型で、自分の考えたこと、やろうと思ったことには素直に行動するので。上野とジャンルは違うけれど、変な堅物さはあるかもしれません」
押田 「僕は、周りの様子をうかがいながら生活しているところかな。神田は上野とバランス感覚が正反対で、周りを見ながら自分の立ち位置を探っているんです。なので、常に明るくいようとするし、相手がどう思っているかを考えて無理に笑ったりもする。まるで自分の後ろにスタンドがいて、客観的な第三者の視点から世界を見ているような。神田のようにはうまくできないですが、僕も似たタイプなので、それを役に生かせたらと考えていました」

“キュンとするポイント”や撮影時の思い出深いエピソードを告白
――撮影を終えてあらためて感じる、お互い役の“キュンとするポイント”も教えてください。
押田 「自分の世界観をしっかり持っていて、それを守り切れるところ。いろいろ悩むことはあっても、それを外には出さず、1人の社会人として振る舞えるところもかっこいい。あとは、ギリギリのところで手を差し伸べてくるドS感です(笑)」
鈴木 「あはは。神田は何事も完璧で最強人間に見えますが、上野の前では弱いところも見せる。その葛藤や人間的な部分が見える瞬間にこそ、“好きだな”と感じて。単純にいいやつではなく、その裏側に家族との悩みなどを抱えているとなると、どうしても刺さるものがたくさんあります。総じて、人間性がすごく魅力的だなと感じました」
――会社や家でのシーンが多く登場しますが、撮影中に「これは楽しかった」「難しかった」など、思い出に残っているエピソードを挙げていただくと?
鈴木 「ふふふ。今、急に思い出しちゃった。部屋に神田といる時に上野がコーヒーをいれるシーンがあるのですが、少しずつお湯を注ぐのが難しくて。ポットから想定外にお湯が出てくるんですよ(笑)。神田からすると、ずっと眺めていたい瞬間だと思うのですが、僕は内心“ジョボジョボ出ちゃうけど、どうしよう?”と(笑)」
押田 「それで言ったら、僕はサンドピクチャーを触るシーンかな。砂なのでうまく角度をつけるのがすごく難しくて、どうやったって狙えないのに、『ちょっと、岳く~ん』とスタッフさんに全部僕のせいにされて!(笑) このシーンは難しかったですね」
鈴木 「こんな話で良かったのかな。もっと別のことを聞きたかったのでは?」
押田 「そうかもしれない(笑)。でも、楽しかった話で言うと、全部だな。ほかのキャストさんたちも常に皆さんしゃべっていて……」
鈴木 「うん。あと、エレベーターでのシーンも毎回心の中で楽しんでいたよ。特に、開閉タイミングが合った時は“うまくいった!”って」
押田 「うまくいくと気持ちいいんだよね。キムタク(木村拓哉)さんになった気分になります(笑)」
――役では同い年、実年齢としては押田さんの方が年上ですが、実際に現場ではお兄さん的なところも?
押田 「いえ、全然。仁の方が精神年齢は上なので……」
鈴木 「それはどうだろう(笑)。ただ、同期という設定もありますし、口には出さずとも“対等に”と思いながらやっていました。もちろん、岳くんへのリスペクトを持った上で、上野と神田として向き合いたかったので」
押田 「同い年の友達の感覚で、劇中の2人とも似たバランスを感じます」
鈴木 「(小林佑亮役の)木津つばさくんは後輩役だからなのか、敬語で話しかけてくるんですよ。面白かったな~」
押田 「いい意味で変な人だよね」
鈴木 「うん。でも、すごくいい人で。お互いにその設定を楽しんでいました」
押田 「現場では(溝口晶役の)川瀬莉子ちゃんが一番年上のお姉さんで、みんなから“莉子姉”と呼ばれていて」
鈴木 「上野としては、本当に溝口というキャラがいてくれて助かりました」
押田 「それ、ずっと言っているよね」
鈴木 「溝口もちょっと変わったタイプの人間なので、変わった者同士気にせずに話すことができるんです。なので、溝口とはシュールなシーンばかりですが、キャラクターとしてすごく助かったなと。上野として、演じていてもすごく楽しかったです」
押田 「分かる。同僚の皆さんとのお芝居で見えてきたものがたくさんあって」
鈴木 「それこそ余白を楽しめたよね」
押田 「そう。今回はたくさんキャラがいたので、そこが大きかったなと。恋愛ドラマだと、どうしても2人になりがちじゃないですか」
鈴木 「でも、どうしよう。“余白すぎる!”と全部カットされていたら……。その可能性もあります(笑)」

数々の胸キュンシーンの中で、特に2人がときめいた場面とは?
――作品名にも“キス”と入っているように、本作では数々の胸キュンシーンが登場します。撮影中、お二人がときめいた場面を一つ教えてください。
鈴木 「エレベーター内でのシーンです。オフィスではその関係性を隠しているのに、エレベーターの中でこっそり手をつないでみたり、2人きりになった瞬間の空気感が楽しくて。ドギマギしつつもその瞬間を楽しんでいる2人が、かわいらしくていいなと」
押田 「確かに。僕は神田がへこんでいる時に、上野がそれに気付いて迎えに来てくれるシーンかな。ああいうヒーロー感は意識的に出せるものではないですし、かっこいい。上野としても、“よく分かっているね。ありがとう”と思っていました」
――それぞれのキャラクターにおいて、“心に残った”という点ではどこが思い浮かぶでしょうか。
押田 「神田がお父さんと対峙(たいじ)するシーンです。家族の存在って、神田にとってすごく大切で。彼がなぜずっとニコニコしているのか、その答えをずっと探していたのですが、その理由が分かったんです。“なるほどな”と思ったシーンでもあります」
鈴木 「僕は回想で同期たちと話すシーン。上野は周りに流されないし、人のことをきちんと見ることができて、真面目に向き合うことができる。表情や言葉からはあまり感情が見えないけれど、いざとなった時の行動力やギリギリのところで一歩踏み入れられるところは、僕も見習いたいなと思いました」
――穏やかな日常からシリアスな展開まで、さまざまな要素が詰まっていますが、撮影中にお互い俳優として刺激を受けた瞬間はありましたか?
押田 「仁には、“座長とはこういうものだ”というのを教えていただきました」
鈴木 「本当にそれはない(笑)」
押田 「つまり、それが自然にできているっていうのがすごくない? 意識せずともそれができて、毎日きちんと現場に上野を連れてくることができる。僕は不安になるとすぐにそれを表に出してしまうけれど、仁は出さないし、“僕についてこい”と背中を見せられる。船長みたいな人で、あらためてすごいなと思ったよ」
鈴木 「(照れる)“ついてこい”って感覚もなかったけど……」
押田 「本人は無意識かもしれないけれど、みんなついて行きたくなるんです」
鈴木 「でも、岳くんこそ落ち込んだり、悩んでいる姿を見ることはあったけれど、元気じゃない日がなくて」
押田 「それは楽しかったから。あと僕は憑依型ではないのですが、現場に入ると自然とその役っぽい動きになるんです。僕、基本的にずっとローなので」
鈴木 「なるほどね。僕はその明るさに救われていたけれど、実は神田だったんだ」
押田 「うん。どちらかというと」
鈴木 「基本的に僕もテンションは一定なのですが、疲れた時や眠たい時など、急にガクっとくる時があって。そういう時に相手もガクっとくる方だと持っていかれてしまうのですが、岳くんは浮き沈みがなかったので、すごく助かりました」
――すてきな関係性ですね。空き時間には喫茶店に出かけたりもされたそうですが、どのようなことをお話しされていたのでしょうか。
押田 「音楽やスポーツ観戦、アクティビティーなど、僕らは大枠で言うと好きなジャンルが一緒なんです。ただ、仁はサッカーと格闘技、僕は韓国アイドルと昭和歌謡が好きで……」
鈴木 「地味に交わらないんです」
押田 「それが面白くて、お互い好きなものの話をずっとしていました」
鈴木 「あっ。これ言っていいかな?」
押田 「言ってみて(笑)」
鈴木 「現場でもすごく話題になったのですが……僕、韓国のアイドルグループを見た時に、その中から岳くんの推しメンバーを全員直感で当てられるんです。6~7グループやって、全員正解だったよね?」
押田 「うん。写真を見るだけで、僕がどの子を好きか分かるんですよ」
鈴木 「もちろん最初は分からなかったのですが、傾向が1人分かった瞬間にどんどんつかめるようになりました。ちなみに、僕とは全然かぶらないです」

もし一緒に“おうち時間”を過ごすなら……?
――そんな以心伝心なお二人が上野と神田のように会社員になるなら、お互いどの部署が似合うと思いますか?
鈴木 「岳くんはどこに行っても大丈夫でしょう。人と関わることで補い合える人なので。どの部署に行っても、みんなと話し合いながら全部何でもやっていそう」
押田 「仁は企画とか商品開発が向いている気がする。自分の好きなものがしっかりはっきり見えているので。以前、自分で『ゼロから1を生み出すのが苦手』と言っていたのですが、『これを作ってください』と指示があれば、それに自分の好きなものを肉付けして、面白いものを作れそうなので」
鈴木 「そのとおり、ゼロから1を生むのがあまり得意じゃなくて。でも、1を広げるのは好きかもしれないです。興味が湧いたり、“これやりたい”と思ったら積極的にいけるかな。ただ、提示された1のものが刺さらなかったら、諦めモードで何もできなくなります(笑)」
――7月22日の鈴木さんのお誕生日には、押田さんがサボテンを贈ったとお聞きしました。4月9日の押田さんのお誕生日をはじめ、もし今後お互いにプレゼントを贈り合うなら、どのようなものを選ぶでしょうか。
鈴木 「僕はやはり洋服が好きなので、ファッションアイテムかな。岳くんは現場にラフ着で来ていることが多かったので、もう少しかっちり着られるものとか」
押田 「うーん……なんですかね……。あっ、キャンプ代をおごります! 現場で『キャンプに行きたいね』という話が何度か出ていたので、いつか一緒に行けたら」
――それでは、劇中の2人のように、もし一緒に“おうち時間”を過ごすなら?
鈴木 「一緒に家にいる想像ができない(笑)」
押田 「そうなんだよね。でも、スポーツ観戦じゃない?」
鈴木 「今だったら(※取材時)ワールドカップを見るよね。僕は格闘技が好きだけど、興味ないでしょう?」
押田 「いや、知識がないだけで興味はあるんだよ。やってみたいし」
鈴木 「あと、レゴとか?」
押田 「突然のレゴ!(笑)」
鈴木 「何百個も使うような、大きいものを一度作ってみたくて。小さい頃によくやっていて、たまに今でも作るんです」
押田 「じゃあ、レゴとスポーツ観戦でお願いします!」

【プロフィール】
鈴木仁(すずき じん)
1999年7月22日生まれ。東京都出身。メンズノンノ専属モデル。近年の出演作に、ドラマ「ダメマネ! ―ダメなタレント、マネジメントします―」(日本テレビ系)、「死ぬまでバズってろ!!」(MBS/ともに25年)、「君が死刑になる前に」(日本テレビ系/26年)などがある。
押田岳(おしだ がく)
1997年4月9日生まれ。神奈川県出身。近年の出演作に、ドラマ「グラぱらっ!」(ABCテレビ/2025年)、「コスメティック・プレイラバー Season2」(フジテレビ)、「未婚詐欺 私の知らない彼の顔」(MBS/ともに26年)などがある。
【番組情報】
ドラマ「お前のほうからキスしてくれよ」
フジテレビ
月曜 深夜0:45~1:15
※FODにて独占見放題配信。放送終了後、TVerにて1週間見逃し配信。
【プレゼント】

鈴木仁さん&押田岳さんのサイン入り生写真を2名にプレゼント!
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【締め切り】2026年11月17日(火)正午
【注意事項】
※ご当選者様の住所、転居先不明・長期不在などにより賞品をお届けできない場合には、当選を無効とさせていただきます。
※当選で獲得された権利・賞品を第三者へ譲渡、または換金することはできません。
※賞品をオークションに出品する等の転売行為は禁止致します。また転売を目的としたご応募もご遠慮ください。これらの行為(転売を試みる行為を含みます)が発覚した場合、当選を取り消させていただくことがございます。賞品の転売により何らかのトラブルが発生した場合、当社は一切その責任を負いませんので、予めご了承ください。
※抽選、抽選結果に関するお問い合わせにはお答えできませんので予めご了承ください。
取材・文/片岡聡恵 撮影/尾崎篤志 hair&make/(鈴木)鈴木かれん、(押田)安海督曜 styling/(鈴木)佐々木悠介、(押田)世良啓
衣装協力/(鈴木)ジャケット、ネクタイ、シャツ、パンツ全てCOGNOMEN、リング:MATSUO Toshihiko™(押田)ウール:JK、ウールパンツ全てANTOK、その他スタイリスト私物
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