ジェシー、「パンチドランク・ウーマン」の怜治役で感じている本音。「もっと言えよと思った」2026/04/25 12:00

SixTONESのジェシーが、Huluで独占配信中のドラマ「パンチドランク・ウーマン −脱獄まであと××日−」Season2に、前作に引き続き出演。受刑者・日下怜治を演じている。
地上波版最終回では、冬木こずえ(篠原涼子)との逃避行の末、怜治が自ら罪を背負い再び塀の中へと戻った。Season2では、脱獄が失敗に終わった日から1年後を舞台に、AIや最新監視システムを備えた“スマートプリズン”で新たな脱獄劇が展開されている。
こずえは怜治を救うため刑務所へ赴任するが、再会した怜治は距離を取るような態度を見せる。そんな中、塀の内外ではそれぞれの思惑が交錯し、物語はさらに複雑さとスケールを増していく。長期にわたる撮影の中で、怜治という人物への理解を深めてきたジェシーに、Season2で見えてきた変化や現場でのエピソードを聞いた。
――Season2では、怜治の印象も少し変わって見えます。演じる中で、どんな変化を感じていますか?
「(怜治として)ホッとした部分があるだろうし、妹のことも考えているので、少し落ち着いてきているのかなと感じています。Season1の頃から、こずえの思いを理解するように動いていた部分はあったと思うんですが、再びこずえと会って、より甘えていくような感覚も出てくるので。Season1でも少しそういう面は見えていたけど、Season2ではもう少し柔らかくなるというか。全体の色合いも変わって、また違う作品のように感じられる部分もあると思います。髪色も少し落ち着かせたりして、環境としても少し余裕があるというか、安心している部分もあるのかなと」
――そうした変化は、こずえとの関係性にも表れてきそうですね。
「そうですね。久々に再会して、ニヤニヤしちゃうと思うんですけど、怜治はあえて冷静でいるというか。駆け引きが好きなんですよね、怜治は。すぐに何かを伝えるわけじゃなくて、その距離感も含めて、見ている側に楽しんでもらえる関係性になっていると思います」
――あらためて、怜治の魅力はどんなところだと思いますか?
「全部をさらけ出さないからこそ、追っていっちゃう感じですよね。どのドラマもそうだけど、そういう人物が1人いると『どういう展開になるんだろう!?』って気になると思うので。そういう役をいただいたなって思います」
――怜治を演じながら、どんなことを感じていましたか?
「なんか見ていて『もうはっきり言えよ』と思ったけど(笑)、怜治。ずっとこう……隠しているというか。そういうところは男っぽくないんだよね、逆にね。パッて言えばいいのに。でもそれがすごく楽しかったんですよね」
――同じ役を長く演じる中で、大変だったことは?
「慣れてくると、スッと役に入れる感覚もあるんですけど、別のお仕事もあった中での撮影だったので。一つのことに集中するのが好きな自分としては、正直難しさもありました」
――そうした忙しさの中で、どのように向き合っていましたか?
「見てくれている人がいるなら全て頑張ろうという気持ちで向き合いました。自分は丁寧に作りたいタイプなので、そこは最後まで大切にしていました」
――今回の舞台となるスマートプリズンは、これまでとかなり印象が違いそうですね。
「AIなどさまざまなテクノロジーが取り入れられていて、アメリカっぽい雰囲気ですね。ただ、どんなにスマートでも結局は人を使うんだなって思います。人間が怖いですね」
――前作と比べて、撮影環境にも大きな違いがあったのでは?
「閉じ込められている感はSeason1ほどないですね。白いから広く見えるし、広場みたいなところでも撮影をしてるから気持ちいいです。Season1は部屋の中にいるのが大変だった。人もいっぱいいて、暑さもあるし。でも、いい意味で閉じ込められた世界に慣れたというか、役とちょっとリンクしていましたね」
――現場の雰囲気はいかがでしたか?
「去年の11月から撮影しているので、みんな現場に慣れてきていて。すごく大事なシーンでも、数分前まで普通に笑っている、みたいな空気感でしたね。キャピキャピした時間も必要だし(笑)。女性陣が楽しそうに笑っているのを見て、自分もつられて乗っかったりして。篠原さんもそういう存在なので、全体的にリラックスしたいい雰囲気がありました」

――篠原さんと長く撮影する中で、関係性はどう育まれていきましたか?
「変化はそんなにないですね。最初からもう篠原さんもそのまんまで、ノリについてきてもらったり、ご飯の話をずっとしていたり。今日もしていたし。自分的に“ここがすごく変わった”っていうよりは、ずっと日常が続いている感覚ですね。さっきも変顔したりしていたし、そういうことも含めて、気付いたら普通に笑い合っている存在になっているというか。最初の頃はちょっと笑いをこらえていたけど、今はガッとスイッチを切り替えて『もう真剣にやりますよ!』って。その切り替えがうまくなったね」
――息の合ったやりとりが、そのまま現場の空気にもつながっていそうですね。
「おなかの音で毎回笑っていましたね、篠原さんは(笑)。今日も僕がでっかい音を鳴らしちゃって、めっちゃ涙を流していました」
――ところで、以前の取材で話していたコーヒーの差し入れは、実際どのくらいの頻度で行っていたんですか?
「何回か入れたね。コーヒーで、みんながちょっとでも笑顔になればいいなと思っていました。先輩方からの差し入れで印象的だったのは、篠原さんからのフカヒレ弁当。それで頑張れました」
――Season1の反響で、心に残っていることを教えてください。
「バラエティー番組などで僕を見てくださっている人からすると、普段のふざけている姿が、ありのままの姿という印象を持っている方が多いのかなと思うので、『Golden SixTONES』(日本テレビ系)とドラマが同じ1日の中で両方見られた期間は、ギャップを楽しんでもらえたのかなと感じています。出川哲朗さんが、会うたびに『すごいねー、そんなのもできるの?』と声を掛けてくださって。知らなかった方ほど驚いてくださるみたいで、そうやって反応してくださるのはありがたいですね」
――共演者との現場でのやりとりについても伺いたいです。
「Season2はそんなにがっつり絡んでないから、結局こずえと怜治なんですけど、Season1は沼田役の久保田悠来さんとのシーンが多くて、ずっと部屋にいたから、ただひたすらいい声を聞いていました(笑)。それから河内大和さん。教祖役で、見た目はあんなにこわもてなのに、笑うとかわいいし。ホリケンさん(堀内健)はずっとしゃべっているし(笑)。車で逃げるシーンの時も、カメラのセッティングチェンジの間、ずっとみんなでしゃべっていましたね」
――では最後に、作品ではそれぞれの“幸せ”も一つのテーマになっていますが、ジェシーさんご自身が最近「幸せだな」と感じた瞬間は?
「今はSixTONESとしてアリーナツアーをやっているので、ファンのみんなを前に、近い距離でパフォーマンスできるのはうれしいです。そして、やっぱり健康であることが一番の幸せですね。普通に動けている体が一番いいなって思うし。筋トレも幸せで、昨日も行ったし。筋肉痛も幸せだね(笑)。小さくても幸せを感じられたらいいと思います」

【プロフィール】
ジェシー
1996年6月11日生まれ。東京都出身。SixTONESのメンバーとして活躍中。主な出演作にドラマ「私立バカレア高校」(2012年/日本テレビ系)、「仮面ティーチャー」(13年/日本テレビ系)、「最初はパー」(22年/テレビ朝日系)、「新空港占拠」(24年/日本テレビ系)、映画「少年たち」(19年)、映画「お嬢と番犬くん」(25年)などがある。
【コンテンツ情報】
「パンチドランク・ウーマン−脱獄まであと××日−」Season2(全5話)
Hulu
独占配信中(日曜午前10:00に新エピソードを更新)
出演/篠原涼子、ジェシー(SixTONES)、桐山漣、志田彩良、沢村玲(ONE N’ ONLY)、市川知宏、大倉空人(原因は自分にある。)、松岡広大、木戸邑弥、うらじぬの、カイル カード、梶原叶渚、五頭岳夫、YOUNG DAIS、忍成修吾、弓削智久、藤木直人
文/斉藤和美
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