原因は自分にある。が「サマフェス」に登場! 夏のナンバーも入れ込んだ熱いライブ披露2026/08/08 18:00

7人組ダンスヴォーカルグループ・原因は自分にある。(通称:ゲンジブ)が、8月7日に開催された「コカ・コーラ SUMMER FES 音楽LIVE」に登場。夏のナンバーを入れ込んだ渾身(こんしん)のライブを披露した。
毎年、夏の一大イベントとして行われている「テレビ朝日・六本木ヒルズ SUMMER FES」(通称:サマフェス)の一環として、多数の人気アーティストが日替わりで出演する同ライブ。ゲンジブが登場するのは3年ぶり2度目だが、当時は活動制限中だった杢代和人が欠席していたため、フルメンバーで参加する“サマフェス”は正真正銘、今回が初めてとなる。そんな待望のステージで、熱帯夜の暑さをエネルギーとして取り込み、一筋縄ではいかない自身の個性と、デビューから7年で培ったグループ力、そして観測者(※ファンの呼称)への愛を詰め込んだライブを展開。詰めかけた観測者と共に、記憶に残る夏の思い出を作り上げた。


彼らの十八番であるピアノロックなSEが流れ、全身白のクラシカルな衣装で登場した7人が一列になって「推論的に宇宙人」を歌い始めると、愛らしい幕開けに観測者からは大歓声が。長野凌大が「声、出してください!」と号令をかければ、観測者は「宙!」のコールを贈り、一瞬にして場内の心は一つになった。長野が同学年のリーダー・吉澤要人の背に乗ったり、メンバー同士で笑顔を向け合ったり、キュートに飛び跳ねる7人に会場はヒートアップしていく。


続いて、吉澤がダブル主演を務めたドラマ「親友の『同棲して』に『うん』て言うまで」(読売テレビ)のオープニング主題歌「NOW」が夏にピッタリの爽快感を運んで、吹き抜ける夜風に衣装の長い裾がたなびくのも美しい。小泉光咲が「暑さぶっ飛ばすくらい元気にお願いします!」とあおったライブ定番曲「ギミギミラブ」では、観測者の「炭酸水!」と「Hey!」のコールが弾け、多彩なラブソングで序盤から笑顔を振りまいていく。

夜になっても、なかなか気温が下がらなかったこの日。メンバー紹介に続くMCでは、大倉空人が「猛暑が続いておりますので!」と観測者に水分補給を勧めつつ、「盛り上がっていけますか!?」と「因果応報アンチノミー」「ニヒリズムプリズム」と、YouTubeでの再生回数500万回超えの人気曲を連続投下。前者では細かく手を動かすタットダンスと舌打ちを繰り出し、杢代が「熱い夜にしようぜ」と曲中ゼリフをアレンジすれば、後者では「急に晴れたね」の決めゼリフを、桜木雅哉が「すっかり夜になっちゃったね」と言い換えて歓声を呼ぶ。観測者の熱気と気温の相乗効果で7人の顔には汗が滴り、“虚無”のワードが繰り返されるシニカルなナンバーも、普段とは違う激しさを備えて高揚感満点だ。


そこにトドメを刺したのが、アニメ「鉄鍋のジャン!」(テレ東系)のオープニング主題歌としてもオンエア中の新曲「火宴」。ピアノロックをベースに、歌声にも動きにも一瞬の休みのないアグレッシブなナンバーは、灼熱の夏にこそふさわしいと言える。


MCでは、長野が「最高に暑い。最高です!」と口を開き、武藤潤も風呂上がりのように汗を垂らしながら笑顔を見せる。すると、吉澤と杢代で韓国に“夏休み旅行”をしたことが明かされ、初海外となった杢代は、吉澤の希望を聞いてスケジュールを詰め込んだ“旅のしおり”を作ったとのこと。さらに、吉澤から「海外で緊張しているからか、タクシーが来たら『Hey! TAXI!』と声を掛けて止めていた」という、かわいいエピソードも暴露された。対して、杢代は「要人のエスコート具合がすごかった。間違った方向に行こうとしたら、腕をつかまれて『こっちだから』って連れて行ってくれた」と告白。プライベートでも仲のいいメンバーの裏話は、観測者にとって何よりうれしいエナジー補給だろう。


ここで「僕は、夏になると夜空を見たくなるんです。なんでかと言うと、星が見たいからです。でも、東京の夜は星が見えないです。代わりに僕たちが皆さんの星になって、夏の夜を彩りたいと思います。そんな夏の星空の曲です」と長野が伝え、披露したのは「夏の二等辺大三角形」。横長のステージに大きく広がって、三角関係のもどかしい思いをゆるやかなテンポで届けていく。続く「小説ならば」では、全員での重厚なユニゾンも交えて終わった恋への未練を情感たっぷりに訴え、切ないラブソング2曲でグループとしての歌力を証明してみせた。
そして、「夏の思い出作っていけますか!?」(桜木)とラストスパートへ。抽象的な言葉並びがゲンジブらしい「ビネットネット」で、つかみどころのない不可思議な世界観を展開すれば、大倉の「心に刻み込めよ!」という号令で始まった「遊戯的反逆ノススメ」では一転、切れ味の鋭いダンスと強い眼力、荒々しさと繊細さを併せ持ったボーカルで、走り続ける決意を“反逆”に重ねてたたきつけていく。ペンライトを振り上げて歌唱メンバーのカラーを巧みにともす観測者に、大倉は「最高だぜ、おまえら!」とほえ、吉澤は「最高の夏だぜ」と思いをあふれさせて曲を締めくくり。ラストは、セルフタイトルのデビュー曲「原因は自分にある。」で躍動し、むせ返るような熱気と湿気、そして拍手の中で、自身の存在を刻みつけてみせた。

「年に一度の夏の特別なフェス、3年ぶりにお呼びいただき、本当にうれしかったです」と最年長の武藤があいさつし、「本日はありがとうございました!」と全員で頭を下げると、最後に一言言うようにステージに残されたのは最年少の桜木。予期せぬ事態に「頭真っ白なんですよ、今」と動揺しながらも、「水分補給して、しっかりお風呂入って、しっかり寝てください。僕たちも今から寝てきます。さよなら!」と元気に手を振ってステージを去った。
11月11日にはニューシングルのリリースが決定し、12月には全国5都市を回るFCツアーを開催するゲンジブ。二次元と三次元の間を行き来しながら鍛え抜かれたアーティスト力と、愛さずにはいられない等身大の姿の双方を武器に、これからもシーンを駆け上がっていくだろう。


文/清水素子 撮影/daishi saito
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