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「怖いと思ってたけど…」石井杏奈が「聖ラブサバイバーズ」共演で語る上田竜也のギャップとは?2025/12/26 20:00

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「怖いと思ってたけど…」石井杏奈が「聖ラブサバイバーズ」共演で語る上田竜也のギャップとは?

 ドラマが大ヒットした「ホタルノヒカリ」「西園寺さんは家事をしない」の作者として知られる漫画家・ひうらさとるさん。2020~23年に「Palcy」で連載した「聖ラブサバイバーズ」が、26年1月7日よりテレ東系でドラマ化されることが決定した。本作は、アラサー女子&男子の悩みや葛藤、欲望に正直に向き合う“愛”と“性”の冒険譚。

 ひうらさんが「地上波で大丈夫!?」と言うシーン満載の物語に挑むのは、石井杏奈さん&上田竜也さん。撮影開始直前のインタビューで、本作への意欲やお互いの印象を語ってくれました。

──“愛”と“性”の冒険譚というキャッチコピーがインパクト大の本作ですが、最初に受けた印象は?

石井 「第一印象は“大人の作品”。それと同時に、多くの人が抱えている悩みをストレートに、ポップに伝えてくれる漫画だとも思いました。悩みに寄り添ってくれる作品でもあると思ったので、皆さんの味方になれるようなドラマにしたいなと思います」

上田 「原作漫画や台本を読ませてもらって、ビックリしたというのが正直な感想です。女性にもこういう悩みがあることを知って、勉強になりました(笑)」

石井 「自己肯定感が高められる作品でもあるんですよね」

──推しのために仕事を辞めてしまう相澤ハルと、彼女の推しで人気バンドのベーシスト・王子和弘。それぞれの役をどう演じていこうと考えていますか?

石井 「真面目なハルは、安定を求めていました。その反面、推しと出会って転職して、人生を変えるぐらいの突拍子もない行動がとれる勇気のある子でもあって。大ざっぱだし思い込みが激しい部分もあるけど、“大好き”という気持ちが強くて、応援したくなるキャラクター。そんなハルの喜怒哀楽を一生懸命演じて、視聴者の方にも共感してもらえるように演じたいです」

「怖いと思ってたけど…」石井杏奈が「聖ラブサバイバーズ」共演で語る上田竜也のギャップとは?

──石井さんご自身もハルに共感を持ちました?

石井 「持ちました! 大好きなものや大切なことに真っすぐに一途(いちず)になるって、誰しもが持っている感情だと思うんです。王子に対する“推し愛”を語っている時のハルは、漫画でもすごくキラキラしているように描かれていて。ハルのそんな表情も楽しく演じられたらいいなと思っています」

──王子は上田さんのイメージにピッタリの役だと思いました。

上田 「読めば読むほど共感しかなくて、自分でもビックリしました(笑)。唯一共感できなかったのは、『王子に会いに行く!』とSNSでアピールしたハルを選んだところ。俺はそういう子は選ばないかなって(笑)。それ以外は共感しかなかったので、自分の“地”でいける役だなとは思いました」

石井 「王子役が上田さんだと聞いて、“王子っぽい!”と思いました」

──お二人は初共演ですが、お互いの印象はいかがですか?

石井 「テレビを見ていての印象からは、寡黙さや大人っぽさを感じていたので、正直……怖い方なのかな? って(笑)」

上田 「怖くないよ!(笑)」

石井 「でも、解禁用スチール撮影でご一緒した時、スタッフの方とお話ししている上田さんを見て、フランクな方なんだなと感じたんです。そのギャップがすごく王子っぽいと思いました」

上田 「石井さんは……人見知り?」

石井 「はい(笑)」

上田 「そんな感じがしていたんですよね。人見知りの方って、知れば知るほど違う面が見えてくるので、石井さんの面白そうなところを見つけられる楽しみがありそう」

石井 「私は、上田さんの“怖い”という最初の印象を払拭したいです(笑)。どう生きているんだろうってとても気になりますし」

上田 「普通ですよ(笑)。ただ、俺は、わりと何も気にしません。なので、オープンに接してください」

石井 「いいこと聞けました! 飛び込んでいきます」

──お互い、共感し合えそうな共通点はありそうですか?

石井 「リアルな共通点でいえば、セリフが多くて大変じゃないですか?」

上田 「ハルに比べれば、王子はそうでもないよ」

石井 「1話の冒頭は、(台本を)めくってもめくっても病院のシーンなんです。1日じゃ覚えられないくらいのセリフ量があるシーンが1日に何度もあるので、上田さんと結託して頑張りたいです」

──ここからは、作品にちなんだキーワードでお話を聞かせてください。ハルのように思考停止してしまうぐらい好きな人と出会った経験はありますか?

石井 「私、『ONE PIECE』のロロノア・ゾロが好きで、彼みたいな人と結婚したいってずっと思っているんです。何回も夢に出てきているし、ゾロと出会ったらフリーズしちゃうかも」

上田 「でも、方向音痴だから、家に帰って来れなくなるよ」

石井 「それすら愛せそう。“さまよって帰っておいで”って言いたいです(笑)」

上田 「俺はSMAPさんですね。ジュニア時代を含め、一緒にお仕事することがほとんどなかったので、たまたま現場が一緒になったりすると、オーラがすごくてめちゃくちゃ緊張しました」

──ご自身にとって、運命を変えた出会いはこれまでにありましたか?

石井 「私を芸能界にスカウトしてくださった方との出会いです。小学生の頃は看護師になりたくて、まさか芸能界に入ることになるとは思っていなくて。それが、スカウトを受けて事務所に入ることになって、人生が180度変わったんですよね。それから15年、芸能のお仕事を続けて来られたのは、このお仕事が好きになれたから。戸惑うことはもちろんあったけど、この道じゃなかったと後悔したことはありません」

上田 「俺も同じで、この世界に入るきっかけを作ってくれた親ですね。なかば無理矢理テレビ局に連れていかれたんですが(笑)、それがなかったら、今、俺はここにいない。石井さんと同じで、俺もほかの道は想像できないし、苦労も思い出の一つになっているので、後悔はありません」

「怖いと思ってたけど…」石井杏奈が「聖ラブサバイバーズ」共演で語る上田竜也のギャップとは?

──先日、KAT-TUNのラストライブが開催されましたが、今の心境は?

上田 「これで一区切りという実感はありましたけど、(最後だという)実感はあまりなかったですね。メンバーそれぞれが“楽しいことをやっていこうぜ”というモチベーションだったし、これが一生の別れというわけでもないしね」

──では、キーワードトークの最後は、今の自分が“サバイバー”になっていることは?

石井 「セリフです! 12話までの台本が全部そろっているんですが、撮影の都合上、順撮りというわけにもいかなくて。順番を考えながらセリフを入れて、感情を入れて……というサイクルに追われています。普段は台本に付箋を貼ったりしないんですが、今回はたくさん貼って。とにかくたくさんしゃべっているので、テンポ良く頑張っていきます!」

上田 「楽しみながらやっていきたいですね!」

【プロフィール】
石井杏奈(いしい あんな)
1998年7月11日生まれ。東京都出身。12月18日に最終回を迎えたドラマ「小さい頃は、神様がいて」(フジテレビ系)にも出演。12月18日にNetflix映画「10DANCE」、12月19日に映画「楓」が全国公開されている。

上田竜也(うえだ たつや)
1983年10月4日生まれ。神奈川県出身。2006年3月にKAT-TUNのメンバーとしてシングル「Real Face」でデビュー。25年11月8日にラストライブが行われた。また、ソロアーティストとしてもライブ活動を行い、同年6月には「この声が届くまで」で作家デビューを果たすなど、多彩な才能で活躍中。25年5月に「カンペ劇場 潜入バーテンダー」(テレビ朝日系)や舞台「謎解きはディナーのあとで」で主演を務めた。

【番組情報】
ドラマNEXT「聖ラブサバイバーズ」
テレ東系
2026年1月7日スタート
水曜 深夜0:30~1:00

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