橋本環奈主演「ヤンドク!」INI・許豊凡は中国出身研修医、音尾琢真はエリート外科医に2025/12/12 06:00

フジテレビ系で2026年1月12日にスタートする、橋本環奈主演の新“月9”ドラマ「ヤンドク!」(月曜午後9:00、初回30分拡大)に、音尾琢真、許豊凡(INI)、大谷亮平、大塚寧々、内田理央が出演することが決定した。5人は、橋本が演じる主人公の田上湖音波に関わる人物役で物語に華を添える。
本作は、橋本が演じる清楚で華麗な新米ドクター・湖音波が、患者と向き合いながら成長していくキラキラお仕事ドラマ…、ではなく、高校を退学した元ヤンキー娘が親友の事故死をきっかけに、猛勉強を経て脳神経外科医となり、病気に苦しむ患者に真摯(しんし)に寄り添いながら医療現場を改革していく痛快医療エンターテインメント作品。

音尾が演じるのは、湖音波と同じく脳神経外科医の大友真一。事なかれ主義で典型的な公務員ドクター。救急患者の対応を他の科と押しつけ合うところを湖音波に見られ、「たぁけか!(岐阜弁で「愚か者」)」と一喝される。脳細胞が死なないよう頭を大事にしており、サッカーでもヘディングをしたことがない。五浪ながらも東大医学部卒であることを誇りに思っている。
数多くの作品で名バイプレーヤーぶりを見せる音尾は、「橋本環奈さんが演じられる元ヤンドクターのお話ということで、活力あふれる元気な作品になりそうだと感じました。一緒に盛り上げていけたらと思っています」と気合十分。
続けて「東大医学部出身のエリート脳神経外科医の役なのですが、作品の中では少々個性的な人物として描かれているので、俳優としても楽しく演じていけそうだと思っております」と自信をのぞかせる。そして「湖音波の真っすぐな情熱と、人の気持ちを大切にする姿に心を打たれました。ご覧になられる皆さんの脳にも届くとうれしいです」とメッセージを寄せた。

許は、上海から来た研修医であるソン・リーハン役に抜てきされた。明るく前向き、少し天然で誰からも好かれる院内のムードメーカー。ドクターとしての知識や技術はもちろん、日本語も勉強中。湖音波の影響で「たぁけ」「ヤンキー」「ヤバい(悪い方)」などの日本語を習得。
グローバルボーイズグループ・INIのメンバーとして活躍中の許は、本作が“月9”作品への出演、及び、フジテレビ制作の連ドラ出演が初となり「あの有名な“月9”から出演のオファーをいただき、さらにこのような豪華なキャスト陣の皆さんとご一緒できるのが今でも信じられないほどうれしいです」と大喜び。
さらに「研修医・医者という役も、グループのメンバーが出演する作品などを見ていた時からずっと憧れを持っていた役でもありますので、新たな挑戦がたくさんありますが、精いっぱい頑張って、かつ丁寧にソンを演じていけたらと思います」と意気込みを見せている。
演じる、ソンについては、「僕自身と出身地や来日した背景が近いので、今の道を選ばなかった別の世界線では、もしかしたらソンみたいな人になっていたかもしれないと想像して、ワクワクしながら演じています。名前の中国語に関しては、実は僕とスタッフさんと一緒に話し合って決めたものです。それもあって、どこかソンは自分の分身のように感じます」と共感している様子。加えて「一見天然で、常に“ぽわぽわ”に見えるソンですが、異国の都立お台場湾岸医療センターの皆さんの元で医者としてどう成長していくか、ぜひ見守っていただければと思います」とコメントした。
本作について「“痛快医療エンタメ”ならではの、湖音波先生をはじめ、濃いキャラクターが詰まっている作品で、脚本を読みながら思わずクスッと笑う場面もありつつ、湖音波先生とチームの物語を通して、医療現場の大変さや、病院が直面している問題など、ヒューマンドラマらしく考えさせられる場面もたくさんありました。楽しい作品でありながらしっかり深みのある作品になったのではないかと思います。早く皆さんにこの物語をお届けできる日を、とても楽しみにしております」と期待を寄せている。

名古屋・錦の高級クラブで働きながら中学一年生の息子を育てるシングルマザー城島麗奈を演じるのは内田。湖音波とはヤンキー時代からの大親友で“マブダチ”。2年前に頭蓋咽頭腫(ずがいいんとうしゅ)を患ったが、湖音波の手術により一命を取りとめた。現在は月に一度、湖音波のいる病院で定期検診を受けている。
そんな麗奈役に決定した内田は、同局のドラマ「海月姫」(18年)以来、8年ぶりの“月9”出演となる。「とてもうれしいです。そして若い頃に憧れていたヤンキーの役に心が躍りました(笑)。個性豊かすぎる登場人物たちに負けないように気合い入れて頑張ります!」とワクワクしている様子。
また、「私が演じるのは、湖音波のヤンキー時代からの“マブダチ”で、派手で明るく生きているシングルマザー。そしてクラブのナンバーワンという、登場からかなりインパクトのある人物だと思います。環奈ちゃんとの岐阜弁でのマブな会話も楽しみたいです!」とニコリ。
最後に「湖音波のヤンキーから医師へと道を切り開き、命と真っすぐ向き合う姿は素直にとてもかっこいい。気合と根性だけではなく、人としての強さや優しさが詰まったお話で、笑いあり涙あり、皆さまに楽しんでいただける作品だと思います」とアピールした。

お台場湾岸医療センターの事務局長・鷹山勲役は、大谷に決定した。事務局長として院の経営責任者を務める鷹山は、院内人事の決定権を持つ。徹底した効率化を図り、合理的な経営を推進している。経営は戦略と考え、ドクターといえども余剰人員は排除しようとする。元ドクターで現場寄りの考えを持つ院長の大河原とは対立している。
存在感ある演技を通じて視聴者を魅了している大谷は、本作への出演が決定して「日本でのドラマデビューが、16年の“月9”『ラヴソング』でした。“月9”というと小さな頃からたくさんの名作を見ていたこともあって、俳優を志していた身としても特別なワードでした。その日本デビューから10年という節目に、また同じ枠の作品に関われるということで特別な思いがあります。当時は右も左も分からない中で演じていましたが、生き残ることが難しい世界で10年も続けてこられたことが感慨深いです。気を引き締めながら『ヤンドク!』に臨ませていただきたいと思います」と目を輝かせた。
また、演じる鷹山に関して「病院の経営を立て直すにあたって、あらゆる権限と手段を使いながら再建を進めていく人物。そういった立場に置かれているからこその信念や思いを考えながら、お芝居に落とし込んでいます。それをベースにしつつ、現場での監督との細かなディスカッションや他のキャストさんとのやりとりで感じた空気も取り入れながら役を作っていて、その過程がすごく楽しいです」と話す。
さらに「演じていて自分自身も気持ちが熱くなりますし、温かさだけでなく力強さもあるストーリーになっています。その物語に、自分の役が秘める謎めいたものや闇といった“陰”の部分が、どう絡んでいくのか楽しみです」と語った。

そして、大塚は、お台場湾岸医療センター院長・大河原嗣子役で登場する。同院で長年内科医として勤務した後、3年前より院長に就任。効率的な病院経営を推し進めようとする経営陣と対立しながらも病院を守るため奔走する。自身も医者として活躍していたため現場のドクターを信頼しており、湖音波にも期待をかけている。
役柄に寄り添う繊細な表現力で、数々の作品に出演している大塚は、「すごく心に残るお話で、今作に参加できることをとても光栄に思います。信念を持って生きるということの大切さを教えていただき、勇気をもらいました」と心境を打ち明けた。
続けて「私が演じる大河原は、院長として良い病院にしていきたいのに、経営層からはお飾り的な扱いを受ける葛藤があります。(佐藤祐市)監督とは、大河原の目線の動きについて細かくお話をさせていただきました。自分の思いと周りの人たちの思いのはざまで、もがき苦しみながらも、日々一生懸命頑張っている人物だと感じてもらえるよう心がけています」と話し、真摯に役に向き合っている様子。
そして「湖音波は信念が強く、思いや行動に一本筋が通っていて人間味もある。病院内に多く存在する決まり事やルールに縛られて身動きがとれない中、湖音波がスパっと言って行動でも示してくれる爽快感があり、今までとは違う医療ドラマになるのではないでしょうか。湖音波が病院に良い風を吹き込んでくれますし、『ヤンドク!』という作品自体が今の時代に良い風を吹き込んでくれると信じています」と期待を込めた。
あらすじ
都立お台場湾岸医療センターに、新米ドクター・田上湖音波(橋本)がやって来た。清楚なかわいらしい服装で、すれ違う人々も思わず「アイドル?」「今の子、見た?」と漏らすほど容姿端麗。病院内をザワつかせながらさっそうと歩き、脳神経外科のスタッフルームにたどり着く。ルーム内では脳神経外科医・大友真一(音尾)と循環器内科医・村井が、緊急搬送されてきた救急患者をどちらの科で対応するか、もめていた。
緊急にも関わらず押しつけ合う2人に「ええ加減にしやあ! たぁけかっ(愚か者)!」と、ドスのきいた岐阜弁でタンカを切る湖音波。驚く大友と村井から不審者扱いされる中、かつて湖音波の命を救った医師・中田啓介(向井理)がやって来る。自身が医者になるきっかけにもなった中田との久々の再会に「…うす」と照れる湖音波。そして、中田の指示のもと、救急患者の手術を湖音波が執刀することになるが、見事な手さばきでカテーテル手術を成功させる。
手術後、「自分、変わったっしょ?」と再会を喜ぶ湖音波に対し、中田は「何も変わってなく見えるが?」と素っ気ない。さらには、病院幹部にこびへつらい、合理的な組織の犬のようになってしまった中田の姿に「なんか中田先生、ダサいすわ」と湖音波はうんざり。そんな彼女に中田は「13年もたてば、人は変わる」と返すのだった。その後もガチガチなルールだらけの勤務環境や事なかれ主義のヌルい同僚たちの姿にあきれるも、ヤンキー上がりのポジティブマインドで突っ走りながら患者と向き合っていく湖音波だが…。
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