松下奈緒、ピアノ生演奏で会場を魅了! 津田健次郎ら「アナログナース」キャストが集結2026/10/14 16:47

テレビ朝日系で10月22日にスタートするドラマ「アナログナース~デジタルってなんなんだよ!?~」(木曜午後9:00、初回拡大スペシャル)の記者会見が行われ、主演の松下奈緒をはじめ、津田健次郎、原菜乃華、井上祐貴、平祐奈、冨永愛、高橋英樹が登壇した。
松下がフリーランス看護師の那須田灯役で主演を務める本作は、テレビ朝日系木曜ドラマ枠で放送された「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」「ザ・トラベルナース」の世界線が交差。3部作の集大成として描かれる医療ドラマで、脚本は「ドクターX」「ザ・トラベルナース」を手がけた中園ミホ氏が担当。さらに、両作で中園氏とタッグを組んだテレビ朝日のエグゼクティブプロデューサー・内山聖子氏も再び参加する。実は灯は、「ドクターX」シーズン7(2021年)の第5話に登場し、“ナース版・大門未知子”と話題を呼んだ人物。多くの謎を残したまま去っていった彼女が、満を持して主人公として描かれる。
5年ぶりに灯と再会した松下奈緒「喜びを毎日かみ締めながら撮影している」

会見冒頭では、場内が暗転する中で黒のコート姿で松下がサプライズ登場。「ドクターX」「ザ・トラベルナース」のメインテーマのピアノ演奏を披露した。
松下は、約5年前に「ドクターX」で演じた灯が連続ドラマの主人公として帰ってくることについて、「連続ドラマという形で、そしてまたこの役に再会できるという喜びを毎日かみ締めながら撮影させていただいております」とコメント。「このデジタルの時代に真逆をいくアナログナースの灯が、どんなふうに世の中に物申していくのか、ぜひ楽しみにしていただきたい」とアピールした。
また、灯の魅力については「自分の腕とスキルと感情を信じて生きている人。自分に一番正直だと思うけれども、人にも正直」と説明。周囲の顔色をうかがい、自分の意見を変えてしまうこともあるとしながら、「灯みたいに生きられたら、うらやましい」と目を細める。

津田が演じるのは、灯とは犬猿の仲で、デジタル化に戸惑う外科医・神戸大五郎。自身はデジタル機器をよく使うという津田だが、「神戸は医療界全体がデジタルシフトしていく中で、メス一本で戦ってきたと言いながらも、置いていかれている。灯ほど強くもないので、ものすごく不安を抱えています」と神戸の胸中を表現。揺れ動く神戸の人間らしさにも注目してほしいと語った。
キャストが語る、個性豊かな登場人物たち

新米ナース・若松実来を演じる原は、「相談事や話し相手は基本的にAIという、今どきのデジタルネイティブ世代の看護師です。そんな実来が灯さんと出会って、どのように成長していくのかにも注目していただけたら」と呼びかけた。「素晴らしいキャストの皆さん、スタッフの皆さんと和気あいあいと撮影できて、毎日とっても幸せです」と現場の雰囲気も伝えた。

灯と神戸を温かく見守る内科医・羽鳥哲生役の井上は、「ところどころ、皆さんに“オアシス”と言われるようなキャラクター。みんなのオアシスになれるように、日々意識して現場にいるようにしています」と役作りに触れ、「おっちょこちょいな神戸先生にツッコんだりするシーンもあるので、お兄ちゃんのような感覚もある」と神戸との関係性にも言及した。

若手ナース・竹沢春香役の平は、ヤンキーマインドを持ち、周囲の本音を大切にする人物だと紹介。現場の様子にも触れ、「キャストやスタッフの皆さんの笑顔があふれていて、それぞれの個性がとても強いので、自由にいろいろやらせていただいています」と楽しそうに語った。

また、デジタル推進部長・萬里小路かよを演じる冨永は、役柄について「医療界に針を刺すように、DX化を信じて邁進(まいしん)する役」と説明。「アナログvsデジタルということで、那須田さんとバチバチやらせていただいている」と対立構造に触れつつ、「25年ぶりの再会となった奈緒ちゃんをはじめ、キャストの皆さんと楽しく撮影できている」とほほ笑んだ。
さらに、萬里小路さながらに、冨永自身も日常生活でAIを積極的に活用しているという。「めっちゃDX化されていますね。冨永愛はDXなんじゃないかっていうくらい、全て聞いています」と告白。離乳食の献立から家の中で必要なものまで、さまざまなことをAIに相談しているそうで、「時短のために聞いて、すぐ答えをもらう感じです。ヒューマンエラーがないので、割と信じているところはあります」と、AIへの信頼をのぞかせる。

一方、病院長・百井太郎役の高橋は、国からの指示でデジタル化を進めながら、自身はデジタルに疎い人物を演じる。「まるで私のような役。本当にその気持ちが分かるので、非常に演じやすいです」と共感を寄せた。
“パリコレ”を超えろ!? 「ドクターX」彷彿(ほうふつ)シーンの裏側
今作での「ドクターX」を思わせるシーンについて話題が及ぶと、高橋は先頭に立って行列を進む場面を振り返り、「こんなに気持ちいいことはなかった」と、にっこり。すると冨永も、周囲を従えて歩いた際のことを「皆さんが私のスピードについてこられて、ランウエーになっていました。監督が“パリコレ”を超えろと」と語り、会場の笑いを誘った。

その様子を見ていた原は、冨永に憧れる役柄に触れ、「ランウエーのように歩かれる美しい背中を見ながら、これは好きになってしまうよなと思いました」とコメント。平は、冨永たちの歩くスピードについていくのが大変だったという裏話を打ち明けた。

さらに、松下は「『ドクターX』に登場した際は1話限りだったので、嵐のように去っていった印象があります。今回は連続ドラマになることで、私も知らなかった灯に出会えるのかな」と新たな物語への期待を述べる。また、実際に着用しているナース服も当時のものだと明かした上で、「サイズが入って良かったです(笑)。これを着て大門先生とオペをしていたので、衣装からも当時を思いながらやらせてもらっています」と笑顔を見せた。
デジタル時代だからこそ大切にしたい、アナログなもの

キャストそれぞれが、普段の生活におけるアナログな一面についてもトーク。高橋は、現金が使えない店には入らないようにしているといい、「便利さはよく分かるので、どうやったら使いこなせるのかという憧れはありますが、なかなか踏み切れないのが昭和世代ですかね」と苦笑い。松下も「いつもタッチ決済が反応してくれず、商品を買えたことがほぼないので、デジタルに嫌われているんでしょうね(笑)」と共感した。
旅先では、あえてスマートフォンに頼らず過ごしたいという平。「自分の直感や勘を信じて、なるべく携帯を使わないようにしています。ノートとペンだけを持って自分の気持ちを書き留めたり、デジタルデトックスをしたくなる瞬間もあります」と話す。また、原は「AIに行きたい場所を読み込ませ、スケジュールを作ってもらいました。おしゃべり相手のように使っています」とAIの活用法を紹介し、同世代でも違いが垣間見えた。

津田や井上は、台本を読む際には紙の方がしっくりくるという。高橋も、「台本を自分の字でノートに書き写して覚える。自分で書いたものじゃないと信用できない」とアナログなこだわりを語った。
津田健次郎のリクエストに応え、松下奈緒が再びピアノ生演奏

会見の終盤では、津田の「もう一度松下さんのピアノを聴きたい」という呼びかけに応じ、松下がナース服でピアノを生演奏。劇中で流れる「那須田灯のテーマ」を披露した松下は、「ナース服でピアノを弾いたことがないので異質な感じですが、まさに灯らしくてよかった」と話す。これに対し、津田は「グッときちゃいましたね。こんなぜいたくな時間はない。灯とはまた違う松下さんのかっこよさが見れた」と絶賛し、高橋も「最高ですね。いい時間をありがとうございます」と感銘を受けた様子を見せた。

最後に松下は、「『ドクターX』『ザ・トラベルナース』がお好きな方にも、ぜひこの作品を愛していただきたい。これだけ世の中でデジタルが増えて進んでいっても、私たちは最高にアナログなお芝居をやっています。それは人の心を動かし、感動させることができるものだと思います。このドラマでもその思いだけを信じて撮影していますので、そういった部分も注目してほしいです」と力を込めた。
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