唐田えりかが“続編”と“涙”のプレッシャーを乗り越えた「102回目のプロポーズ」2026/03/18 12:00

「僕は死にません! あなたが好きだから!」など数々の名言を生み出した大ヒットドラマ「101回目のプロポーズ」。35年の時を経て、続編が3月19日午後8:00からFODで配信、4月1日午後11:00からフジテレビ系で地上波放送される。その名も「102回目のプロポーズ」。ヒロイン・星野光を演じるのは、Netflixシリーズ「極悪女王」での体当たりの演技でも脚光を浴びた唐田えりかだ。「王道のラブストーリーは久しぶり」と語る唐田は、前作「101回目」の印象をこう語った。

「今見ても何も色褪せてないというか、すごく新鮮で衝撃を受けました。武田鉄矢さん演じる(星野)達郎さんのピュアで真っすぐで、くじけないキャラクター、そこまで笑っちゃう強さをあまり見たことがなくて。だから今の時代だからこそ、魅力的に映るドラマなんじゃないかと思います」。
光はそんな達郎と、達郎が愛してやまなかった矢吹薫(浅野温子)の一人娘。いまだ根強いファンも多い「101回目」のDNAをどう演じ切るのか、唐田にとって非常にプレッシャーがあったという。

「今まで良くも悪くもプレッシャーというものをあまり感じたことがなくて、あまり考えても仕方がないものだって思ってやってきました。今もクランクインの前日に眠れなくなることはあるんですけど、今作に関しては1か月前ぐらいから心がそわそわして。準備不足になっていないか、あの2人の子ども役を自分ができるのか、不安なことばかり考えていました。『あ、これか、みんなが言うプレッシャーって!』って(笑)。『101回目』という作品の大きさもそうですし、今回引き続き武田さんも出演されること、『極悪女王』でお世話になった鈴木おさむさんとのご縁でいただいた作品……いろいろな要素が合わさって、頑張らなきゃってあらためて気合が入りましたね」。

鈴木氏が企画・脚本を担当した「極悪女王」で、唐田は人気プロレスコンビであるクラッシュ・ギャルズの長与千種役を熱演。プロレスラーからチェリストへ、全く異なる役柄にはどのようにアプローチをしたのか聞いてみた。
「ありがたいことに『極悪女王』の印象を持っていただいていることが多いので(笑)、今回はラブストーリーですし、脚本には『誰もが目を引くような存在』ともありますし、まずはそういう外見づくりからですね。分かりやすく食べ過ぎないようにしたりとか、髪のケアは特に頑張ったなと思います。チェロは……練習はしたんですけど、ちょっと難しすぎて。今まで触ったことすらなかったので苦戦しました(笑)」。

「101回目」で印象的だった、薫の涙のシーン。今作ではその娘である光がさまざまなシーンで美しい涙を見せる。唐田は「102回目」の見せ場の一つである“泣き芝居”にどう挑んだのだろうか。
「泣くお芝居は今までと比べて圧倒的に多かったです。脚本をもらった段階で『めっちゃ泣くやん』って思いましたし、それこそ『101回目』では浅野温子さんは常に泣かれていた印象があったんですよ。しかもクランクインから涙のシーン(笑)。その緊張があって、前日眠れなかったというのもありましたね。『クランクインからこの泣き芝居ができるだろうか』って。でも途中から泣き芝居があるのが当たり前すぎて、何も考えずに現場に行けるようにはなってました(笑)」。

名作の続編というプレッシャーと闘っていたのは唐田だけではない。相手役である霜降り明星・せいやも同様だ。せいやがインタビューで「唐田さんに引っ張ってもらっていた」と話していたことを伝えると、唐田は「全然そんなことないんです!」と首を振る。
「せいやさんとは普段からご飯をご一緒させてもらったり、ざっくばらんに接していただけて。ホント、普通にどこにも言えないような話をするんですよ(笑)。初対面のときから緊張せずに話せたのは、本当にせいやさんのおかげです。せいやさんはテレビで見るままの方というか、裏表がなくて真っすぐで。だから現場でも緊張することなく、ずっとせいやさんに笑わせてもらってたなって思います」。

「父親役の武田さんもそうで、最初はお話するのも緊張していたんですけど、本当に金八先生みたいに接してくださるんです。台本の裏に文字を書いて『この字はね』って説明してくれたり。お芝居に対してすごく熱いのに、何が何でも巻いて早く帰りたい感を隠さないのも面白かった(笑)。大月音役の伊藤健太郎くんとは2回目の共演で、しかも同い年。健太郎くんはフランクな方なのでとても話しやすいんですけど、いざお芝居になると繊細で、それでいて的確にポイントを押さえてくる。あらためてすごい方たちと共演させてもらったなぁと思います」。

「『101回目』のファンも、『101回目』を知らない世代も絶対に楽しめる作品だと思います!」と唐田は胸を張る。「音の良さにひかれる人もいれば、太陽の良さにひかれる人もいると思いますので、どうか皆さん光の気持ちになって楽しんでほしいです」。

【プロフィール】
唐田えりか(からた えりか)
1997年9月19日生まれ。千葉県出身。15年に俳優デビュー。近作はNetflixシリーズ「極悪女王」(24年)、BS時代劇「浮浪雲」(NHK/26年)第5話ゲストや、深田晃司監督の映画「恋愛裁判」(1月23日公開)、ゆりやんレトリィバァ監督の映画「禍禍女」(2月6日公開)など。日本テレビ系で4月2日スタートのドラマ「君が死刑になる前に」(木曜午後11:59=読売テレビ制作)、第76回ベルリン国際映画祭国際映画批評家連盟賞作品「チルド」(26年公開)にも出演。
【コンテンツ情報】
FODオリジナルドラマ「102回目のプロポーズ」(全12話)
FOD
3月19日午後8:00から第1・2話配信(以降、3日に1話ずつ最新話を配信)
※配信日時は予告なく変更になる場合あり。
※4月1日午後11:00からフジテレビ系(一部地域を除く)で放送開始。以降、水曜午後11:00~11:30放送。
※放送日時は予告なく変更になる場合あり。

取材・文/西澤千央 撮影/蓮尾美智子 styling/道端亜未(Ami Michihata)
衣装協力/Limit till 2359(リミット ティル トゥエンティスリー フィフティナイン)、ayd(エイド)
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