神木隆之介「サバ缶、宇宙へ行く」で北村匠海を“芝居の神様”と絶賛!「もっと絡みたい」2026/05/25 06:00

フジテレビ系では、北村匠海主演のドラマ「サバ缶、宇宙へ行く」(月曜午後9:00)が放送中。福井県の高校生たちが、世代を超えて“宇宙食開発”という大きな夢に挑戦した奇跡のような実話をもとに、青春感たっぷりに描くオリジナルストーリーだ。
本作で、JAXA職員・木島真を演じる神木隆之介にインタビュー。放送後半戦を前に役への向き合い方や主人公・朝野峻一を演じる北村の魅力、作品を通じて感じた宇宙への思いなどを聞いた。

――ここまでの放送の反響について、どう受け取っていらっしゃいますか?
「SNSもチェックしていて、いろんな方のコメントを見てすごくうれしい気持ちになっています。役者仲間からも『感動した』という言葉をいただくことが多くて、皆さん見てくださっているんだなと実感しています」
──特に印象的だった声はありましたか?
「一番多いのが、『生徒たちがすてき』という声ですね。僕自身も、撮影しながらすごいなと思っているので、みんな同じ気持ちなんだなとうれしくなりますね」
――物語が後半に差し掛かる中で、木島という人物への印象の変化はありますか?
「役作りの方向性は最初から一貫しています。制作発表の頃から話していたんですが、このドラマの中で、木島は一番宇宙に熱い男でいたい、心の中に青い炎を宿したようなキャラクターに見せたいというのは変わりません」


──序盤で、木島はとっつきにくい雰囲気でしたが……。
「数字に厳しくて、冷たいのか、敵なのか……? 皆さんには『この人は何なんだろう?』と見ていただきたくて。だけど、よく見ると彼は、ただ宇宙に真剣に向き合っている人間なんですよね。宇宙が好きだからこそ、事故は絶対に起こしたくないという思いがある。それをじわじわと分かっていただけたら」
──生徒と関わることで木島への見え方も変わりそうです。
「生徒とのコミュニケーションで、“実は人間味があるキャラクター”であることを出していけたらと。ドラマの後半は『厳しいことを言っているけど、実は熱いやつ』として見ていただけたらという策略です」

──北村匠海さんとの共演について、思いをお聞かせください。
「神様ですよ、あの人(笑)。ずっと憧れていて、たくさん作品も拝見しましたが、実際に共演してみると、繊細な演技をする方だな、と改めて思いましたね。包容力があるし、息遣いや返答までの間など、ナチュラルに見えてすごく細かいことをやっている。いろんなことを考えて、それを違和感なく体現できる方なんだなと。一緒にお芝居ができて本当にうれしかったですし、もっと絡みたいという気持ちになりました」

――役者として相対することで、より実感されたんですね。
「そうですね。本番前はくだらない話をしていて、いつの間にか目の前に朝野先生がいる、という感覚になるんです。スイッチのオンオフがはっきりあるわけではなく、さっと入ってさっと戻ってくる。神様です! これ、大きく書いておいてください(笑)」
――ちなみに、空き時間にはどんなお話をされるのでしょうか。
「セリフの言い回しを相談しながら本番に臨んだりと、2人でのシーンについて話していることが多いですね。あと、絶対に言いたいことがあるんですけど、5話で出てくる木島の『生きるってことは、楽しむを配るってことなのかな』というセリフの“配る”という言葉、あれは北村くんが足してくれたんです」

──それはどういった経緯で?
「元々の表現をもっと膨らませたかったのですが、自分では言語化できなくて監督に相談していたんです。そしたら、しばらく考えた後に『配るっていうのはどうかな?』と。本番で、それをあたかも自分が考えたように言うのは、恥ずかしくて複雑な気持ちでしたけど(笑)。でも、悩んでいるのをちゃんと拾って一緒に考えてくれる、本当に朝野先生みたいな方だなと思いましたし、すごく助けてもらいました」
――本作は、宇宙食開発という壮大な実話が題材ですが、撮影を経て感じる作品の魅力はどこにあると思われますか?
「最初にお話を伺った時、高校生たちが何年にもわたって宇宙食を開発し、実際に宇宙へ飛ばしたという事実が純粋にすごいなと。そんな作品に携わらせていただいていると、並大抵の努力では超えられない壁でも、思いを紡いで乗り越えてきたんだということがぐっと身近な感覚で実感できました」

──実際に夢を実現させた皆さんへの思いをお聞かせください。
「皆さんの活動をずっと応援していきたいという気持ちになりましたね。知れば知るほど感動する史実だなと思っています」
――ドラマを通じて、日常の中で変化したことはありますか?
「元々空を見上げるのは好きだったのですが、“果てしなくて遥か遠い場所”という感覚でした。このドラマのおかげで、諦めなければ届く場所なんだ、という気持ちが強くなりましたね。ただきれいだなと眺めていたのが、あそこは人類が目指す場所なんだと、勝手ながら果てしない気持ちになっています」
――最後に、今夜放送の第7話の見どころを教えてください。
「7話は、木島が『自分は何のためにJAXAに入ったのか?』と立ち止まって振り返る回でもあります。それぞれが人生の岐路に立たされて、どう前を向くかという話です。各自がどんな道を歩むのか楽しみにしていただきたいのですが、確実に一歩一歩、終着点へと進んでいく姿を見てもらえると思います」

【プロフィール】
神木隆之介(かみき りゅうのすけ)
1993年5月19日生まれ。埼玉県出身。近年の出演作は、NHK連続テレビ小説「らんまん」(23年)、映画「ゴジラ-1.0」(23年)、ドラマ「海に眠るダイヤモンド」(24年)、「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(25年)、映画「君のクイズ」が5月15日から公開中。
【番組情報】
「サバ缶、宇宙へ行く」
フジテレビ系
月曜 午後9:00~9:54
取材・文/miyata
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