「仮面ライダーゼッツ」年明けから新章へ──美村里江演じる“ザ・レディ”がキーパーソンに2025/12/21 09:30
テレビ朝日系で放送中の「仮面ライダーゼッツ」（日曜午前9：00）は、胸に巻く革新的な変身ベルト＝“ゼッツドライバー”を身に着けたライダーが活躍するシリーズ最新作。今井竜太郎が仮面ライダーゼッツに変身する主人公・万津莫（よろず・ばく）を演じている。
9月7日の放送開始から3か月。2025年最後の放送となった12月21日の第15話では、ラストシーンに突如、美村里江演じる謎の女性“ザ・レディ”が登場。新たな展開を予感させ、物語は新年へと続くこととなった。
万津莫/仮面ライダーゼッツは、現実では“自称”普通の好青年。しかし、夢の中では極秘防衛機関“CODE”に属する無敵のエージェントとして現実への侵略を企むナイトメアを阻止するべく闘ってきた。
そんな莫/ゼッツの前に立ちはだかってきたのが、夢をさまよう男・ノクス（古川雄輝）。“ノクスナイト”に“擬装”し、ゼッツと敵対する彼の正体は、元怪事課の刑事・小鷹賢政。CODEの元エージェントという事実は明らかになっているものの、いまだ謎に包まれた部分も多い存在だ。12月21日に放送された第15話では、莫/ゼッツがノクス/小鷹の夢に潜入し、彼を長年苛んできた悪夢から解き放つまでが描かれた。しかしラストで、長い夢から覚醒したノクスはなぜか、黒蝶が飛び交う謎の庭園へ。
その庭園にたたずんでいたのが、漆黒のドレスに身を包んだ“眠らない女”ザ・レディ（美村）。「おはよう、ノクス。長い夢から醒めた気分はどう？」とノクスに呼びかけたザ・レディは、「さあ、かなえましょう。CODEが存在しない、自由で美しい世界を」と意味深な言葉を投げかける。彼女とノクスとの関係は、そしてCODEの存在しない世界を望んでいるとは……。彼女もCODEを敵視しているなら、今後ノクスやナイトメアと共闘していくのだろうか。謎が謎を呼ぶ展開で視聴者に衝撃を与えた。
「仮面ライダーシリーズ」最新作に出演が決まり、「飛び上がって喜びました」と言う美村。その理由を「日本で俳優をやっているからにはいつか参加したい作品として、時代劇などと共に特撮作品がずっと心にあったのです」と長年の夢がかなったことを明かす。「しかも黒幕！ 近年の作品は映像も凝っていますから、世界観に耐えうる密度の悪役をと撮影に励んでおります」と演じるザ・レディに少しでも近付くために切磋琢磨していると話し、「スーツアクターや声優の方々と同じ役を作り上げるという作業も、間近で拝見して感激中です。ゼッツにとっての手ごわい障壁、そして子どもたちから怖がられる悪役になれますよう、引き続き尽力いたします」と意気込みを語った。
さらにこの度、新年から怒涛（どとう）の展開を迎える“新章ビジュアル”が公開。悪夢から目を覚まし、新たな力を手に入れた“仮面ライダー”ノクスと仮面ライダーゼッツ イナズマプラズマが写る新ビジュアル、対峙（たいじ）する2人の背後には3人のエージェントの姿が。意味深にたたずむ司令官ゼロと共に、CODEに関わる新たなキャラクターたちにもそれぞれに3・5・6と数字が割り振られていることから、莫とノクス以外のコードナンバーの今後の登場が期待される。
新キャスト、新キャラクターが加わり、夢が加速していく仮面ライダーゼッツが2026年を駆け抜ける。
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