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岸井ゆきの主演「ユージニア」フルキャスト解禁 木竜麻生、成海璃子、丸山隆平ら出演2026/09/16 07:00

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岸井ゆきの主演「ユージニア」フルキャスト解禁 木竜麻生、成海璃子、丸山隆平ら出演

 WOWOWで11月8日より放送・配信する、岸井ゆきの主演の「連続ドラマW 恩田陸 ユージニア」(日曜午後10:00、全6話)のフルキャストが解禁。さらに、ポスタービジュアル&特報も公開された。

 第59回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)に輝いた、恩田陸氏の傑作ミステリー「ユージニア」(KADOKAWA刊)を映像化。 1991年、「六番目の小夜子」でデビュー、17年「蜜蜂と遠雷」で第156回直木三十五賞、そして、第14回本屋大賞を受賞した「ユージニア」は、人間の奥底に潜む闇や心の陰影を鮮烈に描き出した傑作として高く評価されており、現在も読み継がれるロングセラーとして国内累計38万部を突破している。

 2020年には米ニューヨーク・タイムズ紙の「今年の100冊」に選出され、22年には「ドイツ犯罪小説賞」国際部門で第1位を獲得。英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、韓国語の6言語に翻訳されるなど、海外でも高い支持と評価を集めている。そんな「ユージニア」の脚本は、27年の大河ドラマ「逆賊の幕臣」(NHK総合ほか)に抜てきされた脚本家・安達奈緒子氏。

 北陸・K市の名家で起き、17人の犠牲者を出した毒殺事件「中大垣町大量殺人事件」から物語は始まる。事件の第一発見者であり、その出来事を題材に小説を執筆した作家、事件を生き延びた盲目の少女、真相を追い続けるライターら3人の女性を中心に、関係者たちが30年の歳月を経てもなお、その忌まわしい事件の影にとらわれ続ける姿を描き出す。小学生の時に事件を目撃し後に事件の経緯を執筆する主人公・雑賀満喜子役を岸井が演じる。

 このたび発表されたキャスト陣は、「事件」「憧れ」「支配」などの関係性を軸に、重層的に登場人物がつながっている本作で重要なポストを担う。中でも注目なのは、木竜麻生が演じる田波友子と、成海璃子演じる青澤緋紗子だ。

 友子(木竜)は、満喜子(岸井)が事件を基に書いた小説「忘れられた祝祭」を読み、闇に葬られた真実を追う。緋紗子(成海)は満喜子の幼なじみで、毒殺事件の生存者だ。2人は、主人公の満喜子に次ぐ、毒殺事件の核に迫る人物である。

 木竜が演じる友子は、本作のストーリーテラー的存在。視聴者に目線が近い人物で、原作には登場しない、安達氏によるオリジナルのキャラクター。謎が謎を呼ぶ毒殺事件の核心に向かって突き進むフリーライター・友子の視点を通して、30年前の事件の真相が少しずつ明かされていく。満喜子らに取材した友子も、この事件によって人生を変えられてしまう。そもそも彼女が事件に拘るのには、ある理由があった……。

 NHK総合ほかで9月28日に始まる連続テレビ小説「ブラッサム」(月~金曜午前8:00)に出演が決定しており、注目される女優である木竜は、「⾃分の⼈⽣を⽣きている中で、他者と関わりながら⾃分を知っていくことがたくさんあると思います。いつ、どこで、どんな経験をするのか、そしてどんな感覚に陥るのか、それはその瞬間まで誰にも分からない。今作はまさにその“分からなさ”を考えてしまう作品のように感じます。ぜひ皆さんに楽しんでいただけることを祈っております」とコメント。

 成海が務める紗子は、物語の中心人物であり、満喜子の幼なじみ。“見えていないはずなのに見えている”事件の被害者。事件当時は13歳。幼少期の事故で盲目となった紗子は、K市の名士・青澤家の長女で、物語の軸となる大量毒殺事件の青澤家唯一の生存者でもある。美しくて特別な存在感があり、誰もが憧れる女性だが、誰も本当の緋紗子を知ることができない。“聖”でありながら、“邪”も感じる、「謎」そのものの少女だ。結婚後、アメリカに住んでいた。どこか達観しており、自分の立場に対するあきらめ=絶望のようなものがある。被害者でありながら、加害者の影をまとい続ける。

 一報で「ユージニア」の映像化が発表された際には、誰が演じるのかとSNS上で最も話題となった、青澤緋紗子を演じる成海は、どこまで見えていて、どこまで見えていないのか分からない人物を担う。「20代と40代、それぞれの時代の⻘澤緋紗⼦を演じるにあたり、模索した⽇々は楽しかったです。描かれている緋紗⼦はとても魅⼒的で、恩⽥陸先⽣の原作、安達奈緒⼦さんの脚本を読ませていただき、プレッシャーを感じつつもすぐにお引き受けしたいと思いました。映像作品ならではの『ユージニア』を是⾮楽しみにしていただけたらと思います」とメッセージを寄せている。

 そんな、彼女たちを取り巻く人物たちを演じるキャストも解禁となった。

 SUPER EIGHT丸山隆平が演じるのは、雑賀家の長男・雑賀誠一。妹の満喜子と次男の順二とともに、毒殺事件の第一発見者となる。凄惨(せいさん)な現場を目の当たりしながらも、人を呼んでくるなど冷静な部分もある。事件当時、高校受験を控えており、機嫌が悪かった。満喜子とは違い、誠一は事件を人生の中心に置かず、距離をとってきた。事件を現実として受け止めようとし、満喜子が事件を追い続けたのに対して、「生きていく」という選択をする。

 本作の監督・古川豪氏とは、主演映画「金子差入店」(25年)以来のタッグとなる丸山は、「あらゆる思いが絡み合う、美しくも残酷な物語。台本を読み終えた時、何とも⾔えない気持ちが⼼に遺りました。今回いただいた役については、その⼈物に落とし込んでいく過程が、とても苦しくて楽しかったです。作品の⼀部として役に⽴てたのか、皆さんにどう届くのか、楽しみでなりません。3⼈の⼥性を軸に複雑に絡み合うヒューマンサスペンスをぜひお楽しみください」と、しんどい撮影期間であったことを吐露した。

 また、丸山と再タッグを組んだ古川氏は、撮影を終えて「圧倒的だった。『俳優陣の圧倒的芝居を余すことなく視聴者に届けるためには?』と、奔⾛(ほんそう)する毎⽇だった。再会した俳優陣も、初めての俳優陣も、また必ずどこかで。『ユージニア』俳優陣が紡いでくれた演技に魂が奮えた」と話し、素晴らしい現場だったことをうかがわせた。

 緋紗子の母役には、真木よう子が決定した。敬虔なクリスチャンで、盲目の娘・緋紗子を誰よりも深く愛し、寄り添い続ける母親を圧倒的な存在感で演じる。緋紗子を救いたい、正しい道へ導きたいという思いがある。その姿が物語に忘れがたい印象を残す真木は、「記憶も真実も、人湯ではない。⼈が信じる“現実”の曖昧さに、私⾃⾝の哲学を重ねながら向き合えた作品でした」と、撮影を振り返った。

 そんな青澤家に20年近く仕えてきた家政婦・キミさん役で、かたせ梨乃が登場する。緋紗子のほかに、事件で生き延びたもう1人の人物。事件当日に毒入りの酒を飲むが、摂取量が少なかったため命は助かったキミさん。その後、長く後遺症に苦しみ続けるが、事件後は世間から犯人ではないかという疑いまで向けられ、長年苦しめられる、非常に過酷な立場の人物だ。実行犯と思しき人物の登場により、世間からの目が和らいだあとも、「わたしは生き残るべきじゃなかった」と積年の悲しみを吐露する。

 事件現場にいたキーマン的存在のキミさん役で物語に重厚感を与えるかたせは、「⽣暖かい⾵が宴を包み込み、世間を震撼させる⼤惨事へと誘う。誰が本当のことを語っているのか、真実を知っているのか。演じている私たちも⾃分がなぜ⽣きているのかを考えさせられてしまう、味わったことのない世界へようこそいらっしゃいました。⼼揺れながらお楽しみくださいませ」と、意味深な言葉で視聴者を惑わせた。

 毒殺事件の捜査を担当した刑事・栗城照晃を演じるのは片岡愛之助。栗城は、地道で粘り強い捜査で被害者たちに寄り添い続けた刑事だ。折り鶴や連鶴(れんづる)を関係者に贈る人情味あふれる一面も持つ。事件はユージンの自殺によって一応の決着を見たものの、栗城だけは最後まで疑念を捨てることができなかった。被害者のキミさんをはじめ、関係者への聞き込みを重ねる中である確信にたどり着くが、「何かおかしい」「だが証明できない」という思いを反芻(はんすう)し続ける。不完全燃焼のまま幕を閉じた事件の真相を追い求め、30年という歳月を超えてなお真実に向き合い続ける姿が、物語に深みを与える。

 真相に近づきながらも、説明のつかない違和感を拭い去ることができず、長年苦しんでいる刑事役を担う片岡は、「恩⽥陸さんの『ユージニア』という、⾮常に奥深く、謎めいた作品に参加させていただけることをうれしく思っております。私が演じる栗城照晃は、事件を追う刑事です。30年の時を経てもなお⼈々を翻弄(ほんろう)する事件の真相とは何なのか。ぜひ皆さまも物語の中に⼊り込み、⼀緒に謎を追いながら最後までお楽しみください」と呼びかけた。

 さらに、13歳の緋紗子を演じるのは、NHK Eテレ「いないいないばあっ!」で7代目「はるちゃん」として子どもたちに親しまれてきた倉持春希。緋紗子は幼少期の事故で失明しながらも、その美しさと神秘的な存在感で、周囲から“特別な子”と見られてきた。事件前夜、満喜子に「今日はうちに来ないほうがいいわ」と告げる。

 緋紗子と出会い、人生が狂いだす美青年・ユージンを倉須洸が演じる。ユージンは「事件をやったのは自分だ」という遺書を残して自殺し、事件は一旦解決した。生前は妹の死に直面し絶望し、社会の中で存在感を消し、「見えない人間」として生きてきた。彼は緋紗子と出会い、不思議な魅力に惹かれ、活路を見出したのだった。

岸井ゆきの主演「ユージニア」フルキャスト解禁 木竜麻生、成海璃子、丸山隆平ら出演

 このたび、公開されたポスタービジュアルは、全体的に不穏さを感じさせるシアンブルーを基調とした印象的なものとなっている。緋紗子に憧れを抱くが気持ちを理解しきれずどこか虚ろな満喜子。徐々に事件の真相が見えてくることによって核心を直視できず恐怖心を抱く友子。そして、まるで事件の真相を全て知っているかのように君臨する緋紗子。メインキャラクターの3人が、思い思いの表情をしている。

 満喜子と友子は目線がそれているが、盲目のはずの緋紗子は、事件の核心に近いかのごとく、目の焦点が合っている。この3人を束ねている“円”は、劇中で何度か登場するキーアイテムだ。右上と左下にあしらってあるのは百日紅(サルスベリ)。赤やピンクが主流だが、本作では白の百日紅がストーリー上で重要な役割を果たす。

 さらに、同時解禁となった特報映像には、17人が毒殺された凄惨(せいさん)な現場に平然と籐椅子に座る13歳の緋紗子の姿が。禍々(まがまが)しいシーンから始まり、満喜子、友子、緋紗子、栗城、緋紗子の母、キミさん、誠一、ユージンと、事件の記憶に人生を壊され続けるキャラクターが登場する。

 ポスターのメインコピーにもある通り、事件に関わった者たちは、事件が起こった“あの日にくるわされていく”。

あらすじ

 北陸・K市の名家・青澤家で発生した大量毒殺事件。現場には、「ユージニア」という不可解な言葉が記された詩のような手紙が残されていた。事件を目撃した一人である雑賀満喜子(岸井)は、当時まだ小学生だったが、10年後、大学の卒業論文のテーマとしてこの事件に向き合うことを決意。関係者への取材を重ねる中で、少女時代の友人であり、青澤家唯一の生存者である青澤緋紗子(成海)と再会する。

 しかし、この再会は満喜子の人生に大きな影響を及ぼし、彼女を予期せぬ運命へと導いていく。やがて満喜子の論文は書籍化され、ベストセラーとなるが、その一冊を世に残した後、彼女は突然姿を消してしまう。

 それから約30年後。フリーライターの田波友子(木竜)が事件の真相を追うため再びK市を訪れる。すると、消息を絶っていた満喜子が友子の前に現れ、さらに長らくアメリカで暮らしていた緋紗子もK市へ戻ってくる。封印された記憶と交錯する証言の先に浮かび上がるのは、事件に人生を翻弄された人々の知られざる思いだった。

https://youtu.be/fJAtRwoW4Xk
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