「元科捜研の主婦」大内リオン、大先輩・横山裕と初共演果たして「目を合わせただけで……」2026/02/27 17:00

テレ東系では、松本まりかさんが主演を務め、横山裕さん(SUPER EIGHT)らが共演するドラマ9「元科捜研の主婦」(金曜午後9:00)を放送中。かつて“科捜研のエース”と呼ばれた専業主婦・吉岡詩織(松本)が、科学と家族の力で事件を解き明かす本格ミステリーであり、現代の夫婦や家族の在り方も描く、ホームドラマとの“ハイブリッドドラマ”だ。横山が詩織の夫・道彦を、佐藤大空さんが息子・亮介役を熱演している。
今夜放送の第7話では、詩織を“師匠”と崇拝する、科捜研の若手研究員・倉田歩人にフォーカスが当たることに。倉田は思いを寄せてきた大学時代の同期に告白するべく、花束を用意するが……。放送に先駆け、倉田を演じる大内リオンさん(AmBitious)に、松本さんや同じ事務所の先輩・横山さんらとの撮影時のエピソード、倉田を作り上げてきた日々について語ってもらった。
――松本さん、横山さんをはじめ、豪華キャストが集結している本作ですが、出演決定時のお気持ちを教えてください。
「出演できるとお聞きした時に、共演者の方々を見たらすごく豪華で、皆さんの中に自分がいることを考えただけで緊張しました。それに、これまではどの現場に行っても大体自分が最年少だったのですが、今回は(佐藤)大空がいて。年下の子がいること、20歳になっての初めてのドラマということもあり、“大人になったな”と感じました。なので、“もう甘えるのは違う。しっかり頑張ろう”と思って……いたのですが、八嶋(智人)さんや(遠藤)憲一さんに、“よしよし”とたくさん甘やかしていただきました!(笑)」
――愛され力を発揮していたのですね。
「(松本)まりかさんから『まだまだ子どもだね』と言われたこともそうですが、撮影中“やっぱり、僕ってまだ子どもなんだな”と思いました(笑)。共演者の方々はもちろん、監督やスタッフの方、皆さん現場を明るくしてくださって、ピリッとした空気は一切なく、科捜研にいるとリアルに“いい職場やな”と思うくらい楽しかったです」
――例えば、どのような瞬間に“子どもだな”と感じたのでしょうか。
「先日現場にカフェカーが来てくれていて、皆さんコーヒーを飲まれていたのですが、僕はコーヒーが飲めず、メロンジュースをいただきました(笑)。(コーヒーに)トライしようとはしているのですが……。現場が寒い時など、温かい飲み物を飲みたくなった時は、コーヒーの隣にお湯のポットが置いてあったので、(インスタントの)みそ汁やコーンポタージュを持って行って作っていました(笑)」
――倉田はパーマに眼鏡姿など、おしゃれな見た目も魅力の一つです。役作りをする上で、こだわった点がありましたら教えてください。
「倉田は24歳の設定で、メインキャストの中で唯一の20代だからこそ、同世代の若い方々に寄り添うことを意識していました。また、パーマは役作りのために当てたのと、眼鏡やヘッドホン、指輪や腕時計などもすべて倉田をイメージして身に着けています。20代ならではといいますか、浮かない程度に周りの方とのジェネレーションギャップ、対比を表現できたらという狙いで、最近のファッションやおしゃれな要素を取り入れています。倉田は優秀でお仕事もできますし、ただチャラいわけではないのも魅力です(笑)」
――今夜放送の7話は倉田にフォーカスが当たりますが、お気持ちはいかがですか?
「台本を読み進める中で、7話で倉田の恋愛シーンが登場した時には衝撃を受けたのと同時に、すごくうれしかったです。相関図(公式HPに掲載)では誰とも矢印が行き来していなかったのもあり、当初は倉田がフィーチャーされる回があるとは思っていなかったんです。倉田は恋愛に慣れていないのですが、僕自身もそこは同じなので、共感できる部分が多かったです」
――それこそ恋愛シーンが登場するということで、普段の倉田も見えてくるということですよね。
「はい。“こんな回いただいていいんですか!?”とすごくうれしかったです。これまでは科捜研にいる時の白衣姿の倉田しか描かれてこなかったですが、初めて私服姿の普段の倉田が登場します。衣装合わせの時に、倉田に寄り添って考えたのですが、今まで僕自身は着たことがないスタイルになったので新鮮味がありました! 言葉で言い表すと“かわいらしい”といいますか……亮介(佐藤)の服装にも似ているなって(笑)。カジュアルで、フレッシュな感じになっていると思います」
――7話における倉田の見どころはどのような部分でしょうか。
「7話では、20代ならではの初々しい恋愛模様が描かれます。恋愛の難しさ、もう少し自分の気持ちに正直になりたいけど、うまくできないもどかしさ……倉田と同世代の方の多くが経験しているであろう最初の一歩の難しさといいますか。そして、演じる中で恋愛と仕事の両立の大変さも感じました。でも、師匠(詩織)たちは科捜研で働きながら恋愛して、結婚して、今のご家族がある。そういう意味でも、師匠はやはりすごいなと思いました」

――今回、事務所の先輩・横山さんとはドラマ初共演になります。大内さんの“自己紹介”を横山さんが考案してくださるなど、以前から縁があるのですよね。
「初めてSUPER EIGHTさんのコンサートのバックにつかせていただいた時、MC中にAmBitiousのことを紹介してくださる時間があって。その時に、僕が『Lじゃないよ、Rだよ。ライオンじゃないよ、リオンだよ。どうも、大内リオンです!』と自己紹介をしたら、横山くんが『“ライオン”の部分をライオンっぽく言ってみたら』とアドバイスしてくださったんです。その結果、(ライオンの部分を強調した)今の自己紹介が生まれて。それをずっと横山くんが気に入ってくれていて、現場でも披露させていただきました(笑)。さすがに、横山くんがいらっしゃらない科捜研の現場ではできなかったですが……(笑)」
――そんな横山さんと実際に共演されてみていかがでしたか?
「緊張しました。お芝居している横山くんと生で対面するのは初めてだったのですが、演じている時の姿はもう道彦にしか見えなかったです。お芝居中、最初に目が合っただけで、“横山くんではないな”と感じました。その姿を見て、僕もしっかり役に入れましたし、道彦と向き合うのもすごく楽しかったです。あと、初めての共演シーンの時に長ゼリフがあったのですが、途中で“自分、何言ってるんやろ?”と戸惑うくらい難しい言葉が多く、詰まってしまった時があって。でも、横山くんは『よう言えるな、そんなすごいセリフ』と優しく声を掛けてくださって、うれしかったです」
――いまお話いただきましたが、ほかにも横山さんとの撮影秘話がありましたら教えてください。
「5話で道彦や所長と共に身長を聞かれるシーンがあり、実際の自分と同じ『181cmです』と答えているのですが、当時から1cm伸びて182cmになりました! 身長を言うと、『そんなに伸びてるん?』とよく驚かれます(笑)」
――今回の現場では、横山さんから何かアドバイスされたことはあったのでしょうか。
「現場で僕が寒がっていた時に、横山くんが『カイロ貼りや』と声を掛けてくださって。それ以降、貼るカイロを最低6枚は貼るようにしました!(笑) 加えて、持てるタイプのものを4個ぐらい手に持って、寒さ対策はより気を付けるようにしました」
――放送が始まり、周囲からはどのような反響が寄せられていますか?
「パーマに眼鏡姿というのもあって、よく『リオンじゃないみたい』と言われます。僕としても初めてのパーマだったので、美容室に行って、どんな仕上がりになるんだろうとワクワクしていたのですが、倉田にしっかり入り込める髪形になって、すごく気に入っています。撮影の時もずっとウキウキしていましたね(笑)。ただ、撮影とコンサートが重なっていた時期があったのですが、その間ずっとパーマ姿だったので、アイドルとして立っている時にもふと倉田になってしまう瞬間があって(笑)。なので、ストレートアイロンで少しパーマを伸ばしてステージに立ったこともあります」
――アイドルの現場と俳優としての現場、やはり気持ちとしては全然違うものですか?
「そうですね。例えば、コンサートの時はファンの方とできるだけ“目を合わせる”のが僕の当たり前ですが、ドラマではカメラ目線をすると不自然になってしまうんです。話している方の奥にカメラがあると、ついそちらを見てしまいたくなるのですが、ドラマではそうしてはいけない。というのが、実は結構精神力が要りました」
――倉田は“師匠”と詩織のことを崇拝していますが、大内さんご自身が憧れている存在は?
「山田涼介くん(Hey! Say! JUMP)と道枝駿佑くん(なにわ男子)に憧れています。今回、恋愛シーンに特に難しさを感じて、どう演じたらいいのだろうと悩むこともあったのですが、お二人は恋愛を描く作品にもたくさん出演されていて。あらためてそのすごさを感じましたし、また恋愛シーンにも挑戦したいと思いました。あまり得意でない分野が分かったからこそ、今後はそれを克服したいです!」
――現場では皆さんに「甘やかされていた」とおっしゃっていましたが、共演者の皆さんとはどのように過ごされていたのでしょうか。
「憲一さんは毎日のように『夜ご飯なんだった?』と聞いてきてくださって、それにお答えすることがルーティーンになっていました(笑)。あと、(副所長役の)小手(伸也)さんが現場でずっと寒そうにされていた日があって、『カイロ貼っていますか?』と声をお掛けしたら、『冷感肌着を着ている』とおっしゃっていたことがあって!(笑) なぜ寒いのに冷感肌着を着ているのか質問したのですが、『これしかなかった』そうなんです。でも、次の日はきちんと吸湿発熱下着を着て、防寒対策をしてらっしゃいました(笑)。突然“ランニングマン”をし始めるなど、いつも現場を明るくしてくださって、俳優さんのオンオフの切り替えはすごいなと思いました」
――皆さんとお芝居のお話をすることも?
「はい。『いつかは主演を務められるようになりたい』と、まりかさんにお芝居のことをご相談した時に、『いろいろな役を経験して、いろいろな役者さんと出会って、どんどん変わっていった』とご自身の変化を語ってくださって。実際、僕も今回生で皆さんのお芝居を見てたくさん刺激を受けましたし、すごさを実感しています。ドラマは本読みから本番まで何度か同じシーンを演じますが、皆さん毎回なぞることなく演じ、見ているだけで感情を揺さぶられて。僕もそれができる俳優さんになりたいなと思いました」
――松本さんは実際に“師匠”のような存在でもあったのですね。
「倉田がパソコンを操作していて、後ろから科捜研の皆さんが画面をのぞき込むシーンがあったのですが、その時にまりかさんから『子どもの手してるじゃん! 生まれたての赤ちゃんだね』と言われたこともあります(笑)。それで『僕が赤ちゃんなら、大空はどうなんですか?』とお聞きしたら、『大空は天使だよ!』とおっしゃっていたんです(笑)。でも、大空は本当にかわいくて、僕にとっても癒やしの存在。2ショットを撮らせてもらって、それを携帯電話のロック画面に設定しています」
――佐藤さんとはどのようなことをして遊んでいたのですか?
「大空はあやとりとじゃんけんをしてくれる人は全員好きなんです(笑)。僕は、大空がいる時はほとんどじゃんけんしていましたね。『最初はグー!』って、突然じゃんけんをしかけてくるんです(笑)。小学1年生とは思えないくらい、いろいろな役を演じて活躍していますが、子どもらしさもあってかわいいんです」

――全話を通して、倉田として“ここを見てほしい”大内さんの推しシーンを教えてください。
「6話で師匠のまねをするシーンがありましたが、実は台本には書かれていなくて、僕のアイデアなんです。師匠が白衣を着て、首を回して『では、始めましょう』と言う流れがカッコ良くて、まねしたいなと思って監督にご相談したら『いいね』と言ってくださって、島袋(寛子)さんと一緒にやらせていただきました! あと、2話で詩織が『では、始めましょう』と言っている後ろで所長(遠藤)も一緒に言っているシーンがあり、“全員でやったら面白そう”と思っていたのですが、最終回では全員が同時に白衣を着ます! しかも、詩織ではなく所長が『では、始めましょう』と言うのですが、所長が覚醒する場面でもあり、かっこいいシーンになっていると思います」
――本作を経て、今後どんな役を演じてみたいですか?
「いつか刑事ドラマで刑事役をやってみたいです! 実は、そう思ったのがちょうど昨日なのですが(笑)。というのも、ある理由から所長がスーツ姿で科捜研に来るシーンを撮影したのですが、その姿がカッコ良くて! 他の職業でもスーツは着られますが、刑事の方のスーツ姿って特にカッコ良くないですか? 次は刑事、もしくは事件解決の鍵となる役なども演じてみたいです」
【プロフィール】
大内リオン(おおうち りおん)
2005年4月27日生まれ。兵庫県出身。B型。AmBitiousのメンバー。近年の出演作はドラマ「年下彼氏2」(ABCテレビほか/24年)、舞台「どうせ、恋してしまうんだ。」「反乱のボヤージュ」(いずれも25年)など。
【番組情報】
ドラマ9「元科捜研の主婦」
テレ東系
金曜 午後 9:00~9:54
取材・文/片岡聡恵
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