超特急・小笠原海が犯人役を熱演!「東京P.D.」season2は警察と政治の闇に切り込む2026/04/14 07:00

これまでドラマであまり描かれなかった警視庁広報課を舞台に、現実社会を彷彿とさせるさまざまな事件をオリジナリティーあふれるタッチで生き生きと描き、“一味違う骨太の社会派ドラマ”と高い評価を得た「東京P.D. 警視庁広報2係」(フジテレビ系)のseason1が4月7日に最終回を迎えた。
22年前に起きた政和党幹事長・爆殺未遂事件の真犯人である大沼保(大塚明夫)が、広報課2係の係長・安藤直司(緒形直人)を人質にとった立てこもり事件も、安藤の部下・今泉麟太郎(福士蒼汰)らの活躍で無事解決。自己啓発団体“新生自尊の会”に入信していたことで、爆殺未遂事件の犯人とされた安藤のかつての部下・伊澤嘉人(草川拓弥)の無実もあらためて証明され、安藤が22年間ずっと背負ってきた伊澤を救えなかったことに対する悔恨もようやく一区切りを迎えた。

そしてseason1の放送終了直後から、FODでseason2の配信が始まった。season1の最終回でも注目された新生自尊の会と政界や警察上層部とのいびつな関係が、国家公安委員長刺殺事件とバラバラ遺体事件という二つのショッキングな事件から浮かび上がっていく。重大事件が同時期に重なり翻弄(ほんろう)される今泉、安藤をはじめとする広報課2係。誰が味方で、誰が敵なのか? 二つの事件の関わりは? 広報には何ができるのか? 先の読めないスピーディーな展開から目が離せない。


国家公安委員長を襲撃したseason2のキーパーソン・丸井を演じるのは、超特急の小笠原海。逮捕された丸井は、新生自尊の会代表・八重津への復讐(ふくしゅう)が襲撃の動機だと供述するが、なぜそれが公安委員長の暗殺につながるのか、捜査陣は理解できない。問いただす捜査一課の巨椋雅史(吉原光夫)に対し、「そんなことも分からないんですか? だからダメなんですよ警察は」と不敵に挑発する丸井。取調室でのスリリングなやりとりに小笠原の新境地がにじむ。

取材会に臨んだ小笠原は、同じ超特急のメンバーでseason1で好演した草川と同じ作品に出演することについて「拓弥が演じた伊澤も、僕が演じる丸井も、新生自尊の会に深く関わっているという共通点があって。season1とseason2の根幹をなす部分のバトンを2人がつなげるのはうれしいですね」と語る。

また、丸井を演じたことは自らの転機になるような大切な経験でもあったようで、「丸井は、真っすぐすぎるが故にもろい。誰でも丸井のようになりうるという意味で、視聴者の方にも自分自身を重ねて見ていただける役だと思います。普通の人間が追い込まれていくことで、罪を犯すまでに至ってしまうことがある。そして引き起こされた事件が多くの人々を巻きこんでいく――。そんな人物を演じるのが、しんどいこともありました。監督とは1対1で本読みをして、丁寧な役づくりをさせていただきました。今回骨太でハードな作品に挑戦できたのは本当に光栄です。今後の糧になります!」と息を弾ませた。

多くの事件が重層的に発生するseason2ではほかに、元日向坂46の丹生明里や柏原収史も事件の鍵を握る重要人物として登場する。

警察の広報課に視座を置くことによって、刑事部、公安、上層部などの警察内部の各組織や政治家たち、報道機関や犯人、被害者、その関係者など、事件を取り巻く立場の違う人々を等距離で描くことができる、というのが「東京P.D. 警視庁広報2係」が獲得した傑出したオリジナリティーである。season2では新生自尊の会をめぐる警察と政治にまつわる闇と陰謀、そして現場の警察官や報道者を担うそれぞれの正義感の行方が描かれていくことになるわけで、まさにこのドラマの手法が最大限に生きる展開が予想される。おそらくこのseason2こそがこの作品でスタッフ&キャストが本当に描きたかったことの回答なのだろう。大きな期待を胸に、ぜひ最後まで見届けてほしいと思う。
season2はFODで配信中(火曜午後9:00に最新話を配信)。またseason1の全話も配信しているので、まだ見ていない人はこれからでもぜひ体験してほしい。
【コンテンツ情報】
「東京P.D. 警視庁広報2係」
FOD
season1 見逃し配信中
season2 4月7日から独占配信中(以降、火曜午後9:00に最新話を配信)
※season1第1~3話は無料。

文/武内朗
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