“4人の自分”に出会う就活生を一人5役で熱演 伊藤健太郎が語る「TYPE なに?」前代未聞の挑戦2026/03/19 18:00

ABCテレビはスペシャルドラマ「TYPE なに? 性格診断で人生決めちゃいます」(深夜0:24、関西ローカル)を3月20日に放送。就活を通して“4人の自分”に出会う。そんな不思議な“診断系SFコメディー”で伊藤健太郎が一人5役に挑戦する。

舞台は、性格を36タイプに分類する“TYPE診断”が社会を支配する世界。就活生の結城翔(伊藤)は、面接でAIが診断結果から生成した4人の“未来の自分”と対面する。協調・堅実・カリスマ・研究の4タイプと対話し、その中から最も適した性格を選べば内定と配属が決定。ただし、その選択は一生変更できないという過酷な条件の下、結城は運命の決断を迫られる。
同じ人物のなかの一つの特徴が特化した人格と対峙(たいじ)する就活生の主人公の結城を、伊藤はどう演じたのだろう。真っ白な何もない空間でのワンシチュエーションで物語が進む本作で、どのような役作りをし、どのように芝居をしたのか。
どくさいスイッチ企画さんが書き下ろし、ふくだももこ監督が演出した本作の見どころを交えながら、伊藤の“前代未聞の挑戦”に迫る。

──独特の世界観がインパクトを放つ「TYPE なに?」ですが、企画を聞いた時や脚本を読んだ時のご感想は?
「一人で5役を演じなければいけないことへの不安もありましたし、膨大なセリフをどう自分の中に落とし込むかという不安もありました。ただ、今までに経験したことのない作品にチャレンジできるという喜びもあって。ワクワク半分、不安半分といった感覚でしたね(笑)。脚本を書かれたどくさいスイッチ企画さんは、お笑い芸人としても独特で、SFやファンタジーの要素が色濃いネタが多いんですよね。その感性が『TYPE なに?』にも表れていると、演じながら感じました」

──本作のような、摩訶(まか)不思議な世界観を持つSFやファンタジーにはどんな印象が?
「結構好きで、映画でもドラマでもよく見ます。今回は、主人公・結城の特徴的な人格が4パターンに具現化されるという設定なので、その時点でもう現実からかけ離れていますよね。近未来の設定で、SFらしさがある展開が合っていたんだなと思いました」

──不安を抱いたという一人5役。演じ分けの秘訣は?
「すごく苦労したかといえば、実はそうでもなくて。ただ、1日に全てのキャラクターを撮影することもあったので、切り替えは難しかったです。なかでも“研究”は独特な演じ方をしていたので、“研究”のあとに別のキャラクターを演じる時は特に悩みました。僕は基本、役を引きずることはないんです。でも今回のように短期間でいろんな人物になる経験は初めてで。『どうしたらいいんだろう』と考える時間が生まれたのは、新しい感覚でしたね」
──印象的な撮影エピソードは?
「何もかもが初めてのスタイルでしたからね。真っ白な空間のワンシチュエーションで撮影したこともなかったですし。朝、現場に入って、帰る頃には外が真っ暗なんですよ。5日間の撮影中、僕もスタッフも誰も陽の光を浴びていない(笑)。だからこそ、現場が暗くならないように心がけました。みんなで明るく頑張ったので、“一緒に何かを乗り越えた”という感覚になれました」

──いわゆる“共演者”がいない中での撮影も初めての経験でしたか?
「何もない、誰もいない空間で、一人で壁に向かってしゃべっているような感覚の撮影は初めてでした。目線をどこに置けばいいか悩みましたね(笑)。でも、“代役”として背中だけで演じてくださる方がいることもあって。代役さんのお芝居を見てヒントをもらい、自分の芝居をブラッシュアップすることもありました」
──ふくだ監督からのアドバイスはありましたか?
「とにかくいろんなやり方を試してみようというスタイルだったんですよ。正解を決めるのが難しいストーリーでもあるので、“このキャラクターならこういうアプローチの仕方があるよね” といった具合に、監督をはじめ、僕や代役さんの中にあるお芝居の引き出しを開けまくって、みんなで作り上げていく感じでした」

──そんな中で、見どころとなる場面は?
「僕しか出てこないドラマなので、見た目の変化はあまりありませんが、映像になった時どう見えるのか、僕自身も楽しみです。シーンとしては、終盤に物語の核心となる描写があります。就活生・結城の考え方が変わり、まとまっていくなかで、最終的に何が見えてくるのか。いろいろ考えながら演じたので、視聴者の方にも受け取ってもらえたらいいなと思います」
──会話劇で進むドラマですが、その中でもカレーを作るシーンは動きがありそうですね。
「動きといっても、ほんの少し包丁を使うくらいなんですよ。ここは、調理の過程を見せたいわけではなく、一つの作業を通してそれぞれのキャラクターがどんな色を出すかを描きたい場面ですからね。“自分にはこういう部分もあるんだな”と結城が気付くきっかけにもなるので、そういう意味でも大事な場面だと思います」

──四つの“TYPE別”キャラクターの中で一番興味があるのは?
「先ほども言いましたが、“研究”がすごく独特で。研究職なので、人と会話をすることがあまりないのか、目を見て話すことができない感じ。でも、現場で作り上げた“研究”は、台本を読んで思い描いていたイメージからガラッと変わっているんですよ。イメージを強調して作り上げていったので、面白いキャラクターに仕上がったと思います」
──では、自分に近いと思ったキャラクターは?
「今回の4タイプにはそれぞれ共感できる部分がありました。実は僕、“自分はこういうタイプ”と考えることがないし、タイプ別診断をやったこともないんですけど。でも、今回演じてみて、理解しやすかったのは“協調”ですね。人の気持ちを理解してその感情に合わせられる、潤滑油のようなタイプ。僕も人に合わせるのがわりと得意なので、そこは共感できました」

──主人公の就活生・結城はどんな人物だと思いますか?
「サークル選びから大学の専攻まで、タイプ診断の結果をもとに人生を歩んでいる人なので、今の時代を生きる皆さんには一番理解しやすいキャラクターじゃないでしょうか。感情移入しやすい、没入しやすい存在だと思います。このドラマでは正解を提示していないんです。一つの正解を出すことは、この作品において僕は違うのかなと思うんですよね。タイプ診断がそうであるように、いろんな選択肢がある。そんな意味が伝わったらいいなと思います」
──ちなみに伊藤さんは、選択を迫られる時には何を基準に考えますか?
「結局、直感かな。もちろん物事にもよりますし、“そんな簡単に決めていいのかな”と思って人に相談することもあります。でも結局、相談しても自分の中では答えが決まっていたりする。相談するのって、背中を押してほしいという気持ちがあるからなのかなって。だから、自分の答えが正解でも不正解でも、なるべく直感を大事にしているのかもしれないですね」

【プロフィール】
伊藤健太郎(いとう けんたろう)
1997年6月30日生まれ。東京都出身。ドラマ「昼顔〜平日午後3時の恋人たち」(フジテレビ系)で俳優デビュー。2026年も出演作が目白押しで、4月1日スタートのFODドラマ「102回目のプロポーズ」(フジテレビ系)、8月6日公開の映画「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい」に出演。5〜6月に上演する舞台「赤坂檜町テキサスハウス」、今夏放送・配信予定の連続ドラマW「コンサルタント─死を執筆する男─」(WOWOW)では主演を務める。
【番組情報】
「TYPE なに? 性格診断で人生決めちゃいます」
ABCテレビ(関西ローカル)
3月20日
金曜 深夜0:24~1:19
【プレゼント】

伊藤健太郎さんのサイン入り生写真を2名にプレゼント!
TVガイドWeb公式X(@TVGweb)をフォローし、下記の投稿をリポスト。
https://x.com/TVGweb/status/2034556292195647697?s=20
【締め切り】2026年4月16日(木)正午
【注意事項】
※ご当選者様の住所、転居先不明・長期不在などにより賞品をお届けできない場合には、当選を無効とさせていただきます。
※当選で獲得された権利・賞品を第三者へ譲渡、または換金することはできません。
※賞品をオークションに出品する等の転売行為は禁止致します。また転売を目的としたご応募もご遠慮ください。これらの行為(転売を試みる行為を含みます)が発覚した場合、当選を取り消させていただくことがございます。賞品の転売により何らかのトラブルが発生した場合、当社は一切その責任を負いませんので、予めご了承ください。
※抽選、抽選結果に関するお問い合わせにはお答えできませんので予めご了承ください。
取材・文/TVガイドWeb編集部 ヘアメーク/花村枝美(MARVEE) スタイリング/前田勇弥
関連リンク
この記事をシェアする














