第2クール放送直前『天は赤い河のほとり』斉藤壮馬インタビュー2026/09/24 12:00

古代オリエントの世界を舞台とした大河ロマン『天は赤い河のほとり』(火曜深夜1:29)。9月29日より日本テレビで第2クールが始まる本作より、エジプト軍の勇将ラムセスを演じる斉藤壮馬さんが「週刊TVガイド10/2号」(9月24日発売)に登場。現代から古代オリエントに召喚された少女・夕梨(ユーリ)、そして彼女と強い絆で結ばれていくヒッタイト帝国の皇子・カイルとラムセスの関係性などについて、お聞きしました。TVガイドWebではインタビューの一部を抜粋してお届けします。
ラムセスはカイルのライバルキャラとして、とても魅力的な人
原作は、オーディションを受けるにあたって初めて拝読しました。感想は「なぜ今までこの作品を知らなかったのか!」。そんなふうに悔しくなってしまうぐらい、圧倒的に面白く壮大な物語でした。しかも学生時代、世界史で習い、「ロマンがあるな」と思っていたヒッタイト帝国が舞台。何より魅力を感じたのが、史実とフィクションの絡め方です。僕が声を担当させていただくラムセスも、世界史を学んだことがある方なら、その名を聞いて「もしや!?」となるはず。歴史的事実として外せない部分は押さえ、その隙間を豊かな人間ドラマで埋めていく。そこが物語として非常に美しいなと思いましたね。
ラムセスは主人公の夕梨(ユーリ)を巡り、壮大な物語の渦に巻き込まれていくキャラクターの1人です。普段のラムセスはひょうひょうと振る舞う、いわば「気のいいあんちゃん」。そこがカイルとは違うところですよね。ラムセスは14話で初登場し、ユーリを助けるわけですが、原作を読み返してもアニメーションを見ても、ラムセスは意外と苦労人気質なんですよね。巻き込まれやすいタイプといいますか。それは生来の人の良さゆえなのだと思いますが、もちろん彼はいい人なだけではありません。非常に切れ者で権謀術数にも長けていて、そしてユーリへの強い情熱を燃やしています。カイルのライバルキャラとして、とても魅力的な人ですよね。

ラムセスと深く関わるのが、先ほどから名前が出てくる主人公のユーリとカイル。夕梨(ユーリ)は現代日本からいきなり古代のヒッタイトに召喚されてしまった少女です。「僕だったら彼女のように強くたくましく生きていけるだろうか」と思わず考えてしまうほど、非常に筋が通ったキャラクター。同時に、やはり1人の少女でもあるので、打ちひしがれることも。彼女が物語の中心にいることで、読者や視聴者に「彼女の行く道を信じて、一緒に進んでいこう」と思わせてくれる存在でもあります。大器晩成タイプのスケールの大きさを感じますよね。
一方、ヒッタイト帝国の第3皇子であるカイルについては……原作を読んだときも思ったのですが、不思議なところがありますよね。クレバーで冷静な部分もあれば、瞬間的に激情に駆られる部分もある。「ユーリに何かあったのかもしれない」と考えると、とたんにメンタルが弱くなってしまうこともあります。とても有能な人ですが、おそらく彼には若さゆえのブレがあるのでしょうね。そのブレが人間的な魅力につながっているし、その彼がユーリと出会い、絆を確かなものにしていくのが、作品の大きな軸。ユーリもカイルも決して完璧な人間でないゆえに惹かれ合うのでしょうね。
続きは「週刊TVガイド10月2日号」(9月24日発売)声優連載「恋するVoice!」にて。アフレコ現場の様子や、斉藤さんが目撃してみたい歴史的瞬間などについてお話しいただきました。ぜひご覧ください。
【作品紹介】
『天は赤い河のほとり』

日本テレビ
毎週火曜 深夜1:29~1:59
BS日テレ
毎週水曜 深夜0:00~0:30
篠原千絵の同名漫画を約30年の時を経てアニメ化。紀元前のヒッタイト帝国に召喚された少女・夕梨(ユーリ)(声・橘美來)は帝国の皇子カイル(声・加藤渉)に出会い、戦いの女神・イシュタルとして民衆の心を掴んでいく。第2クールでは、軍人としてエジプト王国の王家に仕えるラムセス家の当主ウセル・ラムセス(斉藤)が登場。敵対するエジプトとの波乱の戦いが描かれる。

Photo/Marco Perboni Interview/仲川僚子 Hair&Make/紀本静香 Styling/本田雄己
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