中沢元紀、“座長”のお手本は北村匠海。「ゲームチェンジ」で初のドラマ単独主演に挑戦2026/01/22

TVerでは、BS-TBSで放送中のドラマ「ゲームチェンジ」(木曜午後11:00)の第1〜3話を配信中。主人公・草道蒼太を演じる主演の中沢元紀がドラマの見どころを語った。
「ゲームチェンジ」は、人生の岐路に立つ若者3人が、それぞれひょんなことからスマート農業と出合うことによって人生をリスタートさせる、オリジナル・ヒューマンコメディー・ドラマ。蒼太は好きだったはずのゲーム会社に勤めるも、3年で退職する。それから街ではちょっと有名なパン店を営む実家で、いわゆる“ニート”として生活。毎日、ゲーム上で仮想現実の世界を楽しみ、「今がずっと続けばいい」と思っていたが、両親が店をたたみ日本一周パン屋巡りを始めると言い始め、重い腰を上げて働き先を探し始めることに。しかし、ニート生活のブランクがあだとなり、就職活動がうまくいかない中、あるきっかけでAIやドローンなど最先端技術を用いたスマート農業の道に導かれていく。
――本作の脚本を読んだ感想を聞かせてください。
「僕は最初、役とかは関係なく脚本を読むんですが、盛りだくさんの内容なのでどうなるんだろうと思いました(笑)。蒼太と沢樹結女美(石川恋)、立花龍郎(髙松アロハ/超特急)の3人がコミュニケーションを通して成長していく物語なのですが、社会問題やヒューマンをテーマにした部分やファンタジーな要素もあり、それらがコメディーチックに描かれているんです。難しい内容かなとも思いましたが、面白く、伝わりやすく作られているところは『ゲームチェンジ』にしかない色なんじゃないかなと思いました」
――主人公・蒼太を演じる上で、特に意識したことを教えてください。
「蒼太はアグレッシブなタイプではないので、役づくりには迷いましたが、ほかの登場人物がキャラクターの濃い人たちばかり。そこへフラットに乗っかって振り回されるのが一番面白いのかなと考えました。ニート時代の蒼太は覇気がなく、人とのコミュニケーションを怖がっているようなイメージもあるんですが、正義感はしっかりとある。劇中での蒼太の変化は、温かさを知らなかった人が成長していくのではなく、乾いたところに水が落ちて潤っていく感覚でした。風が吹いて新芽が出るような感じで、『見つけていく』のではなく『取り戻していく』イメージで演じました」

――蒼太について、ご自身と似ている部分、逆に全く違う部分はありますか。
「似ているのは服装ですね。黒いTシャツに黒い靴みたいな衣装で『え、着替えた?』と言われるぐらい、私服と同じような感じでした(笑)。内面も根本は一緒なのかなと思いますね。僕も蒼太と同じく正義感は強い方だと思うし、人に期待をしているところも似ていると思います。ただ、蒼太は思ったことをちゃんと口にして戦うんですよね。僕は相手のことをいろいろと考えてしまって言えないこともあるので、蒼太の強さを見習いたいです」
――中沢さんは現場でよく笑っていたとうかがいました。撮影現場でのエピソードをお聞かせください。
「撮影期間は短かったんですけど、1日が長くて合宿のような感じでしたね。犬山浩役の小松和重さんと猿島次時役の山内圭哉さんが面白くて、絶妙なニュアンスにハマっちゃうとやばい(笑)。本当に面白くて、アロハと一緒に笑いをこらえるのに必死でした。そのおかげで楽しく撮影も進みましたし、皆さんとも早く打ち解けられて、柔らかい雰囲気の現場でした」
――共演者の方々の印象はいかがでしたか?
「龍郎は個性的な役で、普段、めちゃくちゃ元気なアロハがそれを演じるというところが面白く、すごくハマっているなと思いました。今回初めて共演したんですが、年も近かったし、一緒に暮らす設定だったこともあって自然と打ち解けて、現場ではアロハの写真ばかり撮っていました(笑)。本当にみんなで和気あいあいとしていた現場だったので、逆に会話を覚えていないぐらいに普通に話し過ぎていました(笑)。特別なことが特別じゃなかったぐらい仲がよくて、楽しかったです」

――農業に対して印象が変わったことはありますか?
「劇中でスマート農業について説明してもらうシーンがたくさんあったので、僕も何も知らない状態から蒼太と同じように知っていくことができました。ドローンで肥料を散布したり、過去の生育状況をデータで把握できたりするというのを勉強できて、とてもよかったです。スマート農業だと無理に力仕事をしなくてもいいような場面も増えるので、この作品が、若い人たちにも今の農業に興味を持っていただけるきっかけになればうれしいです」
――第1~3話までで印象的だったシーンを教えてください。
「第1話で蒼太が犬山さんの家に初めて行く場面での、犬山浩さんと娘の萌子さん(丹生明里)の表情が好きです。ずっと拍手をしていて、どちらかが拍手を止めないと止められない雰囲気になったり、結婚のあいさつみたいになってしまったりして(笑)。家族の温かさを感じる会話がすごく好きです」
――では、何回も見てほしいところ、注目してほしいところはありますか?
「小道具にすごくこだわっているんですよ。犬山さんの家の作業着にワッペンが付いているんですが、ちゃんとイヌが描かれていて、鼻のところには『米』って書いてあるんです(笑)。TVerなら細部まで見直せると思うので、小道具にも注目してもらいたいです。それから、第2話の離れで、蒼太がやっと1人暮らしできる、となった瞬間に龍郎が来るところ。蒼太がかき乱され始めるというか、これからこの2人は仲良くなっていくのか、みたいな感じがして、お気に入りのシーンです」

――ところで、中沢さんの出身地である茨城県がロケ地でした。茨城県の魅力をあらためて感じたことなどがあれば教えてください。
「撮影の時期はすごく暑かったんですが、嫌な暑さじゃないんですよね。風が吹いていて、都会とは違う暑さ。僕にとっては初めて単独でのドラマ主演だったので、『茨城、助けてくれ!』と思いながら撮影に臨みました(笑)。田んぼなどの緑で心がスカッとするというか、すごくパワーをもらえるんですよね。『よし、また頑張ろう』と1歩踏み出せるような感覚で、蒼太が茨城に来た時にもこんな気持ちだったんだろうなって。茨城にすごく助けられました」
――単独での初主演ドラマということで、撮影にはどのようなお気持ちで挑みましたか?
「現場の空気感など、自分のお芝居以外の役割もあると思っています。僕はあまり引っ張っていくようなタイプではないんですが、みんなが居心地よく撮影できる環境になればいいなと思いながら頑張っていました」
――ちなみに、現場で過去の共演者など、座長としての振る舞いで参考にした方はいますか?
「(NHKの連続テレビ小説)『あんぱん』で共演した北村匠海さんです。匠海さんもたぶん僕と同じく『よし行くぞ!』という感じではなくて、視野広くドンと構えて、いろいろ人と話していました。匠海さんのいないところで話していた会話もなぜか知ってる、みたいな。縁の下の力持ちのような感じで、僕もそっちだな、と。風通しのいい現場にできるように、下から支えていきたいという思いでした」
――中沢さんにとっての「ゲームチェンジ」=転機になったような経験を教えてください。
「コロナ禍ですね。当時、僕はレッスン生で、今の事務所に所属するために頑張っていた時期だったんですが、コロナの影響で全部ストップしてしまったんです。その時に『そこでこそ頑張らないとダメだな』と思ったから今があると思っています。気持ちの面ではそこが一番の“ゲームチェンジ”でした」
――最後に、視聴者の皆さんへのメッセージをお願いいたします。
「人生に迷って一時停止中の3人が集められて、スマート農業と血のかよったコミュニケーションを通して、人生をチェンジしていく物語です。実際に今、目の前で迷っていることがある方にも届くと思いますし、そうじゃない方にも、気張ることなくポップに楽しんでいただけると思います。いろいろな方にとって、血のかよったコミュニケーションの大切さとスマート農業を知るきっかけになればうれしいなと思います」
【コンテンツ情報】
「ゲームチェンジ」
TVer
配信中

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