古沢良太脚本「ラムネモンキー」反町隆史×大森南朋×津田健次郎トリプル主演の熱血コメディー2025/11/20 05:00

フジテレビ系では2026年1月14日より、反町隆史、大森南朋、津田健次郎がトリプル主演を務める連続ドラマ「ラムネモンキー」(水曜午後10:00、初回15分拡大)がスタート。脚本は古沢良太氏が手がけるオリジナルドラマだ。
「リーガル・ハイ」シリーズ(12年~)、「デート~恋とはどんなものかしら~」(15年)、「コンフィデンスマンJP」シリーズ(18年~、全てフジテレビ系)や、大河ドラマ「どうする家康」(23年/NHK総合ほか)などの話題作を生み出してきたヒットメーカー・古沢氏が、少年時代の“あの頃”の記憶と“今”の感性を融合させて挑む、笑って泣けてちょっぴり謎めいた物語。主演の反町、大森、津田という、唯一無二の存在感を放つ3人による共演で、“こんなはずじゃなかった”大人たちの再会と再生を描いた、“1988青春回収ヒューマンコメディー”だ。
主人公は、吉井雄太(通称:ユン)、藤巻肇(通称:チェン)、菊原紀介(通称:キンポー)という、見た目も性格もバラバラな凸凹3人組。1988年、中学時代は映画研究部でカンフー映画制作に夢中だった彼らも51歳になり、「こんなはずじゃなかった」と三者三様に人生に行き詰まりを感じていた…。そんなある日、「丹辺市の建設現場から人骨発見」のニュースが。少年時代を過ごした町の名前に心がザワついたキンポーは2人に連絡し、ユン、チェン、キンポーの3人が37年ぶりに再会する。
昔話に花が咲く中、中学時代憧れだった顧問の女性教師の記憶が曖昧になっていることに気付き…。映画研究部の集合写真と共に掘り出された紙には“行方不明”の文字も。「俺たち、なんか大事なことを忘れていない…!?」。顧問教師の謎の失踪事件を追いながら、3人は再び走り出す。人生の迷子たちが、もう一度“青春の輝き”を取り戻すべく、あの頃の自分にもう一度会いに行く様子をユーモラスに紡いでいく。
舞台は現代。人生に迷いながらも、ふとしたきっかけで88年の記憶に立ち返る主人公たち。実はその“あの頃”は、古沢自身も中学生として青春を過ごしていた時代そのもの。古沢が自身の“原点”である青春期の記憶に立ち返りながら、これまで培ってきた“革新”の語り口を融合させた今作は、懐かしさに浸るだけでは終わらない。独特なユーモアとテンポ感に、ちょっぴり謎めいた展開で笑って泣けて、心がじんわり動き出す…。これまでの古沢作品の中でも群を抜く新感覚のドラマとなっている。
主人公3人の中でいわゆる“陽キャ”なユンを演じるのは反町。大手商社勤務で営業の花形としてバリバリ活躍してきたユンだが、ある事件によって閑職に追いやられ、会社でも静かに過ごすように。妻や高校生の娘からも腫れ物に触れるように対応され、自身の人生にむなしさを覚えていた中で、チュンとキンポーと再会し、“熱い自分”を思い出す。
対する、大森が演じるのは、“クセ強”映画アニメ・オタクのチュン。映画研究部でも部長を務めたチュンは、夢をかなえて映画監督になった。しかし、近年はこれといったヒット作品も出せない中、自身のプライドの高さゆえに、周りにもあたり散らしがちで、偏屈でめんどくさい男として疎まれ孤立していた。チュン自身、すっかり創作意欲も失っていたが、封じていた中学生時代の記憶とともに、かつての気持ちを取り戻す。
津田は、3人の中でも“気弱”な博愛主義者のキンポー。漫画家を目指していた時期もあったキンポーだが、母の店を継ぎ理容師に。しかし、認知症となった母の介護に追われる日々の中、何のために理容師になったのか、自分が本当にやりたいことは何なのか分からなくなっていた。青春の記憶がキンポーの“本当の気持ち”を呼び起こす。
今作の出演が決まった反町は、「古沢さんが生み出す独特の世界観にいつも魅了されてきたので、今回その世界の一員として撮影に臨めることが本当に楽しみです。大森さん、津田さんとどんな景色が広がっていくのか、自分自身もワクワクしています」と期待を寄せている。
台本を読んで、「3人の関係性やセリフの空気に、まさに古沢さんらしい世界観が息づいていると感じると同時に、どこか現実にもありそうなリアルさがあって、とてもひきつけられました。現在と過去が交互に描かれる構成が物語に奥行きを与え、重なり合うことで一層の深みが生まれていると思います」と分析。
また、演じるユンについては「特別なキャラクターではなく、どこにでもいそうな“普通の人”です。そんなユンがさまざまな出来事に巻き込まれながら、大切な過去を少しずつ思い出していく姿を、強くなりすぎず、自然体で、“普通らしさ”を大切にしながら演じたいと思っています」と説明した。さらに「現代のシーンに昭和の少し不思議な時代感が溶け込んだ、とても魅力的なドラマです。独特な世界観を存分に味わっていただけたらうれしいです。ぜひご覧ください!」とメッセージを寄せた。
次に大森は「タイトルから面白いですし、お話をいただけてうれしかったです。反町さん、津田さんという同世代のお二人とこの物語をやるということもすごく楽しそうだなと思いました。僕は古沢さんの作品のセリフが好きで、きっと今回もまたいっぱいしゃべるんだろうなと思っています(笑)。読んだら止まらない面白さだったし、何度もお世話になっている古沢さんの作品にまた参加できることをうれしく思いました」と出演を喜んでいる様子。
続けて「台本のテンポ感が抜群で、過去と現在のシーンの兼ね合いも良く出来ているし、僕ら世代にはドンピシャなエピソードてんこ盛りなので、台本を読んでいてすごく楽しかったです。でも、若い方々にも楽しんでもらえるようにしていきたい。古沢さんの脚本をより面白いと感じてもらえるように演じたいと思っています。あと、ちびっこチェン、ユン、キンポーを演じる方々にも期待大! 彼らに雰囲気を寄せていくということもやっていきたい。子ども時代を演じる3人に負けない雰囲気とか風合いとかを、僕ら3人が上手に出せたらいいなと思っています」と意欲を見せている。
演じるチェンの印象を聞かれると「ジャッキー・チェンさんに引っ張られるキャラです(笑)。でも、一番チェンが自分に近い感じもしていて、負けず嫌いな部分とかは共感できました。自分の世界に突き進み、勘違いしたまま大人になっているチェンのキャラクターを大切に演じたいです。自分を信じて突き進んでいるところは好きですし、ああいう人に憧れたりもするんですよね。大人になってからは、ちょっと大変かもだけど(笑)」と答えた。そして、「今回、反町さんと津田さんと3人で、古沢さんの脚本の中でも面白いドラマを一生懸命作っていこうと思っているので、ぜひ楽しんでいただければと思います! 乞うご期待ください!」とアピールしている。
津田は出演が決まって「うれしかったです!」と笑顔。「反町さん、大森さん、古沢さんという本当にすてきな方々とドラマを作れることにワクワクしました。台本を読んで、全体的にポップさがありつつ、88年という懐かしさもある。最初どういう物語になるのか全然分からないところから、話がどんどんつながっていって、途中からうねり始める感じとかも面白くて、すごくワクワクしながら台本を読ませてもらいました」と、撮影を心待ちにしている様子。
加えて「撮影では、古沢さんが作り出した世界観や役の個性を、どうしたらさらに魅力的に魅せられるか考えながら演じています。難しくもありますが、楽しいです!」と話した。また「主人公3人組のなかでも、キンポー以外の2人はある種の強いものを持っているんですが、キンポーは大人しくて優しくて繊細な人というイメージです。なるべく繊細にお芝居していきたいと思っています。ただ、3人組の話なので、反町さん大森さんと一緒にわちゃわちゃと楽しく、古沢さんが作り出すコメディーの空気も大事にしながら、楽しく視聴者の皆さんに見ていただけるように作っていきたいです」とコメントした。
最後に「古沢さんならではの、明るく、ポップで、それだけではない物語としての太い芯がある。なおかつ、ある年代の人には懐かしい、若い皆さんには逆に新鮮な世界が広がっていく、そんな作品になっていると思います。ぜひ見ていただけたらうれしいです!」と呼びかけた。
脚本の古沢氏は、「中二病全開だったころの自分を、恥ずかしく葬り去りたいとずっと思っていたけれど、いつしかまぶしく取り戻したいと思うようになっていました。そんな恥ずかしい気分で、迷える大人たちのちょっと変わった話を書きまして、素晴らしい方々が集まってくださいました。こっそり見てください。恥ずかしい気分になるかもしれませんので。だってどうせみんなも永遠の中二病でしょう?」と問いかけている。
ドラマの企画を担当する成河広明プロデューサーは、「登場人物の心情を丁寧に描く、ちょっと変わったドラマを作りたいと思い、スペースコロニーに住む3人の少年たちが宇宙旅行するひと夏の物語を妄想していました。古沢さんと2人で“ああでもないこうでもない”とラリーをしていたら、いつの間にか、迷える大人たちが中二病を取り戻すひと冬の話になっていました。元々の妄想は、主人公が3人という設定と少しのファンタジック要素という断片しか残っていませんが、実は主人公たちの心の中にある“子どもの頃の思い出”がストーリーの鍵を握るというのがこのドラマの彩りのような…。毎週水曜日の夜は“中二”に戻って、ワクワクドキドキしながら楽しんでもらえればうれしいです」とメッセージを寄せている。
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