「聖ラブサバイバーズ」石井杏奈、上田竜也の“秘密”を暴露「クレープの食べ方を知らない」2025/12/27 20:25

主演を石井杏奈が務め、上田竜也が共演する、ドラマNEXT「聖ラブサバイバーズ」(水曜深夜0:30)がテレ東系で1月7日スタート。それに先駆け、12月27日に記者会見が開催され、石井と上田、佐津川愛美、山谷花純、原作者・ひうらさとる氏が登壇した。
原作は「ホタルノヒカリ」「西園寺さんは家事をしない」などの数々の話題作を生み出す、ひうら氏による同名作。講談社とpixivが共同で運営する少女・女性向けマンガアプリ「Palcy」にて連載され、恋愛・結婚・セックスなどの悩みを抱える多くの女性の共感を呼んだ、大人のラブコメディーを実写ドラマ化する。本作では、アラサー女子&男子が抱える悩みや葛藤、欲望に真っ向から向き合い、自分に正直に生きることへの意義をリアルに描いた、結婚というハッピー“エンド”のその先の、“愛”と“性”の冒険譚を描き出す。
主人公・ハル役の石井は、「まず原作を読ませていただいたのですが、ストレートな内容、悩みをポップに描いているすごく魅力的な作品だなと。加えて、ハルが一喜一憂しながら、いろんなことに向き合い突き進んでいく姿にひかれて、ぜひこの役に挑戦したいなと思いました」とオファー当時を振り返る。「原作のハルは35歳設定ですが、それを今回30歳に変更して撮影させていただいて。ハルの少女らしさと、悩みに触れた時の大人っぽさ、このギャップをどう演じようかというのをたくさん考えながら役作りしていきました」と裏話も明かし、「私もハル同様に友達とワイワイ話すタイプ。なので、劇中でもそういうふうに話せる存在がいるというのは安心感がありましたし、そこでストレスを発散して、普段はフラットに過ごしている感じは共感できる部分でした」とハルに寄り添った。

一方で、ハルの“推し”であるバンドマン・王子を演じる上田は「最初お話を聞かせていただいた時に、僕がこういう役をやるのは新鮮だなと。というのも、今まで悪党みたいな役が多かったんですよ(笑)。なので、こういう役もやれるんだな、面白そうだなと思って」とオファーに驚いたことを明かす。続けて、「僕、文字を読むのが苦手なんです。なので、普段は台本を渡された時にパッと1回で読み切るのが難しいのですが、今回はどんどん続きが気になって引き込まれて、撮影を楽しみにしていました」と、当初感じたワクワクを明かした。
なお、石井と上田は今回が初共演作に。石井は上田について、「最初は怖いイメージで、クールな方なのかなと思っていたんです。でも、実際お会いすると対等にお話ししてくださって、優しくて。ハルも王子のそういうギャップにひかれたのだと思いますし、王子役にぴったり」と彼の立ち居振る舞いを称賛。その言葉を受け、上田も「1か月くらい撮影していたのですが、石井さんが少しずつ心を開いてくれてうれしかったですね。おしとやかな方なのですが、話しているとめちゃくちゃ面白いんですよ。いろんなギャップがあって、そこがめちゃくちゃ良かったです」と、彼女の魅力を述べた。

撮影中に印象に残ったエピソード、大変だったことを問われると、「とにかくセリフ量! 会話劇がたくさん繰り広げられるんですけど、ずっとしゃべっていたなっていう印象で(笑)。毎日セリフに追われて、空き時間もみんなでずっとセリフ合わせをしていたくらい大変だったんですけど、“意外と私できるんだ”と自信にもつながりました」と石井。
上田は「忘れられない出来事があって」と前置きし、「王子がクサいセリフを言いながらハルをバックハグするシーンがあるのですが、オッケーが出た瞬間、石井さんが振り返って『上田さんって、いつもこういうことしてるんですか?』って言ってきて!『えっ!? 役だよ!?』と驚きました(笑)」とほほ笑ましいエピソードを。ちなみに、石井いわく「オドオド感もなく、淡々とされていたから」だそう。

会見中盤では、作品名にちなみ、石井&佐津川、上田&山谷チームに分かれての「サバイバル的当てゲーム」を開催。的の数字に向けてバズーカでボールを撃ち、より高い数字を打ち抜けた方が勝ちというもので、負けたチームは「誰にも言えないリアルな悩み、もしくはまだどこにも出していない秘密」を暴露することに。この対決では、僅差で上田&山谷チームが負けてしまう結果に。
すると、山谷は「まだ世の中には出してないのですが、2人(石井&佐津川)と友達になりたい、と思っています」とキュートな秘密を。対して、上田は「実は隠し子がいます」とジョークを飛ばし、リアルなざわつきが発生。すると、石井から「上田さん、クレープの食べ方を知らないんです。撮影でクレープを食べた時に、『これどうやって食べんの? どうやって紙取るの?』って言っていて……」とタレコミが飛び、上田は「(クレープが)でかかったの!」と弁解していた。

ここで、原作者のひうら氏が登場。撮影現場に見学に訪れたそうで、「結婚式のシーンと、ハルと王子が一緒に暮らしているお部屋のシーンにお邪魔したのですが、皆さん漫画から抜け出してきたようでとても感動しました」とにっこり。「お部屋に行った時、ハルのお部屋に彼女が作った王子のスクラップブックがあったのですが、それがすごい作り込みで、王子の活動の歴史ごとに写真がいっぱい貼られていて。たくさん写真がある中で、ハルが表紙にしていた写真が一番かっこよくて『分かる!』と思ったので、ぜひBlu-rayなどに入れてほしいです!」と熱いリクエストもおくった。

質疑応答のコーナーでは、「本作の登場人物はそれぞれ人には言えない深い悩みを持っていますが、皆さんの悩みの乗り越え方を教えてください」という質問が。これに対し、石井は「私は人に話します。自分の知識や経験値だけでは解決できないことは、尊敬できる人や信頼できる人の知恵や知識をお借りして、選択肢を増やします」、上田は「プライベートなことだったら友達に話すかな。でも、仕事のことは多分誰にも話さないです。落ち込んだとしても、結局どこかできっと立ち直るところが来るから、その時を待つかな」とそれぞれ回答。

続けて、佐津川は「私はものによって、人に聞いてもらう時もあれば、自分で悩んで頑張るしかないって思うこともあります。ただ、悩みの原因が人間関係の場合は、もう本人に言っちゃいますね」と、山谷は「人に相談しても、結局答えを出すのは自分だと思うので。逆に答えがある程度固まった時点で、結果報告として人にお話しすることはありますけど」と語りつつ、「家族であり、親友であり、彼氏でもあるうちの猫ちゃんが唯一の相談相手」と“家族”への愛を浮かべた。

2問目は「ハルにとっての王子のような、皆さんがいちずに愛してやまないものを教えてください」という質問で、石井は「食」と即答。「おいしいご飯を食べることが幸せで、ご飯の話をしているだけで元気になっていきます。一番好きな食べ物はサツマイモです!」と目を輝かせる。上田は「温泉」といい、「旅館に行って、例えば15時にチェックインしたとしたら、そこから夕飯までずっと温泉に入って、夕飯を食べ終わって寝るまで入って、次の日起きたら朝飯まで入ります(笑)。それがすごく幸せ」と上級者向けの楽しみ方を薦めていた。
最後は、石井があいさつを。「私自身、撮影しながら人を愛することの純粋さだったり、“好きとは何か”ということに向き合う大切さをすごく学べた撮影期間でした。私たちは悩む方々の代弁者として物作りをしているので、少しでも悩みを抱える方々の背中を押せるような、救えるような作品になったらうれしいなと思います。ぜひ見てください」と思いを伝え、会見を締めくくった。

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