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「芸人キャノンボール2025」劇団ひとりらが明かす“騎馬戦”! 職質!? 迫力のラストまでの道のり2025/12/01 19:30

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「芸人キャノンボール2025」劇団ひとりらが明かす“騎馬戦”! 職質!? 迫力のラストまでの道のり

 TBS系で放送中の人気バラエティー「水曜日のダウンタウン」(水曜午後10:00)の藤井健太郎氏が手掛ける大型お笑いロケバラエティー「芸人キャノンボール」。2016年にTBS系で2度にわたり放送された同番組の9年ぶりとなる第3弾「芸人キャノンボール2025」が、11月28日からU-NEXTで独占配信中だ。キャスティングに1年を要したという超人気お笑い芸人16人が、千原ジュニアチーム、田村淳チーム、有吉弘行チーム、川島明チームに分かれて“大人の借り物競争”に挑む。このほど、プロデューサーの藤井氏、千原、藤本敏史劇団ひとりが取材会に出席。この前代未聞の大型企画について熱い胸の内を語った。

――まずは、あらためてこの「芸人キャノンボール」とはどんな企画なのか教えてください。

藤井 「芸人さんたちが4チームに分かれて、車に乗って、移動しながらいろいろミッションをこなしていくという番組です。かなりドキュメンタリー性の強いという、もちろんルールはあるんですが、その中でどう遊んでいくかみたいなことがあります」

千原 「なんとなくそのチームを表すような車でレースするんですけど。(劇団)ひとりのとこはマイバッハ」

ひとり 「数千万円するって聞きました」

千原 「フジモンとこはキャンピングカー」

藤本 「すごく快適でしたね。長時間車の中で過ごさないといけないので、キャンピングカーはうってつけでしたね」

千原 「あと若手チーム……まあ若手言うても若手でもないんやけど、アルファード。ミニバンですわ。そしてうちがねぇ……全くクーラー効かない、旧車。俺らほんまコンビニエンスストア見るたびに入って、氷買って、シートに氷敷いて。撮影用のカメラが死んでいくんよ、(車内が)熱すぎて」

ひとり 「うちは有吉くんとおぎやはぎがとにかく隙あれば休もうとするんで、これが大変なんですよ。何かっていうと、すぐアイスコーヒー用意しろとかね。途中シーシャ吸いたいって言い始めて、シーシャバーを探すから、それを僕はなだめたりしてっていうのがちょっと大変でした。今回はスピードがかなり大事なんで。まあね、当然スピードは法令遵守でわがチームはやってましたけど、ほかのチームはちょっと分かんないですけどね」

藤本 「……あんまり俺の横で法令遵守言わないでくれる?」

「芸人キャノンボール2025」劇団ひとりらが明かす“騎馬戦”! 職質!? 迫力のラストまでの道のり

――出演者さんが最も印象に残っているシーンは?

藤本 「僕はやっぱり、騎馬戦のオープニングですかね。あれどうなったんだ、編集。さすがにU-NEXTといえどもちょっとあのシーンは……」

藤井 「使っています。あの話をやっぱりずっとみんなしてたんで、車の中でも。結局あれが軸になってしまった」

藤本 「本当にいまだに鮮明に覚えてるから。形といい、色といい」

ひとり 「一番よかった……あの表情が忘れられない」

千原 「俺は9年前を思い出したな。ひとりがなんかいらんことしてきよるんですよ、停めてる車に。それを元に戻すというのがめちゃくちゃ面倒くさい。炎天下の中でね、地味な嫌がらせ(笑)」

ひとり 「僕はもう圧倒的にラスト。FUJIWARAの2人があのコンビそろって車に乗って駆け抜けていくシーン。本当にすごい迫力だったんですよね。なんかこれぞ『キャノンボール』っていうのを見られたし、ああいう体験を実際に自分が目の前で見られるっていうのは初めてだったから、すごく印象深かったですね」

藤本 「いやもう、なんていうんですかね。もう奮い立たせ合いみたいな(笑)。お互いそうしないと、ちょっと怖さで押しつぶされそうになってたので。あんなコンビで励まし合ったの、もう20年、30年ぶりかもしれないです」

ひとり 「ドラマでしたもんね、そこはね」

藤本 「ただなんか、なんていうんですかねぇ……FUJIWARAやったら、よしもと的に何かあってもいい、支障をきたさないみたいな空気にはなってましたね。ほかのメンバーはレギュラー持ってる方ばっかりだったので。俺らだったら大丈夫みたいな空気もちょっと感じましたね。乗ってる間の記憶はあんまりないんですけど」

ジュニア 「あの時(藤本が2023年に交通事故を起こした時の交差点)と、どっちが覚えてる?」

藤本 「やめろよ! この人ら、すぐ記事にしはんねん!(汗)」

――9年前の芸人キャノンボールと違っているのはどんなところでしたか?

藤本 「僕はね、淳はちょっと衰えたなーって。9年前はやっぱり女性を集めるっていうことに関して、あいつの右に出る者はいなかったんですよ。すごかったんですよ、やっぱり。結婚して家庭を持ってとかありましたけど、9年で衰えてましたね。時代やなと思いましたね」

千原 「あとあれがすごいよな、あのSNSで呼びかけるみたいな。あんなんなかったもんな、9年前」

ひとり 「SNSで呼びかけるやつ、9年前からやってる(笑)。でも、いつもあれで来ないんです」

藤井 「いやいや、川島さんたちのチームは結構来てます」

ひとり 「人によるのかな。有吉くんとかすごいフォロワー数だけど『見てきました』って人一人いもいなかったですよ(笑)」

藤本 「そういうタイプじゃないんじゃん。有吉のファンって」

ひとり 「あと俺、見るたびに藤本さんが弁当食ってたイメージがあります」

藤本 「あんだけ体力も使うような企画、それは飯も食うよ」

ひとり 「マジ5、6個食ってると思うんですよね」

藤本 「5、6個も食べてないよ! そのなんていうの、ケータリングもすっごい充実してたんですよ。ドーナツとか、アイスクリームもあったんかな」

ひとり 「あれやめた方がいいです。いっつも食っててなんかみすぼらしいから」

千原 「全く食欲湧かへん……。しんどくて。劣悪な車中」

藤本 「(千原は)腹下してましたやん。何してんねん。あれダサいわ。腹下しとんねん」

ひとり 「あと渋滞すごくなかったですか、あの日。長い時は3時間ぐらい渋滞引っかかってましたよね。本当ルートが悪かったですよね。誰がルート作ったのか」

藤本 「それ、自分が悪いねん。ルートも自分らで決めれるから」

ひとり 「そういうことやんないんですよ、うちのチームは!」

藤本 「そこをね、渋滞回避していくのも『キャノンボール』の醍醐味(だいごみ)みたいなとこあるからさ、それは自分が悪いんですよ」

ひとり 「すみません……」

藤本 「いやいや謝らんでも」

「芸人キャノンボール2025」劇団ひとりらが明かす“騎馬戦”! 職質!? 迫力のラストまでの道のり

――では、最後に視聴者へメッセージをお願いします。

千原 「本当になんとなく車も目立つし、車中から異様な空気を放っていたのか、ロケをやってて初めて職務質問に遭いました」

ひとり 「えええ!?」

千原 「やっぱり警察、優秀やな。なんかおかしなやつらが乗ってるって分かったんよな」

藤本 「乗ってるメンバーの人相みたいなのもあるんちゃう?(笑)。旧車で、あの4人パッと見て、やっぱりちょっと職務質問せなあかんって」

ひとり 「やっぱり同世代の仲のいいメンバーでしたし、20時間ずっと一緒にいましたから、最初の2、3時間はまだ仕事モードだったと思うんですけど、途中からはもう本当に素のトークになってたりするんで、そういう部分がほかの番組より出てるんじゃないかな。そこを楽しんでいただければいいなと。あと飛び入りでいろんな芸人さんが参加してくれて、そのあたりのドラマもかなり見応えがあると思います!」

藤本 「まずこのメンバーが一つの企画でそろうことはないと思うんで。それは一番の注目かなと。それぞれ『あ、そんな人と知り合いだったの?』という発見もあったし。そして、このメンバーがそろってるんで、やっぱり面白くないわけがないと。はい、ぜひとも見てほしいです」

藤井 「メンバーたちの素もすごく見えるし、やっぱり1日通しても、別にストーリーがあるわけじゃないんですけど、その日1日のお話というのが自然とできていく感じが、長時間やっていることの面白さだったり、この企画の面白さだったりするかなというふうに思ってます」

【コンテンツ情報】
芸人キャノンボール2025
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独占見放題配信中
<ジュニアチーム>千原ジュニア、くっきー!、後藤輝基、小籔千豊
<淳チーム>田村淳、FUJIWARA(原西孝幸・藤本敏史)、田中卓志
<有吉チーム>有吉弘行、おぎやはぎ(小木博明、矢作兼)、劇団ひとり
<川島チーム>川島明、ノブ、津田篤宏、濱家隆一
<進行>森香澄

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「芸人キャノンボール2025」劇団ひとりらが明かす“騎馬戦”! 職質!? 迫力のラストまでの道のり

取材・文/西澤千央

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