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「サレタ側の復讐」二階堂高嗣、“不倫モラハラ夫”役に挑んで「この違和感が正解なのかなと」2026/04/01 17:00

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「サレタ側の復讐」二階堂高嗣、“不倫モラハラ夫”役に挑んで「この違和感が正解なのかなと」

 トリプル主演の水崎篠田麻里子矢吹奈子が“サレ妻”を演じるドラマ「サレタ側の復讐~同盟を結んだ妻たち~」(水曜深夜1:00)が、テレ東系で4月1日にスタート。不倫した夫への復讐(ふくしゅう)を果たすため、3人の“サレ妻”たちが「復讐同盟」を結成して繰り広げる、痛烈かつ爽快なドロ沼不倫復讐劇を描く。

 そんな本作で二階堂高嗣Kis-My-Ft2)が演じるのは、主婦・岸本奈津子(水崎)の“モラハラ夫”で老舗百貨店勤務、部下と不倫をしている義隆役。配信ドラマ「Make up xxx~美しきサレ妻メイクの逆襲~」 (2025年)に続き、再びのモラハラ夫でもあるが、義隆役にどんな思いで臨んでいるのか? 本作に感じた魅力や撮影時の裏話なども聞いた。

――本作は“ドロ沼不倫復讐劇”と重たい題材ですが、最初に脚本を読んだ時はどういう印象を受けましたか?

「最初はフラットな視点で読ませていただいたのですが、面白い作品だなと思いました。最終的には“シタ夫”がきちんとみんなやられるし(笑)。女性3人が手を組んで、復讐劇を繰り広げていく、その過程に引き込まれました。それに、同盟を組んで復讐するというのはなかなかないと思うので、その設定も新鮮で楽しかったです」

――二階堂さんが演じる義隆は“シタ夫”であり“モラハラ夫”と、強烈な要素が詰まっています。

「クズです。もうシンプルにクズ(笑)。前にモラハラ夫役をやらせてもらった時も、『こういう人、本当にいるの?』と驚いたんですけど、きっといるんですよね。エンタメなので、作品として少し誇張して作っている部分はあると思うのですが、ありがたいことに僕は今までそういう人に出会ったことがないので。原作漫画とドラマでは、同じシーンを描いても感じ方が変わってくると思うので、できる限りリアルに伝えていきたいです」

――今回、義隆を演じるにあたってどのようにプランを立てていますか?

「誇張して演じた方がたぶん楽なのですが、それをやるとコントに見えてしまうので(笑)、リアルを追求しています。それに、モラハラをする人って、おそらく自分がハラスメントをしている自覚がないんですよね。なので、計算してやるのは違うし、考え過ぎてもだめだなと。義隆を演じていると、言い方やテンション感など、ものすごく“違和感”を抱くのですが、きっとそれが正解なんだろうなと思っています」

――奈津子の前ではそうでも、百貨店での勤務中などは人が変わったように“いい人”なのも驚きます。

「そうですね。人前に立っている時、働いている時は全くそういう部分が見えないのに、家に帰ったらガラッと人が変わっちゃう。そういうところは演じていても面白いです。ただ、モラハラをしているシーンが多い分、お店で接客しているシーンは“いい人を演じるのって楽しいな”と思いました(笑)。“人を喜ばせたい”とか、感情を理解したうえでお芝居ができるので」

――義隆はどうして“モラハラ夫”になってしまったのでしょう。

「理由はいろいろあると思いますが、この作品でいうと、義隆の場合は両親が原因なのかなと。自分の父親も母親に対してそういう態度を取っていて、母親はひたすら我慢していて、その光景を“夫婦ってこういう形なんだ”と教科書にしてしまっている。それもあり、自分がモラハラをしている自覚がないんだと思います」

――二階堂さんは「Make up xxx~」に続き、再びのモラハラ夫役になります。その印象が膨らんで、またこういう役が来る可能性も……?

「それはそれでありがたいです(笑)。お仕事として、アイドルとは真逆なことをできるのも面白いなと思います」

「サレタ側の復讐」二階堂高嗣、“不倫モラハラ夫”役に挑んで「この違和感が正解なのかなと」

――出演発表時、「素直にうれしかった」とコメントを出されていましたが、それは主にどんな部分に喜びを感じたのでしょうか。

「この作品に出られることもそうですし、今度はどんなクズになれるんだろうと思って(笑)。自分じゃない人になれるって、なかなか経験できることではないので、それもうれしかったです」

――今回、ファンの方の反応はいかがでしたか? 驚きの声が多かったのでしょうか。

「驚いてはいますよね(笑)。でも、きちんと作品として見てくれているので、すごくありがたいです。もちろん、アイドルなのにモラハラをしたり、気持ちが通っていないキスをしたり……そういうシーンは見たくない、というみんなの気持ちも分かっていて。そんな中でも、この『サレタ側の復讐』という作品をシンプルに楽しんでほしい、というのが一番の思いです」

――現在、撮影が始まったばかりとのことですが(取材当時)、実際に義隆を演じてみていかがですか?

「楽しいです。自分で“今、ナイスなクズ出たな”とか、“めっちゃ嫌な言い方できたな”と思うことも(笑)。例えば、義隆が奈津子に『イライラさせないでください』と言うシーンがあるのですが、それは台本になくて、リハーサルの時に自然と出てきた言葉なんです。それに対して、水崎さんも『今のすごい来た』と言ってくれて、良かった~と。ただ、やっていて自分まで嫌みったらしい人にならないか、そこだけが少し不安です(笑)」

――きっと大丈夫です。

「さっき、マネージャーさんに『僕ってモラハラっぽいところある?』って聞いたら、だいぶ考えてくれて出てこなかったので、大丈夫だと信じています(笑)」

――今回の出演について、Kis-My-Ft2のメンバーの皆さんから何かお言葉はありましたか?

「まだ情報解禁されてからメンバーに会っていないけど(取材当時)、みんな見てくれると思います。でも、見ても何も言ってこないんじゃないかな。僕自身、千賀(健永)が出ていたドラマも見ていたけど、何も言っていないし(笑)。でも、メンバーのベッドシーンなんかは僕が一番お客さんになれないタイプです(笑)」

――義隆を演じるにあたって、監督からリクエストなどはあったのでしょうか。

「特に『こうしてください』というのはなかったです。撮影前に、『義隆はこういうことがあった後で、こういう気持ちで』といろいろ教えていただけるのもあって。でも、この前リハーサルをやった時に、監督が思い描いていたお芝居じゃなかったみたいで、『すごく面白いお芝居をするね』と言っていただいたことがあって。監督の中には完成形の絵があった中で、『予想を裏切ってくれた』とそれを使ってくださったんです。もちろん監督の想像通りのお芝居をすることも大事なのですが、時にそれを超えたお芝居ができた時は楽しいですね。ただ、今回は超えれば超えるほどモラハラ夫に近づいているということで……うれしいけど複雑ですね(笑)」

――全話を通して、義隆に注目してほしいシーン、見どころを教えてください。

「ほぼクズなので、『ここを見てください』というのが難しいのですが……(笑)。でも、あるきっかけで義隆が奈津子に言い返される、彼女が本音を言うシーンがあって、そこは見どころの一つですね。絶対に怒らなそうな人が怒った時って、すごく怖いじゃないですか。今までは自分が正義で、何でも言うことを聞いてくれた妻が初めて思っていることを口に出した時の、義隆の反応は面白いかなと思います。ドラマとしては全部が見どころですが、やはり一番は3人の妻たちの復讐劇を楽しんでいただきたいです」

「サレタ側の復讐」二階堂高嗣、“不倫モラハラ夫”役に挑んで「この違和感が正解なのかなと」

【プロフィール】
二階堂高嗣(にかいどう たかし)

1990年8月6日生まれ。東京都出身。B型。Kis-My-Ft2のメンバー。バラエティー番組「ニカゲーム」(テレビ朝日)にも出演中。

【番組情報】
水ドラ25「サレタ側の復讐~同盟を結んだ妻たち~」

テレ東系
4月1日スタート
毎週水曜 深夜1:00~1:30

取材・文/片岡聡恵

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